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【発明の名称】 ベストをベースとする電脳機器携帯システムおよび肩掛け用ストラップをベースとする電脳機器携帯システム
【発明者】 【氏名】別府 愼剛

【要約】 【課題】利便性に優れたベストや肩掛けストラップをベースとする電脳機器携帯システムを提供する。

【解決手段】ベストをベースとする電脳機器携帯システム10は、左右の帯状体13,14の表面に面ファスナーの雄部36を取り付け、この雄部36に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの雌部41を、携帯用電脳機器42,43を収納する機器収納ケース45,46に取り付け、携帯用電脳機器に兼用使用できるマイクロホン48やイヤホン49をサイバーモバイルベスト11に一体に仕込み、マイクロホン、イヤホン、携帯用電脳機器のプラグを通すための貫通孔53を帯状体に穿設し、この帯状体の裏面にはケーブルを束ねるための紐部材61を設けている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Tシャツなどの上やジャケットなどの下に着用した際に、着用者の首の左右側からそれぞれ左右の帯状体が胸部を経て腹部まで延長し、左右の帯状体のそれぞれの下端部をベルトに取り付けたベストをベースとする電脳機器携帯システムであって、
前記左右の帯状体の表面に面ファスナーの一方を取り付け、
この面ファスナーの一方に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの他方を、携帯電話や携帯音楽機器などの携帯用電脳機器を収納する機器収納ケースに取り付け、
この携帯用電脳機器に兼用使用できるマイクロホンやイヤホンを前記ベストに一体に仕込み、
これらのマイクロホン、イヤホン、携帯用電脳機器のプラグを通すための貫通孔を前記帯状体に穿設し、
この帯状体の裏面にケーブルを束ねるための紐部材を設けたことを特徴とするベストをベースとする電脳機器携帯システム。
【請求項2】
前記貫通孔は、長孔であることを特徴とする請求項1に記載のベストをベースとする電脳機器携帯システム。
【請求項3】
前記ベストの背面に面ファスナーの一方を取り付け、
この面ファスナーの一方に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの他方を、平坦状のアンテナに取り付けることで、アンテナを前記ベストの背面に着脱可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベストをベースとする電脳機器携帯システム。
【請求項4】
前記ベストの背面に面ファスナーの一方を取り付け、
この面ファスナーの一方に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの他方を、平坦状の太陽電池に取り付けることで、太陽電池を前記ベストの背面に着脱可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベストをベースとする電脳機器携帯システム。
【請求項5】
前記左右の帯状体の下端部に、小物を吊り下げ可能な略D形の環状部材や係止用フックを取り付けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベストをベースとする電脳機器携帯システム。
【請求項6】
前記ベストの背面に面ファスナーの一方を取り付け、
この面ファスナーの一方に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの他方を、荷物を収納するデイパックやウエストバッグに取り付けることで、デイパックやウエストバッグをベストの背面に着脱可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のベストをベースとする電脳機器携帯システム。
【請求項7】
バッグなどを肩に掛けるためにバッグなどに取り付けた肩掛け用ストラップをベースとする電脳機器携帯システムであって、
前記肩掛け用ストラップの表面に面ファスナーの一方を取り付け、
この面ファスナーの一方に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの他方を、携帯電話や携帯音楽機器などの携帯用電脳機器を収納する機器収納ケースに取り付け、
