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【発明の名称】 配給テーブルに用いるテーブルクロス
【発明者】 【氏名】石野 晴紀
【住所又は居所】石川県金沢市増泉5丁目10番48号 株式会社石野製作所内

【氏名】小田 初義
【住所又は居所】石川県金沢市増泉5丁目10番48号 株式会社石野製作所内

【要約】 【課題】天板を保護すると同時にクリーニングや交換が容易であり、しかも被搬送物を円滑に循環移動させることができる配給テーブルに用いるテーブルクロスを提供すること。

【解決手段】非磁性体の肉薄天板部4を備え、この肉薄天板部4上に載置した第1磁性部材16を有する被搬送物8が、この肉薄天板部4下方に配設された循環移動する第2磁性部材10によって循環移動して被搬送物8を配給する配給テーブルに用いるテーブルクロス30であって、このテーブルクロス30は肉薄天板部4上に敷かれ、被搬送物8側に面する表面は摩擦係数が低い布地30aで構成されるとともに、肉薄天板部4側に面する表面は肉薄天板部4に対して移動不能な高い摩擦係数の布地30bで構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
非磁性体の肉薄天板部を備え、前記肉薄天板部上に載置した第1磁性部材を有する被搬送物が、該肉薄天板部下方に配設された循環移動する第2磁性部材によって循環移動して該被搬送物を配給する配給テーブルに用いるテーブルクロスであって、前記テーブルクロスは前記肉薄天板部上に敷かれ、被搬送物側に面する表面は摩擦係数が低く、肉薄天板部側に面する表面は肉薄天板部に対して移動不能な高い摩擦係数の布地で構成されていることを特徴とする配給テーブルに用いるテーブルクロス。
【請求項2】
前記布地は、摩擦係数が低い布地と、摩擦係数の高い布地とを張り合わせて一体化されている請求項1に記載の配給テーブルに用いるテーブルクロス。
【請求項3】
前記摩擦係数が低い布地を透光性の高い布地とし、摩擦係数の高い布地を着色した布地とした請求項2に記載の配給テーブルに用いるテーブルクロス。
【請求項4】
前記布地は循環移動部外の薄肉天板部に着脱自在の止着具で止着されている請求項1ないし3のいずれかに記載の配給テーブルに用いるテーブルクロス。
【請求項5】
前記配給テーブルは、前記肉薄天板部が円形状をなし、外周に該肉薄天板部を囲繞した補助テーブルが配されている請求項1ないし4のいずれかに記載の配給テーブルに用いるテーブルクロス。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、被搬送物を循環移動させて被搬送物を配給する天板を備えた配給テーブルに用いるテーブルクロスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、中央部に回転テーブルを有する配給テーブルがあり、主に中華レストラン等の飲食店のテーブルとして使用されている。この配給テーブルは、例えば、飲食皿に盛られた飲食物が前記回転テーブルに配膳され、所望する飲食物を自分の席の前まで動かし座ったままで自分の小皿に取るようにして利用していた(特許文献1、2参照)。
【0003】
しかしながら、前記特許文献に記載のものは、回転テーブルを回動させる場合、テーブル上には飲食皿の他に調味料、さらには各種食器が載置されているため、特に、子供や老人が不用意に回転テーブルを回転させると、飲食皿の料理やスープ類をこぼし、テーブルを汚したり、熱いスープ類で火傷をする恐れがあった。
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3006805号公報(図1、3)
【特許文献2】特開平10−179259号公報(図1)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような事情に鑑み、本出願人はテーブルを回転させず飲食皿に盛られた飲食物のみを循環移動させて、好みの飲食物が自分の席の前まで移動してきたときに取るようにした配給テーブルを既に開発している(特願2003−383059号)。この配給テーブルは天板下方に配設された循環移動する磁性部材によって、天板に載置した磁性部材を有する飲食皿が循環移動するもので、テーブル自体を回動する必要がなく、スープ類をこぼしたりする心配はなくなったが、飲食皿が天板上を円滑に滑動するために、天板を摩擦係数の小さな材質で作らなければならず、また、天板の表面が傷ついた場合には、その部分の摩擦抵抗が大きくなるので、飲食皿の移動が滞ってしまう恐れがあり、天板の交換を強いられていた。