| 【発明の名称】 |
バスト用パッド及び、これを備えた水着 |
| 【発明者】 |
【氏名】磯部 成文 【住所又は居所】東京都墨田区緑2−7−12 フットマーク株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】従来から存在するバスト用パッドと異なり、バストの大きさ、形状に柔軟に対応可能な新規なバスト用パッドを提供すること。また、バストの大きさ、形状に柔軟に対応可能な新規なバスト用パッドを備えた水着を提供すること。
【解決手段】本発明に係るバスト用パッドは、柔軟性材料でカップ状に成形されたパッド本体を備えている。そして、前記パッド本体の外周の一部に、着用者のバストの大きさ・形状に応じて開閉する切り込みを形成している。このような構成により、着用者のバストのサイズ、形状の相違又は変化に応じて切り込みが開閉し、常に着用者のバストにフィットするようになる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 柔軟性材料でカップ状に成形されたパッド本体を備え、 前記パッド本体の外周の一部に、着用者のバストの大きさ・形状に応じて開閉可能な切り込みを形成したことを特徴とするバスト用パッド。 【請求項2】 前記パッド本体の外周部が中心部に比べて薄く成形されていることを特徴とする請求項1に記載のバスト用パッド。 【請求項3】 前記切り込みは、前記パッド本体の外周の左右側面に各々1つずつ形成され、当該パッド本体の最突出部(頂上)付近に向かって延びる略三角形状の切り込みであることを特徴とする請求項1又は2に記載のバスト用パッド。 【請求項4】 前記パッド本体の外周部に沿って配置される伸縮性テープを更に備えたことを特徴とする請求項1,2又は3に記載のバスト用パッド。 【請求項5】 柔軟性材料により平面的には略三角形のカップ状に成形され、外周部が中心部に比べて薄く成形されたパッド本体を備え、 前記パッド本体の外周の左右側面に、当該パッド本体の最突出部(頂上)付近に向かって延び、着用者のバストの大きさ・形状に応じて開閉可能な略三角形状の切り込みを各々1つ形成したことを特徴とするバスト用パッド。 【請求項6】 前記パッド本体の外周部に沿って配置される伸縮性テープを更に備えたことを特徴とする請求項5に記載のバスト用パッド。 【請求項7】 請求項1に記載のバスト用パッドを備えたことを特徴とする水着。 【請求項8】 前記パッド本体の外周部が中心部に比べて薄く成形されていることを特徴とする請求項7に記載の水着。 【請求項9】 前記切り込みは、前記パッド本体の外周の左右側面に各々1つずつ形成され、当該パッド本体の仮想外接円の中心に向かって頂点が延びる略三角形状の切り込みであることを特徴とする請求項7又は8に記載の水着。 【請求項10】 前記パッド本体の外周部に沿って配置される伸縮性テープを更に備えたことを特徴とする請求項7,8又は9に記載の水着。 【請求項11】 請求項5に記載のバスト用パッドを備えたことを特徴とする水着。 【請求項12】 前記パッド本体の外周部に沿って配置される伸縮性テープを更に備えたことを特徴とする請求項11に記載の水着。 【請求項13】 前記パッドは、成長期の子供用として使用されることを特徴とする請求項1に記載のバスト用パッド。 【請求項14】 前記パッドは、妊婦用として使用されることを特徴とする請求項1に記載のバスト用パッド。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、女性用水着等の胸部に配置されるパッドの構造に関する。本発明に係るパッドは、水着以外に下着等にも適用できるものである。 【背景技術】 【0002】 特開2003−155602には、ブラジャーと着用者の胸部の間に挿入される胸部用吸汗パッドが開示されている。また、特開2002−194603には、スリットを有する母乳パッドが開示されている。しかしながら、着用者のバストの大きさ、形状に柔軟に対応可能なバスト用パッドは存在しなかった。 【0003】 【特許文献1】特開2003−155602 【特許文献2】特開2002−194603 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 本発明は、従来から存在するバスト用パッドと異なり、バストの大きさ、形状に柔軟に対応可能な新規なバスト用パッドを提供することを目的とする。また、バストの大きさ、形状に柔軟に対応可能な新規なバスト用パッドを備えた水着を提供することを他の目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記のような目的を達成するために、本発明に係るバスト用パッドは、柔軟性材料でカップ状に成形されたパッド本体を備えている。そして、前記パッド本体の外周の一部に、着用者のバストの大きさ・形状に応じて開閉する切り込みを形成している。このような構成により、着用者のバストのサイズ、形状の相違又は変化に応じて切り込みが開閉し、常に着用者のバストにフィットするようになる。 【0006】 前記パッド本体の外周部が中心部に比べて薄く成形することにより、フィット性が向上する他、衣類(水着含む)の表面からパッドの段差が目立たなくなる等の効果がある。 