この携帯用電脳機器に兼用使用できるマイクロホンやイヤホンを前記肩掛け用ストラップに一体に仕込み、
これらのマイクロホン、イヤホンのプラグを通すための貫通孔を前記肩掛け用ストラップに穿設し、
この肩掛け用ストラップの裏面にケーブルを束ねるための紐部材を設けたことを特徴とする肩掛け用ストラップをベースとする電脳機器携帯システム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ベストや肩掛け用ストラップに一体に仕込んだマイクロホンおよびイヤホンを、携帯電話や携帯音楽機器などの携帯用電脳機器で兼用使用できるようにしたベストや肩掛け用ストラップをベースとする電脳機器携帯システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話、携帯ラジオなどの携帯情報機器、MD(ミニ・ディスク)などの携帯音楽機器および携帯コンピュータ関連の携帯用電脳機器を利用する人口が急増している。
【0003】
これらの携帯用電脳機器のうち、例えば、携帯電話とMDとの両方を携帯する場合には、使用者は携帯電話やMDをポケットに収納することが多い。
携帯電話を使用する場合には、ポケットから取り出して使用し、使用後には再度ポケットに戻すこととなる。
一方、MDにはイヤホンやコントローラが接続されているから、MDをポケットに収納したまま、コントローラでMDを操作し、イヤホンで音楽を聞くことになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、携帯電話を使用する際は、その使用の度に、ポケットから携帯電話を出し入れする煩わしさがあり、その点で改良の余地が残されていた。
その対策として、例えば携帯電話にイヤホン、マイクロホンやコントローラを接続して使用する方法が考えられる。
【0005】
携帯電話にイヤホン、マイクロホンやコントローラを接続すれば、MDと同様に、携帯電話をポケットから取り出さなくても、コントローラで携帯電話を操作し、イヤホンで相手の話しを聞き取ることができ、マイクロホンから相手に話しかけることが可能である。
【0006】
しかしながら、携帯電話にイヤホンを接続すると、MDのイヤホンと、携帯電話のイヤホンとの2個のイヤホンを携帯する必要がある。
さらに、携帯電話にコントローラを接続すると、MDのコントローラと、携帯電話のコントローラと2個のコントローラを携帯する必要がでてくる。
【0007】
このように、2個以上のイヤホンやコントローラを携帯した場合には、携帯電話用のイヤホンやコントローラと、MD用のイヤホンやコントローラとを瞬時に判別することが難しく、使い勝手の点で問題があった。
【0008】
本発明は、利便性に優れたベストや肩掛け用ストラップをベースとする電脳機器携帯システムを提供して、上述の全ての問題点を解消しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、Tシャツなどの上やジャケットなどの下に着用した際に、着用者の首の左右側からそれぞれ左右の帯状体が胸部を経て腹部まで延長し、左右の帯状体のそれぞれの下端部をベルトに取り付けたベストをベースとする電脳機器携帯システムであって、前記左右の帯状体の表面に面ファスナーの一方を取り付け、この面ファスナーの一方に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの他方を、携帯電話や携帯音楽機器などの携帯用電脳機器を収納する機器収納ケースに取り付け、この携帯用電脳機器に兼用使用できるマイクロホンやイヤホンを前記ベストに一体に仕込み、これらのマイクロホン、イヤホン、携帯用電脳機器のプラグを通すための貫通孔を前記帯状体に穿設し、この帯状体の裏面にケーブルを束ねるための紐部材を設けたことを特徴とする。
【0010】
上述した本発明に係るベストをベースとする電脳機器携帯システムは、帯状体に面ファスナーの一方を取り付け、この面ファスナーの一方に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの他方を、機器収納ケースに取り付けた。
これにより、機器収納ケース内の携帯用電脳機器を、ベストと一体化させることが可能になる。
【0011】
携帯用電脳機器をベストと一体化させることで、携帯用電脳機器をポケットから取り出さなくても、携帯用電脳機器を操作できるようになる。
