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【発明の名称】 内転筋及び外転筋支持乃至補強下衣
【発明者】 【氏名】熊本 庄祐
【住所又は居所】大阪市天王寺区堂ヶ芝1−11−3 株式会社デサント内

【氏名】桧垣 研
【住所又は居所】大阪市天王寺区堂ヶ芝1−11−3 株式会社デサント内

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下肢中の、少なくとも大腿部及び臀部全体を密に覆うトレーニングウェア下衣であって、該下衣全体を伸縮性のある素材にて形成し、
着用時に、膝頭上部外側部位近傍から、内股部最上端部乃至臀部最下端部を経由し、更に、臀部膨出部下端溝部を経由して、最終的に腰部近傍に至るように延設した、緩いスパイラル状を呈する、強伸度の、帯状薄厚部材を、緩い湾曲状又は直線状を呈するように、下衣本体に固着をしたこと、
を特徴とする大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項2】
前記下衣本体が、2ウェイのストレッチ素材より成り、体長方向の伸度が20〜100%、体長方向に垂直な方向の伸度が20〜120%、であることを特徴とする請求項1記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項3】
前記帯状部材が、体長方向乃至長手方向へのみの伸縮を有するワンウェイのエステル素材等のストレッチ素材であること、又、伸度が0〜18%であること、を特徴とする請求項1記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項4】
前記帯状薄厚部材が、体長方向乃至長手方向及び体長方向に垂直な方向に伸縮する2ウェイのエステル素材等のストレッチ素材であること、伸度を、体長方向乃至長手方向は0〜18%、体長方向に垂直な方向は0〜35%とすること、を特徴とする請求項1記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項5】
前記帯状薄厚部材の厚さが2mm以下、幅が10cm以下、であること、を特徴とする請求項1又は3又は4記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項6】
前記帯状薄厚部材が一層又は複数層であること、又、一種類又は複数種類であること、を特徴とする請求項1又は3乃至5記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項7】
前記帯状薄厚部材の伸度が、2ウェイの双方向同一であるか又は異なること、を特徴とする請求項1又は3乃至6記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項8】
前記帯状薄厚部材の伸度が、部位毎に異なること、を特徴とする請求項1又は3乃至7記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項9】
前記帯状薄厚部材が、連続的に形成されているか、又は連続せず断続的に形成されていること、を特徴とする請求項1又は3乃至8記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項10】
前記帯状薄厚部材が、連続せず断続的に形成されるに於いて、分断された該帯状薄厚部材と該帯状薄厚部材との間隙が、部位により適宜間隔を変えること、を特徴とする請求項1又は9記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項11】
前記帯状薄厚部材が、接着、溶着、縫着によって形成されていること、を特徴とする、請求項1又は3乃至10記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項12】