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、天板を保護すると同時にクリーニングや交換が容易であり、しかも被搬送物を円滑に循環移動させることができる配給テーブルに用いるテーブルクロスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の配給テーブルに用いるテーブルクロスは、非磁性体の肉薄天板部を備え、前記肉薄天板部上に載置した第1磁性部材を有する被搬送物が、該肉薄天板部下方に配設された循環移動する第2磁性部材によって循環移動して該被搬送物を配給する配給テーブルに用いるテーブルクロスであって、前記テーブルクロスは前記肉薄天板部上に敷かれ、被搬送物側に面する表面は摩擦係数が低く、肉薄天板部側に面する表面は肉薄天板部に対して移動不能な高い摩擦係数の布地で構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、テーブルクロスが肉薄天板部上に敷かれているので、天板を保護することができ、またテーブルクロスの肉薄天板部側に面する表面が肉薄天板部に対して移動不能な高い摩擦係数の布地で構成されているので、被搬送物の循環移動に対して共連れされることなくしっかりと固定され、かつ被搬送物側に面する表面は摩擦係数が低いので、被搬送物を円滑に移動させることができる。しかもテーブルクロスを肉薄天板部から取外してクリーニングしたり、新規のものと交換することも可能である。
【0008】
本発明の請求項2に記載の配給テーブルに用いるテーブルクロスは、請求項1に記載の配給テーブルに用いるテーブルクロスであって、前記布地は、摩擦係数が低い布地と、摩擦係数の高い布地とを張り合わせて一体化されていることを特徴としている。
この特徴によれば、表面性状の異なる布地を別構成とすることで、最適な布地を選択して組み合わせることで、所望な表面性状を有するテーブルクロスを得ることができる。
【0009】
本発明の請求項3に記載の配給テーブルに用いるテーブルクロスは、請求項2に記載の配給テーブルに用いるテーブルクロスであって、前記摩擦係数が低い布地を透光性の高い布地とし、摩擦係数の高い布地を着色した布地としたことを特徴としている。
この特徴によれば、一般に摩擦係数が低い布地は透光性が高いので、透光性の高い布地を選択することで使用する布地の選択の幅が広がり、しかも摩擦係数の高い布地は着色されているので、色の異なる各種のテーブルクロスを提供することができる。
【0010】
本発明の請求項4に記載の配給テーブルに用いるテーブルクロスは、請求項1ないし3のいずれかに記載の配給テーブルに用いるテーブルクロスであって、前記布地は循環移動部外の薄肉天板部に着脱自在の止着具で止着されていることを特徴としている。
この特徴によれば、薄肉天板部に対するテーブルクロスの移動を止着具で補助することができるので、不用意にテーブルクロスを引っ張っても、テーブルクロスの移動が阻止される。
【0011】
本発明の請求項5に記載の配給テーブルに用いるテーブルクロスは、請求項1ないし4のいずれかに記載の配給テーブルに用いるテーブルクロスであって、前記配給テーブルは、前記肉薄天板部が円形状をなし、外周に該肉薄天板部を囲繞した補助テーブルが配されていることを特徴としている。
この特徴によれば、肉薄天板部が円形状とすることで、中華テーブルの如き円卓テーブルとなすことができ、周囲の補助テーブルを食事台として利用でき、しかも補助テーブルの天板面と肉薄天板部の天板面を合わせることで、テーブルクロスを補助テーブル側まで延在させて使用することもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の実施例を以下に説明する。
【実施例1】
【0013】
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、実施例1における配給テーブルを示す斜視図であり、図2は、配給テーブルの使用例を示す斜視図であり、図3は、図2におけるA−A線の断面図であり、図4は図3の一部拡大断面図である。
【0014】
