| 【発明の名称】 |
収納装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】石川 たか子
|
| 【要約】 |
【課題】本発明は開閉扉を有した収納棚に関し、キャスタなどの補助装置を使用することなく円滑な回転を得ることができるようにすると共に作り付け収納棚用に適した構造とすることを目的とする。
【解決手段】天板14,底板16に金属製の蝶番座36, 38を鬼目によって取付け、蝶番座36, 38の自由端を天板14,底板16の前面14-1, 16-1から突出させ、蝶番座36, 38の突出端間に蝶番軸24を取付ける。蝶番軸24には回転扉12A, 12Bの蝶番26A, 26Bの筒状部30A, 30Bを一連の端部相互当接構造にて挿入し、共通な蝶番軸24に回転扉12A, 12Bを取付ける。回転扉12A, 12Bはその上下端が天板14,底板16の前面14-1, 16-1まで延びており、閉鎖時の回転扉12A, 12Bの対向端間の隙間を塞ぐキャップ59が蝶番座36, 38からの蝶番軸24の突出端に装着される。回転扉12A, 12Bの閉鎖により天板14,底板16は隠され、床から天井までの壁様構造となる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転自在な複数の回転部を備えた収納装置において、天板と底板との間を延び、複数の回転部で共通な蝶番軸を備え、天板及び底板の対向内面に蝶番座が配置され、上下の蝶番座の間において前記共通蝶番軸にはそれぞれの回転部のための蝶番の筒状部が筒状部同士の直接又は補助スリーブを介した端部当接構造において挿入され、蝶番座の自由端に前記蝶番軸の上下端が取付けられ、かつ前記端部当接構造はその下端が下側の蝶番座により受け止められ、前記端部当接構造において夫々の蝶番の筒状部及び補助スリーブの当接面には重量受け部材を配置したことを特徴とする収納装置。 【請求項2】 請求項1に記載の発明において前記重量受け部材はワッシャであることを特徴とする収納装置。 【請求項3】 請求項2に記載の発明において前記ワッシャは樹脂製であることを特徴とする収納装置。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記蝶番取付座はビスによって天板若しくは底板に固定され、前記蝶番取付座における最奥側のビス孔は端部で開口したスロット状をなすことを特徴とする収納装置。 【請求項5】 回転自在な複数の回転部を備えた収納装置において、天板と底板との間を延び、複数の回転部で共通な蝶番軸を備え、天板及び底板の対向内面に蝶番座が配置され、上下の蝶番座の間において前記共通蝶番軸にはそれぞれの回転部のための蝶番の筒状部が筒状部同士の直接又は補助スリーブを介した端部当接構造において挿入され、蝶番座の自由端に前記蝶番軸の上下端が取付けられ、かつ前記端部当接構造はその下端が下側の蝶番座により受け止められ、前記蝶番取付座はビスによって天板若しくは底板に固定され、前記蝶番取付座における最奥側のビス孔は端部で開口したスロット状をなすことを特徴とする収納装置。 【請求項6】 回転部を備えた収納装置の天板と底板との間に取り付けられる蝶番装置であって、天板と底板との間を延び、蝶番軸と、天板及び底板の対向内面に配置される蝶番座と、回転部に固定され、蝶番軸に挿入される筒状部を備えた蝶番とを備え、蝶番の筒状部は上下の蝶番座の間において筒状部同士の若しくは補助スリーブを介した端部当接構造において一連に挿入されており、前記端部当接構造において夫々の蝶番の筒状部及び補助スリーブの当接面には重量受け部材を配置したことを特徴とする収納装置用蝶番装置。 【請求項7】 請求項6に記載の発明において前記重量受け部材はワッシャであることを特徴とする収納装置用蝶番装置。 【請求項8】 請求項7に記載の発明において前記ワッシャは樹脂製であることを特徴とする収納装置用蝶番装置。 