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【発明の名称】 梯陣配列ドラム
【発明者】 【氏名】トマス・マインス

【氏名】ミヒャエル・ニュルンベルク

【氏名】イルマー・ヨナート

【要約】 【課題】たばこ加工産業の機械、特に、フィルター製造機械、またはフィルター装着機械において、少なくとも2つの列内において互いに並列して配設された、たばこ加工産業のロッド状の品物、特にフィルター部材を搬送するための梯陣配列ドラムにおいて、それぞれ1つの収容部を有する搬送ディスクが、これら品物の列のために設けられている様式の梯陣配列ドラムに関する。本発明はフィルター詰め物の異なる長さに対して迅速な適合が可能である、梯陣配列ドラムを提供することである。

【解決手段】この梯陣配列ドラム10は、1つの収容部31、32が、少なくとも2つの、負圧でもって作用可能な吸気穿孔42.1、42.2を有していること、および、これら少なくとも2つの吸気穿孔の内の1つの吸気穿孔42.1における負圧が、フィルター部材の移送領域内において遮断可能でないように構成されていることによって改良される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも2つの列内において互いに並列して配設された、たばこ加工産業のロッド状の品物、特にフィルター部材を搬送するための梯陣配列ドラム(10)において、その際、それぞれ1つの、収容部(31、32)を有する搬送ディスク(21、22)が、これら品物の列のために設けられている様式の、上記梯陣配列ドラムにおいて、
1つの収容部(31、32)が、少なくとも2つの、負圧でもって作用可能な吸気穿孔(42.1、42.2)を有していること、および、
これら少なくとも2つの吸気穿孔の内の1つの吸気穿孔(42.1)における負圧が、フィルター部材の移送領域内において遮断可能でないように構成されていること、
を特徴とする梯陣配列ドラム。
【請求項2】
少なくとも1つの吸気穿孔(42.2)における負圧は、遮断装置(43、51、52)によって、遮断可能であるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の梯陣配列ドラム(10)。
【請求項3】
少なくとも2つの収容部(31、32)の吸気穿孔(42.1、42.2)における負圧は、同時に遮断可能であるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の梯陣配列ドラム(10)。
【請求項4】
1つの搬送ディスク(21、22)の多数の吸気穿孔(42.2)における負圧は、同時に遮断可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の梯陣配列ドラム(10)。
【請求項5】
両方の搬送ディスク(21、22)の多数の吸気穿孔(42.2)における負圧は、相互に依存せずに遮断可能であるように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の梯陣配列ドラム(10)。
【請求項6】
それぞれの搬送ディスク(21、22)は、1つの遮断装置(43、51、52)を有していることを特徴とする請求項2から5のいずれか一つに記載の梯陣配列ドラム(10)。
【請求項7】
遮断装置(43、51、52)は、環状に、及び/または位置調節可能に形成されていることを特徴とする請求項2から6のいずれか一つに記載の梯陣配列ドラム(10)。
【請求項8】
遮断装置(43、51、52)は、吸気穿孔(42.2)のための遮断要素(43)を有していることを特徴とする請求項2から7のいずれか一つに記載の梯陣配列ドラム(10)。
【請求項9】
遮断要素(43)は、位置調節可能であるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の梯陣配列ドラム(10)。
【請求項10】
遮断装置(43、51、52)は、摺動可能に、梯陣配列ドラム(10)の上に配設されていることを特徴とする請求項2から9のいずれか一つに記載の梯陣配列ドラム(10)。
【請求項11】
請求項1から10いずれか一つに従う梯陣配列ドラム(10)を有する、たばこ加工産業の機械、特に、フィルター製造機械、またはフィルター装着機械。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、少なくとも2つの列内において互いに並列して配設された、たばこ加工産業のロッド状の品物、特にフィルター部材を搬送するための梯陣配列ドラムに関し、その際、それぞれ1つの、収容部を有する搬送ディスクが、これら品物の列のために、設けられている。更に、本発明は、たばこ加工産業の機械、特に、フィルター製造機械、またはフィルター装着機械に関する。
【背景技術】
【0002】