図1の符号1は、本発明が適用された配給テーブルであり、この配給テーブル1は、固定天板2と、この固定天板2の中心に設けられた非磁性体からなる肉薄天板部を構成する天板4と、脚体5と、ハンドル6と、昇降ガイド杆7と、から構成されている。天板4は、その周辺に配置される固定天板2に対して昇降自在に設けられた筒状の天板保持枠3の上部開口に保持されており、これら天板4および天板保持枠3は、使用状況や環境に応じて図1の状態と図2の状態をそれぞれ選択して使用できるようになっている。また、図2に示されるように、天板4の上面周縁には、飲食物としての寿司等を載せた被搬送物としての複数の寿司皿8が載置され、後述するように該天板4の上面周縁を循環移動されるようになっている。
【0015】
詳しくは、図3に示すように、脚体5上には、中央部に空洞スペースを有するフレーム17で補強された補助テーブルとしての固定天板2が支持されており、この空洞スペース内に、前記天板4を上部に有する筒状の天板保持枠3が昇降自在に嵌装されている。
【0016】
天板保持枠3は、脚体5に支持された上下方向を向く昇降ガイド杆7内に上下摺動自在に嵌装された昇降軸9の上部に、該昇降軸9に対して相対回転不能に固着された天板保持枠支持板20の上部に取り付けられおり、この天板保持枠3の内部には、前記寿司皿8を循環移動させるための後述するマグネット式の搬送機構が内設されている。
【0017】
昇降軸9の下部には、下端部の中径より上方に向けて第2回転軸格納孔21が中空形成されているとともに、該回転軸格納孔21の内面下部には雌ねじ部27が形成されている。さらに昇降軸9の側部には、昇降軸9の軸心周りの回転を阻止するスプライン溝22が形成されており、このスプライン溝22内に、脚体5に支持された昇降ガイド杆7に設けられたピン23が摺動自在に嵌装されており、昇降軸9の軸心周りの回転が規制されるようになっている。
【0018】
脚体5の下部には、一方端部にハンドル6と他方端部に傘歯車24とを有する回転軸25が設けられている。また、上端部が前述の回転軸格納孔21の下端部に設けられた雌ねじ部27に螺合される雄ねじ杆28の下端部には、前記傘歯車24に噛合する傘歯車26が固着されており、これら回転軸25と雄ねじ杆28の一端部は、脚体5に固設された回転軸支持部29によって回転自在に支持されている。
【0019】
よって、ハンドル6を正逆回転操作することで、回転軸25の回転力が雄ねじ杆28に伝達されて該雄ねじ杆28が昇降ガイド杆7内において軸心周りに回動するとともに、該雄ねじ杆28の回動により昇降ガイド杆7に対して相対回転不能に嵌挿された昇降軸9が昇降することになるため、前述の天板4を上部に有する天板保持枠3が、脚体5及び固定天板2に対して昇降するようになっている。
【0020】
次に、天板保持枠3の内部に設けられている搬送機構について説明すると、天板保持枠3の内部における天板4の下方には、本実施例1における第2磁性部材である複数の永久磁石10が複数配置された円板状の磁石支持部材11が配設されている。詳しくはこの複数の永久磁石10は、円板状の磁石支持部材11の上面周縁部に沿うように、所定間隔おきに複数配置されている。
【0021】
磁石支持部材11の中心部は、昇降軸9の上端部に環装されたベアリング15に固着されており、該ベアリング15の外周に嵌入された軸受けリング18を介して水平方向に回転自在に支持されている。
【0022】
また、この磁石支持部材11の下面には、内周面に歯部が形成された環状の円周歯車12が固着されている。この円周歯車12の内周面には、アングル19を介して昇降軸9の上部に支持された駆動装置13の出力軸の先端に固着された駆動力伝達ギア14が噛合されており、駆動装置13の駆動力が磁石支持部材11に伝達されることで、磁石支持部材11が昇降軸9を中心に水平回転するようになっている。
【0023】
次いで、図4に示されるように、天板4上に載置される寿司皿8は、永久磁石10に影響される(引き付けられる、または反発される)、すなわち、本実施例1における第1磁性部材としての永久磁石16が設けられている。従って、磁石支持部材11が回転されると、磁石支持部材11上に固着された複数の永久磁石10が昇降軸9を中心とした円周上に沿って移動することになり、該永久磁石10の移動に伴って、磁力作用により寿司皿8の永久磁石16が引き付けられて天板4上を寿司皿8が搬送されるようになっている。
【0024】