前記帯状薄厚部材が、溶着により本体に固着される場合に於いて、溶着方法が、樹脂フィルムシートをバインダーとする熱溶着であること、及び、通気孔が多数該バインダー及び帯状薄厚部材にメッシュ状に穿設されていること、を特徴とする請求項1又は11記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項13】
前記帯状薄厚部材が、溶着又は接着により本体に固着される場合に於いて、溶着又は接着の後工程として、更に補強用縫着を加えること、を特徴とする請求項1又は11又は12記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項14】
前記帯状薄厚部材が、緩い湾曲状を呈する場合に於いて、該湾曲が上方湾曲又は下方湾曲であること、又、該帯状薄厚部材の両側端部の少なくとも一方を、波形状、鋸歯状その他の形状を呈すること、を特徴とする請求項1又は3乃至13記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項15】
前記帯状薄厚部材が、本体の裏面に形成されること、を特徴とする請求項1又は3乃至14記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項16】
内股部最上端乃至臀部最下端部に形成されたクロッチ部を境界点として、該部より前面に形成される帯状薄厚部材の固着手段を接着又は溶着とし、該部より背面に形成される帯状薄厚部材の固着手段を縫着としたこと、を特徴とする請求項1又は3乃至15記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項17】
下衣本体内股最上端部乃至臀部最下端部にクロッチ部が形成されている場合に於いては該クロッチ部上を、形成されていない場合はクロッチ相当部上を、該帯状薄厚部材が接着・溶着・縫着その他にて固着されること、を特徴とする請求項1、3乃至16記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【請求項18】
帯状薄厚部材中、クロッチ部を、該部以外の帯状薄厚部材よりは伸度が弱い生地にて別部材として構成し、更に、該クロッチ部の全端部を、該部以外の帯状薄厚部材部位と縫合等にて固着したこと、を特徴とする請求項1又は3乃至16記載の大腿部内転筋及び臀部外転筋支持乃至補強下衣。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、従来注目されなかった、股関節を囲む筋肉のうち、トレーニングでの筋力アップの困難な大腿部内転筋あるいは臀部外転筋の、運動に対する働きに着目し、該内転筋及び外転筋の筋力強化補助として有効なトレーニング用下衣に関する。
【0002】
従来は、大腿部内転筋あるいは臀部外転筋に対する認識が極めて低く、殆んどが、外側に位置する筋肉強化にのみ注目し、該外側の筋肉をいかに強化するか、あるいは強化された外側の筋肉をいかに保つか、また、人体の膝部分等の保護のためのテーピング機能をいかにするか、あるいは整体をいかにするか、に対する配慮に終始していた、と云っても過言ではない。
【背景技術】
【0003】
そもそも人体下肢中大腿部及び臀部の筋構造は、図1a,b及び表1に示すように分けられる。
【0004】


【0005】
このうち大腿部乃至臀部に於いて、筋力強化の目的で通常行われているトレーニングは、外側に位置する筋肉の強化のみであって、内側の筋肉たる大腿部内転筋や臀部外転筋の強化は殆どなされていない、という現状があることは前述の通りである。
【0006】
屈筋及び伸筋の筋力強化は、比較的容易であり、またトレーニングを行う者にとっても、手応えを充分に感じられる。
これに対して内転筋及び外転筋の強化は、一般的には、所謂チューブトレーニングによっているが、この低負荷トレーニングでは、屈筋及び伸筋の場合と異なり、手応えを感じにくいだけ軽視される傾向があり、筋肉強化が困難であった。
【0007】
