| 【発明の名称】 |
タバコ切断収納具 |
| 【発明者】 |
【氏名】▲浜▼崎 純裕
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| 【要約】 |
【課題】ワンタッチで頭部を切断すると共に、切断された頭部の火を消し、また残りの吸い残しのタバコを収納することのできるタバコ切断収納具を提供する。
【解決手段】下ケース1と、下ケース1に対してヒンジ部3により開閉可能に取り付けられた上ケース2とを有し、下ケース1には、ヒンジ部3近傍に、下ケース1と上ケース2の開閉動作と連動して開閉する固定刃7と可動刃8からなる切断手段を設置し、この切断手段に近接して、下ケース2側に設けたタバコ頭部受け金具10と上ケース2側に設けたタバコ頭部押さえ金具11とからなる頭部圧潰手段を設けたタバコ切断収納具。火のついたタバコの頭部を固定刃7に乗せて上ケース2を閉めると、可動刃8によりタバコ頭部が切断され、押しつぶされて蓋15付きの灰収納部に収納される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下ケースと、この下ケースに対してヒンジ部により開閉可能に取り付けられ、閉じたときに前記下ケースと密閉状態となる上ケースとを有し、 前記下ケースには、前記ヒンジ部近傍に、前記下ケースと上ケースの開閉動作と連動して開閉する固定刃と可動刃からなる切断手段が設置され、 かつ、前記切断手段に近接して、前記下ケース側に設けたタバコ頭部受け金具と前記上ケース側に設けたタバコ頭部押さえ金具とからなる頭部圧潰手段を設けたことを特徴とするタバコ切断収納具。 【請求項2】 前記タバコ頭部圧潰手段で圧潰されたたばこ頭部の灰を収容する蓋付きの灰収納部を前記下ケースに設けたことを特徴とする請求項1記載のタバコ切断収納具。 【請求項3】 前記固定刃の刃線の途中に凹部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のタバコ切断収納具。 【請求項4】 前記下ケースに、前記固定刃を前記可動刃に対して押圧する弾性体からなるくさび体を押し込むくさび体収容部を設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載のタバコ切断収納具。 【請求項5】 前記上ケースに、前記くさび体の頭部を押圧する突起部を形成したことを特徴とする請求項4記載のタバコ切断収納具。 【請求項6】 前記上ケースを閉じたときに前記下ケースと密閉状態とするために前記下ケースの周囲に形成した閉止壁のうち、前記切断手段と対向する閉止壁の部分に、ロングサイズのタバコの吸い口部が位置決めされる凹部を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかの項に記載のタバコ切断収納具。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、紙巻きタバコ(以下、単に「タバコ」という)の不要な燃焼をなくし、タバコの煙と炭酸ガスの発生を減少させるとともに、タバコ喫煙本数を節減することのできるタバコ切断収納具に関する。 【背景技術】 【0002】 通常、喫煙者が1本のタバコを吸うとき、その3分の2位は、吸わずに燻らすだけである。人によっては、タバコを1服吸った後、火のついたまま灰皿に置く癖がある人があり、その場合、煙が空気の流れによっては非喫煙者の方に向き、汚れた空気を吸ったり、目に入ったりして、いやな思いをさせられることがある。 【0003】 また、喫煙者は、タバコを吸うにしても、一旦火をつけると、もったいないという心理から、必要以上に吸い過ぎるものである。 【0004】 そのため、少し吸った後で、タバコの火のついた頭部だけを灰皿などで擦って火を消し、また吸うために取っておくことがあるが、完全に消えなかった場合には、また燃えだし、危険であった。 【0005】 このような実情から、特許文献1には、火のついたタバコの火のついた頭部を切り落とすためのカッターが開示されている。 【0006】 また、特許文献2には、切断刃をタバコ径とほぼ同径の穴部と保持穴の間に、きれ刃部を斜めに摺動させてたばこの切断片をケースに、残部を円筒ケースに保持するようにしたタバコ切断器が開示されている。 【0007】 特許文献3には、灰皿本体に、タバコを軸方向に挿入する挿入孔と、挿入されたタバコの先端部を切断する切除手段と、切除されたタバコの先端部を収納する先端部収納室とを設け、さらに吸残部収納室を設けた灰皿が開示されている。 