これにより、手を自由な状態、すなわちハンドフリーの状態に保つことができる。
【0012】
また、帯状体に面ファスナーを介して機器収納ケースを取り付け可能にすることで、目的に応じて携帯用電脳機器を自由に交換することができるようになる。
【0013】
さらに、ベストに一体化させたマイクロホンおよびイヤホンを、携帯電話や携帯音楽機器などの携帯用電脳機器に兼用させることで、マイクロホンおよびイヤホンと複数の携帯用電脳機器とのシステム化を図った。
このため、マイクロホンおよびイヤホンの個数を、携帯用電脳機器の個数に対応して備える必要がなくなる。
【0014】
ついで、マイクロホン、イヤホン、携帯用電脳機器のプラグを通すための貫通孔を帯状体に穿設することで、例えば携帯用電脳機器の近傍の貫通孔からプラグを取り出すことで、プラグにつながるケーブルをベストの裏側に隠すことが可能になる。
さらに、帯状体の裏面に紐部材を設け、この紐部材にケーブルを束ねることで、ケーブルを帯状体に沿わせて整理することが可能になる。
【0015】
請求項2は、前記貫通孔は、長孔であることを特徴とする。
これにより、携帯用電脳機器のプラグなどを、簡単に通すことができるようになる。
【0016】
請求項3は、前記ベストの背面に面ファスナーの一方を取り付け、この面ファスナーの一方に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの他方を、平坦状のアンテナに取り付けることで、アンテナを前記ベストの背面に着脱可能としたことを特徴とする。
【0017】
これにより、ベストに面ファスナーを介してアンテナを一体化させることが可能になる。
またベストにアンテナを一体化させたので、携帯用電脳機器のうちの必要な機器とアンテナとを接続させることで、各携帯用電脳機器単独でアンテナを用意しなくても済む状態、いわゆるアンテナ・フリーの状態を実現できるようにした。
【0018】
請求項4は、前記ベストの背面に面ファスナーの一方を取り付け、
この面ファスナーの一方に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの他方を、平坦状の太陽電池に取り付けることで、太陽電池を前記ベストの背面に着脱可能としたことを特徴とする。
【0019】
これにより、ベストに面ファスナーを介して太陽電池を一体化させることが可能になる。
またベストに太陽電池を一体化させて、携帯用電脳機器のうちの必要な機器と太陽電池とを接続させることで、各携帯用電脳機器単独でバッテリを用意しなくても済む状態、いわゆるバッテリ・フリーの状態を実現できるようにした。
【0020】
請求項5は、前記左右の帯状体の下端部に、コーヒーカップなどの小物を吊り下げ可能な略D形の環状部材や係止用フックを取り付けたことを特徴とする。
【0021】
帯状体の下端部に略D形の環状部材や係止用フックを取り付けて、コーヒーカップなどの小物を吊り下げる。
これにより、ベストをベースとする電脳機器携帯システムに付加価値を加えることが可能になる。
【0022】
請求項6は、前記ベストの背面に面ファスナーの一方を取り付け、この面ファスナーの一方に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの他方を、荷物を収納するデイパックやウエストバッグの裏面に取り付けることで、デイパックやウエストバッグをベストの背面に着脱可能としたことを特徴とする。
【0023】
ベストにデイパックやウエストバッグを、面ファスナーを介して一体化させることが可能になり、ベストをベースとする電脳機器携帯システムに付加価値を加えることが可能になる。
【0024】
請求項7は、バッグなどを肩に掛けるためにバッグなどに取り付けた肩掛け用ストラップをベースとする電脳機器携帯システムであって、前記肩掛け用ストラップの表面に面ファスナーの一方を取り付け、この面ファスナーの一方に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの他方を、携帯電話や携帯音楽機器などの携帯用電脳機器を収納する機器収納ケースに取り付け、この携帯用電脳機器に兼用使用できるマイクロホンやイヤホンを前記肩掛け用ストラップに一体に仕込み、これらのマイクロホン、イヤホンのプラグを通すための貫通孔を前記肩掛け用ストラップに穿設し、この肩掛け用ストラップの裏面にケーブルを束ねるための紐部材を設けたことを特徴とする。