他方運動メカニズム上、長時間に亘り一定の、例えばランニングなどの運動を続けてゆくと、大腿部や臀部の筋肉のバランスが崩れ運動機能が低下することが一般に認識されている。
これは、前述のように、日常的筋力強化トレーニングが、主として大腿部中の外側に位置する屈筋、殊に大腿直筋、あるいは臀部外側に位置する伸筋、殊に大臀筋の強化にのみ向けられ、大腿部内転筋や、臀部外転筋は強化されていないため、いくら屈筋あるいは伸筋を強化しても、内転筋や外転筋とのアンバランスを生じるのみであること、に起因すると云える。
即ち、屈筋及び伸筋を強化すればするほど、強化されない内転筋との差が顕著に現れてしまう結果となり、長時間の運動により疲労状態となるにつれて、運動に好ましくない結果となって表れることとなると云える。
【0008】
より具体的に云えば、運動を継続してゆくと、疲労によって、無意識に姿勢が崩れ、下肢全体が外側に開く状態となり、正しい姿勢を保つことが困難となるからである。
これは、屈筋が、内転筋よりも大きく強いため、特に疲労時には膝が外側に引っ張られる状態となり、結果、下肢全体が外側に開く状態となってしまうからである。
のみならずこれに加えて、臀部の伸筋たる大臀筋が骨盤の外側を大きく覆っているため、骨盤そのものも外側に引っ張られ易くなっている、という人体構造そのものも、この好ましくない状態を更に助長するものと云える。
これを是正するには、内転筋を屈筋とのバランスを保てるよう充分に強化して、内側に引っ張る力を与えること、が必要となる。
【0009】
しかし乍ら、前述のように、従来の一般的なトレーニングでは、大腿部内転筋や臀部外転筋の筋力強化が難しく、そのため殆んどなされていないためになかなか理想通りにはゆかない状況であることを否めない。
即ち、大腿部内転筋及び臀部外転筋の有している、「股関節を内外転させる」、という特性を充分に維持させるよう筋力を強化することが欠けない。
本発明は、上記状況に着目して、トレーニングや競技といった運動全般(必ずしも長時間一定のスタイルを保つ、例えばマラソン競技など、には格別限られない)に於いて、大腿部内転筋及び臀部外転筋の筋力強化あるいは筋力維持を補助乃至補強する目的で開発された新規な技術である。
【特許文献1】特公平6−41641号公報
【特許文献2】特許第3241608号公報
【特許文献3】特許第3356637号公報
【特許文献4】特開平11−50305号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
主として屈筋や伸筋に比して、筋力強化の困難な大腿部における内転筋及び臀部中の外転筋の強化補助乃至補強を、衣服の問題として如何に構成すれば効果的か、という点に存する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の要旨は、下肢全体中少なくとも大腿部及び臀部を覆う下衣本体を、伸縮性のある素材にて構成し、着用時に、膝頭上部外側から、内股最上端部乃至は臀部最下端部を経由し、更に臀部膨出部下端溝部を経由して、腰部に至るように延設された、強伸度の帯状薄厚部材を、緩い湾曲状又は直線状を呈するように、本体に固着したこと、である。
尚、帯状薄厚部材は、伸度が強力であるので、一般に用いられる、編組織変化による手段では効果を発揮するようには至らないため不適である。
【発明の効果】
【0012】
帯状薄厚部材を特定される所定の流れに形成し、かつ本体と固着することによって、人体下肢中大腿部のうち、筋力の強化が困難な大腿部における、内転筋及び臀部のうちの外転筋の強化乃至維持の補助となり、疲労による下肢全体の開きを抑制し運動能力の向上に極めて有効である。
更に、大腿部の内転筋及び臀部の外転筋に対する適度な圧迫によって、着用者は、運動中の屈筋及び伸筋と、大腿部内転筋及び臀部外転筋、の筋力のアンバランスを意識することとなるため、正しい姿勢、即ち、下肢全体が開かない状態、を保つことが容易となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
ここで、それぞれの定義を述べると、次の様になる。