【0008】 【特許文献1】特開平9−248172号公報 【特許文献2】実開昭60−95893号公報 【特許文献3】実開平2−998号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 しかしながら、特許文献1に開示されたカッターは、単に火のついたタバコの頭部を切り落とすためのものであり、切り落とされたタバコの頭部と残りのタバコの処置をする手段がないため、固定した灰皿の近傍で作業を行わなければならず、携帯できないという問題があった。 【0010】 その点、特許文献2および3は、切断したタバコの頭部と残部をそれぞれケースに収納できるが、先端部を切断するには、切断動作が必要であり、頭部を切断した後に、残部を、円筒ケースないし吸残部収納室に手で挿入しなければならないという使用上の不便さがあった。 【0011】 そこで本発明は、火のついたタバコの頭部をわざわざ切断するという特別な動作を必要とせず、ワンタッチで頭部を切断すると共に、切断された頭部の火を消し、また残りの吸い残しのタバコを収納することのできるタバコ切断収納具を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0012】 前記課題を解決するため、本発明のタバコ切断収納具は、下ケースと、この下ケースに対してヒンジ部により開閉可能に取り付けられ、閉じたときに前記下ケースと密閉状態となる上ケースとを有し、前記下ケースには、前記ヒンジ部近傍に、前記下ケースと上ケースの開閉動作と連動して開閉する固定刃と可動刃からなる切断手段が設置され、かつ、前記切断手段に近接して、前記下ケース側に設けたタバコ頭部受け金具と前記上ケース側に設けたタバコ頭部押さえ金具とからなる頭部圧潰手段を設けたことを特徴とする。 【0013】 本発明においては、上ケースを開いた状態で固定刃の上部に吸いかけタバコの頭部を乗せ、上ケースを閉じると、上ケースと連動して閉じる可動刃が下ケース側の固定刃側に移動するので、タバコの頭部が切断される。切断された頭部は、頭部圧潰手段により潰されるので、火も消される。頭部が切断された残りのタバコは下ケース側に収納される。上ケースを開ければ、頭部が切断された残りのタバコが入っているので、それを吸うことができる。上ケースを閉じた状態では、密閉状態となるので、ポケットなどに入れて携帯することができる。 【0014】 ケース内に灰収納部を設けることで、上ケースを開いたときに灰が散乱することがない。灰が溜まったときは、蓋を開けて捨てることができる。 前記固定刃の刃線の途中に凹部が形成されている構成とすることにより、切断するときのタバコの頭部にかかる移動力を低減させ、タバコの頭部を可動刃により確実に切断することができる。 前記下ケースに、固定刃を可動刃に対して押圧する弾性体からなるくさび体を押し込むくさび体収容部を設けたことにより、固定刃と可動刃の密着度を高め、切れ味をよくすることができる。 前記上ケースに、くさび体の頭部を押圧する突起部を形成することにより、上ケースを閉じたときにくさび体が押し込まれるので、固定刃が可動刃に密着し、切れ味を常に保つことができる。 前記上ケースを閉じたときに下ケースと密閉状態とするために下ケースの周囲に形成した閉止壁のうち、切断手段と対向する閉止壁の部分に、ロングサイズのタバコの吸い口部が位置決めされる凹部を設けることにより、上ケース、下ケースの寸法を超える長さのロングサイズのタバコにも使用が可能となる。 【発明の効果】 【0015】 本発明によれば、下ケースと、この下ケースに対してヒンジ部により開閉可能に取り付けられ、閉じたときに前記下ケースと密閉状態となる上ケースとを有し、前記下ケースには、前記ヒンジ部近傍に、前記下ケースと上ケースの開閉動作と連動して開閉する固定刃と可動刃からなる切断手段が設置され、かつ、前記切断手段に近接して、前記下ケース側に設けたタバコ頭部受け金具と前記上ケース側に設けたタバコ頭部押さえ金具とからなる頭部圧潰手段を設けたことにより、火のついたタバコの頭部をわざわざ切断するという特別な動作を必要とせず、ワンタッチで頭部を切断すると共に、切断された頭部の火を消し、また残りの吸い残しのタバコを収納することのできるタバコ切断収納具が得られる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0016】 以下、本発明の実施の形態を、図1〜図11を参照して説明する。 