【請求項9】 請求項6〜8のいずれかに記載の発明において、前記蝶番取付座は天板若しくは底板に固定のためのビス孔を備えており、前記蝶番取付座における最奥側のビス孔は端部で開口したスロット状をなすことを特徴とする収納装置用蝶番装置。 【請求項10】 回転部を備えた収納装置の天板と底板との間に取り付けられる蝶番装置であって、天板と底板との間を延び、蝶番軸と、天板及び底板の対向内面に配置される蝶番座と、回転部に固定され、蝶番軸に挿入される筒状部を備えた蝶番とを備え、蝶番の筒状部は上下の蝶番座の間において筒状部同士の若しくは補助スリーブを介した端部当接構造において一連に挿入されており、前記蝶番取付座は天板若しくは底板に固定のためのビス孔を備えており、前記蝶番取付座における最奥側のビス孔は端部で開口したスロット状をなすことを特徴とする収納装置用蝶番装置。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は天板と底板との間を延びる蝶番軸に回転扉や収納棚を回転自在に設け、かつ回転扉の開閉に連動して前後される収納棚を有した収納装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 複数の収納棚が共通の蝶番によって本体に対して回転可能な収納家具は実開昭57−126831号公報や実開昭55−111438号公報などによって公知である。これらの従来技術、例えば、実開昭57−126831号公報においては蝶番軸は天板及び底板から片持ち状に延びており、この片持ち状に延びた蝶番軸に、蝶番が嵌合されている。そして、収納棚はその下端においてキャスタを備えており、かつ底板にはキャスタの逃げとなる切欠が形成されている。 【特許文献1】実開昭57−126831号公報 【特許文献2】実開昭55−111438号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 実開昭57−126831号公報においては、蝶番軸は天板及び底板から片持ち状に設けられている。そのため、蝶番軸の剛性はあまり大きくとることができず、収納棚に本などを満載した状態では負荷を蝶番軸のみで支えようとすると、収納棚の円滑な回転が得られなくなる恐れがあった。そこで、収納棚の下端にキャスタを設けるようにしており、キャスタによって床面に傷がつけられるおそれがあり、また、構成的にも複雑となる問題点があった。また、従来構造では閉鎖時に天板や底板がそのまま見えてしまうため、作りつけの壁面家具とした場合に見栄えがよくなかった。 【0004】 この発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、キャスタなどの補助装置を使用することなく円滑な回転を得ることができるようにすると共に、壁面家具用にも適した構造とすることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 この発明によれば、回転自在な複数の回転部を備えた収納装置において、天板と底板との間を延び、複数の回転部で共通な蝶番軸を備え、天板及び底板の対向内面に蝶番座が配置され、上下の蝶番座の間において前記共通蝶番軸にはそれぞれの回転部のための蝶番の筒状部が筒状部同士の直接又は補助スリーブを介した端部当接構造において挿入され、蝶番座の自由端に前記蝶番軸の上下端が取付けられ、かつ前記端部当接構造はその下端が下側の蝶番座により受け止められ、前記端部当接構造において夫々の蝶番の筒状部及び補助スリーブの当接面には重量受け部材を配置したことを特徴とする収納装置が提供される。 【0006】 この発明によれば、回転自在な複数の回転部を備えた収納装置において、天板と底板との間を延び、複数の回転部で共通な蝶番軸を備え、天板及び底板の対向内面に蝶番座が配置され、上下の蝶番座の間において前記共通蝶番軸にはそれぞれの回転部のための蝶番の筒状部が筒状部同士の直接又は補助スリーブを介した端部当接構造において挿入され、蝶番座の自由端に前記蝶番軸の上下端が取付けられ、かつ前記端部当接構造はその下端が下側の蝶番座により受け止められ、前記蝶番取付座はビスによって天板若しくは底板に固定され、前記蝶番取付座における最奥側のビス孔は端部で開口したスロット状をなすことを特徴とする収納装置が提供される。 