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【発明の名称】 ゴルフ手袋並びにゴルフ手袋用装着ケース
【発明者】 【氏名】篠原 光

【要約】 【課題】ゴルフにおけるスイング等は本やテレビ等から知識を得て記憶し実行していたが、忘れることが多く上手くプレーに反映出来なかった。又、ゴルフのプレー中のトラブルのあとは精神面で不安定になりがちになるが、その気分を転換する簡単な方法がなかった。これらの解決方法を提供する。

【解決手段】手袋本体1の甲側の着脱バンド2の表面に透明シート3をポケット式に位置させたゴルフ手袋及び基材12の表面に透明シート11で設けられたポケット部と当該基材12の裏側に装着部材13等を設けた構成において従来のゴルフ手袋の甲側の着脱バンドに装着するゴルフ手袋用装着ケースを提供する。そして、両者に設けた夫々の挿入口からカードや写真等を入れ、それを見てゴルフプレーに活用する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
甲側の裾部からの切り込みを有する手袋本体1と切り込み部付近の甲側表面に設けられた甲側面ファスナー6と同じく切り込み部付近に設けられ裏面にバンド側面ファスナー5を有する着脱バンド2から構成され、当該着脱バンド2は表面に透明シート3をポケット式に位置させたことを特徴とするゴルフ手袋。
【請求項2】
従来のゴルフ手袋の甲側の着脱バンド上を覆う基材12と当該基材12の表面に透明シート11で設けられたポケット部と基材12の裏側に設けられ前記の着脱バンドに着脱式に装着する装着部材13とで構成されたゴルフ手袋用装着ケース。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフプレイにおいてゴルフクラブを握る際手に嵌めるゴルフ手袋及び従来のゴルフ手袋に装着するケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のゴルフ手袋は主にゴルフクラブを握った時の滑り防止やグリップ力の強化その他手の保護を目的としており、当該ゴルフ手袋の甲側に位置する着脱バンドの開閉により手袋本体が着脱出来る構造になっている。
又、従来ゴルフの知識、特にスイング等のチェックポイントは人にもよるが、紙に書いて部屋に貼ったり、メモ書きしたり、手帳に書いたりして記憶し、場合によってはメモ書きを携帯して練習場やゴルフコースに出ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来ゴルフにおける正しいスイング等は雑誌やテレビ等を見て得た知識を前記のような方法で記憶し練習場やゴルフコース等で反復実践することで得られるが、今迄はいざコースに出るとその記憶を忘れることが多く、又スイングのチェックポイントを書いたメモ等をポケットに入れても実際は見る余裕がないのが現実であり上手くスイング等に反映することが出来なかった。これは記憶した知識やメモ書き等を常に身近で見て反復確認する技術的手段がなかったためである。
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は甲側の裾部からの切り込みを有する手袋本体1と切り込み部付近の甲側表面に設けられた甲側面ファスナー6と同じく切り込み部付近に設けられ裏面にバンド側面ファスナー5を有する着脱バンド2から構成され、当該着脱バンド2は裏面のバンド側面ファスナー5の上に商標等が平らに印された商標シート4を重ね、当該商標シート4の上にプラスチック等で成形された透明シート3をポケット式に位置させたうえ外周縁部をパイピング縫製するか、又は固着することにより内部に収納空間を有し、かつ外から中が見えるようにし、更に挿入口を設けたことを特徴とするゴルフ手袋を提供する。
【0005】