・「本体」は、一般的に用いられている伸縮性のある素材であればよく、格別な制約はない。
又、伸縮は、所謂2ウェイ素材であることが好ましいが、伸度の格別な限定はなく、運動に広く用いられている程度の一般的な伸度を具備していればよいし、また必ずしも体長方向乃至長手方向とこれに対する垂直方向とを同一伸度とする必要はない。
例としては、合成繊維中、ナイロンとポリウレタンの交編による伸びに優れた適宜ストレッチ素材を使用し、0.5kg荷重での計測時に、体長方向の伸度を20〜80%、体長方向に垂直な方向の伸度を同じく30〜120%、とする。(以下、単位は全て同条件での数値である。)
【0014】
・「帯状薄厚部材」は、本体とは異なり、伸縮方向は、所謂ワンウェイでも、2ウェイでもよい。
素材は、本体と同一素材であっても、又、異なる素材であってもよい。
例としてエステルあるいはナイロンなどとポリウレタンとの交編素材が適宜選択される。
伸度は、ワンウェイの場合は、体長方向乃至長手方向にて0〜18%の範囲内、とする。
2ウェイの場合は、体長方向あるいは長手方向は、ワンウェイの場合と同様0〜18%の範囲内とし、体長方向に垂直な方向は0〜35%の範囲とする。
尚、ツーウェイの場合の上記伸度は、両方向同一である必要はない。
厚さは2mm以下とする。
幅は10cm以下とする。
尚、幅は、部位に応じて適宜、上記範囲内で任意に変えることが可能であることも勿論である。
該部材は、一層であることに限らず二層以上であっても上記の、厚さの範囲内であれば任意な構成になしうる。
又、一種類の素材である必要はなく2種類以上の素材であっても構わない。
一種類の素材の場合は、伸度は必ずしも均一である必要はなく、部位別に伸度を前記の範囲内で変えることも可能である。
【0015】
該帯状部材は、連続して構成しても、又、断続的に構成しても構わないが、断続的に構成する場合は、該部材間の間隙は効果に影響のない程度のものであることを要し、又、それで充分である。
従って、間隙も、部位に応じて変えることが可能である。
該連続乃至断続的帯状部材は、前述のように着用時、膝頭上部該側から内股最上端部近傍を経由し更に臀部膨出部下端溝部を経由して腰部に至る、緩い湾曲状等を呈するように延設して構成するが、大腿部内転筋あるいは臀部外転筋を充分に保持しうるように斜行することが必要であり、横断的に構成することは該内転筋等の保持が充分になされないため好ましくない。
【0016】
固着の方法は、接着、溶着、縫着等を広く含み格別限定されない。
接着の場合の方法も特に問わないが、一般に用いられる、例えばホットメルト性の接着樹脂をフィルム状にした接着シートなどによる。
溶着の場合も方法は問わないが、一般には樹脂フィルムシートをバインダーとする熱溶着などが用いられる。
尚、この溶着の場合、通気性確保のため、該帯状部材及び該バインダーとしてのフィルムシートの双方に、通気孔を複数メッシュ状に形成することも好ましいが、特には必須要件とはされないこと勿論である。
縫着の場合、縫合部が肌に当たることで(後述の裏面に構成した場合)着用者に不快感を与えないよう、予め帯状部材の厚さを考慮に入れて薄めにするなどの配慮が好ましいが必ずしも要件ではない。
尚、溶着あるいは接着の場合、より強固に固着するために、補助的に縫製手段を更に加えることも可能である。
また、これら固着手段は、部位毎に変えて任意に選択することも可能である。
【0017】
また、該帯状部材は、必ずしも衣服表面に構成される必要はなく、機能向上の点、又は美感などの点から、衣服裏面に構成されてもよいことは勿論である。
尚、固着された該帯状部材の伸度が本体の伸度よりも強力であるため、該部にて締め付けられたことにより、当該部位以外の本体部(弱い伸度部乃至弱い締め付け部)は緩むことになってしまうので、臀部に於いても、該帯状部材を構成しなくてはこの本体の緩みを止めることが出来なくなるのであるが故、かくして該部を構成する目的たる大腿部内転筋及び臀部外転筋の充分な補強が得られなくなる、のみならず着用者にフィット感を与えることもできなくなることを防ぐことが必要とされる。