【0025】
上述した本発明に係る肩掛け用ストラップをベースとする電脳機器携帯システムは、肩掛け用ストラップに面ファスナーの一方を取り付け、この面ファスナーの一方に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの他方を機器収納ケースに取り付けた。
このため、機器収納ケース内の携帯用電脳機器を、肩掛け用ストラップと一体化させることが可能になった。
【0026】
携帯用電脳機器を肩掛け用ストラップと一体化させることで、携帯用電脳機器をポケットから取り出さなくても、携帯用電脳機器を操作できるようになり、手を自由な状態、すなわちハンドフリーの状態に保つことができる。
【0027】
また、肩掛け用ストラップに面ファスナーを介して機器収納ケースを取り付け可能にすることで、目的に応じて携帯用電脳機器を自由に交換することができるようになる。
【0028】
さらに、肩掛け用ストラップに一体化させたマイクロホンおよびイヤホンを、携帯電話や携帯音楽機器などの携帯用電脳機器に兼用させることで、マイクロホンおよびイヤホンと複数の携帯用電脳機器とのシステム化を図った。
よって、携帯用電脳機器の個数に対応して、マイクロホンおよびイヤホンを備える必要がなくなった。
【0029】
ついで、マイクロホン、イヤホンのプラグを通すための貫通孔を肩掛け用ストラップに形成することで、例えば携帯用電脳機器の近傍の貫通孔からプラグを取り出すことで、ケーブルを肩掛け用ストラップの裏側に隠すことが可能になる。
さらに、肩掛け用ストラップの裏面に紐部材を設け、この紐部材にケーブルを束ねることで、ケーブルを肩掛け用ストラップに沿わせて整理することが可能になった。
【発明の効果】
【0030】
以上述べたように、請求項1によるベストをベースとする電脳機器携帯システムによれば、手を自由な状態、いわゆるハンドフリーの状態に保つことができ、さらに目的に応じて携帯用電脳機器を自由に交換できる。
これにより、使用の利便性を図ることができるという効果がある。
【0031】
また、マイクロホンおよびイヤホンの個数を、携帯用電脳機器の対応個数分備える必要がなく、使用の利便性をより一層図ることができるという効果がある。
さらに、ケーブルを束ねて、ベストの裏側に整理することで、ケーブルのからみを防止し、見た目を美しくできるという効果がある。
【0032】
請求項2は、貫通孔を長孔にして接続用のプラグなどを簡単に通すことで、使用の利便性をさらに高めることができるという効果がある。
【0033】
請求項3は、携帯用電脳機器毎のアンテナを個別に使用しない状態、いわゆるアンテナ・フリーの状態を実現できるので、携帯用電脳機器の利便性をさらに図ることができるという効果がある。
【0034】
請求項4は、電池などのバッテリを使用しない状態、いわゆるバッテリ・フリーの状態を実現できるので、携帯用電脳機器の利便性をさらに図ることができるという効果がある。
【0035】
請求項5は、帯状体の下端部に略D形の環状部材や係止用フックを取り付けることで、使用の利便性をさらに高めることができるという効果がある。
【0036】
請求項6は、ベストにデイパックやウエストバッグを、面ファスナーを介して一体化させることで、使用の利便性をさらに高めることができるという効果がある。
【0037】
請求項7による肩掛け用ストラップをベースとする電脳機器携帯システムによれば、手を自由な状態、いわゆるハンドフリーの状態に保つことができ、さらに目的に応じて携帯用電脳機器を自由に交換できることとなる。
これにより、使用の利便性を図ることができるという効果がある。
【0038】
また、マイクロホンおよびイヤホンの個数を、携帯用電脳機器の対応個数分備える必要がなく、使用の利便性を図ることができるという効果がある。
さらに、ケーブルを束ねて、肩掛け用ストラップの裏側に整理することで、ケーブルのからみを防止し、見た目を美しくできるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
以下添付図面に基づいて、本発明に係るベストをベースとする電脳機器携帯システムおよび肩掛け用ストラップをベースとする電脳機器携帯システムの実施例を詳説する。
図1は本発明に係る第1実施の形態のベストをベースとする電脳機器携帯システムを示す正面図、図2は本発明に係る第1実施の形態を示す背面図、図3は本発明に係る第1実施の形態を示す背面図、図4は本発明に係る第1実施の形態を示す背面図、図5は本発明に係る第1実施の形態を示す平面図である。