又、本発明のもう一つは従来のゴルフ手袋の甲側の着脱バンド上を覆う基材12と当該基材12の表面に透明シート11を重ね両方の外周縁部をパイピング縫製するか、固着することにより内部に収納空間を有し、かつ外から中が見えるように設けられたポケット部と基材12の裏面又は透明シート11の表面に設けられた挿入口及び基材12の裏側に設けられ前記の着脱バンドに着脱式に装着できるように鉤状に形成された装着部材13とで構成され、従来のゴルフ手袋の甲側の着脱バンドに装着部材13を装着することにより本発明のゴルフ手袋と同様の効果をもたらすゴルフ手袋用装着ケースを提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、請求項1に係る本発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。図1において示すゴルフ手袋は左手用で五本の指部と手の甲部と手の平部及び二つに分けた手首締め付け部分の各部を皮や布及び合成皮革等で被覆し手袋本体1の裾部等をパイピング縫製している。そして、甲側の裾部からの切り込みを有する手袋本体1と切り込み部付近の甲側表面に設けられた甲側面ファスナー6と同じく切り込み部付近に設けられ裏面にバンド側面ファスナー5を有する着脱バンド2から構成されている。又、着脱バンド2の内側舌根部分の一辺は手袋本体1の切り込み部分の左側面aの延長内側端部とパイピング縫製されている。更に、甲側面ファスナー6の内側舌根部分の一辺は手袋本体1の切り込み部分の右側面bの延長内側端部とパイピング縫製されている。
【0007】
次に、図2において示す本発明の左手用のゴルフ手袋の着脱バンド2は裏面にバンド側面ファスナー5を有し、その上に商標や商号及び絵柄等が平らに印された商標シート4を重ね、更に商標シート4の上に耐候性があり、かつ柔軟弾性のあるプラスチック等で成形した透明シート3をポケット式に位置させたうえ外周縁部をパイピング縫製するか、又は固着することにより内部に収納空間を有し、かつ外から中が見えるようにし、更に着脱バンド2の裏面又は表面の内側の舌根付近を開口しカード類や写真等を出し入れ出来る挿入口を設けた構成になっている。
【0008】
又、着脱バンド2の構成において商標シート4を省いて透明シート3とバンド側面ファスナー5だけを重ねる方法もある。
【0009】
そして、着脱バンド2は商標シート4を省いた場合もその他の構成については商標シート4を有するゴルフ手袋と同様であるが、商標シート4は企業の商標や商号及び絵柄等が印されているのでこの機能がなくなる。そのため、商標シート4を省いた場合には本発明のゴルフ手袋の着脱バンド2の直上と指の付けね部分の間に商標又は商号等を縫着乃至接着するか、又は着脱バンド2の中に商標等を印した写真等を入れて置く方法がある。
【00010】
図3の(a)、(b)の実施例では着脱バンド2の収納空間を広げるための方法を示す。
図3の(a) 透明シート3は透明シート3の周縁部の縫い代部分の下面を厚くすることにより収納空間を広げる。
図3の(b) 透明シート3は透明シート3の下に周縁部の縫い代部分と同形のフレーム状の別の資材を重ねることにより収納空間を広げる。
【00011】
前記の透明シート3は透明の他に中が見える程度の薄い色付きでも良い。
【00012】
そして、図4の(a)、(b)の実施例では着脱バンド2にカードや写真等を入れる挿入口を設ける。
尚、着脱バンド2は商標シート4を省いた構成もある。
図4(a) 挿入口は着脱バンド2を構成する表面の透明シート3を除いたバンド側面ファスナー5及び商標シート4の裏面の舌根部分の一辺の内側を矩形や台形及び湾曲状等に切れ目を入れ挿入口7とする。
図4(b) 挿入口は着脱バンド2を構成する表面の透明シート3の舌根部分の一辺の内側端部付近を縦方向の両端に亙り縦断に切れ目を入れ挿入口8としても良い。
但し、当該挿入口8は表面なので着脱バンド2を開くことなく物を出し入れ出来るが、埃や雨が入り易い。
【00013】
挿入口は物を出し入れするので周縁を縁取り等を行って強くしたり、中に物を入れ易いようにすることが望ましい。又、挿入口は当然物が簡単に落ちない程度に開口することが必要である。
【00014】
又、従来のゴルフ手袋では商標等が印されたシートは着脱バンドの表面に装着されていたので比較的厚く、硬質のプラスチックや合成ゴム等が使用されていたが、本発明のゴルフ手袋の商標シート4は表面の透明シート3の下になるので薄くても確りしたものを平らにして使用する。
【00015】
更に、着脱バント2の形状は略舌片形、馬蹄形、四角以上の略角丸角形及び角形等があり、形が大きいほど中に入れる物の容量は増えるが、スイングをする際に手首等に負担がかからない限度の大きさと形が良い。
【00016】
尚、着脱バンド2は裏面を構成するバンド側面ファスナー5を甲側表面の面ファスナー6に替え、逆に甲側面ファスナー6をバンド側面ファスナー5に替えても良い。
【00017】