従って、本発明の目的を充分機能させるためには、着用時に、膝頭部外側から内股最上端部乃至臀部最下端部を経由し、更には臀部膨出部下端溝部を経由して最終的に腰部に至る、という緩いスパイラル状様の流れを具備し、かつ、緩い湾曲状又は直線状を呈する帯状薄厚部材を、本体に強固に固着することが必要となる。
【0018】
尚、本明細書中で緩い湾曲状と云う場合は、緩い上方湾曲あるいは下方湾曲を云い、また帯状と云う場合は、該帯状薄厚部材の両方又は一方の長手方向側(端)部が波形状あるいは鋸歯状その他の形状を呈するものも含む。
尚、該波形状等は、前面(前側)のみに形成するなど任意の変更が可能であり、また必ずしも全てを同一形状とする必要はない。
【実施例1】
【0019】
図2は本発明の第一実施例を示すものである。尚、以下の単位%は、全て0.5kg負荷に於ける数値である。
符号1は、人体の下肢中大腿部及び臀部全体を覆うスポーツトレーニング用ウェア本体であり、ナイロンとポリウレタンの交編素材にて形成してある。
該ウェア本体1は、所謂2ウェイであり、体長方向の伸度は略40%、体長方向に垂直な方向の伸度は略50%である。
【0020】
符号2は、帯状薄厚部材であって、伸縮方向は所謂2ウェイとして、体長方向及び体長方向に対して垂直方向のそれぞれの伸度を5%としてある。
該帯状薄厚部材2の厚さは略0.5mmであり、幅は全てを略5cmに構成してある。
【0021】
該帯状薄厚部材2は、膝頭上部外側部Aから、緩い上方湾曲状を呈しながら内股最上端部B乃至臀部最下端部C(クロッチ部相当部)を経由し、緩い下方湾曲状を呈しながら臀部膨出部下端溝部Dに沿って上方に延設され、最終的に腰部Eに至る連続した一本の部材である。
即ち、別の表現で云えば、一本の帯状薄厚部材2を上記所定部位にぐるりと「緩いスパイラル状に」設けたものと云える。
【0022】
該帯状薄厚部材2は、全体を、本体1にホットメルト性の接着樹脂をフィルム状にした接着シートによって、強固に接着されている。
【実施例2】
【0023】
次には本発明の第二実施例(図示せず)を示すが、前記第一実施例と異なる部分のみを記す。
この例では、該帯状薄厚部材2は、所謂ワンウェイであって、体長方向乃至長手方向の伸度を5%としたものである。
【実施例3】
【0024】
本実施例に於いても、第一実施例、第二実施例とは異なる点のみ記す。
この例では、図3に示すように、該帯状薄厚部材2は、樹脂フィルムシート3をバインダーとして、熱溶着方法にて、本体1に強固に固着されている。
尚、本例では、更に、通気のために、微細な通気孔4,4・・・・を多数穿設して、所謂メッシュ状を呈する構成としてある。
【実施例4】
【0025】
図4は、更に他の実施例(第四)を示すものである。
本例も、前記例と異なる点のみを説明する。
符号2a,2a・・・・は、帯状薄厚部材2を分断したものであって、G,G・・・は、間隙部を示す。
即ち、本例の帯状薄厚部材2は連続的に本体に固着されているのではなく、2a,2a・・・・のように、断続的とされている。
該間隙G,G・・・は、本発明の目的に合致するよう、極めて小さな間隙となっており、この間隙G,G・・・が大きすぎると、本発明の目的は達しにくいのであるから内転筋等支持との関係で適切な間隔が、前述してきた帯状薄厚部材2の幅、伸度との関係で予め設計される。
本例の場合の間隙はG,G・・・・は略10mmに設計されているが、部位により適宜その間隙Gの間隔を変えてもよい(図示せず)。
尚、該分断された帯状薄厚部材2a,2aは、第一実施例同様、本体に全て接着されている。
【実施例5】
【0026】
次には、第五の実施例を示す。
本例では、帯状薄厚部材2は、図5に示すように、本体1に、全て縫製にて固着されている。
符号5,5・・・・は縫合部である。
尚、図示はしないが、縫着する場合は、殊に本体1の裏面に該帯状薄厚部材2を縫着する場合は、縫合部5,5・・・・が肌に直接接触するので、着用者に不快とならぬよう該帯状薄厚部材2の厚さを極薄に、本例では0.3mmとしてある(表面に縫着する場合は、格別問題がない)。
