| 【発明の名称】 |
リュックサック |
| 【発明者】 |
【氏名】樋口 孝四郎 【住所又は居所】東京都台東区浅草一丁目6番2号 株式会社キャメル内
|
| 【要約】 |
【課題】多種多様なリュックサックを、メーカーにおいては低廉に供給できるようにし、小売店においては最小の在庫数をもって提示できるようにすること、および、エンドユーザーが自己のニーズに合わせてそれにふさわしいリュックサックを適切に購入・選択・使用できるようにする。
【解決手段】袋内部を収納空間10とした袋状をなすザック本体1と、表面22に一対のショルダーベルト20、20を備えると共に、裏面をザック本体1の背面への接続面21とした背板状体2とを有している。ザック本体1の背面11を巡る縁部のうち、少なくとも、その上縁部および左右縁部に亘って、雌雄をなすスライドファスナーを構成する一方ファスナー41が設けられており、かつ、背板状体2の接続面21に、この雌雄をなすスライドファスナーを構成する他方ファスナー42が設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 袋内部を収納空間とした袋状をなすザック本体と、 表面に一対のショルダーベルトを備えると共に、裏面をザック本体の背面への接続面とした背板状体とを有しており、 ザック本体の背面を巡る縁部のうち、少なくとも、その上縁部および左右縁部に亘って、雌雄をなすスライドファスナーを構成する一方ファスナーが設けられており、 かつ、背板状体の接続面に、この雌雄をなすスライドファスナーを構成する他方ファスナーが設けられていることを特徴とするリュックサック。 【請求項2】 背板状体の左右両側部にそれぞれ設けられた第一テープと、 ザック本体の左右両側面にそれぞれ設けられると共に、対応する第一テープに対しバックルを介して接続される第二テープとによって、 リュックサックの両側部にそれぞれ補助接続テープが設けられるようになっており、 しかも、この補助接続テープの長さが調整可能となっていることを特徴とする請求項1記載のリュックサック。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明はリュックサックの改良に関する。 【背景技術】 【0002】 現在、リュックサックは、登山などのスポーツ用途にとどまらず、タウン用として、老若男女の分け隔てなく、最も手軽で機能的な袋物として広く利用されるに至っている。 【0003】 こうしたことから、現在、多種多様なリュックサックが流通されるに至っている。このため、メーカーにおいては、画一化されたリュックサックを低廉に供給し難くなっている。また、小売店においては、多種類の在庫を抱えざるを得なくなっている。他方、エンドユーザーにおいては、用途に応じて複数種類のリュックサックを所持せざるを得なくなっていると共に、小売店に多種類のリュックサックが展示されていてもそれには限度があるところであり、真に自己のニーズに適合したリュックサックを購入しがたい場合も少なくないところである。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 この発明が解決しようとする主たる問題点は、大きさやデザインなどを異ならせる多種多様なリュックサックを、メーカーにおいては低廉に供給できるようにし、小売店においては最小の在庫数をもって提示できるようにすること、および、エンドユーザーが自己のニーズに合わせてそれにふさわしいリュックサックを適切に購入・選択・使用できるようにする点にある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 前記問題点を解決するために、この発明にあっては、リュックサックが以下の(1)〜(4)の構成を備えたものとした。 (1)袋内部を収納空間とした袋状をなすザック本体と、 (2)表面に一対のショルダーベルトを備えると共に、裏面をザック本体の背面への接続面とした背板状体とを有しており、 (3)ザック本体の背面を巡る縁部のうち、少なくとも、その上縁部および左右縁部に亘って、雌雄をなすスライドファスナーを構成する一方ファスナーが設けられており、 (4)かつ、背板状体の接続面に、この雌雄をなすスライドファスナーを構成する他方ファスナーが設けられている。 【0006】 かかる構成によれば、単一の背板状体に対し大きさやデザインなどを異ならせる種々のザック本体を前記スライドファスナーによって備え付けさせることにより、大きさやデザインなどを異ならせるリュックサックを容易かつ適切に構成させることができ、ひいては、多様なリュックサックを低廉に供給させることができる。 【0007】 また、リュックサックの購入時には、リュックサックの購入者は、自己の身体や嗜好や用途などに合わせて、背板状体とザック本体とを様々なバリエーションで組み合わせての選択をなすことができ、また、かかるリュックサックの販売者においては、数種の背板状体と数種のザック本体とを在庫として有するだけで、多種類のリュックサックの在庫を有する場合と同じ商品ラインナップを揃えることができる。 