又、右手に嵌める右手用ゴルフ手袋においては左手用ゴルフ手袋に対し左右対称である。
【00018】
以上のような構成で本発明のゴルフ手袋をゴルフ練習場やゴルフコースにおいて使用する時は、ある程度の厚さの紙やプラスチック等で作成されたカード類や絵及び写真等を着脱バンド2の形状に適した大きさにして挿入口から入れる。
尚、カード類等はプレーヤー自身が作成しても良いし、業者がカード類に記入する基本的なチェックポイントや言葉をイラスト風に製作して商品化したり、専用のプロゴルファーの写真等を商品化しゴルフ手袋と一体的に販売しても良い。又、カード類や写真等は数枚入れることが出来るので何時でも差し替えて臨機応変にゴルフプレーに対応することが出来る。
【00019】
具体的には本発明のゴルフ手袋を使用する場合には、図5で示す実施例ではプレーヤー自身が自分なりにその日のスイングのチェックポイント(肩を十分に回せとか、右足に体重を乗せる等)をカードに記入して挿入口から入れる。又、その日の目標となる言葉、例えば「闘魂」や「覇気」等とカードに記入しても良い。一般的にゴルフ手袋はプレー中はパターを使用する時以外(時にパター使用時でもゴルフ手袋を嵌める人もいる)は何時も嵌めているので、スイングをする都度カードを見て、その内容を身近に視覚で捉えられるため頭の中で考えたりメモ書き等を見るより忘れることなく比較的正確にスイングに反映させることが出来る。又、子供やプロゴルファー及び有名人等の写真を入れても良い。写真等も常に身近に見て楽しみながらプレーすることが出来るし仲間同士で見せ合っても楽しむことが出来る。
【00020】
以下、請求項2に係る本発明の実施の形態を実施例にもとずき図面を参照して説明する。図6において示すゴルフ手袋用装着ケースは一般的には略舌片形で、その他馬蹄形、四角以上の角丸角形及び角形があり、プラスチック、合成皮革及び合成ゴム等で成形された基材12の表面にプラスチック等で成形された透明シート11を重ね両方の外周縁部をパイピング縫製するか、又は固着することにより収納空間を有し、かつ外から中が見えるように設けられたポケット部と基材12の裏面又は透明シート11の表面の夫々の内側舌根付近を開口し設けられた挿入口及び基材12の裏側の略中間部に設けられ当該着脱バンドに着脱式に装着出来るようにプラスチック等で成形され鉤状に形成した装着部材13とで構成されている。そして、従来のゴルフ手袋の着脱バンドに装着部材13を装着することにより本発明のゴルフ手袋と同様の効果をもたらすものである。
【00021】
尚、当該装着部材13は中を楕円形等にくり貫くことにより従来のゴルフ手袋の着脱バンドに装着した場合、楕円形等内では着脱バンド側面ファスナーと当該ゴルフ手袋の甲側面ファスナーとが接合出来るので脱落防止になる。
【00022】
そして、ゴルフ手袋用装着ケースを構成する基材12と透明シート11の間に商標等を印した別のシートを配し商品の識別化を図っても良い。
【00023】
前記の透明シート11は透明の他に中が見える程度の薄い色付きでも良い。
【00024】
次に図7の(a)、(b)で示す実施例ではゴルフ手袋用装着ケースの収納空間を広げるための方法を示す。
図7の(a) 透明シート11は透明シート11の周縁部の縫い代部分の下面を厚くすることにより収納空間を広げる。
図7の(b) 透明シート11は透明シート11の下に周縁部の縫い代部分と同形のフレーム状の別の資材を重ねることにより収納空間を広げる。
【00025】
更に、図8の(a)、(b)で示す実施例ではゴルフ手袋用装着ケースにカードや写真等を入れる挿入口を設ける。
図8の(a)はゴルフ手袋用装着ケースの底面図であり下側を構成する基材12の裏面の舌根部分の一辺の内側を矩形や湾曲状及び台形等に切れ目を入れ挿入口15とする。
図8の(b)はゴルフ手袋用装着ケースの平面図であり上側を構成する透明シート11の表面の舌根部分の一辺の内側端部付近を縦方向の両端に亙って縦断に切れ目を入れ挿入口16とする。
但し、当該挿入口16は表面なので物を出し入れし易いが、埃や雨が入り易い。
【00026】
挿入口は物を出し入れするので周縁を縁取り等を行って強くしたり、中に物を入れ易いようにすることが望ましい。又、挿入口は当然物が簡単に落ちない程度に開口することが必要である。
【00027】
尚、図8の(a)で示す別の実施例はゴルフ手袋用装着ケースを構成する基材12の裏側の略中間部の縦方向の上端にプラスチック等で成形し鉤状に形成し上部をパイピング縫製した装着部材13である。当該装着部材13は従来のゴルフ手袋の着脱バンドに着脱式に装着する。