【0040】
図1、図2に示すように、第1実施の形態のベストをベースとする電脳機器携帯システム10は、一例としてTシャツ20の上に着用するサイバーモバイルベスト(ベスト)11を備えている。
このサイバーモバイルベスト11は、着用者12の腹部15の左側部15aに一端部13aを配置し、この一端部13aから左胸部16を経て左肩部17までベストを延ばし、さらに左肩部17から背中18(図2参照)を経て右横腹部18aまで斜めに延ばして他端部13bとした左帯状体13を形成している。
一方、着用者12の腹部15の右側部15bに一端部14a(図2参照)を配置し、この一端部14aから右胸部18bを経て右肩部19までベストを延ばし、さらに右肩部19から背中18(図2参照)を経て左横腹部21まで斜めに延ばして他端部14bとした右帯状体14を形成しており、前記左帯状体13の両端13a,13bおよび右帯状体14の両端14a,14bにはベルト25が縫合されている。
【0041】
左右の帯状体13,14を背中18で交差させるとともに、互いの交差部23を縫合し、交差部23から上方に略逆三角形の布片24を取り付けている。
さらに、ベルト25は、その両端部25a,25bが腹部15の中央に位置し、両端部25a,25bがバックル部29で着脱自在に連結されている。
なお、バックル部29の配置位置は、腹部15の中央に限られるものではなく、任意の位置に配置することが可能である。
また、バックル部29は一個に限られるものではなく、例えば右横腹部18aおよび左横腹部21に二個配置させてもよい+。
【0042】
左帯状体13の一端部(下端部)13aには、小物(図示せず)を吊り下げられる係止用フック31が備えられている。これと同様に、右帯状体14の一端部(下端部)14aには、小物を吊り下げられる略D形の環状部材32が備えられている。
【0043】
このように、左右の帯状体13,14の一端部13a,14aに係止用フック31や略D形の環状部材32を取り付けることで、コップなどの小物(図示せず)を吊り下げることができる。
よって、サイバーモバイルベスト11をベースとする電脳機器携帯システム11に付加価値を加えることが可能になる。
【0044】
ついで、サイバーモバイルベスト11は、左帯状体13のうちの、着用者12の左肩部17から左胸部16を経て腹部15の左側部15aまで延びるベルト部位34の表面には、面ファスナーの雄部(一方)36を、取付金具37を介して複数個取り付けており、右帯状体14のうちの、着用者12の右肩部19から右胸部18を経て腹部15の右側部15bまで延びるベルト部位39の表面には、面ファスナーの雄部(一方)36を、取付金具37を介して複数個取り付けている。
【0045】
これらの面ファスナーの雄部36に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの雌部(他方)41を、図3、図4に示す携帯電話42や携帯音楽機器43などの携帯用電脳機器を収納する機器収納ケース45,46に取り付けている。
これにより、機器収納ケース45,46内の携帯用電脳機器42,43を、サイバーモバイルベスト11と一体化させることが可能になる。
【0046】
携帯用電脳機器42,43をサイバーモバイルベスト11と一体化させることで、携帯用電脳機器42,43をポケットから取り出さなくても操作できるようになるので、手を自由な状態、すなわちハンドフリーの状態に保つことができる。
【0047】
また、左右の帯状体13,14に面ファスナーを介して機器収納ケース45,46を取り付け可能にすることで、目的に応じて携帯用電脳機器42,43を自由に交換することができる。
なお、携帯用電脳機器のうちの携帯音楽機器43には、コントローラ78がケーブル79を介して接続され、コントローラ78がケーブル52を介して太陽電池63(図2に示す)に接続されている。
一方、携帯用電脳機器のうちの携帯電話42は、ケーブル51を介して太陽電池63に接続されている。
【0048】
ついで、ベストをベースとする電脳機器携帯システム10には、サイバーモバイルベスト11に、携帯用電脳機器42,43に兼用使用できるマイクロホン48やイヤホン49を一体に仕込み、左右の帯状体13,14には、これらのマイクロホン48、イヤホン49、携帯用電脳機器42,43のプラグを通すための貫通孔53が穿設されている。
【0049】