たばこ加工産業の品物は、今ここで問題になっている当該の関連において、1つまたは多数の平行な列内において、例えばフィルター製造機械またはシガレット製造機械内における搬送ドラムのような搬送体上に保持され、且つ、これらから搬送されるような対象を意味する。このような品物は、フィルターシガレット、並びに、フィルターロッド、フィルターセグメント、等である。以下において、便宜上、わずかフィルターまたはフィルター部材という言葉だけが用いられる場合、今述べたことは、全く相応して、同様に上記の様式の他の搬送されるべき品物に関しても言えることである。
【0003】
ドイツ連邦共和国特許第1 272 795号明細書(特許文献1)から、マガジンドラムによる、マガジンからのフィルタープラグ、即ちロッド状の品物の取出しが記載されている。この場合、フィルターロッドは、このマガジンから取出され、且つ引き続いて、フィルタープラグに切断される。これら同軸に、且つ列に配設されたフィルター詰め物を、溝付きドラムに梯形にされた状態で手渡すために、中間搬送体が設けられており、その際に、この中間搬送体が、それぞれの列のために搬送ディスクを有している。
【0004】
更に、ドイツ連邦共和国特許第1 173 825号明細書(特許文献2)に、フィルターロッドのための梯陣配列装置が記載されており、この装置の場合、1つのフィルターロッドのための収容部に、2つの吸込み空気開口部が設けられている。
【特許文献1】ドイツ連邦共和国特許第1 272 795号明細書
【特許文献2】ドイツ連邦共和国特許第1 173 825号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従って、この公知技術を出発点として、本発明の根底をなす課題は、フィルター詰め物の異なる長さに対して迅速な適合が可能である、梯陣配列ドラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は、少なくとも2つの列内において互いに並列して配設された、たばこ加工産業のロッド状の品物、特にフィルター部材を搬送するための梯陣配列ドラムにおいて、その際、それぞれ1つの、収容部を有する搬送ディスクが、これら品物の列のために設けられている様式の、上記梯陣配列ドラムにおいて、
この梯陣配列ドラムが、
1つの収容部が、少なくとも2つの、負圧でもって作用可能な吸気穿孔を有していること、および、
これら少なくとも2つの吸気穿孔の内の1つの吸気穿孔における負圧が、フィルター部材の移送領域内において遮断可能でないこと、
によって改良されていることによって解決される。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、異なる長さのフィルターロッド、またはフィルター部材が、搬送ディスクの収容部内において、これらフィルターロッドの長さに依存せずに、梯陣配列ドラム上で梯陣配列される思想に起因している。この場合、特に、これら収容部、即ち搬送ディスクは、これらの幅、即ち長さにおいて、これら収容部、即ち搬送ディスクが、最大に取扱いされるべき品物のロッド長さを収容、および梯陣配列するように形成されている。特に、この梯陣配列ドラムの上で、品物においてただ2つの列だけが梯陣配列され、従って、総じて、ただ2つの搬送ディスクだけが、ドラムにおいて配置されている。本発明により、少なくとも2つの吸気穿孔の内の1つの吸気穿孔における負圧が、1つの搬送ドラムのフィルター部材の収容部と、更に別の搬送ドラムへの引渡し部との間で、梯陣配列ドラム上での移送の間じゅう、遮断可能ではない。このことによって、常に、このフィルター部材の搬送領域内において、負圧は、1つの収容部の1つの吸気穿孔に作用している。
【0008】
有利には、少なくとも1つの吸気穿孔における負圧は、遮断装置によって、遮断可能であり、従って、梯陣配列されるべき品物の長さに相応して、負圧を発生させるためのエネルギーが節約され、且つそれに加えて、汚染微粒子、またはその種の他の物の吸引が防止される。
【0009】
特に、少なくとも2つの収容部の吸気穿孔における負圧は、同時に遮断可能である。
【0010】
更に、1つの搬送ディスクの多数の吸気穿孔における負圧は、同時に遮断可能である場合、有利である。
【0011】
それに加えて、両方の搬送ディスクの多数の吸気穿孔における負圧は、相互に依存せずに遮断可能である場合、有利であり、従って、これら搬送ディスクの上で、異なる長さのフィルターロッド、または、ロッド状の品物が梯陣配列される。
【0012】
本発明の有利な実施形態において、それぞれの搬送ディスクは、1つの遮断装置を有している。
【0013】
この目的で、遮断装置は、環状に、及び/または位置調節可能に形成されている。
【0014】
特に、遮断装置は、吸気穿孔のための遮断要素を有しており、従って、1つの搬送ディスクにおける、収容部の1つのグループのため、または、それぞれ1つの収容部のための負圧が、相応して遮断される。
【0015】
有利には、遮断要素は、位置調節可能であり、従って、僅かの経費でもって、これら遮断要素の調節が、例えば環状体に対して可能である。
【0016】
梯陣配列ドラムを、迅速に、異なる長さのロッド状の品物に対して、梯陣配列へと位置調節するために、有利には、遮断装置が、摺動可能に、この梯陣配列ドラムの上に配設されており、従って、僅かな操作でもって、搬送されるべき、および梯陣配列されるべき品物の他の長さサイズに対する適合が可能である。
【0017】