【0007】 この発明によれば、回転部を備えた収納装置の天板と底板との間に取り付けられる蝶番であって、天板と底板との間を延び、蝶番軸と、天板及び底板の対向内面に配置される蝶番座と、回転部に固定され、蝶番軸に挿入される筒状部を備えた蝶番とを備え、蝶番の筒状部は上下の蝶番座の間において筒状部同士の若しくは補助スリーブを介した端部当接構造において一連に挿入されており、前記端部当接構造において夫々の蝶番の筒状部及び補助スリーブの当接面には重量受け部材を配置したことを特徴とする収納装置用蝶番装置が提供される。 【0008】 この発明によれば、回転部を備えた収納装置の天板と底板との間に取り付けられる蝶番であって、天板と底板との間を延び、蝶番軸と、天板及び底板の対向内面に配置される蝶番座と、回転部に固定され、蝶番軸に挿入される筒状部を備えた蝶番とを備え、蝶番の筒状部は上下の蝶番座の間において筒状部同士の若しくは補助スリーブを介した端部当接構造において一連に挿入されており、前記蝶番取付座は天板若しくは底板に固定のためのビス孔を備えており、前記蝶番取付座における最奥側のビス孔は端部で開口したスロット状をなすことを特徴とする収納装置用蝶番装置が提供される。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 図1〜図7において、この発明の収納家具は本体10と、右、左の回転扉12A,12Bと、回転扉12A,12Bの奥に位置する右、左のスライド式収納部13A, 13Bとから構成される。本体10は天板14と、底板16と、側板18と、背板20とを備えており、前面では開放されており、この開放部が回転扉12A,12Bにより開閉される。 【0010】 回転扉12A,12Bはその裏面側に収納棚13A, 13Bを一体に備えており、回転扉12A,12Bの閉鎖時は収納棚13A, 13Bは本体10内に隠れているが、図1に示すように回転扉12A,12B(図1では右側の回転扉12Aが180度近く開かれた状態が図示されている)を開くことにより収納棚13A, 13Bにアクセス可能となる。 【0011】 回転扉12A,12Bを回転せしめる蝶番軸24は両側板18の中間を本体10の前面において天板14と底板16との間を延び、蝶番軸24の上下両端は後述のように天板14と底板16に取付けられる。図1において右側の回転扉12Aに上、中、下と3個の蝶番26Aが取り付けられた状態が図示される。左側の回転扉12Bについても上、中、下と3個の蝶番26B(図2参照)が同様に取り付けられる。図1に示すように右側の回転扉12Aの蝶番26Aはその板状部において木ネジ28(図10も参照)によって回転扉12Aの裏面と一体の収納棚22Aの側板に締結されている。そして、蝶番26Aはその板状部と一体の筒状部30Aを備える。左側の回転扉12Bについても、同様に、蝶番26Bがその板状部にて回転扉12Bの裏面の収納棚22Bの側板において木ネジにより取り付けられる。左側の回転扉12Bの蝶番26Bも一体の筒状部30Bを有しており、これは図1には図示されている。これらの相互に一体の筒状部30A, 30Bを備えた蝶番26A, 26Bはアルミニュームの押出し成形などにより成形することが可能である。 【0012】 回転扉12A,12Bの蝶番26A, 26Bの筒状部30A, 30Bは蝶番軸24に一連に挿入される。図1においては、右側の回転扉12Aの最下部の蝶番26Aの筒状部30A、次いで、左側の回転扉12Bの最下部の蝶番26Bの筒状部30B、次いで、筒状部30A, 30Bと同一内外径の補助スリーブ32、右側の回転扉12Aの中間部の蝶番26Aの筒状部30A、次いで、左側の回転扉12Bの中間部の蝶番26Bの筒状部30B、次いで、再び補助スリーブ32、そして、右側の回転扉12Aの最上部の蝶番26Aの筒状部30A、最後に、左側の回転扉12Bの最上部の蝶番26Bの筒状部30Bが挿入される。