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【発明の名称】 柔軟清浄物
【発明者】 【氏名】角谷 幸
【住所又は居所】和歌山県海南市大野中715 サンベルム株式会社内

【要約】 【課題】清浄するときの感触を良好にできるとともに、身体等の被清浄体を清浄するときに必要な清浄化成分量を比較的少なくすることができる柔軟清浄物を提供する。

【解決手段】石鹸等の清浄化成分を滲透させることができる綿糸等の天然繊維を編成してなる2枚の第1網シート1,1間に、前記清浄化成分の非滲透性を有しポリエステル繊維を編成してなる2枚の第2網シートを配置し、第1網シート1,1及び第2網シートの周縁部を結合してタオルとした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
清浄化成分の滲透性を有する第1網シート及び清浄化成分の非滲透性を有し前記第1網シートに重なる第2網シートを備えていることを特徴とする柔軟清浄物。
【請求項2】
前記第1網シートは前記第2網シートの両面側に配置されており、第1網シート及び第2網シートの周縁部が結合されている請求項1記載の柔軟清浄物。
【請求項3】
前記第1網シートは天然繊維を編成してなり、第2網シートは合成繊維を編成してなる請求項1又は2記載の柔軟清浄物。
【請求項4】
前記第1網シートは綿糸を編成してなり、第2網シートは合成繊維を編成してなる請求項1又は2記載の柔軟清浄物。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は入浴するとき等に用いられるタオル等の柔軟清浄物に関する。
【背景技術】
【0002】
身体を清浄する柔軟清浄物としてのタオルは、清浄するときの感触性が比較的高い綿糸がタオル織り機によりパイル織りされている(例えば、特許文献1。)。
【特許文献1】特開平6−128850号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、綿糸をパイル織りしてなるタオルは石鹸などの清浄化成分が綿糸に滲透するため、清浄化成分量に対する泡立ち性が比較的悪いのであり、十分に泡立たせるには清浄化成分量を比較的多くする必要があり、改善策が要望されていた。
【0004】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、清浄化成分の滲透性を有する第1網シートに、清浄化成分の非滲透性を有する第2網シートを重ねた構成とすることにより、清浄するときの感触を良好にできるとともに、清浄化成分の泡立ち性を高めることができる柔軟清浄物を提供することを目的とする。
【0005】
また、第1網シートを第2網シートの両面側に配置し、第1網シート及び第2網シートの周縁部を結合した構成とすることにより、使い方に影響されることなく第1網シートを被清浄体に接触させて清浄することができるとともに、泡立ち性をより一層高めることができる柔軟清浄物を提供することを目的とする。
【0006】
また、第1網シートは天然繊維を編成してなり、第2網シートは合成繊維を編成してなる構成とすることにより、清浄するときの感触をより一層良好にできるとともに、保形性を高めることができる柔軟清浄物を提供することを目的とする。
【0007】
また、第1網シートは綿糸を編成してなり、第2網シートは合成繊維を編成してなる構成とすることにより、清浄するときの感触をより一層良好にできるとともに、保形性を高めることができる柔軟清浄物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1発明に係る柔軟清浄物は、清浄化成分の滲透性を有する第1網シート及び清浄化成分の非滲透性を有し前記第1網シートに重なる第2網シートを備えていることを特徴とする。
【0009】
第1発明にあっては、清浄化成分を滲透させることができる第1網シートを身体等の被清浄体に接触させることができるため、清浄するときの感触を良好にできる。しかも、清浄化成分の非滲透性を有する第2網シートの網目が空間となるようにしてあるため、この第2網シートの網目による空間によって前記清浄化成分の泡立ち性を高めることができ、この泡を第1網シートの網目から外部へ出すことができる。この結果、身体等の被清浄体を清浄するときに必要な清浄化成分量を比較的少なくすることができる。
【0010】
第2発明に係る柔軟清浄物は、前記第1網シートは前記第2網シートの両面側に配置されており、第1網シート及び第2網シートの周縁部が結合されていることを特徴とする。
【0011】
第2発明にあっては、使い方に影響されることなく第1網シートを被清浄体に接触させて清浄することができるため、使い方に影響されることなく感触性を得ることができ、しかも、第2網シートの網目による空間を2枚の第1網シート間に設けることができ、2枚の第1網シート間で泡立たせることができるため、泡立ち性をより一層高めることができる。
【0012】
第3発明に係る柔軟清浄物は、前記第1網シートは天然繊維を編成してなり、第2網シートは合成繊維を編成してなることを特徴とする。
【0013】
第3発明にあっては、天然繊維を被清浄体に接触させることができ、マッサージするように擦って清浄するときの感触をより一層良好にできるため、例えばアトピー性疾患者が使用する場合においても、肌にやさしくでき、アトピー性皮膚炎を起こし難くできる。しかも、第2網シートは天然繊維よりも柔軟性が悪い合成繊維であるため、柔軟清浄物に適度のこしをもたせることができ、保形性を高めることができる。
【0014】
第4発明に係る柔軟清浄物は、前記第1網シートは綿糸を編成してなり、第2網シートは合成繊維を編成してなることを特徴とする。
【0015】
第4発明にあっては、綿糸を被清浄体に接触させることができ、マッサージするように擦って清浄するときの感触をより一層良好にできるため、例えばアトピー性疾患者が使用する場合においても、肌にやさしくでき、アトピー性皮膚炎を起こし難くできる。しかも、第2網シートは綿糸よりも柔軟性が悪い合成繊維であるため、柔軟清浄物に適度のこしをもたせることができ、保形性を高めることができる。