本実施例における天板4は、図4に示されるように、天板保持枠3に対して着脱自在に取り付けられており、天板4の上面には、本発明としてのテーブルクロス30が敷設されている。このテーブルクロス30の端部は、天板4の端部と天板保持枠3との間に挟持されることで天板4上に止着されており、テーブルクロス30は天板4から取外してクリーニングしたり、新規のものと交換することができるようになっている。
【0025】
本実施例におけるテーブルクロス30は、図4における拡大図に示すように、被搬送物である寿司皿8側に面する表面を構成する表布地30aと、肉薄天板部を構成する天板4側に面する表面を構成する裏布地30bとが、接着剤30cによって張り合わされて構成されている。表布地30aは、4フッ化エチレン樹脂を繊維化されたトヨフロン(R)繊維で構成されており、このトヨフロン(R)繊維は摩擦係数が低くなっており(摩擦係数μ≒0.01)、寿司皿8がテーブルクロス30上を摺動され易くなっている。
【0026】
裏布地30bは、摩擦係数が高くなるように、ポリエステル繊維等を用いて構成されており、裏布地30b摩擦係数を高くすることで、寿司皿8が天板4上を摺動かした際に、テーブルクロス30が共連れされることなくしっかりと天板4上に固定されるようになっている。すなわち、本実施例におけるテーブルクロス30は、被搬送物である寿司皿8側に面する表面を構成する表布地30aの摩擦係数は低く、肉薄天板部を構成する天板4側に面する表面を構成する裏布地30bは肉薄天板部である天板4に対して移動不能な高い摩擦係数の布地で構成されている。
【0027】
また、表布地30aは透光性が高くなっており、裏布地30bは着色されていて、裏布地30bの色彩が表布地30aを透して表面から見えるようになっているので、色の異なる各種のテーブルクロス30を提供することができるようになっている。この裏布地の色彩は単色とは限らず複数の色を組合せた柄物としてもよい。
【0028】
更に、表布地30aと裏布地30bを別構成の布地とし、互いに接着剤30cを用いて張り合わせて一体化することで、最適な布地を選択して組み合わせることができ、所望な表面性状を有するテーブルクロスを得ることができる。
【0029】
上記実施例では、テーブルクロス30の表布地30aとして、4フッ化エチレン樹脂を繊維化されたトヨフロン(R)繊維が用いられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、被搬送物側に面する表面の摩擦係数が低くなる材質にて構成されていれば、トヨフロン(R)やテフロン(R)等の4フッ化エチレン樹脂以外のフッ素樹脂や、あるいはフッ素樹脂以外の他の樹脂を用いた繊維で構成されていてもよいし、また、布地の種類も織物、編物、フェルト、シート、不織布、ペーパー等の様々な形態であってもよい。
【0030】
上記実施例では、テーブルクロス30の端部が、天板4の端部と天板保持枠3との間に挟持されて止着されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、鋲等の止着具を用いてテーブルクロス30を天板4上に止着するようにしてもよく、天板4に対するテーブルクロス30の移動を止着具で補助することで、不用意にテーブルクロス30を引っ張っても、テーブルクロス30の移動が阻止されるようになる。
【0031】
固定天板2は食事台として使用でき、天板4が円形状となっていることで、中華テーブルの如き円卓テーブルとなすことができ、しかも昇降自在となっている天板4の天板面の高さを、固定天板2の天板面の高さと合わせることで、テーブルクロス30を固定天板2側まで延在させて使用することもできる。
【0032】
また、本実施例では、円形状の天板4が配給テーブル1の中心寄りに設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、肉薄天板部が外周縁寄りのみに設けられたドーナッツ形状をしていてもよい。
【実施例2】
【0033】
まず、図5は本発明の実施例2における循環型搬送装置32の外観を示す傾斜図であり、図6は、図5のB−B断面図である。
【0034】
図5に示される循環型搬送装置(以下、搬送装置と略称する)32の周囲には、飲食客が利用する飲食カウンター31が設けられているとともに、該搬送装置32の上部には、被搬送物となる合成樹脂の飲食容器、すなわち、本実施例においては飲食物としての寿司等が載置される寿司皿33が搬送される無端状をなす搬送路が、前記飲食カウンター31に沿うように設けられている。