【00028】
図9はゴルフ手袋用装着ケースの底面図であり、ここで示す実施例は前記の図8の(a)で示した装着部材13に替えて基材12の裏側の略中間部の両端に亙り帯形状の面ファスナー14のフック状の面を内側にして架設することにより従来のゴルフ手袋の甲側の着脱バンドに着脱式に装着出来るようにしたものである。
【00029】
尚、前記の帯形状の面ファスナー14を従来のゴルフ手袋の甲側の着脱バンドに装着した場合、当該面ファスナー14にはフック状の面が使用されているのに対し、従来のゴルフ手袋の甲側の着脱バンドの裏面のバンド側面ファスナーにはループ状の面が使用されているので相互に接合出来て脱落防止に役立つ。
【00030】
又、当該帯形状の面ファスナー14を設けた場合は面ファスナー14に替えてゴムバンドか、又は柔軟弾性のあるプラスチックを使用しても良い。
【00031】
従来のゴルフ手袋の甲側の着脱バンドは女性用は比較的小さく作られているのでゴルフ手袋用装着ケースは男女別に作る方が扱い易い。又、ゴルフ手袋用装着ケースは大きい方が中に入れる物の容量は増えるもののスイングの際手首等に負担がかからない程度の大きさと形が良い。
【00032】
【発明の効果】
本発明のゴルフ手袋並びにゴルフ手袋用装着ケースはゴルフに関する色々な情報を携帯して何時でも何処でも身近に見てスコアーの向上に繋げることが出来る。即ち本発明のゴルフ手袋の場合は着脱バンド2の中に、又ゴルフ手袋用装着ケースの場合は当該ゴルフ手袋用装着ケースの中に夫々カード類や写真及びシール等を数枚入れることにより色々なゴルフプレーを想定して対策を記入等しておけば臨機応変に取り替えて各局面時に身近に視覚で捉えて対応することが出来る。特にカードにスイングのチェックポイントを記入しておけばスイングの都度反復して確認が出来るので比較的正確にスイングに反映させることが出来る。従来は記憶やメモ書きに頼っていたので忘れることが多かった。又、「闘魂」「覇気」等の言葉をイラストタッチで描いたカードを見ることで意識の高揚が図られ、更に子供や有名人及びプロゴルファー等の写真等を入れた場合には常に身近で見れるので安心感や癒し効果等で精神面の安定に資することが出来る。
【00033】
そして、本発明のゴルフ手袋は従来のゴルフ手袋が材質や使い勝手以外殆ど変わらない等特に競争材料がない中で、全く新しい付加価値を付けた独創的な商品となり他のゴルフ手袋に対し差別化を図ることが出来る。又、形状は従来のゴルフ手袋と殆ど変わらないので若干の変更で機械化が可能のため収益効果が大きい。更に、話題性があるのでゴルファーに普及し易い。殊に商品化したカード類や写真及びシール等はゴルフ手袋と一体的に販売すれば相乗効果が期待出来る。
【00034】
一方、ゴルフ手袋用装着ケースは本発明のゴルフ手袋が手袋自体を嵌めることで効果が得られるに対し、別個に製造され従来から製造販売されているゴルフ手袋の甲側の着脱バンドに装着することにより本発明のゴルフ手袋と同様の効果をもたらすものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】左手用ゴルフ手袋の斜視図である。
【図2】着脱バンド2の断面斜視図である。
【図3】着脱バンド2の実施例で示す断面図である。
【図4】着脱バンド2の実施例で示す底面図及び平面図である。
【図5】着脱バンド2の実施例で示す斜視図である。
【図6】ゴルフ手袋用装着ケースの断面斜視図である。
【図7】ゴルフ手袋用装着ケースの実施例で示す断面図である。
【図8】ゴルフ手袋用装着ケースの実施例で示す底面図及び平面図である。
【図9】ゴルフ手袋用装着ケースの実施例で示す底面図である。
【符号の説明】
1 ゴルフ手袋本体
2 着脱バンド
3 透明シート
4 商標シート
5 バンド側面ファスナー
6 甲側面ファスナー
7 挿入口
8 挿入口
11 透明シート
12 基材
13 装着部材
14 帯形状の面ファスナー
15 挿入口
16 挿入口
【出願人】 【識別番号】503272531
【氏名又は名称】篠原 光
【出願日】 平成15年6月24日(2003.6.24)
【代理人】
【公開番号】 特開2005−15982(P2005−15982A)
【公開日】 平成17年1月20日(2005.1.20)
【出願番号】 特願2003−203331(P2003−203331)