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【発明の名称】 紙巻タバコホルダ
【発明者】 【氏名】内海 浩之
【住所又は居所】大阪市北区豊崎1丁目2番2号 有限会社▲遥▼内

【要約】 【課題】出荷、輸送、販売、あるいは購入後の携帯など、紙巻タバコ1のさまざまな取り扱い状況において、紙巻タバコを1本単位でハンドリングすることができるとともに、即座に簡便に紙巻タバコを喫煙することができる紙巻タバコホルダを提供する。

【解決手段】1本の紙巻タバコ1を一端の開口2aから収容可能な筒状のホルダ本体2と、このホルダ本体2の開口2aに着脱自在に取り付けられるキャップ3と、ホルダ本体2の他端2bに設けられたマッチ頭薬4と、キャップ3の蓋外面に設けられたマッチ側薬5とを備えた。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1本の紙巻タバコを一端の開口から収容可能な筒状のホルダ本体と、
このホルダ本体の上記開口に着脱自在に取り付けられるキャップと、
上記ホルダ本体の他端に設けられたマッチ頭薬と、
上記キャップの蓋外面に設けられたマッチ側薬と
を備えたことを特徴とする紙巻タバコホルダ。
【請求項2】
上記ホルダ本体は、キャップを取り外した状態で、開口から紙巻タバコの吸い口が露出するようになっていることを特徴とする請求項1記載の紙巻タバコホルダ。
【請求項3】
上記ホルダ本体は、マッチ頭薬が設けられた他端側が少なくとも可燃性の材料からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紙巻タバコホルダ。
【請求項4】
上記ホルダ本体は、マッチ頭薬が設けられた他端が開口していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紙巻タバコホルダ。
【請求項5】
上記マッチ頭薬は、ホルダ本体の他端部に環状に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載の紙巻タバコホルダ。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、紙巻タバコを収容するために採用される紙巻タバコホルダに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、紙巻タバコを収容するために採用される紙巻タバコホルダとして、紙巻タバコを収容可能なホルダ本体と、このホルダ本体の開口に着脱自在に取り付けられるキャップとを備えた紙巻タバコホルダが知られている。
【0003】
このような、紙巻タバコホルダは、購入後の紙巻タバコを小分けするとともに、この小分けした紙巻タバコをホルダ本体の一端に設けられた開口から充填して収容し、キャップをホルダ本体の開口に取り付けた状態で、携帯したり、取り扱ったりすることができるようにしたものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の紙巻タバコホルダでは、出荷、輸送、販売、あるいは購入後の携帯など、紙巻タバコのさまざまな取り扱い状況において、紙巻タバコを1本単位でハンドリングするものではなかった。
【0005】
また、喫煙に際しては、別途ライターやマッチなど発火具を用意する必要があり、即座に簡便に紙巻タバコを喫煙することができるというものでもなかった。
【0006】
最近では、世界的に禁煙運動が進み、一人の喫煙者が喫煙するタバコの本数が激減したり、減煙を心がけている喫煙者が増加したりしており、特に、駅、空港などの自動販売機などから紙巻タバコを1本単位で購入して簡便に喫煙したいという必要性が高まっている。それにもかかわらず、現状ではそのような要求を満たす紙巻タバコホルダは、上述の紙巻タバコホルダも含めて存在していないという事情がある。
【0007】
本発明は上記不具合に鑑みてなされたものであり、出荷、輸送、販売、あるいは購入後の携帯など、紙巻タバコのさまざまな取り扱い状況において、紙巻タバコを1本単位でハンドリングすることができるとともに、入手後は即座に簡便に紙巻タバコを喫煙することができる紙巻タバコホルダを提供することを課題としている。
【0008】
なお、本願に記載する紙巻タバコホルダは、出願人の知る限りでは本願出願に類する公知例が無いため、本出願の時点では開示すべき先行技術文献情報は保有していない。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための本発明は、1本の紙巻タバコを一端の開口から収容可能な筒状のホルダ本体と、このホルダ本体の上記開口に着脱自在に取り付けられるキャップと、上記ホルダ本体の他端に設けられたマッチ頭薬と、上記キャップの蓋外面に設けられたマッチ側薬とを備えたことを特徴とする紙巻タバコホルダである。