【0017】 図1は、本発明の実施の形態を示す蓋を開けた状態の斜視図、図2は蓋を閉めた状態の斜視図、図3はケース本体の平面図、図4はその正面図、図5はその側面図、図6は図3のA−A線における断面図、図7は図3のB−B線における断面図、図8は図3のC−C線における断面図、図9はカッターの動作を示す説明図、図10(a)はタバコ頭部受け金具の平面図、(b)はその正面図、図11(a)はタバコ頭部押さえ金具の平面図、(b)はその正面図である。 【0018】 図1に示されているように、本発明のタバコ切断収納具は、下ケース1と上ケース2がヒンジ部3で開閉可能に構成されており、下ケース1の周囲に設けた閉止壁1a,1b,1cにより、上ケース2を閉じると、内部が密閉状態になるようになっている。図2は閉じた状態を示すもので、ポケット等に入れたときに不用意に開かないように、面ファスナー4により止めることができるようにしている。ヒンジ部3の両側にはキャップ5が被せられている。 【0019】 下ケース1には、ヒンジ部3近傍に、後述の固定刃7を位置決めする固定刃位置決め壁6がヒンジ部3とほぼ直交する向きに形成されている(図7参照)。固定刃位置決め壁6の一方の面に近接して、下ケース1と上ケース2の開閉動作と連動して開閉する固定刃7と可動刃8からなる切断手段が設置されている。固定刃7と可動刃8は、ピン9により開閉可能になっている。固定刃7の刃線の途中には、図9に示すように凹部7aが形成されており、切断するときのタバコTの頭部にかかる移動力を低減させ、後述の補助壁16a付近に生じるタバコTの曲がりや破断を防いで、タバコTの頭部を可動刃8により、確実に切断することができるようにしている。固定刃位置決め壁6の中央部には、固定刃7の凹部7aに対応して凹部6aが形成されている。 【0020】 下ケース1には、固定刃7を可動刃8に対して押圧する弾性体からなるくさび体20を押し込むくさび体収容部22が設けられており、このくさび体収容部22にくさび体20を装着することにより固定刃7を可動刃8に対して押し込み、両刃の密着度を高め、切れ味をよくしている。 【0021】 上ケース2には、くさび体20の頭部を押圧するくさび体押さえ凸部21を形成しており、上ケース2を閉じたときにくさび体20がくさび体収容部22に押し込まれるので、固定刃7が可動刃8に密着し、切れ味を常に保つことができる。 【0022】 この切断手段に近接して、下ケース1側に設けたタバコ頭部受け金具10と上ケース2側に設けたタバコ頭部押さえ金具11とからなる頭部圧潰手段が設けられている。このタバコ頭部受け金具10とタバコ頭部押さえ金具11は、図10および図11に示すように、鉄板を曲げて形成されており、切断手段により切断された火のついたタバコの頭部を押し潰して消火するようになっている。なお、タバコ頭部受け金具10とタバコ頭部押さえ金具11のヒンジ部3側の端部に灰が入り込まないように、スポンジ等の柔軟なシール部材12が設けられている。 【0023】 タバコ頭部受け金具10の裾部の上部に、タバコ頭部受け金具10とタバコ頭部押さえ金具11で圧潰されたたばこ頭部の灰を収容する灰収納部を形成するために、灰収納部側壁13および正面壁14(図6参照)が設けられ、また、灰収納部側壁13と閉止壁1bとに設けられたU状切り欠き13aおよび1dに突起を嵌合することにより開閉自在な蓋15が設けられている。 【0024】 下ケース1にはまた、固定刃位置決め壁6と直交するタバコ頭部保持壁16がヒンジ部3と平行に設けられている。このタバコ頭部保持壁16にはL字状の補助壁16aが設けられている。また、ヒンジ部3には、タバコの軸の位置を誘導するためのリブ17が設けられている。上ケース2には、上ケース2を閉じるときにタバコの軸部が逃げないようにタバコ押さえ壁25が突設されている。さらに、下ケースの閉止壁1aには固定刃位置決め壁6と閉止壁1aとの間の距離を超える長さのロングサイズのタバコを位置決めするための凹部1eが設けられている。 【0025】 下ケース1の底部には、移動防止壁18も設けられている。なお、図1において、上ケース2の裏面に設けられている凸部19は、面ファスナー4の一方を貼り付けるために表側に設けた四角形の凹部を形成するためのものである。 【0026】 下ケース1には、前方壁面と両側が分断されたロック部23が設けられており、その上部が弾力性をもって撓むことができる。このロック部23に形成した凸部が、上ケース2の前方壁面の内側に形成された凹部(図示せず)と嵌合することで、上ケース2を閉じたときにロック状態となる。