| 【発明の名称】 |
衣服兼用乳母車カバー |
| 【発明者】 |
【氏名】▲葛▼西 健造
【氏名】バルバラ ストルチ
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| 【要約】 |
【課題】衣服兼用乳母車カバーを提供する。
【解決手段】衣服兼用乳母車カバー1は、背面部材2と、この背面部材2の上方領域2aの両側縁から側方に張り出す一対の側面部材3とを備える。衣服兼用乳母車カバー1を衣服として使用するときには、背面部材2は背中側に位置する後身頃となり、一対の側面部材3は一対の前身頃となる。衣服兼用乳母車カバー1を乳母車カバーとして使用するときには、背面部材2は、座席の上方部分および背面部分に位置する背面カバーとなり、一対の側面部材3は、座席の側方部分および前方部分を覆う側面カバーとなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 衣服として使用するときには背中側に位置する後身頃となり、乳母車カバーとして使用するときには座席の上方部分および背面部分に位置する背面カバーとなる背面部材と、 前記背面部材の上方領域の両側縁から側方に張り出し、衣服として使用するときには一対の前身頃となり、乳母車カバーとして使用するときには座席の側方部分および前方部分を覆う側面カバーとなる一対の側面部材とを備える、衣服兼用乳母車カバー。 【請求項2】 前記背面部材の下方領域の両側辺部には、乳母車の車体との接続を行なうための車体接続手段が設けられている、請求項1に記載の衣服兼用乳母車カバー。 【請求項3】 前記背面部材の下方領域の各側辺部は、乳母車の車体フレームを挟んで屈曲するように取付けられ、 前記車体接続手段は、前記屈曲点の下方で対向する前記側辺部同士を接続する部材を含む、請求項2に記載の衣服兼用乳母車カバー。 【請求項4】 前記一対の側面部材のうち、第1の側面部材はその先端部分に第1連結具を含み、第2の側面部材はその基端部分に前記第1連結具に連結される第2連結具を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の衣服兼用乳母車カバー。 【請求項5】 前記背面部材の上方領域は、乳母車の幌の上に被せられる、請求項1〜4のいずれかに記載の衣服兼用乳母車カバー。 【請求項6】 上下方向に延在する背面部材と、 前記背面部材の上方領域の両側縁から側方に張り出している一対の側面部材とを備える、衣服兼用乳母車カバー。 【請求項7】 前記背面部材は衣服の後身頃となり、前記一対の側面部材は衣服の前身頃となる、請求項6に記載の衣服兼用乳母車カバー。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、座席に着座した乳幼児を寒さから守るために乳母車を覆うカバーに関し、特に衣服としても使うことのできる衣服兼用乳母車カバーに関するものである。 【背景技術】 【0002】 乳母車を覆うカバーは、例えば、特開2003−54416号公報(特許文献1)、特開2001−260894号公報(特許文献2)、実用新案登録第3094720号公報(特許文献3)に開示されている。 【0003】 これらの公報に開示された乳母車カバーは、乳母車を覆う目的のためだけに設計されたものであり、他に用途がない。 【特許文献1】特開2003−54416号公報 【特許文献2】特開2001−260894号公報 【特許文献3】実用新案登録第3094720号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 育児器具の一種である乳母車においては、親と子の絆を深め、親子の愛情を育むために、座席に着座した乳幼児と、乳母車を移動操作する母親等とが共有し合えるようなものを提供したい。 【0005】 また、乳母車は、乳幼児期の子供に対して使用されるものであり、子供が成長した後においては不要なものとなる。成長した子供にとって、あるいは大人になってからも、乳幼児期の思い出が化体しているものを身に付けることができれば、親から注がれた愛情の記憶を継続して持つことができ、あたたかい心を育むことができる。 【0006】 この発明の目的は、上記のような要望を満たしうる乳母車用の備品を提供することである。具体的には、衣服兼用乳母車カバーを提供することである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 この発明に従った衣服兼用乳母車カバーは、背面部材と、この背面部材の上方領域の両側縁から側方に張り出す一対の側面部材とを備える。衣服兼用乳母車カバーを衣服として使用するときには、背面部材は背中側に位置する後身頃となり、一対の側面部材は一対の前身頃となる。衣服兼用乳母車カバーを乳母車カバーとして使用するときには、背面部材は、座席の上方部分および背面部分に位置する背面カバーとなり、一対の側面部材は、座席の側方部分および前方部分を覆う側面カバーとなる。 