【0035】
搬送装置32の躯体は、図6に示されるように、飲食カウンター31の内端(図6の右端)に隣接して立設された基台35と、該基台35の上面に固着された支持ブラケット36と、該支持ブラケット36上に固着される縦断面が横長矩形をなす角筒状の樹脂製のダクト37と、により構成されており、このダクト37の外面には、カバー材として機能する案内部材39が固定的に取り付けられている。
【0036】
詳しくは案内部材39は、ダクト37の外面における飲食カウンター31側と該飲食カウンター31の反対側である厨房側とにそれぞれ別々に取り付けられる一対の案内部材39、39から構成されており、ダクト37の上面を構成する本実施例における肉薄天板部としての上面板37aの上面に、前記寿司皿33が搬送される無端状の搬送路が形成される。
【0037】
また、このように搬送路の長手方向に対して左右側に別々に取り付けられるこれら一対の案内部材39、39それぞれの上部における互いの対向端部には、搬送路上を移動する寿司皿33の逆テーパ状の外面33bに摺接可能な上向ガイド39aが突設されており、寿司皿33が搬送される際において、搬送方向に対して左右方向に大きく移動するのが防止されるようになっている。すなわち、本実施例におけるダクト37の上面板37aは、被搬送物である寿司皿33が搬送される搬送路を構成している。
【0038】
また、ダクト37内にはマグネット式の搬送機構42が設けられており、この搬送機構42は、ダクト37内の上面に固着した支持基板43上にボルト止めされて前記搬送路に沿って配置された無端状のチェーンレール44と、このチェーンレール44に案内されて飲食カウンター31の内側を循環走行する無端状の駆動チェーン45と、駆動チェーン45の上端部に一定間隔おきに固着されたブラケット46の上部に、上端面が案内ダクト37の下面に近接するようにして取り付けられた第2磁性部材である永久磁石47とからなっている。
【0039】
また、ブラケット46に固着された下向きの別のブラケット48の下面には、第2磁性部材である永久磁石47とは別の永久磁石49が下向きに取り付けられており、この永久磁石49により、湯呑み容器51の底面に固着された金属片(図示略)を吸着することにより湯呑み容器51が倒立状態で循環搬送されるようになっている。搬送中の湯呑み容器51は飲食カウンター31側から取外し可能となっており、飲食客はこれにお茶を入れて飲むことができるようになっている。なお、52は、飲食カウンター31の上面に立設された給湯器である。
【0040】
図6に示されるように、寿司皿33の底板33cの下面中央には、第1磁性部材である永久磁石50が固着されている。本実施例においては、この第1磁性部材である第1永久磁石50と、前記搬送路を構成する上面板37aの下方に循環走行自在に配置された第2磁性部材である永久磁石47とは、N極とS極とが互いに対向するように配置されており、これらの磁力作用により、永久磁石47が走行することで永久磁石50が引き付けられて搬送路である上面板37a上を寿司皿33が搬送されるようになっている。
【0041】
なお、本実施例においては、第1磁性部材である第1永久磁石50と第2磁性部材である永久磁石47とは、N極とS極とが互いに対向するように配置され、互いの磁力の磁力作用を利用することで寿司皿33が搬送されるようになっていたが、例えば第1磁性部材である第1永久磁石50と第2磁性部材である永久磁石47とを、N極とN極またはS極とS極とが互いに対向するように配置し、互いの磁力の反発作用を利用することで寿司皿33が搬送されるようにしてもよい。
【0042】
本実施例における肉薄天板部としての上面板37aの上面には、上記実施例1のテーブルクロス30と同様に、被搬送物である寿司皿33側に面する表面を構成する表布地60aと、肉薄天板部を構成する上面板37a側に面する表面を構成する裏布地60bとが、接着剤60cによって張り合わされて構成されたテーブルクロス60が敷設されている。また、このテーブルクロス60は、上面板37aから取外してクリーニングしたり、新規のものと交換することができるようになっている。
【0043】