【0008】 また、リュックサックの使用者において、複数種類の前記ザック本体を保有していれば、背板状体に組み合わさせるザック本体を必要に応じて選択して、その使用をなすようにすることができる。 【0009】 さらには、背板部とザック本体とを分離した状態で、洗濯や保管などをなすことができ、リュックサックのメンテナンスや取り扱いが容易となる。 【0010】 前記背板状体の左右両側部にそれぞれ設けられた第一テープと、 ザック本体の左右両側面にそれぞれ設けられると共に、対応する第一テープに対しバックルを介して接続される第二テープとによって、 リュックサックの両側部にそれぞれ補助接続テープが設けられるようになっており、 しかも、この補助接続テープの長さが調整可能となっているようにしておくこともある。 【0011】 かかる構成によれば、補助接続テープによって背板状体とザック本体との前記スライドファスナーによる接続状態を補強することができ、また、これにより、ザック本体の大きさをこのザック本体内への収納物の収納量に合わせるようにすることができる。 【発明の効果】 【0012】 この発明によれば、単一の背板状体に対し大きさやデザインなどを異ならせる種々のザック本体を前記スライドファスナーによって備え付けさせることにより、大きさやデザインなどを異ならせるリュックサックを容易かつ適切に構成させることができ、ひいては、多様なリュックサックを低廉に供給させることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 以下、図1ないし図4に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。 【0014】 なお、ここで図1および図2は、実施の形態にかかるリュックサックを構成するザック本体1と背板状体2とを分離させた状態で、また、図3は、ザック本体1の開放部16を開放させた状態として、また、図4は、断面の状態として、それぞれ示している。 【0015】 この実施の形態にかかるリュックサックは、ザック本体1と背板状体2とを有している。 【0016】 ザック本体1は、袋内部を収納空間10とした袋状をなすように構成されている。図示の例では、かかるザック本体1は、巾広の背面11ならびに前面12を有すると共に、この背面11を巡る縁部と前面12を巡る縁部との間に互いにつながり合った上面13、側面14および底面15を有している。そして、かかるザック本体1は、その一側面14と上面13と他側面14に亘って設けられたスライドファスナー17によって開放可能に閉じ合わされた開放部16を通じて、袋内部に物品などを入れ込み収納できるように構成されている。 【0017】 一方、背板状体2は、表面に一対のショルダーベルト20、20を備えると共に、裏面をザック本体1の背面11への接続面21としている。図示の例では、かかる背板状体2は、ザック本体1の背面11の輪郭形状に倣ったこの背面11とほぼ同じ大きさの板状をなすように構成されている。かかる背板状体2は、典型的には、クッション材の表面を表生地によって覆ったり、プラスチック板などの芯材にクッション材などを重ね合わせた状態でこれらを表生地によって覆うことにより構成することができる。 【0018】 図示の例にあっては、一対のショルダーベルト20、20はそれぞれ、上端を背板状体2の表面22の上部に止着させたパッド部201と、このパッド部201の下端にテープ上端を止着されると共にテープ下端を背板状体2の表面の下部に止着させた下部引き出しテープ202とから構成されている。かかる下部引き出しテープ202はパッド部201に備え付けられたバックル203に通されて留め付け位置調整可能にかかるパッド部201に接続されている。 【0019】 また、図示の例では、かかる背板状体2の表面22側に、その下縁と側縁との接し合う左右隅部間に亘るようにウエストベルト23が備え付けられていると共に、一対のショルダーベルト20、20のパッド部201間には、チェストストラップ24が備えられている。 【0020】 そして、この実施の形態にあっては、かかるザック本体1の背面11を巡る縁部のうち、少なくとも、その上縁部および左右縁部に亘って、雌雄をなすスライドファスナー4を構成する一方ファスナー41が設けられており、 かつ、背板状体2の接続面21に、この雌雄をなすスライドファスナー4を構成する他方ファスナー42が設けられている。 【0021】 具体的には、図示の例にあっては、ザック本体1の背面11を巡る縁部のうちその下縁部を除く縁部に亘って前記一方ファスナー41が設けられている。また、背板状体2の接続面21を巡る縁部のうちその下縁部を除く縁部に亘って前記他方ファスナー42が設けられている。そして、図示の例にあっては、ザック本体1の一方ファスナー41にスライダー40が設けられており、この一方ファスナー41の一端に位置されたスライダー40に背板状体2の他方ファスナー42の一端をはめ込ませた後、このスライダー40を走行させることにより、かかる一方ファスナー41と他方ファスナー42とが噛み合わされ、これにより、ザック本体1の背面11を巡る縁部のうちその下縁部を除く縁部と背板状体2の接続面21を巡る縁部のうちその下縁部を除く縁部とがつなぎ合わされるようになっている。