【0010】
本発明によれば、1本の紙巻タバコを一端の開口から収容可能な筒状のホルダ本体と、このホルダ本体の開口に着脱自在に取り付けられるキャップとを備えているので、出荷、輸送、販売、あるいは購入後の携帯など、紙巻タバコのさまざまな取り扱い状況において、紙巻タバコを1本単位でハンドリングすることができる。また、ホルダ本体の他端に設けられたマッチ頭薬と、キャップの蓋外面に設けられたマッチ側薬とを備えているので、ホルダ本体に1本の紙巻タバコを収容した状態で、ホルダ本体のマッチ頭薬とホルダ本体から取り外したキャップ蓋のマッチ側薬とを摩擦させてマッチ頭薬を燃焼させ、かつその燃焼を収容された紙巻タバコの点火端に延焼させることにより、即座に簡便に紙巻タバコを喫煙することができる。
【0011】
上記ホルダ本体は、キャップを取り外した状態で、開口から紙巻タバコの吸い口が露出するようになっていることを特徴とする請求項1記載の紙巻タバコホルダであることが好ましい。
【0012】
この好ましい態様によれば、キャップを取り外した状態で、開口から紙巻タバコの吸い口が露出するようにホルダ本体が構成されているので、マッチ頭薬から紙巻タバコの点火端への延焼の際に、この吸い口を介して吸気すれば、紙巻タバコをホルダ本体から取り出すことなく、より容易に収容された紙巻タバコの点火端に延焼させることができる。
【0013】
上記ホルダ本体は、マッチ頭薬が設けられた他端側が少なくとも可燃性の材料からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の紙巻タバコホルダであることが好ましい。
【0014】
この好ましい態様によれば、ホルダ本体の他端側が少なくとも可燃性の材料からなるので、この他端側が燃焼することにより、より容易に収容された紙巻タバコの点火端に延焼させることができる。
【0015】
また、上記ホルダ本体は、マッチ頭薬が設けられた他端が開口していることが好ましい。
【0016】
この好ましい態様によれば、マッチ頭薬から紙巻タバコの点火端への延焼の際に、この開口を介して吸気すれば、より容易に収容された紙巻タバコの点火端に延焼させることができるとともに、より即座に喫煙することができる。
【0017】
また、上記マッチ頭薬は、ホルダ本体の他端部に環状に設けられていることが好ましい。
【0018】
この好ましい態様によれば、マッチ頭薬がホルダ本体の他端部に環状に設けられているので、どの角度からでもマッチ頭薬を側薬に対して当接させることができる結果、マッチ頭薬の点火がより容易となる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、出荷、輸送、販売、あるいは購入後の携帯など、紙巻タバコのさまざまな取り扱い状況において、紙巻タバコを1本単位でハンドリングすることができる。また、ホルダ本体のマッチ頭薬とホルダ本体から取り外したキャップ蓋のマッチ側薬とを摩擦させてマッチ頭薬を燃焼させることにより、即座に簡便に紙巻タバコを喫煙することができるという顕著な効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下、添付図面を参照しながら本発明の好ましい実施の一形態について詳述する。図1は、本発明の実施の形態に係る紙巻タバコホルダ10の構成を示す斜視図であり、図2は、本発明の実施の形態に係る紙巻タバコホルダ10の構成を示す断面図である。
【0021】
図1と図2とを参照して、図示の本発明の実施の形態に係る紙巻タバコホルダ10は、筒状のホルダ本体2と、このホルダ本体2の開口2aに着脱自在に取り付けられるキャップ3とを備えている。
【0022】
また、この紙巻タバコホルダ10は、即座に簡便に紙巻タバコ1を喫煙することができるようにするために、ホルダ本体2の他端2bに設けられたマッチ頭薬4と、上記キャップ3の蓋外面に設けられたマッチ側薬5とを備えている。
【0023】
上記紙巻タバコ1は、本実施形態においては通常一つのパッケージに20本収容されて広く販売されているフィルター付き紙巻タバコが採用されている。
【0024】
上記ホルダ本体2は、厚紙を巻いて製作された一端に開口2aを有する有底の円筒状部材であり、出荷、輸送、販売、あるいは購入後の携帯など、紙巻タバコ1のさまざまな取り扱い状況において、紙巻タバコ1を1本単位でハンドリングするために、1本の紙巻タバコ1を一端の開口2aから挿入するようにして収容することが可能な構造になっている。
【0025】
また、ホルダ本体2の開口2aにおいては、紙巻タバコ1をホルダ本体2から取り出すことなく紙巻タバコ1の吸い口1aを口に咥えて喫煙することもできるようにするために、キャップ3を取り外した状態で、開口2aから紙巻タバコ1の吸い口1aが露出するようになっている。
