| 【発明の名称】 |
バックル付ケース構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】徐▲偉▼▲文▼
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| 【要約】 |
【課題】製品の品質を高めて、コストを引き下げることができるケースの生産とバックルの組付けを同時に完成させるバックル付ケース構造の提供。
【解決手段】本発明のバックル付ケース構造は、バックルがヘッド部とネック部から構成されており、該ネック部は、所定の傾斜を有する錐体で、ケース生産の際にバックルをあらかじめ型内にセットしておくことによって、ケースの製作とバックルの組付け作業を同時に行うことができる。この際、錐形のネック部によって、バックルにケース内で自在に回転運動できる特性を持たせる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 貫通孔を有するバックル付ケース構造であって、 該バックルには互いに接続されたヘッド部とネック部があり、該ヘッド部は前記ケースの外側に露出しており、該ネック部は前記ケースの孔を通って前記ケースの内壁に嵌合されており、かつ該ネック部は、所定の傾斜を有する錐体からなり、バックルを自由に回転できる状態で前記ケースに装着したことを特徴とするバックル付ケース構造。 【請求項2】 前記ヘッド部にはネックストラップを通せるための穿孔を有することを特徴とする請求項1に記載のバックル付ケース構造。 【請求項3】 前記ヘッド部が前記ケースに隣接する底部は、外周方向に延伸してケースの孔の口径よりサイズが大きなエッジ部分であり、前記ヘッド部が常に前記ケースの外に露出している状態を保持していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバックル付ケース構造。 【請求項4】 前記エッジ部分に対応して、バックルが前記ケースから離脱するのを防止するため、前記ネック部の底部は、外周方向に延伸しているストッパーが設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のバックル付ケース構造。 【請求項5】 前記ネック部は前記ケースの内側から前記ケースの外側に向かって徐々に縮小していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のバックル付ケース構造。 【請求項6】 前記ネック部は前記ケースの外側から前記ケースの内側に向かって徐々に縮小していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のバックル付ケース構造。 【請求項7】 前記ネック部が前記ケースに対して所定の距離で直線の往復運動ができるように前記ネック部の高さがケースの孔の深さより大きく設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のバックル付ケース構造。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ケース構造であり、特にオートメーション化が可能なバックル付ケース構造に関する。 【背景技術】 【0002】 バックルの使用は、箱状物品の結束、車のシートベルトから物品の携行にいたるまでのさまざまなシチュエーションに及んでおり、バックルの使用は、物品の使用をよりいっそう容易かつ簡便なものにしている。 【0003】 また、バックルは現在の電子産業においても幅広く利用されている。製造技術の進歩に伴い、電子機器はユーザーの携行使用の利便性を図るために、体積がより小さくなり、かつ小型化される傾向にある。一例をあげると、電子翻訳機、PDA(Personal Digital Assist)、携帯電話(Mobile phone)、電子ゲーム機、ポータブルCD製品などがその代表である。なかでもポータブルCD、携帯電話などの電子機器はその体積がよりコンパクトになっており、ユーザーがどんな環境でも自在に操作できるようなものとなっている。このような小型の電子機器の収納をよりいっそう簡便にするために、現在製造業者の多くは、電子機器に直接バックルを取り付けてこれにストラップを通し、ユーザーが首に掛けたり、手に巻きつけたりして、これらを操作しやすいようにしている。 【0004】 バックルの使用は極めて広範に及んでいることから、バックルの構造、またはこれに関する改良技術は非常に多く、また早くから公開されて一般に公知となっている。例をあげると、留め金のバックル部分の改良構造は主に、バックル、ピン、カバー、留め金部分から構成されており、組付ける場合は、留め金部分をカバーにセットし、バックルのピン孔をカバーに合わせて2本のピンをバックルのピン孔に通してしっかりと止め、また上下を折り曲げて全体の長さを調節することにより、特別な使用にも合わせることができるものである(例えば、特許文献1参照)。 【0005】 上掲の案は、一般的なバックル構造の基本形態であり、複数個の部品から構成されて対象物を回転させるもので、合理的に運用できて一定の効果を持っているものの、現在のように電子機器の体積が小さくなると、このようなバックルは使用できなくなる。