【0008】 上記構成の本発明によれば、乳母車を使用しないときには母親は衣服兼用乳母車カバーを衣服として着用することができ、また乳母車を使用するときには衣服兼用乳母車カバーを座席に着座した子供を包み込むカバーとして利用することができる。このような衣服兼用乳母車カバーであれば、乳母車の座席に着座した乳幼児と、乳母車を移動操作する母親とがそれを共有し合うことが可能になる。 【0009】 また、子供が成長して乳母車が不要になったとき、乳幼児期の自分を包み込んでいた乳母車カバーを成長した子供または大人が自ら衣服として着用できるので、乳幼児期に親から注がれた愛情の記憶を継続して持つことができる。 【0010】 一つの実施形態では、背面部材の下方領域の両側辺部には、乳母車の車体との接続を行なうための車体接続手段が設けられている。この場合、例えば、背面部材の下方領域の各側辺部は、乳母車の車体フレームを挟んで屈曲するように取付けられる。上記の車体接続手段は、屈曲点の下方で対向する側辺部同士を接続する部材を含む。乳母車カバーが上記のような車体接続手段を有していれば、乳母車上での位置をしっかりと維持できる。 【0011】 また、一つの実施形態では、一対の側面部材のうち、第1の側面部材はその先端部分に第1連結具を含み、第2の側面部材はその基端部分に第1連結具に連結される第2連結具を含む。第1連結具と第2連結具とを連結することにより、側面部材は乳母車の側方部分および前方部分を安定した形態で覆うことができるようになる。乳母車が幌を有している場合、背面部材の上方領域は、例えば、幌の上に被せられる。 【0012】 上記のように本発明に従った衣服兼用乳母車カバーは、上下方向に延在する背面部材と、この背面部材の上方領域の両側縁から側方に張り出している一対の側面部材とを備える。好ましくは、背面部材は衣服の後身頃となり、一対の側面部材は衣服の前身頃となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 図1〜図5は、この発明の一実施形態である衣服兼用乳母車カバー1が衣服として使用される状態を説明する図であり、図7〜図12は、衣服兼用乳母車カバー1が乳母車カバーとして使用される状態を説明する図である。図6は、一般的な乳母車10を示す斜視図である。 【0014】 先ず、図1〜図5を参照して、衣服兼用乳母車カバー1が衣服として使用されている状態を説明する。衣服兼用乳母車カバー1は、例えば毛糸を編んで作られており、上下方向に長い背面部材2と、この背面部材2の上方領域2aから側方に張り出している一対の側面部材3とを備える。 【0015】 背面部材2の下方領域2bの両側辺部には、それぞれ、3個の留めボタン4と、3個の紐ループ5とが取付けられている。図示した実施形態では、3個の留めボタン4は、3個の紐ループ5の下方に位置している。 【0016】 また、各側面部材3の基端部分には留めボタン6が取付けられ、先端部分には紐ループ7が取付けられている。後述するが、衣服兼用乳母車カバー1が乳母車カバーとして使用されるとき、一方の側面部材3の先端部分の紐ループ7は他方の側面部材3の基端部分の留めボタン6に連結される。 【0017】 図2および図3に示すように、衣服兼用乳母車カバー1を衣服として使用するとき、背面部材2は人の背中側に位置する後身頃となり、一対の側面部材3は両肩または両腕の上を通って一対の前身頃となる。一方の側面部材3と他方の側面部材3とは、重なって位置する。 【0018】 図4は、ショールを兼用した衣服の使用状態を示している。図示するように、一方の側面部材3は首の前を通り、他方の肩の上にまで延ばされている。 【0019】 図5は、おくるみを兼用した衣服の使用状態を示している。図示するように、両方の側面部材3で乳児の身体を下から包むように抱いている。 【0020】 次に、図6〜図12を参照して、衣服兼用乳母車カバー1が乳母車カバーとして使用されている状態を説明する。 【0021】 図6に示す乳母車10は、前輪を有する一対の前脚14と、後輪を有する一対の後脚15と、座席の両側部に位置する一対の手摺部材16と、座席の前方に位置する前ガード部材17と、上下方向に延びる一対の縦棒11と、一対の縦棒11の上端部間を連結するハンドル部材12と、日除けのための幌13とを備える。 【0022】 図7〜図9は、衣服兼用乳母車カバー1が乳母車10を覆うカバーとして使用されている状態を示しており、図10〜図12は衣服兼用乳母車カバー1を乳母車に取付けている途中の状態を示している。 【0023】 これらの図面に示すように、衣服兼用乳母車カバー1を乳母車カバーとして使用するとき、背面部材2は座席の上方部分および背面部分に位置する背面カバーとなり、一対の側面部材3は座席の側方部分および前方部分を覆う側面カバーとなる。 【0024】 より具体的に説明すると、背面部材2の上方領域2aを乳母車10の幌の上に被せて、下方領域2bの下半分を乳母車10の背面に垂らす(図11参照)。この状態では、図11に示すように、背面部材2の下方領域2bの各側辺部は、乳母車10の縦棒11を挟んで屈曲する。屈曲して対向する下方領域2bの側辺部同士を留めボタン4および紐ループ5によって接続する(図11および図12参照)。