【0026】
そして、ホルダ本体2は、より容易に収容された紙巻タバコ1の点火端1bに延焼させることができるようにするために、マッチ頭薬4が設けられた他端2b側が少なくとも可燃性の材料で構成されている。
【0027】
上記キャップ3は、ホルダ本体2同様に厚紙を巻いて製作された一端に開口3aを有する有底の円筒状部材であり、ホルダ本体2の開口2aに設けられたキャップ3を取り付けるための内筒部分2cに摺動させるようにしてホルダ本体2に取り付けられるように構成されている。そして、キャップ3をホルダ本体2の内筒部分2cに取り付けた状態では、キャップ3の外表面とホルダ本体2の外表面とは、段差無く均等な面になるようになっている。
【0028】
上記マッチ頭薬4は、塩素酸カリウムと可燃材を主成分とする一般に広く用いられている安全マッチの頭薬が採用されており、本実施形態では、ホルダ本体2の他端2bの中央に設けられている。
【0029】
上記マッチ側薬5は、赤リンと硫化アンチモンとを主成分とする一般に広く用いられている赤リン面の側薬が採用されており、本実施形態では、キャップ3のの頂部全面に設けられている。
【0030】
次に図3を参照して、本発明の実施の形態に係る紙巻タバコホルダ10の作用について説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る紙巻タバコホルダ10の紙巻タバコ1に点火する時の状態を示す側面図である。
【0031】
図3を参照して、本発明の実施の形態に係る紙巻タバコホルダ10においては、図示のように、紙巻タバコホルダ10に1本の紙巻タバコ1を一端の開口2aから収容した状態で、このホルダ本体2の開口2aからキャップ3を取り外し、ホルダ本体2の他端2bに設けられたマッチ頭薬4と、キャップ3の蓋外面に設けられたマッチ側薬5とを摩擦させてマッチ頭薬4を燃焼させ、かつ可燃性の材料からなる他端2b側を燃焼させ、さらにその燃焼を収容された紙巻タバコ1の点火端1bに延焼させる。この時、紙巻タバコの吸い口を介して吸気すれば、紙巻タバコをホルダ本体から取り出すことなく、より容易に収容された紙巻タバコの点火端に延焼させ、紙巻タバコ1に点火することもできる。
【0032】
そして、紙巻タバコ1に点火されたことが確認されたならば、紙巻タバコ1をホルダ本体2から取り出して紙巻タバコ1の吸い口1aを口に咥えて喫煙する。あるいは、紙巻タバコ1をホルダ本体2から取り出すことなく開口2aから露出している紙巻タバコ1の吸い口1aを口に咥えて喫煙する。
【0033】
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る紙巻タバコホルダ10によれば、1本の紙巻タバコ1を一端の開口2aから収容可能な筒状のホルダ本体2と、このホルダ本体2の開口2aに着脱自在に取り付けられるキャップ3とを備えているので、出荷、輸送、販売、あるいは購入後の携帯など、紙巻タバコ1のさまざまな取り扱い状況において、紙巻タバコ1を1本単位でハンドリングすることができる。
【0034】
また、ホルダ本体2の他端2bに設けられたマッチ頭薬4と、キャップ3の蓋外面に設けられたマッチ側薬5とを備えているので、ホルダ本体2のマッチ頭薬4とホルダ本体2から取り外したキャップ3蓋のマッチ側薬5とを摩擦させてマッチ頭薬4を燃焼させ、かつその燃焼を収容された紙巻タバコ1の点火端1bに延焼させることにより、即座に簡便に紙巻タバコ1を喫煙することができる。
【0035】
また、本発明の実施の形態に係る紙巻タバコホルダ10によれば、キャップ3を取り外した状態で、開口2aから紙巻タバコ1の吸い口1aが露出するようにホルダ本体2が構成されているので、マッチ頭薬4から紙巻タバコ1の点火端1bへの延焼の際に、この吸い口1aを介して吸気すれば、紙巻タバコ1をホルダ本体2から取り出すことなく、より容易に収容された紙巻タバコ1の点火端1bに延焼させることができる。
【0036】
また、本発明の実施の形態に係る紙巻タバコホルダ10によれば、ホルダ本体2の他端2b側が少なくとも可燃性の材料からなるので、この他端2b側が燃焼することにより、より容易に収容された紙巻タバコ1の点火端1bに延焼させることができる。
【0037】
次に図4を参照して、本発明の実施の形態に係る紙巻タバコホルダの第一の変形例について説明する。図4は、本発明の実施の形態の第一の変形例に係る紙巻タバコホルダ20の構成を示す斜視図である。なお以下の説明では、紙巻タバコホルダ10と同様の部材には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0038】