蝶番軸24へ一連に挿入される筒状部30A, 30B及び補助スリーブ32は図5に示すように隣接端面が相互に当接されるようにされ、この端部当接構造は天板14と底板16との間を延び、擬似的に1本のパイプをなし、以下説明する蝶番軸24の上下端の取付け構造とも相俟って蝶番構造の高い剛性が得られる。即ち、図5において、天板14及び底板16に金属製板材としての蝶番取付座36, 38が固定される。蝶番取付座36, 38を固定するためのビス40は蝶番取付座36, 38に木ネジ式の埋め込み構造の金属内ねじスリーブ(鬼目とも称される)44にねじ込まれる構造となっている。また、蝶番軸24の上下の端部24-1, 24-2は外ねじを形成しており、この外ねじ部分24-1, 24-2に上下の蝶番取付座36, 38がねじ孔36-2, 38-2 を介して螺合取付けされる構造となっている。 【0013】 筒状部30A, 30B及び補助スリーブ32からなる一連の端部当接構造は樹脂製の無給油型ワッシャ42(例えばオイレス工業株式会社製のオイレスタイプの♯80若しくは♯83ワッシャ)を介して下側の蝶番取付座38上に載置される。必要あればそれぞれの蝶番26A, 26Bの筒状部30A', 30B'間の当接面にもワッシャ42と同様な樹脂製の無給油型ワッシャを介在させることができる。擬似的な1本のパイプを構成するように天板14と底板16との間を延びる、筒状部30A, 30B及び補助スリーブ32からなる一連の端部当接構造は、上下両端を天板14及び底板16に固定される金属製蝶番取付座36, 38に取付けられた(蝶番軸24の上下端のねじ部24-1, 24-2は蝶番座36, 38のねじ孔36-2, 38-2に螺合されている)蝶番軸24に挿通され、かつ筒状部30A, 30B及び補助スリーブ32からなる一連の端部当接構造を下端で樹脂製の無給油型ワッシャ42で蝶番取付座38で受けることと相俟って、極めて剛性の高い蝶番機構を構成し、回転扉12A, 12Bの背面の棚部12A, 12Bに載置される物品の重量に係らず、回転扉12A, 12Bの長期にわたる安定動作を補償しうる。尚、鬼目44を挿通せしめる蝶番取付座36, 38の開口36A, 36Bの内外側の開口36Aは図6、図11に示すように一端が開口したスロット状をなしており、これにより、回転扉12A, 12Bに背面側の収納部22A, 22Bを取付けかつ蝶番26A, 26Bを取付けた半組立体を取付座36, 38と共に本体10に取付けることができ、本発明の収納棚の組立効率を著しく高めることができる。 【0014】 図5に示すように金属製蝶番取付座36, 38は天板14、底板16の前面14-1, 16-1から幾分前方に突出しており、そのため、蝶番取付座36, 38から突出した蝶番軸24の上下端24-1, 24-2は天板14、底板16の前方に位置している。即ち、図1及び図9に示すように、回転扉12A, 12Bは天板14、底板16と上下面一となるように上下に延設されている。そして、蝶番取付座36, 38から突出した蝶番軸24の上下端24-1, 24-2にキャップ59が嵌着される。即ち、図12及び図13に示すようにキャップ59は開口59Aを備え、キャップ59は開口59Aによって蝶番軸24の上下端24-1, 24-2に挿入される。キャップ59は回転扉12A, 12Bの閉鎖状態で回転扉12A, 12Bの対向端に形成される隙間に丁度は挿入される幅(この幅は蝶番の筒状部30A, 30B及び補助スリーブ32の直径に等しい)を有し、また高さは蝶番取付座36, 38から天板14、底板16の上面、底面までの距離に等しくなっている。そのため、回転扉12A, 12Bの閉鎖時に回転扉12A, 12Bの隙間をキャップ59により埋めることができる。