かかる一方ファスナー41がさらにザック本体1の背面11の下縁部にも亘るように設けると共に、他方ファスナー42がさらに背板状体2の接続面21の下縁部にも亘るように設けておけば、このザック本体1と背板状体2とをリュックサックの下部側においても分離可能に接続させ合わせることができる。 【0022】 これにより、この実施の形態にあっては、単一の背板状体2に対し大きさやデザインなどを異ならせる種々のザック本体1を前記スライドファスナーによって備え付けさせることにより、大きさやデザインなどを異ならせるリュックサックを容易かつ適切に構成させることができ、ひいては、多様なリュックサックを低廉に供給させることができる。 【0023】 また、リュックサックの購入時には、リュックサックの購入者は、自己の身体や嗜好や用途などに合わせて、背板状体2とザック本体1とを様々なバリエーションで組み合わせての選択をなすことができ、また、かかるリュックサックの販売者においては、数種の背板状体2と数種のザック本体1とを在庫として有するだけで、多種類のリュックサックの在庫を有する場合と同じ商品ラインナップを揃えることができる。 【0024】 また、リュックサックの使用者において、複数種類の前記ザック本体1を保有していれば、背板状体2に組み合わさせるザック本体1を必要に応じて選択して、その使用をなすようにすることができる。 【0025】 さらには、背板部とザック本体1とを分離した状態で、洗濯や保管などをなすことができ、リュックサックのメンテナンスや取り扱いが容易となる。 【0026】 また、この実施の形態にあっては、前記背板状体2の左右両側部にそれぞれ設けられた第一テープ53と、 ザック本体1の左右両側面にそれぞれ設けられると共に、対応する第一テープ53に対しバックルを介して接続される第二テープ50とによって、 リュックサックの両側部にそれぞれ補助接続テープ5が設けられるようになっており、 しかも、この補助接続テープ5の長さが調整可能となっている。 【0027】 具体的には、図示の例にあっては、背板状体2の表面22側において、左右縁部の中程にそれぞれ、第一テープ53の一端が止着されていると共に、この第一テープ53の他端にサイドリリースバックルを構成する雌バックル54が取り付けられている。また、ザック本体1の左右側面14、14において、この側面14の上下方向ほぼ中程の位置にそれぞれ、第二テープ50の一端が止着されていると共に、この第二テープ50の他端側がサイドリリースバックルを構成する雄バックル51のテープ通し部52に長さ調整可能に挿通留め付けられている。そして、図示の例では、かかる雌バックル54に雄バックル51を入れ込み掛合させた状態から雄バックル51のテープ通し部52に通されて引き出された第二テープ50の引き出し部分を引っ張り操作することにより、補助接続テープ5によって背板状体2とザック本体1との前記スライドファスナーによる接続状態を補強することができるようになっている。また、これにより、ザック本体1の大きさをこのザック本体1内への収納物の収納量に合わせるようにすることができる。 【0028】 なお、図示の例にあっては、背板状体2の接続面21の下部に左右方向に長く続く雌雄をなす面状ファスナーの一方25が設けられていると共に、ザック本体1の背面の下部左右方向に長く続く雌雄をなす面状ファスナーの他方18が設けられており、両面状ファスナー18、25の係着によって背板状体2の下部とザック本体1の下部とが一体化されるようになっている。 【0029】 図示の例とは異なり、背板状体2の接続面21内に、上下方向に長く延びる雌雄をなす面状ファスナーの一方を設け、かつ、ザック本体1の背面内に、これに対応する雌雄をなす面状ファスナーの他方を設けるようにしておけば、背板状体2の接続面21とザック本体1の背面とを全体として密着させるようにした状態で、この両者を分離可能に接続させ合わせることができる。 【図面の簡単な説明】 【0030】 【図1】リュックサックの分離斜視図 【図2】リュックサックの分離斜視図 【図3】リユックサックの斜視図 【図4】リュックサックの断面構成図 【符号の説明】 【0031】 1 ザック本体 11 背面 2 背板状体 20 ショルダーベルト 21 接続面 22 表面 4 スライドファスナー 41 一方ファスナー 42 他方ファスナー
|
| 【出願人】 |
【識別番号】593220801 【氏名又は名称】株式会社キャメル 【住所又は居所】東京都台東区浅草一丁目6番2号
|
| 【出願日】 |
平成16年6月2日(2004.6.2) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077241 【弁理士】 【氏名又は名称】桑原 稔
【識別番号】100098202 【弁理士】 【氏名又は名称】中村 信彦
|
| 【公開番号】 |
特開2005−342168(P2005−342168A) |
| 【公開日】 |
平成17年12月15日(2005.12.15) |
| 【出願番号】 |
特願2004−164680(P2004−164680) |
|