図4を参照して、本発明の実施の形態の第一の変形例に係る紙巻タバコホルダ20においては、マッチ頭薬24はホルダ本体22の他端22bの側部に設けられている。
【0039】
また、ホルダ本体22は、第一の変形例では、マッチ頭薬24が設けられた他端22bが開口している。
【0040】
そして、マッチ側薬25は、第一の変形例では、キャップ23の側部に設けられている。
【0041】
このように、第一の変形例に係る紙巻タバコホルダ20によれば、マッチ頭薬24から紙巻タバコ1の点火端1bへの延焼の際に、開口22dを介して吸気すれば、より容易に収容された紙巻タバコ1の点火端1bに延焼させることができるとともに、より即座に喫煙することができる。
【0042】
次に図5を参照して、本発明の実施の形態に係る紙巻タバコホルダの第二の変形例について説明する。図5は、第二の変形例に係る紙巻タバコホルダ30の構成を示す斜視図である。
【0043】
図5を参照して、第二の変形例に係る紙巻タバコホルダ30においては、第一の変形例と同様に、マッチ側薬25は、キャップ33の側部に設けられており、ホルダ本体32の他端32bが開口しているが、マッチ頭薬34は、ホルダ本体2の他端32bにおいて環状に設けられている。
【0044】
このように、第二の変形例に係る紙巻タバコホルダ30によれば、マッチ頭薬34がホルダ本体32の他端32b部に環状に設けられているので、どの角度からでもマッチ頭薬34をマッチ側薬35に対して当接させることができる結果、マッチ頭薬34の点火がより容易となる。
【0045】
上述した実施の形態は本発明の好ましい具体例を例示したものに過ぎず、本発明は上述した実施の形態に限定されない。
【0046】
例えば、紙巻タバコ1は、一つのパッケージに20本収容されて広く販売されているフィルター付き紙巻タバコに限定されない。一つのパッケージに10本収容されて販売されているものも含まれるし、フィルター無し紙巻タバコであってもよい。
【0047】
また、ホルダ本体2、22、32やキャップ3、23、33の材質は、必ずしも厚紙を巻いて製作されたものに限定されない。収容された紙巻タバコ1の点火端1bに延焼させることができるようにするために、マッチ頭薬4、24、34が設けられた他端2b、22b、32b側が少なくとも可燃性の材料で構成されていれば、種々の設計変更が可能である。また、必ずしも図示のように円筒状の形状に限定されず、紙巻タバコ1を1本単位でハンドリングすることが可能な筒状の構造になっていれば種々の設計変更が可能である。
【0048】
マッチ頭薬4、24、34は、塩素酸カリウムと可燃材とを主成分とする安全マッチの頭薬に限定されず、成分について種々の設計変更が可能である。また、マッチ側薬5、25、35も、赤リンと硫化アンチモンとを主成分とする赤リン面の側薬に限定されず、成分について種々の設計変更が可能である。
【0049】
その他、本発明の特許請求の範囲内で種々の設計変更が可能であることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の実施の形態に係る紙巻タバコホルダの構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る紙巻タバコホルダの構成を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る紙巻タバコホルダの紙巻タバコに点火する時の状態を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態の第一の変形例に係る紙巻タバコホルダの構成を示す斜視図である。
【図5】第二の変形例に係る紙巻タバコホルダの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0051】
1 紙巻タバコ
1a 吸い口
2、22、32 ホルダ本体
2a 開口
2b、22b、32b 他端
3、23、33 キャップ
4、24、34 マッチ頭薬
5、25、35 マッチ側薬
10、20、30 紙巻タバコホルダ
【出願人】 【識別番号】503301565
【氏名又は名称】有限会社▲遥▼
【住所又は居所】大阪府大阪市北区豊崎1丁目2番2号
【出願日】 平成15年8月20日(2003.8.20)
【代理人】 【識別番号】100067828
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 悦司

【識別番号】100075409
【弁理士】
【氏名又は名称】植木 久一

【識別番号】100097054
【弁理士】
【氏名又は名称】麻野 義夫

【公開番号】 特開2005−58179(P2005−58179A)
【公開日】 平成17年3月10日(2005.3.10)
【出願番号】 特願2003−296510(P2003−296510)