そのため、図9に示すように回転扉12A, 12Bの閉鎖状態において天板14、底板16を回転扉12A, 12Bにより完全に遮蔽することができる。即ち、回転扉12A, 12Bの閉鎖状態では天板14、底板16は外から視認することができず、作りつけの収納棚とした場合に回転扉12A, 12Bを床から天井まで隙間なく延びる壁面様の外観を呈せしめることができる。そして、中間には蝶番を構成する筒状部30A, 30B及び補助スリーブ32及びキャップ59は見えているがこれらは同一径でかつ同一素材(アルミニューム製)であるため下から上まで延びる1本のパイプの外観を呈しているためすっきりした外観を呈することができる。 【0015】 次に、回転扉12A, 12Bの回転に連動して、スライド式収納部13A, 13Bを前後させる構造について説明すると、底板16の上面にはスライド式収納部13A, 13Bの前後移動方向(図3の紙面に直交する方向)に延びる一対の溝60を有し、この溝にステンレスなどの金属製のレール62が装着される。他方、スライド棚13A, 13Bは下面にそれぞれのレール62に対向して、紙面に直交方向に離間した一対のベアリングローラ64を備える。ベアリングローラ64はスライド棚13A, 13Bの下面に形成される溝に嵌着されると金属製ブラケット66に回転自在に設けられる。他方、天板14の下面にはスライド式収納部13A, 13Bの前後移動方向(図3の紙面に直交する方向)に延びる一本の溝68を有する。この溝68は底板16上の溝60の中間に位置する。溝68にステンレスなどの金属製のガイドレール70が装着される。そして、スライド棚13A, 13Bは上面にガイドレール70に対向して、紙面に直交方向に離間した一対のベアリングローラ72を備える。ベアリングローラ72はその軸部がスライド棚13A, 13Bの上面に木ネジ式に固定される鬼目(金属スリーブ)73に螺合される。以上述べたようにスライド棚13A, 13Bは底部においてはレール62上をベアリングローラ64が転動し、上部においてはベアリングローラ72によってレール70に案内されている。そのため、スライド棚13A, 13Bをスライド式に前後させることができる。 【0016】 次に、回転扉12A, 12Bの回転に連動して、スライド式収納部13A, 13Bを前後させる連動機構について説明すると、クランク状の連動レバー74は、図2に示すように、一端にロストモーションを構成するためのスロット74Aを備え、図4に示すように、スロット74Aにはピン76が挿入され、ピン76の先端はスライド棚13A, 13B の底板78に木ネジ式に固定される金属スリーブ80(鬼目)に螺合される。レバー74の他端にはピン82が回転可能に連結され、ピン82の先端は回転扉12A, 12Bの裏面に一体の収納棚13A, 13Bの底板84の低板の下面に固定される金属製ブラケット86まで延びている。そのため、レバー74は一端でスライド式収納部13A, 13B に対する回転可能連結(枢着)され、他端で回転扉12A, 12Bに回転可能連結(枢着)され、回転扉12A, 12Bの回転に連動して、スライド式収納部13A, 13Bを前後させることができる。即ち、図2(イ)は回転扉12A, 12Bの閉鎖状態であり、このとき回動レバー74はそのピン76がスロット74Aの内端に当接した状態にある。回転扉12A, 12B、例えば、右側の回転扉12Aを矢印Aの方向に開くと、回転扉12Aは蝶番軸24の回りで時計方向に回動される。そして、最初はピン76がスロット74A内を移動するためスライド棚13Aは(イ)に示すように最奥に位置した収納状態を維持する。 【0017】 回転扉12A, 12B、例えば、右側の回転扉12Aが(ロ)の角度位置まで開放されるとピン76は反対側の端部においてスロット74Aに当接するに至る。すると、回転扉12Aの更なる開放に対してピン76はもはやスロット74Aに対して摺動しえず、回転扉12Aの開放に従ってスライド式収納部13Aはレール60(図3)上を矢印B方向に前進する。