この搬送装置32において、マグネット式の搬送機構42における駆動チェーン45を循環走行させた状態で、寿司34を載せた寿司皿33が上面板37a上に載置されると、その下面の永久磁石50は、チェーン45と共に走行する永久磁石47の引力を受け、寿司皿33は、永久磁石47の上方に位置し、寿司皿33の下面が上面板37a上に敷設されたテーブルクロス60に摺接した状態で搬送される。この搬送中に、好みの寿司皿33をお客が手で掴んで手元に取出すことができる。
【0044】
以上説明したように、本発明のテーブルクロスは、前記実施例1のような形態の配給テーブル1に適用されるものに限定されるものではなく、本実施例2のように、平面視略「ロ」字状に構成されるとともに、非磁性体の肉薄天板部である上面板37aを備え、該上面板37a上に載置した第1磁性部材である永久磁石50を有する被搬送物である寿司皿33が、該上面板37a下方に配設された循環移動する第2磁性部材である永久磁石47によって循環移動して該寿司皿33を配給するようになっている配給テーブルに適用されるテーブルクロス60であってもよく、前記実施例1と同様の作用・効果を奏することになる。
【0045】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0046】
上記実施例では、被搬送物として寿司皿が適用されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、利用形態によっては、飲食物以外のファイルなどのステーショナリーその他のテーブル上を移動させたい物品であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】実施例1における配給テーブルを示す斜視図である。
【図2】配給テーブルの使用例を示す図である。
【図3】図2におけるA−A線の断面図である。
【図4】図3の一部拡大断面図である。
【図5】実施例2における循環型搬送装置の外観を示す傾斜図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【符号の説明】
【0048】
1 配給テーブル
2 固定天板(補助テーブル)
3 天板保持枠
4 天板(肉薄天板部)
5 脚体
6 ハンドル
7 昇降ガイド杆
8 寿司皿(被搬送物)
9 昇降軸
10 永久磁石(第2磁性部材)
11 磁石支持部材
12 円周歯車
13 駆動装置
14 駆動力伝達ギア
15 ベアリング
16 永久磁石(第1磁性部材)
17 フレーム
18 軸受けリング
19 アングル
20 天板保持枠支持板
21 回転軸格納孔
22 スプライン溝
23 ピン
24 傘歯車
25 回転軸
26 傘歯車
27 雌ねじ部
28 雄ねじ杆
29 回転軸支持部
30 テーブルクロス
30a 表布地
30b 裏布地
30c 接着剤
31 飲食カウンター
32 循環型搬送装置
33 寿司皿
33b 外面
33c 底板
34 寿司
35 基台
36 支持ブラケット
37 ダクト
37a 上面板
39 案内部材
39a 上向ガイド
42 搬送機構
43 支持基板
44 チェーンレール
45 駆動チェーン
46 ブラケット
47 永久磁石(第2磁性部材)
48 ブラケット
49 永久磁石
50 永久磁石(第1磁性部材)
51 容器
60 テーブルクロス
60a 表布地
60b 裏布地
60c 接着剤
【出願人】 【識別番号】390010319
【氏名又は名称】株式会社石野製作所
【住所又は居所】石川県金沢市増泉5丁目10番48号
【出願日】 平成16年3月8日(2004.3.8)
【代理人】 【識別番号】100099357
【弁理士】
【氏名又は名称】日高 一樹

【識別番号】100098729
【弁理士】
【氏名又は名称】重信 和男

【識別番号】100110320
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邉 知子

【識別番号】100116757
【弁理士】
【氏名又は名称】清水 英雄

【識別番号】100123216
【弁理士】
【氏名又は名称】高木 祐一

【識別番号】100089336
【弁理士】
【氏名又は名称】中野 佳直

【公開番号】 特開2005−245980(P2005−245980A)
【公開日】 平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願番号】 特願2004−64850(P2004−64850)