【0007】 前記切り込みは、前記パッド本体の外周の左右側面に各々1つずつ形成され、当該パッド本体の最突出部(頂上)付近に向かって延びる略三角形状とすることが好ましい。但し、切り込みの数、形状は用途等に応じて適宜変更可能である。 【0008】 前記パッド本体の外周部に沿って伸縮性テープを配置した場合には、切り込みの開閉によるフィット性を損なう(開閉動作を妨げる)ことなく、吊り下げ式のパッドとして使用することが可能となる。例えば、伸縮テープの端部を水着等の衣類の内側にホック等によって固定することができる。伸縮テープを採用しない場合には、水着等の衣類の内側に隙間を設け、その中にパッドを差し込む形式を採ることができる。 【0009】 本発明に係るバスト用パッド及びこれを用いた水着は、成長期の子供用や妊婦用に特に適している。成長期の子供や、妊婦は、バストのサイズが短期間で大きく変化する。このため、従来のパッドであると、最初はフィットしていても直ぐに合わなくなり、パッド自体を頻繁に新しいものと交換するか、水着を買い換える必要が生じていた。本発明のパッドによれば、着用者のバストのサイズ、形状が変化した場合にも、パッド本体の切り込みの開閉によってその変化を吸収することができ、常にフィットした状態での使用が実現可能となる。なお、本発明に係るパッドは、水着以外にも下着(ブラジャー)、通常の衣類にも適用することが可能である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 図1は、本発明の第1実施例に係る水着用パッド(右用)を示す平面図である。図2は、第1実施例に係るパッドを示す側面図である。図3は、図1のX−X方向の断面図である。図4は、第1実施例に係るパッドの製造工程の一部を示す説明図である。本実施例に係る水着用パッド10は、水着の内側に配置されるものであり、柔軟性材料でカップ状に成形されたパッド本体(10)を備えている。そして、パッド本体10の外周の一部に、着用者のバストの大きさ・形状に応じて開閉する切り込み12a,12bを形成している。図1〜図5においては、いずれも右用(正面から見て左)のパッドを示しているが、左側のパッドは当該右側と対称の形状であることは言うまでもない。また、本実施例に係るパッド10は、例えば、水着の内側に設けられた隙間(ポケット)の中に差し込むような形で使用する。 【0011】 パッド本体は、柔軟性材料により略三角形のカップ状(図では中心が膨らんでいる)に成形されている。また、パッド本体の外周部が中心部に比べて薄く成形されている。この薄肉部を符号14で示す。切り込み12a,12bは、パッド本体10の外周の左右側面に、パッド本体10の最突出部(頂上)O付近に向かって延びている。パッド本体10は、中芯がポリウレタン100%、表裏生地がポリエステル100%で成形することができる。着用者の肌に直接触れるため、肌触りとフィット性を考慮して柔軟な材質を選択することが重要である。また、着用者の肌側(内側)に別素材を貼り合わせても良い。パッド本体10は、へこみ難い適度な張りと、中心に向かって自然にボリュームが増すように設計することが好ましい。 【0012】 薄肉部14の厚さは、例えば約1mm程度とし、中心部の厚さは3.5〜4.0mm程度とすることができる。 【0013】 中芯の素材としては、EVA(樹脂)を使用することができる。EVA自体は硬度が高いため、安定した形状(シルエット)を重視する場合に適している。EVAはポリエステル+ポリウレタンに比べて低い熱(80℃程度)で変形する特性がある。中芯の素材としては、他に低反発材料を使用することもできる。表裏生地としては、ポリエステルの他に独特の風合いを有する不織布を使用することができる。不織布は風合いを楽しめるが、型崩れし易いという特徴を有する。 【0014】 図1において、例えば、外方寸法Aを125mm〜145mm;内方寸法Bを145mm〜175mm;下方寸法Cを135mm〜160mmとすることができる。また、切り込み12a,12bの深さを約30〜35mm、開口幅を約10mmとすることができる。なお、各寸法、切り込みの個数等は、上記の施例に限定されず、パッド本体の材質・特性や用途に応じて、適宜変更することができる。 【0015】 本実施例においては、パッド本体10の外周部14が中心部に比べて薄く成形されているため、着用者のバストに対するフィット性が向上する他、水着の表面からパッドの段差が目立たないという効果がある。パッド10の厚みの調整は、後述する金型の設計によって実現することができる。すなわち、中央付近に比べて周縁部を強く押しつぶすような格好となる。 【0016】 本実施例に係るパッド10の製造に際しては、ポリウレタン層をポリエステル層で表裏両側から挟み込むような格好で、元生地を用意する。次に、これを金型で挟み、例えば220℃程度の高温で熱圧着し、図4の状態に成型する。その後、符号18で示す周縁部を抜き型(図示せず)で打ち抜く。この際、切り込み12a,12bに対応する三角形領域を同時に打ち抜くことができる。切り込み12a,12bに対応する三角形領域を同時に打ち抜かない場合には、その部分のみを後で除去することになる。 