そして、回転扉12Aの最大開放位置(図2(ロ)では回転扉及びその裏面の収納棚が想像線12A' 22A'にて示すように180度開放された位置で表している)においてスライド式収納部は想像線13A'にて示すように本体10の前面開口と面一となるように引き出される。 【0018】 図7及び図8には回転扉12Aのフリー端面に設けた取手構造を示す。尚、取手構造は回転扉12Bについても対称になるだけで同様であるため説明は省略する。この実施形態において、回転扉12Aのフリー端面にはアルミニュームなどの軽金属製の型材よりなる取手90(図2も参照)が取付けられる。即ち、取手90は図8に示す断面形状の押出し成形などにより得られるがアルミニューム製型材を回転扉12Aの高さで切断して構成される。即ち、アルミニューム型材はその横断面において底壁部92(ハンドリング向上のため端部92Aは丸みを帯びている)と底壁部92の中央よりやや左側から直交して直立する直立壁部94とを備え、直立壁部94は自由端94´では半円形状に曲折される。半円形断面の曲折部94´から離間側における底壁部92と直立壁部94とのコーナーに回転扉12A, 12Bのフリー縁部が当てられ、図示しない木ネジなどにより取手90は回転扉12A, 12Bが行われる。そして、取手90の半円形断面の曲折部94´に指をかけ、引き出すことにより回転扉12A, 12Bの開放を行うことができる。 【図面の簡単な説明】 【0019】 【図1】図1はこの発明の収納家具の斜視図である。 【図2】図2は図1の実施形態の収納家具の水平断面図であり、(イ)は回転扉の閉鎖状態を示し、(ロ)はスライド式収納棚が手前に向けての移動を開始する位置まで回転扉が開かれた状態を示す。 【図3】図3は図1の収納家具における収納家具の直立状態での模式的断面図である。 【図4】図4は図2のIV−IV線に沿って表され、連動機構を構成するクランクレバーの枢着構造を示す断面図である。 【図5】図5は図1の実施形態の収納家具において蝶番軸の直立断面図を示し、蝶番軸の上下端の蝶番取付座による回転支持構造を示している。 【図6】図6は蝶番取付座の平面図である。 【図7】図7は回転扉の部分正面図である。 【図8】図8は図7のXIII−XIII線に沿って表される矢視断面図である。 【図9】図9はこの発明の実施形態の収納家具の正面図である。 【図10】図10は図7のX−X線に沿って表される矢視断面図である。 【図11】図11は図7のXI−XI線に沿って表される矢視断面図である。 【図12】図12は図7のXII−XII線に沿って表される矢視断面図である。 【図13】図13は蝶番軸の上端に対するキャップの装着状態を示す部分的斜視図である。 【符号の説明】 【0020】 10...本体 12A,12B...回転扉 13A, 13B ...スライド式収納部 22A, 22B...収納棚 24...蝶番軸 26A, 26B...蝶番 28...木ねじ 30A, 30B...筒状部 32...補助スリーブ 36, 38...蝶番取付座 42...ワッシャ 44...ねじスリーブ(鬼目) 46, 48...ストッパボルト 59…60, 68...スライド溝 62...レール 64, 72...ベアリングローラ 74...連動レバー 74A...スロット 76, 82...枢軸ピン 90...アルミニューム製取手
|
| 【出願人】 |
【識別番号】391013081 【氏名又は名称】株式会社丸伸
|
| 【出願日】 |
平成17年2月2日(2005.2.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100088731 【弁理士】 【氏名又は名称】三井 孝夫
|
| 【公開番号】 |
特開2005−161083(P2005−161083A) |
| 【公開日】 |
平成17年6月23日(2005.6.23) |
| 【出願番号】 |
特願2005−26561(P2005−26561) |
|