具体的には、左帯状体13のうちの、着用者12の左肩部17から左胸部16を経て腹部15の左側部15aまで延びるベルト部位34には、面ファスナーの雄部36を避けて複数の貫通孔53が穿設されている。
また、右帯状体14のうちの、着用者12の右肩部19から右胸部18を経て腹部15の右側部15bまで延びるベルト部位39には、面ファスナーの雄部36を避けて複数の貫通孔53が穿設されている。
【0050】
このように、サイバーモバイルベスト11に一体化させたマイクロホン48およびイヤホン49を、携帯電話42や携帯音楽機器43などの携帯用電脳機器に兼用させることで、マイクロホン48およびイヤホン49と複数の携帯用電脳機器42,43とのシステム化を図っている。
このため、携帯用電脳機器42,43の個数に対応して、マイクロホン48およびイヤホン49を備える必要がなくなる。
【0051】
ついで、マイクロホン48、イヤホン49、携帯用電脳機器42,43のプラグやケーブル51,52,56,57を通すための貫通孔53を左右の帯状体13,14に穿設することで、例えばマイクロホン48、イヤホン49、携帯用電脳機器42,43の近傍の貫通孔53からプラグ及びケーブル51,52,56,57を取り出すことが可能になり、ケーブル51,52,56,57をサイバーモバイルベスト11の裏側に隠すことができることとなる。
【0052】
ここで、複数の貫通孔53は、環状の金具で長孔に形成されている。
これにより、例えば携帯用電脳機器42,43にケーブル51,52を接続する接続用のプラグ(図示せず)などを、簡単に通すことができる。
【0053】
また、サイバーモバイルベスト11には、左右の帯状体13,14の裏面にケーブル51,52,56,57を束ねるための紐部材61が設けられている。
すなわち、左帯状体13の一端部13aから交差部23まで紐部材61を延ばし、さらに、この紐部材61を交差部23から右帯状体14の一端部14aまで延ばしている。
【0054】
図5に示すように、紐部材61は、面ファスナーの雄部36(図1参照)を取り付ける取付金具37を用いて左右の帯状体13,14(図5では右帯状体14のみを示している)の裏面に取り付けられる。
このように、左右の帯状体13,14の裏面に紐部材61を設けることで、紐部材61にケーブル51,52,56,57を束ねることができる。
【0055】
このため、ケーブル51,52,56,57を左右の帯状体13,14に沿わせて整理することが可能になる。
そして、このケーブル51を任意の貫通孔53を通して、右帯状体14の表側に引き出すことができる。
【0056】
サイバーモバイルベスト11の背面に略逆三角形の布片24を取り付け、この布片24の表面に面ファスナーの雄部(図示せず)を取り付けることができる。
この面ファスナーの雄部に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの雌部(図示せず)を、平坦状の太陽電池63に取り付けると、太陽電池63をサイバーモバイルベスト11の背面に着脱可能に取り付けられる。
【0057】
この際に、略逆三角形に形成した太陽電池63の各々の頂部はホック64で布片24に取り付けられる。
この布片24の中央には貫通孔65が形成され、この貫通孔65を経て太陽電池63のケーブル66がサイバーモバイルベスト11の裏側に取り出される。このケーブル66は、紐部材61に束ねられ、携帯用電脳機器42,43のケーブルに接続される。
【0058】
これにより、面ファスナーおよびホック64を介して、サイバーモバイルベスト11に太陽電池63を一体化させることが可能になる。
サイバーモバイルベスト11に太陽電池63を一体化させて、携帯用電脳機器42,43に接続させたので、各携帯用電脳機器42,43が単独で太陽電池63を用意しなくても済む、いわゆるバッテリ・フリーの状態を実現できる。
【0059】
また、布片24の面ファスナーの雄部(図示せず)に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの雌部(図示せず)を、平坦状のアンテナ68に取り付けることで、アンテナ68を、太陽電池63と同様に、サイバーモバイルベスト11の背面に着脱可能に取り付けることができる。
この場合でも、略逆三角形に形成したアンテナ68の各頂部はホック69で布片24に取り付けられ、このアンテナ68には、太陽電池63と同様に、携帯用電脳機器42,43のケーブルに接続するためのプラグが備えられている。