【実施例6】
【0027】
尚、第六実施例は、図6のように、本体1の裏面1aに、該帯状薄厚部材2aを接着した例を示している。
【実施例7】
【0028】
本例に於いては図7のように、内股部最上端部B乃至臀部最下端部Cに形成されているクロッチ部6を境として、帯状薄厚部材2は、前面側、即ち、膝頭上部外側部Aより内股最上端部Bに至る間は接着により本体1に固着され、背面側、即ち、臀部最下端部Cより臀部膨出部下端溝部Dに沿って腰部Eに至る迄は縫合部5により本体1に固着される。
即ち、厳密には、クロッチ部6には、帯状薄厚部材2は固着されず、また該部6を境として固着手段が異なっている。
【実施例8】
【0029】
実施例八を示す図8は、帯状薄厚部材2の表側(前側)長手方向両側端部が直線状を呈し、裏側(背面側)長手方向両側端部は緩い波形状2bを呈する例を示している。
【実施例9】
【0030】
本例は、帯状薄厚部材2の長手方向一側端部(この場合上側のみ)が全て、緩い波形状2cを呈する例を示している(図19)。
【実施例10】
【0031】
本例は、帯状薄厚部材2の長手方向一側端部(この場合上側のみ)が、全て緩い鋸歯状2dを呈する例を示している(図10)。
【実施例11】
【0032】
本例では、図11のように本体1にクロッチ部が形成されている場合を示すが、帯状薄厚部材2は、該クロッチ部6上を経由して固着されている。
(尚、クロッチ部が形成されていない場合には、クロッチ部が形成されるとした場合の該部に相当する位置にも、前述の緩い流れを呈するように、そのまま該帯状薄厚部材2を溶着・接着・縫合等任意の手段にて固着すれば足りること勿論である)。
【実施例12】
【0033】
本例では、図12のように、本体1にクロッチ部6が形成されている例を示すが、該クロッチ部6を横断する部位は、他の帯状薄厚部材2よりも緩い、つまり伸度の大きい乃至伸縮度の大きい帯状薄厚部材で構成され、かつ、縫合により四辺を全て固着されている例を示している。
【産業上の利用可能性】
【0034】
従来、困難かつ余り注目されなかった人体下肢中大腿部の内側に位置する筋肉たる内転筋及び臀部の外転筋の筋力強化の補助が可能となり、スポーツトレーニング用タイツ乃至スポーツ競技用タイツ等として極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1a】人体下肢中大腿部の筋構造を示す模式図
【図1b】人体下肢中臀部の筋構造を示す模式図
【図2】第一実施例を示す前(表)側及び後(裏)側斜視図
【図3】第三実施例を示す要部拡大断面図
【図4】第四実施例を示す前(表)側及び後(裏)側斜視図
【図5】第五実施例を示す前(表)側及び後(裏)側斜視図
【図6】第六実施例を示す前(表)側及び後(裏)側斜視図
【図7】第七実施例を示す前(表)側及び後(裏)側斜視図
【図8】第八実施例を示す前(表)側及び後(裏)側斜視図
【図9】第九実施例を示す前(表)側及び後(裏)側斜視図
【図10】第十実施例を示す前(表)側及び後(裏)側斜視図
【図11】第十一実施例を示す前(表)側及び後(裏)側斜視図
【図12】第十二実施例を示す要部拡大平面図
【符号の説明】
【0036】
1 本体
2,2a 帯状薄厚部材
2b,2c,2d 帯状薄厚部材側部
3 樹脂フィルムシート
4,4 通気孔
5,5 縫合部
6 クロッチ部
A 膝頭上部外側部
B 内股最上端部
C 臀部最下端溝部
D 臀部膨出部下端溝部
G,G 間隙
【出願人】 【識別番号】591038820
【氏名又は名称】株式会社デサント
【住所又は居所】大阪府大阪市天王寺区堂ケ芝1丁目11番3号
【出願日】 平成15年7月16日(2003.7.16)
【代理人】 【識別番号】100077908
【弁理士】
【氏名又は名称】畠山 隆

【公開番号】 特開2005−36353(P2005−36353A)
【公開日】 平成17年2月10日(2005.2.10)
【出願番号】 特願2003−275110(P2003−275110)