上ケース2を開くときは、ロック部23を指で押し込み、下ケース1の前方壁面の中央部に形成した指掛け凹部24に重なっている上ケース2の前方壁面の段差に指を掛けて上方に押し上げることで、上ケース2を開くことができる。 【0027】 次に、本実施の形態の使用方法について説明する。 吸いかけのタバコの火のついた頭部を切断して吸い残しのタバコを保存する場合、図1に示すように上ケース2を開けて、タバコTの頭部が固定刃7の凹部7aに載るようにセットする。このとき、タバコTの軸部はタバコ頭部保持壁16の補助壁16aにより中央部への移動が阻止されるとともに、リブ17が傾斜して設けられているため、タバコTの位置は自動的に定位置に位置決めされる。 【0028】 次いで、上ケース2を閉じると、図9(a)〜(d)に示すように固定刃7に対して可動刃8が、ピン9を支点として閉じられていくため、剪断力によりタバコTの頭部が切断される。このとき、タバコTの頭部は図面上左方向に移動力を受けるが、タバコ頭部保持壁16の壁面で移動を阻止されるため、確実に頭部が切断される。タバコの頭部の切断と同時に、上ケース2に設けられているタバコ頭部押さえ金具11がタバコ頭部受け金具10に対して覆い被さるため、火のついたタバコ頭部は押しつぶされ、消火されるとともに、灰として砕かれる。 【0029】 砕かれた頭部の灰は、灰収納部側壁13および正面壁14および下ケース1の内側壁で形成された灰収納部に収納される。このため、このタバコ切断収納具をポケットに入れて持ち歩く際にも、灰がケース内に散乱することがない。灰収納部に溜まった灰は、蓋15を開けることにより灰皿などに捨てることができる。 【産業上の利用可能性】 【0030】 本発明は、ワンタッチで頭部を切断すると共に、切断された頭部の火を消し、また残りの吸い残しのタバコを収納することのできるタバコ切断収納具として利用することができる。 【図面の簡単な説明】 【0031】 【図1】本発明の実施の形態を示す蓋を開けた状態の斜視図である。 【図2】本発明の実施の形態を示す蓋を閉めた状態の斜視図である。 【図3】本発明の実施の形態を示すケース本体の平面図である。 【図4】本発明の実施の形態を示すケース本体の正面図である。 【図5】本発明の実施の形態を示すケース本体の側面図である。 【図6】図3のA−A線における断面図である。 【図7】図3のB−B線における断面図である。 【図8】図3のC−C線における断面図である。 【図9】本発明の実施の形態におけるカッターの動作を示す説明図である。 【図10】(a)は本発明の実施の形態におけるタバコ頭部受け金具の平面図、(b)はその正面図である。 【図11】(a)は本発明の実施の形態におけるタバコ頭部押さえ金具の平面図、(b)はその正面図である。 【符号の説明】 【0032】 1 下ケース 1a,1b,1c 閉止壁 1d U状切り欠き 1e 凹部 2 上ケース 3 ヒンジ部 4 面ファスナー 5 サイドキャップ 6 固定刃位置決め壁 6a 凹部 7 固定刃 7a 凹部 8 可動刃 9 ピン 10 タバコ頭部受け金具 11 タバコ頭部押さえ金具 12 シール部材 13 灰収納部側壁 13a U状切り欠き 14 正面壁 15 蓋 16 タバコ頭部保持壁 16a 補助壁 17 リブ 18 移動防止壁 19 凸部 20 くさび体 21 くさび体押さえ凸部 22 くさび体収容部 23 ロック部 24 指掛け凹部 25 タバコ押さえ壁
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| 【出願人】 |
【識別番号】303019776 【氏名又は名称】▲浜▼崎 純裕
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| 【出願日】 |
平成16年5月13日(2004.5.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100099508 【弁理士】 【氏名又は名称】加藤 久
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| 【公開番号】 |
特開2005−323533(P2005−323533A) |
| 【公開日】 |
平成17年11月24日(2005.11.24) |
| 【出願番号】 |
特願2004−144097(P2004−144097) |
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