【0060】
これにより、サイバーモバイルベスト11に面ファスナーやホック69を介してアンテナ68を一体化させることが可能になる。
サイバーモバイルベスト11にアンテナ68を一体化させて、携帯用電脳機器のうちの携帯電話42に接続させることで、各携帯用電脳機器ごとにアンテナを用意しなくても済む、いわゆるアンテナ・フリーの状態を実現できる。
【0061】
さらに、このサイバーモバイルベスト11の背面を構成する左右の帯状体13,14の傾斜部71,72やベルト25には、面ファスナーの雌部(一方)73が取り付けられている。
この面ファスナーの雄部73に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの他方(図示せず)を、荷物を収納するデイパック74やウエストバッグ75に取り付けている。
これにより、デイパック74やウエストバッグ75をサイバーモバイルベスト11の背面に着脱可能に取り付けることができるようになる。
【0062】
これにより、サイバーモバイルベスト11にデイパック74やウエストバッグ75を、面ファスナーを介して一体化させることができ、サイバーモバイルベスト11をベースとする電脳機器携帯システム10に付加価値を加えることが可能になる。
【0063】
次に、図6に基づいて第2実施の形態の肩掛け用ストラップをベースとする電脳機器携帯システム90について説明する。
なお、第2実施の形態において第1実施の形態のベストをベースとする電脳機器携帯システム10と同一構成部材については同一符号を付して説明を省略している。
【0064】
図6に示す第2実施の形態の肩掛け用ストラップをベースとする電脳機器携帯システム90は、一例としてバッグ(図示せず)を肩に掛けるための肩掛け用ストラップ91を備えている。
肩掛け用ストラップ91は、一定の幅の帯状体92を備え、帯状体92の両端部93,94にバッグに係止可能なフック95,96を備えている。
また、肩掛け用ストラップ91は、帯状体92の表面に、面ファスナーの雄部(一方)36を、取付金具37を介して複数個取り付けたものである。
【0065】
これらの面ファスナーの雄部36に着脱自在に取り付け可能となる面ファスナーの雌部(他方)41を、図3、図4に示す携帯電話42や携帯音楽機器43などの携帯用電脳機器を収納する機器収納ケース45,46に取り付けている。
このため、機器収納ケース45,46内の携帯用電脳機器42,43を、肩掛け用ストラップ91と一体化させることが可能になる。
【0066】
携帯用電脳機器42,43を肩掛け用ストラップ91と一体化させることで、携帯用電脳機器42,43をポケットから取り出さなくても操作できるようになり、手を自由な状態、すなわちハンドフリーの状態に保つことができる。
また、帯状体92に面ファスナーを介して機器収納ケース45,46を取り付け可能にすることで、目的に応じて携帯用電脳機器42,43を自由に交換することができるようになる。
【0067】
ついで、肩掛け用ストラップ91をベースとする電脳機器携帯システム90は、肩掛け用ストラップ91に、携帯用電脳機器42,43に兼用使用できるマイクロホン48やイヤホン49(図1参照)を一体に仕込み、帯状体92には、これらのマイクロホン48、イヤホン49、あるいは携帯用電脳機器42,43のプラグ及びケーブル51,52(図1参照)を通すための貫通孔53が穿設されている。
【0068】
このように、肩掛け用ストラップ91に一体化させたマイクロホン48およびイヤホン49を、携帯電話42や携帯音楽機器43などの携帯用電脳機器に兼用させることで、マイクロホン48およびイヤホン49と複数の携帯用電脳機器42,43とのシステム化を図ることができるようになる。
このため、携帯用電脳機器42,43の個数に対応して、マイクロホン48およびイヤホン49を備える必要がなくなる。
【0069】
また、マイクロホン48、イヤホン49、携帯用電脳機器42,43のプラグ及びケーブル51,52,56,57を通すための貫通孔53を帯状体92に穿設したので、例えばマイクロホン48、イヤホン49、携帯用電脳機器42,43の近傍の貫通孔53からプラグ及びケーブル51,52,56,57を取り出すことが可能になり、ケーブル51,52,56,57を肩掛け用ストラップ91の裏側に隠すことができるようになる。
【0070】
ここで、複数の貫通孔53は、環状の金具で長孔に形成されている。