現在、業界で使用されているデザインは、図5のとおりである。電子機器のケース600の一箇所には孔610が開けられており、手作業でバックル500を孔610に差し込むようになっている。バックル500は円柱型で、これによりバックル500はケース600に対して自由に回転することが可能である。 【0006】 手作業でバックルを組付ける方法はもとより実行可能なやり方であるが、この方法には欠点がある。それはまず、手作業で組付けをする過程では、作業者が力を加えてバックル500が左右対称の止め具部分につき合わせることで変形させて、孔610に通せるようにし、さらに隙間がある状態に回復させることで、止め具部分は外側に開いた状態でケース600の内壁に押し付けられる。このやり方では、ケース600の孔610の部分に裂け目が生じることは避けがたく、構造上も損傷が生じるため、作業者が過度の力を加えた場合もケース600に重大な損傷が生じて使用が不可能となり、生産原価の増加による負担が生じる可能性がある。さらには、組付けに必要な力の入れ具合は、完全に作業者の経験が頼りであり、製品の品質を有効にコントロールすることは不可能である。 【特許文献1】中華民国特許公告 第393920号 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 以上の現状に基づき、本発明が解決しょうとする課題は、ケースの製作の際に、先にバックルを鋳型内にセットして、ケースの原料をそこに注入して成型することにより、ケースの生産とバックルの組付けを同時に完成させるバックル付ケース構造を提供する。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明の上記課題は、以下に示す発明によってそれぞれ達成される。 (1)貫通孔を有するバックル付ケース構造であって、 該バックルには互いに接続されたヘッド部とネック部があり、該ヘッド部は前記ケースの外側に露出しており、該ネック部は前記ケースの孔を通って前記ケースの内壁に嵌合されており、かつ該ネック部は、所定の傾斜を有する錐体からなり、バックルを自由に回転できる状態で前記ケースに装着したことを特徴とするバックル付ケース構造。 (2)前記ヘッド部にはネックストラップを通せるための穿孔を有することを特徴とする前記第1項に記載のバックル付ケース構造。 (3)前記ヘッド部が前記ケースに隣接する底部は、外周方向に延伸してケースの孔の口径よりサイズが大きなエッジ部分であり、前記ヘッド部が常に前記ケースの外に露出している状態を保持していることを特徴とする前記第1項又は第2項に記載のバックル付ケース構造。 (4)前記エッジ部分に対応して、バックルが前記ケースから離脱するのを防止するため、前記ネック部の底部は、外周方向に延伸しているストッパーが設けられていることを特徴とする前記第1項乃至第3項のいずれかに記載のバックル付ケース構造。 (5)前記ネック部は前記ケースの内側から前記ケースの外側に向かって徐々に縮小していることを特徴とする前記第1項乃至第4項のいずれかに記載のバックル付ケース構造。 (6)前記ネック部は前記ケースの外側から前記ケースの内側に向かって徐々に縮小していることを特徴とする前記第1項乃至第4項のいずれかに記載のバックル付ケース構造。 (7)前記ネック部が前記ケースに対して所定の距離で直線の往復運動ができるように前記ネック部の高さがケースの孔の深さより大きく設けられていることを特徴とする前記第1項乃至第4項のいずれかに記載のバックル付ケース構造。 本発明に用いられるバックルは、接続されたヘッド部とネック部から構成されており、ヘッド部はケースの外側に露出している。またネック部はケースの孔を通ってケースの内壁に留め付けられており、とくにネック部は、所定の傾斜を有する錐体となっているために、型をはずして電子機器のケースを取り出す時、ネック部の錐体の構造は、ネック部がケースの孔にしっかりと取り付けられた状態から離脱させて、ケースに対して自由に回転するゆとりのある取り付け状態とする。 【0009】 従来の製造方法は、型をはずしてケースを取り出したときに、バックルはケースの対応している孔にしっかりとはめ込まれた状態となって、大きな摩擦力がかかることから、バックルはスムーズに回転することができなくなり、そのため、バックルを直接型に取り付けて同時に組立作業を完成させることが不可能となる。 【0010】 本発明のバックル付ケース構造は、ネック部が錐形をしているため、型を取り外してケースを取り出したときに、わずかな力でネック部をケースにはめ込むことで、バックルのネック部がケースの孔にしっかりとはめ込まれた状態を解除してゆるやかに取り付けられた状態にすることができ、バックルはケースに対して自由に回転することができる。 【発明の効果】 【0011】 本発明のバックル付ケース構造は、少なくとも次に掲げるメリットを持っている。 (1)便利な組付け方法:本発明のバックル付ケース構造は、ケースの製作の際に先ず、バックルをあらかじめ鋳型にセットして一緒に組立作業を完成させるため、従来の手作業による取り付けが必要なく、オートメーション化に有利である。 (2)製造原価を引き下げることができる:さらに、手作業による組立作業を省けることから、おのずと製造原価を大幅に引き下げることができ、製品に競争力を持たせることができる。 (3)製品の品質を高めることができる:これまでの技術では手作業による組立作業を行っていたため、作業者の経験に拠るところがあり、力の入れ方が適切でないと常にケースを損傷する恐れがあり、極端な場合は廃棄処理をしなければならなくなる。本発明のバックル付ケース構造は、ケースを製作すると同時にバックルの組付け作業を完成させることができ、オートメーション化された作業を行うことにより、製品の品質を効果的に高めることができる。 【0012】 本発明のその他の目的、特徴をよりわかりやすくするために、次にいくつかの好適な実施例を挙げて、図面とともに詳しく説明する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 本発明のバックル付ケース構造は、まず図1と図2を参照されたい。一般的なケースの製造は、型にケースの原料を注入し、成型した後にこれを取り出すものである。本発明バックル付ケース構造は、図に示しているとおり、バックル10を先に第1鋳型100と、第2鋳型200と、およびバックル10底部のマスター型から構成されている鋳型にセットする。それからケース原料を注入口300に注いで成型した後に型をはずし、ケース20とバックル10を一緒に取り出すことで、ケース20の製作とバックル10の組付け作業を同時に完成させることができる。 【0014】 さらに詳しく説明すれば、ケース20にはバックル10のネック部12に対応する孔21が設けられており、該バックル10は互いに接続されたヘッド部11とネック部12を含み、そのヘッド部11は穿孔15がある。またそのヘッド部11がケース20に隣接した底部は、外周方向に延伸してケース20の孔21の口径よりサイズが大きいエッジ部分16を形成することにより、ヘッド部11が孔21に進入するのを防いで、ヘッド部11が常にケース20の外に露出している状態を保持することができる。特に、バックル10のネック部12は所定の斜度がある傾斜13のある錐体を形成しており、さらにケース20の内側からケース20の外側に向かって徐々に縮小し、かつネック部12の高さは孔21の深さより大きくなっている。従って、型をはずしてケース20を取り出す際には、錐体のネック部12が、わずかな力でヘッド部11を圧迫してネック部12をわずかにケース20に進入させることにより、バックル10のネック部12がケース20の孔21にしっかりとはめ込まれた状態を解除してゆるやかに結合している状態にする。それにより、バックル10はケース20に対して自由に回転する。さらに、ネック部12の底部は、外周方向に延伸しているストッパー14が設けられているため、ネック部12がケースの内壁に係留されるのを助け、バックル10がケース20から離脱するのを防いでいる。 バックル10は、図3に示すとおり若干変化させることができる。ネック部12はケース20の外側からケース20の内側に向かって徐々に縮小する錐体とすることにより、バックル10にゆとりを持たせてケース20に取り付ける。よってケース20に対して自由に回転させることが可能となる。さらに、図4に示すとおり、ネックストラップ30をヘッド部11の穿孔15に通すことにより、ユーザーは、首に掛けるか、またはこれを手に巻きつけて携行使用することができる。 【0015】 以上に述べたものは、本発明の好適な実施例にすぎず、本発明の実施範囲を限定するものではない。本発明の特許出願範囲に基づいて行われた変更と修飾は、すべて本発明の特許範囲に含まれるものとする。 【図面の簡単な説明】 【0016】 【図1】本発明のバックル付ケース構造のケースの製作に係る断面図である。 【図2】本発明のバックル付ケース構造の第1実施例を示す断面図である。 【図3】本発明のバックル付ケース構造の第2実施例を示す断面図である。 【図4】本発明のバックル付ケース構造の使用状態を示す斜視図である。 【図5】従来のバックル付ケース構造を示す断面図である。 【符号の説明】 【0017】 10 バックル 11 ヘッド部 12 ネック部 13 傾斜 14 ストッパー 15 穿孔 16 エッジ部分 20 ケース 21 孔 30 ネックストラップ 100 第1鋳型 200 第2鋳型 300 注入口 500 バックル 600 ケース 610 孔
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| 【出願人】 |
【識別番号】501313414 【氏名又は名称】英保達股▲分▼有限公司
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| 【出願日】 |
平成16年11月19日(2004.11.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093447 【弁理士】 【氏名又は名称】中島 幹雄
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| 【公開番号】 |
特開2005−161043(P2005−161043A) |
| 【公開日】 |
平成17年6月23日(2005.6.23) |
| 【出願番号】 |
特願2004−336068(P2004−336068) |
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