【発明の効果】
【0016】
第1発明によれば、清浄化成分を滲透させることができる第1網シートを被清浄体に接触させることができるため、清浄するときの感触を良好にでき、しかも、第2網シートの網目による空間によって清浄化成分の泡立ち性を高めることができ、この泡を第1網シートの網目から外部へ出すことができるため、身体等の被清浄体を清浄するときに必要な清浄化成分量を比較的少なくすることができる。
【0017】
第2発明によれば、使い方に影響されることなく第1網シートを被清浄体に接触させて清浄することができるため、使い方に影響されることなく感触性を得ることができ、しかも、2枚の第1網シート間で泡立たせることができるため、泡立ち性をより一層高めることができる。
【0018】
第3発明によれば、天然繊維を被清浄体に接触させることができ、清浄するときの感触をより一層良好にできるため、例えばアトピー性疾患者が使用する場合においても肌にやさしくできるのであり、しかも、第2網シートによって柔軟清浄物に適度のこしをもたせることができ、保形性を高めることができる。
【0019】
第4発明によれば、綿糸を被清浄体に接触させることができ、清浄するときの感触をより一層良好にできるため、例えばアトピー性疾患者が使用する場合においても肌にやさしくできるのであり、しかも、第2網シートによって柔軟清浄物に適度のこしをもたせることができ、保形性を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は柔軟清浄物の一部を省略した斜視図、図2は柔軟清浄物の一部を拡大した平面図、図3は柔軟清浄物の拡大断面図、図4は柔軟清浄物の一部分を分解した斜視図である。
【0021】
本発明に係る柔軟清浄物は、固形石鹸、液状石鹸等の清浄化成分を滲透させることができる矩形の2枚の第1網シート1,1と、該第1網シート1,1の間に介在されて第1網シート1,1と重なり、清浄化成分を滲透させることができない矩形の2枚の第2網シート2,2とを備えており、第1網シート1,1及び第2網シート2,2の周縁部が縫着により接合されてタオルになっている。また、長手方向の複数の位置に縫着部1bを設けて、第1網シート1,1及び第2網シート2,2を接合し、第1網シート1,1及び第2網シート2,2の位置ずれを少なくするようにしてある。
【0022】
第1網シート1,1は清浄化成分が滲透する性質を有する綿糸が編成された網地からなり、第2網シート2,2は清浄化成分が滲透しない性質を有するポリエステル、ナイロン等の熱可塑性繊維が編成された網地からなり、第1網シート1,1及び第2網シート2,2の周縁部が縫着されることにより、第1網シート1,1は周縁部が閉じられた網袋になり、第2網シート2,2は前記網袋内に配置され周縁部が第1網シート1,1の周縁部に結合された構成となる。
【0023】
第1網シート1,1の網目1aは比較的大きい略菱形であり、第2網シート2,2の網目2aは比較的小さい、詳しくは第1網シート1,1の網目1aに対して1/4程度に小さい略六角形であり、第2網シート2,2の網目数を第1網シート1,1の網目数よりも多くしてある。
【0024】
以上のように構成された柔軟清浄物は、例えば身体を清浄するためのタオルとして使用される。この柔軟清浄物を水又は湯に濡らし、固形石鹸、液状石鹸等の清浄化成分を柔軟清浄物に付着させた状態で柔軟清浄物を揉むことにより、又は身体に接触させて擦ることにより清浄化成分を泡立たせることができる。この場合、身体と接触する部分は綿糸からなるため、清浄するときの感触を良好にできる。また、清浄化成分の一部は綿糸からなる第1網シート1,1に滲透することになるが、身体と接触する部分は網袋になっており、この網袋内に清浄化成分の非滲透性を有する第2網シート2,2を設けて、第2網シート2,2の網目2aが空間となるようにしてあるため、この第2網シート2,2の網目2aによる空間によって前記清浄化成分の泡立ち性を高めることができ、この泡を第1網シート1,1の網目1aから外部へ出すことができる。従って、身体を清浄するときに必要な清浄化成分量を従来のタオルに比べて少なくすることができる。
【0025】
尚、以上説明した実施の形態では、第1網シート1を網袋とし、該網袋内に第2網シート2を設けたが、その他、例えば1枚又は複数枚の第1網シート1に1枚又は複数枚の第2網シート2を重ね、周縁部を縫着した構成としてもよい。また、2枚の第1網シート1,1の間に設ける第2網シート2は2枚である他、1枚又は3枚以上の複数枚であってもよく、その枚数は特に制限されない。
また、第1網シート1は綿糸である他、絹糸、麻糸等の天然繊維であってもよく、また、綿糸等の天然繊維と合成繊維の混紡であってもよい。
また、本発明の柔軟清浄物はタオルとして用いる他、食器、車両等の被清浄体を容易に清浄することができる大きさにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明に係る柔軟清浄物の一部を省略した斜視図である。
【図2】本発明に係る柔軟清浄物の一部を拡大した平面図である。
【図3】本発明に係る柔軟清浄物の拡大断面図である。
【図4】本発明に係る柔軟清浄物の一部分を分解した斜視図である。
【符号の説明】
【0027】
1 第1網シート
2 第2網シート
【出願人】 【識別番号】301019529
【氏名又は名称】サンベルム株式会社
【住所又は居所】和歌山県海南市阪井1500−1
【出願日】 平成16年1月14日(2004.1.14)
【代理人】 【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫

【公開番号】 特開2005−28098(P2005−28098A)
【公開日】 平成17年2月3日(2005.2.3)
【出願番号】 特願2004−7332(P2004−7332)