更に、この課題は、本発明による梯陣配列ドラムを備えられている、たばこ加工産業の機械、特に、フィルター製造機械、またはフィルター装着機械によって解決される。梯陣配列ドラムは、特に、フィルター製造機械内において、例えば、多数のフィルターセグメントの編成、または、フィルター装着機械において使用される。ここで繰返しの説明を回避するために、本発明による梯陣配列ドラムについては、先に記載された説明を、参照して頂きたい。
【0018】
次に、本発明を、概括的な発明の思想の限定無しに、1つの実施例に基づいて、添付された概略的な図に関連して例示的に説明し、その際、これらの図に、その他の点では、全てのこの明細書の内において詳細には説明されていない本発明の詳細な事項の開示に関連して明確に示されている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
両方の図において、それぞれに、同じ、または同種の要素、もしくは相応する部材は、同一の参照符号でもって示されており、従って、適当な更新された観念は問題にされない。
【0020】
図1において、梯陣配列ドラム10の横断面が図示されている。この梯陣配列ドラム10は、制御フランジ12を装備し、この制御フランジが、強固に、機械側と結合されている。更に、回転する軸11が設けられており、この軸が、回転状態で軸受されており、且つ、ドラム本体13と結合されている。ロッド状の品物、例えば、フィルターロッドの2つの列を梯形にするために、このドラム本体13の上に、2つの搬送ディスク21、22が配設されている。
【0021】
それぞれの搬送ディスク21、22は、収容部31、32を装備し(図2)、これら収容部が、互いにある半径方向角度だけ位置ずれされて設けられている。それぞれの収容部31、32は、多数の吸気穿孔42.1、42.2を装備し、これら吸気穿孔が、軸線方向に互いに並列して配設されている。
【0022】
例示的に、以下に、1つの搬送ディスクの収容部が詳細に説明され、その際、次に述べることは、同様に他の搬送ディスクの他の収容部に関しても言えることである。
【0023】
図2において、収容部32は、1つの半径方向に配設された吸気穿孔42.1、および、多数の吸気穿孔42.2を装備している。この吸気穿孔42.1は、搬送ディスク22内において、梯陣配列ドラム10に対して負圧がかけられた場合、常に、負圧がこの吸気穿孔42.1を介してかけられているように形成されている。他の吸気穿孔42.2に作用する負圧は、ピン要素43によって遮断され得る。このピン要素43、並びに他のピン要素は、ドラム本体13の上の環状体51、52の上に配設されている。それら環状体に配設されたピン要素43との協働での、これら環状体51、52の長手軸線方向の摺動によって、吸気穿孔42.2に作用する負圧を遮断、または接続することは可能である。このことによって、このようにして搬送されるべき品物長さに相応して、負圧が、吸気穿孔42.1に、並びに、この長さに相応して、同様に更に別の吸気穿孔42.2にもかけられる。本発明により、常に、吸気穿孔42.1において真空状態が賦与されている。この真空状態は、遮断されない。付加的に、これら吸気穿孔42.2において、必要に応じて、真空状態が接続または遮断される。このことは、フィルターロッド長さに依存する。これら収容部31、32の幅は、この機械において処理される、フィルター、または喫煙品物の最大の取り扱われるべきロッド長さに対して定められている。本発明による梯陣配列ドラム10によって、長手方向サイズ自在的に、2つの列が品物から梯形にされる。
【0024】
ピン43との協働での環状体51、52の摺動可能性によって、極めて迅速に、新しい品物長さに対する適合が行われる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明による梯陣配列ドラムの断面図である。
【図2】部分図における、梯陣配列ドラム(図1)の透視図である。
【符号の説明】
【0026】
10 梯陣配列ドラム
11 軸
12 制御フランジ
13 ドラム本体
21 搬送ディスク
22 搬送ディスク
31 収容部
32 収容部
42.1 吸気穿孔
42.2 吸気穿孔
43 ピン
51 環状体
52 環状体
【出願人】 【識別番号】595112018
【氏名又は名称】ハウニ・マシイネンバウ・アクチエンゲゼルシヤフト
【出願日】 平成16年10月29日(2004.10.29)
【代理人】 【識別番号】100069556
【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史

【識別番号】100092244
【弁理士】
【氏名又は名称】三原 恒男

【識別番号】100093919
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 義道

【識別番号】100111486
【弁理士】
【氏名又は名称】鍛冶澤 實

【公開番号】 特開2005−130861(P2005−130861A)
【公開日】 平成17年5月26日(2005.5.26)
【出願番号】 特願2004−314898(P2004−314898)