【0017】 図5は、本発明の第2実施例に係るバスト用パッド30を示す平面図である。図5に示すパッド30は、右用(正面から見て左)を示すものである。本実施例は、第1実施例と同一構造のパッド本体10の外周部に沿って伸縮性テープ32を付加したものである。伸縮テープ32を採用することにより、切り込み(12a,12b)の開閉によるフィット性を損なう(開閉動作を妨げる)ことなく、吊り下げ式のパッドとして使用することが可能となる。例えば、伸縮テープの端部34を水着等の衣類の内側に固定することができる。伸縮性テープ32は、切り込み12a,12bの開閉機能を妨げない程度の高伸縮性を有する素材により、例えば、約6mm程度の幅に成形することができる。また、パッドの装着感(フィット性)及び、外周部に段差の少ない滑らかな外観形状を損なうことのないように、パッド本体10の周縁部の厚みに合わせて、伸縮性テープ32の厚みも薄くすることが好ましい。 【0018】 図6は、本発明の第3実施例に係る水着用パッド(右用)を示す平面図である。本実施例と上述した実施例とでは、切り込みの数及びこれに基づく形状の違いがある。本実施例に係る水着用パッド100においては、パッド本体の外周の一部に、着用者のバストの大きさ・形状に応じて開閉する4つの切り込み112a,112b,112c,112dを形成している。なお、材質、製造方法等の他の構成については、上述した第1実施例と同様であり、重複した説明を省略する。また、本実施例に係るパッドを第2実施例のように吊り下げ型に適用することも可能である。 【0019】 本実施例に係るパッド100において、例えば、身体中心側の寸法A,B,Cを各々40mm〜50mmとし、身体外側の寸法D,E,Fを各々35mm〜45mmとし、切り込み112a,112b,112c,112dの開口幅を各々約10mmとし、切り込み112a,112b,112c,112dの深さを各々約30mm〜35mmとすることができる。なお、パッド本体の材質・特性や用途に応じて、各寸法を適宜変更し、切り込みの個数を増減することも可能である。また、切り込みの個数を身体の中心側と外側で異なる数とすることもできる。例えば、切り込みの個数を身体中心側を3個、身体外側を2個としたり、身体中心側を2個、身体外側を1個としたり、身体中心側を3個、身体外側を1個とすることができる。 【0020】 本実施例においては、上記第1及び第2の実施例に比べてパッドの切り込みの数を増やしているため、更にフィット性の向上が期待できる。 【0021】 以上説明したように、本発明に係るバスト用パッド及びこれを用いた水着は、成長期の子供用や妊婦用に特に適している。すなわち、本発明のパッドによれば、着用者のバストのサイズ、形状が変化した場合にも、パッド本体の切り込みの開閉によってその変化を吸収することができ、常にフィットした状態での使用が実現可能となる。 【0022】 以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲に示された技術的思想の範疇において変更可能なものである。 【図面の簡単な説明】 【0023】 【図1】図1は、本発明の第1実施例に係るバスト用パッド(右用)を示す平面図である。 【図2】図2は、第1実施例に係るバスト用パッドを示す側面図である。 【図3】図3は、図1のX−X方向の断面図である。 【図4】図4は、第1実施例に係るバスト用パッドの製造工程の一部を示す説明図である。 【図5】図5は、本発明の第2実施例に係るバスト用パッド(右用)を示す平面図である。 【図6】図6は、本発明の第3実施例に係るバスト用パッド(右用)を示す平面図である。 【符号の説明】 【0024】 10,100 パッド(パッド本体) 12a,12b,112a,112b,112c,112d 切り込み 14,114 薄肉部 30 パッド 32 伸縮性テープ O 最突出部(頂上部)
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| 【出願人】 |
【識別番号】594056100 【氏名又は名称】フットマーク株式会社 【住所又は居所】東京都墨田区緑2丁目7番12号
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| 【出願日】 |
平成16年4月30日(2004.4.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098143 【弁理士】 【氏名又は名称】飯塚 雄二
【識別番号】100095348 【弁理士】 【氏名又は名称】柿本 邦夫
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| 【公開番号】 |
特開2005−314854(P2005−314854A) |
| 【公開日】 |
平成17年11月10日(2005.11.10) |
| 【出願番号】 |
特願2004−136098(P2004−136098) |
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