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【発明の名称】 消防服
【発明者】 【氏名】桝谷 徹
【住所又は居所】東京都中央区日本橋二丁目5番13号 帝国繊維株式会社内

【氏名】原木 あや
【住所又は居所】東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ内

【氏名】八幡 健
【住所又は居所】東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ内

【氏名】齋藤 章
【住所又は居所】東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会社エヌ・ティ・ティ・データ内

【要約】 【課題】消防士毎に消防活動履歴を記録すると共に、適切な健康・安全管理を可能にする消防服を提供することにある。

【解決手段】データを記憶するICチップとデータを非接触で送受信するアンテナを回路基板上に形成したRFID用のIDタグ4を上衣1の襟3の中に挿入し、該IDタグ4が電源を内蔵したアクティブ型タグであり、少なくとも消防活動履歴を記録すると共に、各消防活動時の温度をセンシングし記録するようにした消防服10である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
データを記憶するICチップとデータを非接触で送受信するアンテナを回路基板上に形成したRFID用のIDタグを服地の中に挿入し、該IDタグが電源を内蔵したアクティブ型タグであり、少なくとも消防活動履歴を記録すると共に、各消防活動時の温度をセンシングし記録するようにした消防服。
【請求項2】
前記IDタグを上衣の襟の中に挿入した請求項1に記載の消防服。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は消防服に関し、さらに詳しくは、消防士毎に消防活動履歴を記録すると共に、適切な健康・安全管理を可能にする消防服に関する。
【背景技術】
【0002】
消防士の活動は、単に火災の消火を行なうだけに止まらず、火災の拡大延焼を防止するため火中で建物の破壊撤去を行なったり、また火中に飛び込んで人命の救助を行なうなど多岐に渡っており、非常に危険にさらされることが多い。しかも、これらの消防活動は、全ての消防士が一律に経験するのではなく、個人毎に異なった経験をするというのが実情である
しかし、従来の消防士に対する健康・安全管理は全員に対して同一水準で一律に行なわれていたため、必ずしも個々の消防士の消火活動履歴に合った管理が行なわれているとはいえなかった。すなわち、各消防士の消火活動履歴は、消火作業を担当した火災の規模の違いや、作業場所における火勢の違いなどにより、人体に受ける影響はそれぞれ異なってくるので、一律に同一水準で健康・安全管理を行なったのでは、過酷な条件が重なった消防士などに障害が発生することが考えられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、上述した従来の問題を解消し、消防士毎に消防活動履歴を記録すると共に、適切な健康・安全管理を可能にする消防服を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成する本発明の消防服は、データを記憶するICチップとデータを非接触で送受信するアンテナを回路基板上に形成したRFID用のIDタグを服地の中に挿入し、該IDタグが電源を内蔵したアクティブ型タグであり、少なくとも消防活動履歴を記録すると共に、各消防活動時の温度をセンシングし記録するようにしたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0005】
上述のように本発明の消防服によれば、RFID用のIDタグを服地の中に挿入し、該IDタグをアクティブ型タグとして少なくとも消防活動履歴の記録と共に、消防活動時に温度をセンシングし記録するようにしたので、そのIDタグには、その消防服を着用する消防士毎に消火活動履歴が記録され、かつ各火災活動毎に被った温度が記録される。したがって、各消防士が実際に被った熱量の大きさに応じて、適切な健康・安全管理を行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1は本発明の実施形態からなる消防服を例示したものである。
【0007】
図1に示す消防服10において、1は上衣、2は下衣(パンツ)である。その上衣1には、襟3の中にRFID用のIDタグ4が表地と裏地との間に挟まれるように挿入されている。
【0008】
ここでRFID(Radio Frequency-Identification: 電波方式認識)とは、リーダライタ(アンテナ+コントローラ)と、データを記憶するICチップとデータを非接触で送受信するアンテナとを回路基板上に形成したIDタグとから構成され、無線方式によりデータを交信することができる自動認識技術をいう。このRFIDに使用されるIDタグには、タグ自身が電源を内蔵して自ら電波を飛ばすアクティブ型タグと、電源を内蔵しておらず、リーダライタ側が接近したときの電磁波により誘電して電波を飛ばすパッシブ型タグとがあるが、本発明の消防服に用いられるIDタグ4には前者のアクティブ型タグが使用される。このIDタグ4は、消防活動に出動する度にその履歴が入力し記録されると共に、各消防活動の際に被る火炎の温度がセンシング記録される。
【0009】
このように上記消防服10に挿入されたIDタグ4には、この消防服10を着用する消防士が実際に行動した消防活動履歴が記録され、かつ各消防活動毎に被った温度が記録される。したがって、同消防士が実際に被った熱量に応じて適切な健康・安全管理を行なうことができる。
【0010】
消防服10にIDタグ4を挿入する場所としては、服地の中であれば上衣1および下衣2のいずれであってもよく、特に限定されるものではない。しかし、好ましくは、図示の例のように、襟3の中に挿入するのがよい。人間は顔に近い障害物に対しては最も敏感に反応し、これを避けるようとするので、顔に近い襟3にIDタグ4を挿入することにより、IDタグ4に対する損傷を低減することができる。また、消防活動時に被る温度のセンシングにも有利にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明の実施形態からなる消防服を例示したものである。
【符号の説明】
【0012】
1 上衣
2 下衣
3 襟
4 RFID用のIDタグ
10 消防服
【出願人】 【識別番号】000215822
【氏名又は名称】帝国繊維株式会社
【住所又は居所】東京都中央区日本橋2丁目5番13号
【識別番号】000102728
【氏名又は名称】株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
【住所又は居所】東京都江東区豊洲三丁目3番3号
【出願日】 平成15年11月19日(2003.11.19)
【代理人】 【識別番号】100066865
【弁理士】
【氏名又は名称】小川 信一

【識別番号】100066854
【弁理士】
【氏名又は名称】野口 賢照

【識別番号】100068685
【弁理士】
【氏名又は名称】斎下 和彦

【公開番号】 特開2005−146481(P2005−146481A)
【公開日】 平成17年6月9日(2005.6.9)
【出願番号】 特願2003−388691(P2003−388691)