これにより、例えば携帯用電脳機器42,43にケーブル51,52を接続する接続用のプラグ(図示せず)などを、簡単に通すことができる。
【0071】
また、肩掛け用ストラップ91には、帯状体92の裏面にケーブル51,52,56,57を束ねるための紐部材61が設けられており、この紐部材61は、面ファスナーの雄部36を取り付ける取付金具37を用いて帯状体の裏面に取り付けられている。
このように、帯状体の裏面に紐部材61を設けることで、紐部材61にケーブル51,52,56,57を束ねることができるようになる。
【0072】
このため、ケーブル51,52,56,57を帯状体92に沿わせて整理することが可能になる。
そして、ケーブル51を任意の貫通孔53を通して、帯状体92の表側に引き出せるようになる。
【0073】
なお、前記実施の形態では、携帯用電脳機器として携帯電話42や携帯音楽機器43を例に説明したが、携帯用電脳機器としてはこれに限られないで、例えばPDA、デジタルカメラ、トランシーバー、レシーバー、バッテリ、メモリーカードに適用することも可能である。
【0074】
また、前記実施の形態では、プラグを通す貫通孔53を長孔に形成した例について説明したが、これに限られないで、矩形孔などのその他の形状に形成することも可能である。
【0075】
さらに、前記実施の形態では、サイバーモバイルベスト11をTシャツ20の上に着用した例について説明したが、これに限られないで、その他にジャケットなどの下に着用することも可能である。
【0076】
また、前記実施の形態では、アンテナ68や太陽電池63のケーブルを、携帯用電脳機器42,43のケーブルに個別に接続した内容について例示したが、これに限られないで、アンテナ68や太陽電池63と、携帯用電脳機器42,43とを一本のケーブルで接続するようにしても良い。
【産業上の利用可能性】
【0077】
本発明は、マスコミ取材、カメラマン活動、さらには登山や災害時の救援の際に着用するベストや、肩掛けストラップなどに良好に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】本発明に係る第1実施の形態のベストをベースとする電脳機器携帯システムを示す正面図である。
【図2】本発明に係る第1実施の形態を示す背面図である。
【図3】本発明に係る第1実施の形態を示す背面図である。
【図4】本発明に係る第1実施の形態を示す背面図である。
【図5】本発明に係る第1実施の形態を示す平面図である。
【図6】本発明に係る第2実施の形態の肩掛け用ストラップをベースとする電脳機器携帯システムを示す斜視図である。
【符号の説明】
【0079】
10…ベストをベースとする電脳機器携帯システム
11…サイバーモバイルベスト(ベスト)
12…着用者
13…左帯状体 14…右帯状体 92…帯状体
13a…左帯状体の一端部(下端部) 13b…左帯状体の他端部(下端部)
14a…右帯状体の一端部(下端部) 14b…右帯状体の他端部(下端部)
15…腹部
16…左胸部(胸部)
17…左肩部
18…背中
18a…右横腹部 18b…右胸部(胸部)
19…右肩部
20…Tシャツ
23…交差部
24…布片
25…ベルト
31…係止用フック
32…略D形の環状部材
34,39…ベルト部位
36,73…面ファスナーの雄部(面ファスナーの一方)
37…取付金具
41…面ファスナーの雌部(面ファスナーの他方)
42…携帯電話(携帯用電脳機器)
43…携帯音楽機器(携帯用電脳機器)
45,46…機器収納ケース
48…マイクロホン
49…イヤホン
51,52,56,57,66、79…ケーブル
53、65…貫通孔
61…紐部材
63…太陽電池
64,69…ホック
68…アンテナ
71,72…傾斜部
74…デイパック
75…ウエストバッグ
78…コントローラ
90…肩掛け用ストラップをベースとする電脳機器携帯システム
91…肩掛け用ストラップ
【出願人】 【識別番号】302060487
【氏名又は名称】別府 愼剛
【出願日】 平成15年10月21日(2003.10.21)
【代理人】 【識別番号】100076071
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 恵治

【公開番号】 特開2005−126830(P2005−126830A)
【公開日】 平成17年5月19日(2005.5.19)
【出願番号】 特願2003−360259(P2003−360259)