側辺部同士を接続する手段として、留めボタンおよび紐ループに代えて、種々の部材を使用することができる。例えば、紐やベルトによってそれらを接続してもよいし、面ファスナ等を用いてそれらを接続してもよい。 【0025】 次に、一方の側面部材3を一方の手摺部材16および前ガード部材17の上に位置するようにし、その先端部分にある紐ループ7(図1参照)と他方の側面部材3の基端部分にある留めボタン6とを連結する。これにより、一方の側面部材3の位置を安定して維持できる。その後、他方の側面部材3を上記と同様に他方の手摺部材16および前ガード部材17の上に位置するようにし、その先端部分にある紐ループ7と一方の側面部材3の基端部分にある留めボタン6とを連結する。他方の側面部材3は、一方の側面部材3の上に重なる。 【0026】 図7〜図9に示すように衣服兼用乳母車カバー1を乳母車10上に装着している状態では、母親が衣服として着用していた衣服兼用乳母車カバー1が座席内の乳幼児を暖かく包み込む。母親の衣服によって座席を包み込んでいるので、あたかも母親が乳幼児を優しく包み込んで抱いているような印象を抱かせ得る。特に毛糸で編んだ衣服兼用乳母車カバー1であれば、外観的にも、乳幼児に対して優しい印象を与える。 【0027】 上記のように子供が小さいときには、乳幼児および母親が衣服兼用乳母車カバー1を共有し合うことができる。子供が成長して乳母車が不要になった後においては、乳幼児期に自分を包み込んでいた乳母車カバーを成長した子供または大人自らが衣服として着用できるので、乳幼児期の愛情の記憶を継続して持つことができる。 【0028】 以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示された実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。 【産業上の利用可能性】 【0029】 この発明は、乳母車用カバーとして利用することもできるし、衣服として利用することもできる。特に、暖かい心を育てる育児器具の備品として有利に利用され得る。 【図面の簡単な説明】 【0030】 【図1】この発明の一実施形態である衣服兼用乳母車カバーの展開図である。 【図2】衣服兼用乳母車カバーを衣服として着用する前の状態を示す図である。 【図3】衣服兼用乳母車カバーを衣服として着用している状態を示す図である。 【図4】衣服兼用乳母車カバーをショールを兼用した衣服として使用している状態を示す図である。 【図5】衣服兼用乳母車カバーをおくるみを兼用した衣服として着用している状態を示す図である。 【図6】一般的な乳母車を示す斜視図である。 【図7】衣服兼用乳母車カバーを乳母車カバーとして使用している状態を前方から見た斜視図である。 【図8】衣服兼用乳母車カバーを乳母車カバーとして使用している状態を後方から見た斜視図である。 【図9】衣服兼用乳母車カバーを乳母車カバーとして使用している状態を正面から見た図である。 【図10】衣服兼用乳母車カバーを乳母車に取付けている途中の状態を後方から見た図である。 【図11】衣服兼用乳母車カバーを乳母車に取付けている途中の状態を側方から見た図である。 【図12】衣服兼用乳母車カバーを乳母車に取付けている途中の状態を側方から見た図であり、側面部材の下方領域の側辺部を乳母車の車体に取付けている状態を示している。 【符号の説明】 【0031】 1 衣服兼用乳母車カバー、2 背面部材、2a 上方領域、2b 下方領域、3 側面部材、4 留めボタン、5 紐ループ、6 留めボタン、7 紐ループ、10 乳母車、11 縦棒、12 ハンドル部材、13 幌、14 前脚、15 後脚、16 手摺部材、17 前ガード部材。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390006231 【氏名又は名称】アップリカ育児研究会アップリカ▲葛▼西株式会社
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| 【出願日】 |
平成15年10月21日(2003.10.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091409 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 英彦
【識別番号】100096792 【弁理士】 【氏名又は名称】森下 八郎
【識別番号】100091395 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 博由
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| 【公開番号】 |
特開2005−126835(P2005−126835A) |
| 【公開日】 |
平成17年5月19日(2005.5.19) |
| 【出願番号】 |
特願2003−360894(P2003−360894) |
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