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【発明の名称】 ヘアーブラシ
【発明者】 【氏名】宮本 哲士
【住所又は居所】大阪府東大阪市楠根2丁目4番22号 ベス工業株式会社内

【要約】 【課題】整髪剤や薬剤などの塗布液を毛髪及び頭皮に長期間にわたり付与することのできるヘアーブラシを提供する

【解決手段】ブラシ毛に塗布液を含浸し、ブラッシングの際に消耗される塗布液を自動に補給する。即ち、ブラシ毛の素材は塗布液が含浸することのできる木製又は獣毛とし、該塗布液は機能性や保管性を考慮しブラシ基台の下部に設置し、該塗布液が該ブラシ毛の下端部に触れて毛細管現象でブラシ毛上端部まで供給されるようにする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくともブラシ毛とブラシ基台及び把持部から成るヘアーブラシにおいて、ブラシ毛が木製又は獣毛であり、ブラシ基台の下部に塗布液が設置され、該塗布液が該ブラシ毛の下端部に触れてブラシ毛に供給されることを特徴とするヘアーブラシ。
【請求項2】
塗布液を補給する補給口、或いは塗布液を新しいものに交換する手段を有する請求項1記載のヘアーブラシ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ブラッシングの際に、整髪剤や薬剤などの塗布液を毛髪及び頭皮に付与するヘアーブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ブラシ基台に塗布液を含浸したものや塗布液を含浸したシートをブラシ基台に設置したもの、ブラシ毛に塗布液を含浸したヘアーブラシがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ブラシ基台に塗布液を含浸したものや塗布液を含浸したシートをブラシ基台に設置したヘアーブラシは、毛髪が極度に短いか薄くない限り塗布液は毛髪の表面にしか付与されず問題がある。ブラシ毛に塗布液を含浸したヘアーブラシは、毛髪及び頭皮に塗布液が付与されるが、ブラシ毛に含浸される塗布液の量が必然的に少ないものになるので短期間の使用でブラシ毛に含浸された塗布液が無くなり効果が得られない問題がある。
【0004】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、整髪剤や薬剤等の塗布液を毛髪及び頭皮に長期間にわたり付与することのできるヘアーブラシを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のヘアーブラシは、ブラシ毛に塗布液を含浸し、ブラッシングの際に消耗される塗布液を自動に補給する。即ち、ブラシ毛の素材は塗布液が含浸することのできる木製又は獣毛とし、該塗布液は機能性や保管性を考慮しブラシ基台の下部に設置し、該塗布液が該ブラシ毛の下端部に触れて毛細管現象でブラシ毛上端部へ供給する。
【0006】
好ましくは、長期間の使用で減少していく塗布液を補給するための補給口を設置する、或いは塗布液自体を新たなものに交換する手段を設ける。
【0007】
【実施例】
以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0008】
図1、2において説明すれば、木製のブラシ毛1が弾性を有するブラシ基台2に設けられた小穴に圧入嵌合され、該ブラシ基台2が把持部3に設置される。ブラシ基台2の下部に中空部5を有し塗布液4が設置される。ブラシ基台2は合成ゴムやエラストマー等の弾性を有する合成樹脂で形成でき、用いる塗布液4との耐性等を考え選定すれば良い。必要に応じ耐薬品性やガスバリア性等のフィルムを背面に付加することも良い。把持部3は木製や合成樹脂などで形成すれば良い。塗布液4は、シリコーンオイルやオリブ油等の合成及び天然油、トニックやリキッド等の整髪剤、ビタミンやプロテイン或いは育毛剤や染毛剤等の薬剤など多種多様なものが用いられる。粘性も様々なものが用いられるが、毛細管現象でブラシ毛に含浸供給できれば良く、極端に高粘度で含浸供給されないような場合は塗布液4を溶液で薄めるなどして適切なレベルに調整すれば良い。また、塗布液の粘度が低く水状の場合は、ブラシ基台2を把持部3に液密に設置するなど外部に漏れないようにするのも良いが、スポンジ材や布等の柔軟性があり吸水性が良好な素材に含浸させ用いるのが構造・機能的に好ましい。また、必要に応じて各種バリア性包材等で一部を被うなどするのも良い。ヘアーブラシの使用或いは保管時において、塗布液4はブラシ毛1の下端部に触れて毛細管現象で上端部へ供給され、ブラッシングで減少した塗布液を自動に補給する。
【0009】
図3において説明すれば、(ヘアーブラシの斜視図は図1とほぼ同等であり)ブラシ基台2と把持部3は一体に成形され、ブラシ基台2に設けられた植毛孔に獣毛のブラシ毛1が植毛される。ブラシ基台2の下部に中空部を有し塗布液4が設置される。ブラシ基台2の背面にあたり中空部を形成する部分は把持部裏板6として着脱自在に把持部3に設置される。ブラシ基台2と把持部3及び把持部裏板6は木製や合成樹脂で形成すれば良い。ブラシ毛1は豚毛、猪毛、馬毛等が好ましい。塗布液4は前述と同様であり、該植毛孔は小穴7を介して中空部5に連通し、塗布液4が毛細管現象でブラシ毛1の下端部に触れ前述同様に塗布液が供給される。小穴7は各々の植毛孔に個別に開けても良いし、各植毛孔をつなぐ溝状に設けるのも良い。把持部裏板6は塗布液を新しいものに交換する手段であり、塗布液4が少なくなれば把持部裏板6を抜脱し塗布液を補給或いは新たなものに交換する。図4のように、例えばブラシ基台2に補給口8を設けるのも良い。この場合、補給口8にフタを設ければ塗布液がにじみ出たり揮発しないので好ましい。
【0010】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のヘアーブラシは、整髪剤や薬剤などの塗布液を毛髪及び頭皮に長期間にわたり付与することができる。さらには、塗布液を容易に補給や交換することができるので半永久的に塗布液を毛髪と頭皮に付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘアーブラシの、実施例1の斜視図である。
【図2】本発明のヘアーブラシの、実施例1の中央断面参考図である。
【図3】本発明のヘアーブラシの、実施例2の中央断面参考図である。
【図4】本発明のヘアーブラシの、実施例3の中央断面参考図である。
【符号の説明】
1 ブラシ毛
2 ブラシ基台
3 把持部
4 塗布液
5 中空部
6 把持部裏板
7 小穴
8 補給口

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【出願人】 【識別番号】591199039
【氏名又は名称】ベス工業株式会社
【住所又は居所】大阪府東大阪市楠根2丁目4番22号
【出願日】 平成15年6月18日(2003.6.18)
【代理人】
【公開番号】 特開2005−6834(P2005−6834A)
【公開日】 平成17年1月13日(2005.1.13)
【出願番号】 特願2003−173625(P2003−173625)