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【発明の名称】 フィルタを備えた棒状たばこ製品、特にフィルタ付き紙巻きたばこを製造する装置
【発明者】 【氏名】マンフレート・ドムベク

【氏名】フランク・グロートハウス

【氏名】カール−ハインツ・パヴェルコ

【氏名】マンフレート・フォルガー

【氏名】ベルンハルト・ブリンクマン

【氏名】フランツ・ロットマン

【氏名】ディーター・プレーン

【氏名】ロタール・クラウゼ

【要約】 【課題】確実な機能を保証し、同時にコンパクトな形状を可能にし、簡単に取り扱い操作可能で低コストで製造可能な装置を提供する。

【解決手段】本発明は、棒状たばこ製品を製造する装置、すなわちフィルタ取付け機に関する。このような装置は多数のドラム17によって形成されたいわゆるドラムコース18を備えている。ドラムコース18の少なくとも1個のドラム17が、付加的な別個の駆動手段19によって駆動可能であり、この別個の駆動手段19がドラム17と軸受兼制御フランジ25とによって形成されたドラムユニット27と共に駆動ユニット33を形成している。駆動手段とドラムユニットは一方では互いに分離形成され、他方では組み立てられてユニットを形成している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
実質的にたばこスティック供給装置(11)とフィルタ供給装置(12)と被覆紙供給装置(13)と紙巻きたばこ製造装置(14)と紙巻きたばこ検査装置(15)と紙巻きたばこ排出装置(16)とを備え、すべての装置(11〜16)がドラムコース(18)を形成するための多数のドラム(17)を備え、このドラムコースが装置(10)内で棒状たばこ製品を搬送するために駆動手段によって位置同期的に駆動可能である、フィルタを備えた棒状たばこ製品、特にフィルタ付き紙巻きたばこを製造する装置において、ドラムコース(18)の少なくとも1個のドラム(17)が、付加的な別個の駆動手段(19)によって駆動可能であり、この別個の駆動手段(19)がドラム(17)と軸受兼制御フランジ(25)とによって形成されたドラムユニット(27)と共に駆動ユニット(33)を形成していることを特徴とする装置。
【請求項2】
ドラムコース(18)の各々のドラム(17)に、別個の駆動手段(19)が付設され、この駆動手段がドラムユニット(27)と共にそれぞれ1個の独立した駆動ユニット(33)を形成していることを特徴とする、請求項1記載の装置。
【請求項3】
駆動手段(19)とドラムユニット(27)が共通の1本の貫通するシャフト(24)を備えていることを特徴とする、請求項1または2記載の装置。
【請求項4】
シャフト(24)が共通の駆動兼ドラムシャフトとして形成され、かつドラム(17)用受け部材(40)を備えていることを特徴とする、請求項3記載の装置。
【請求項5】
シャフト(24)が軸受兼制御フランジ(25)内で2個所で軸受されていることを特徴とする、請求項3または4記載の装置。
【請求項6】
駆動手段(19)がシャフト(24)の自由端部(32)の範囲においてシャフト上に配置されていることを特徴とする、請求項3〜5のいずれか一つに記載の装置。
【請求項7】
シャフト(24)が駆動手段(19)寄りの側で、すなわち端部(32)で片持ち支持されていることを特徴とする、請求項3〜6のいずれか一つに記載の装置。
【請求項8】
別個の駆動手段(19)が、実質的にロータ(20)、ステータ(21)およびシャフトエンコーダ(22)を含むサーボモータであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一つに記載の装置。
【請求項9】
駆動手段(19)がケーシング(23)によって遮蔽され、ケーシング(23)の外径寸法が装置(10)の隔壁(34)内の穴(37)よりも小さく形成されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載の装置。
【請求項10】
ケーシング(23)がほぼ長方形のプロファイルを有することを特徴とする、請求項9記載の装置。
【請求項11】
すべての駆動手段(19)が共通の制御装置に接続されていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一つに記載の装置。
【請求項12】
制御装置が一体化された一回転型絶対値発信器を含んでいることを特徴とする、請求項11記載の装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、実質的にたばこスティック供給装置とフィルタ供給装置と被覆紙供給装置と紙巻きたばこ製造装置と紙巻きたばこ検査装置と紙巻きたばこ排出装置とを備え、すべての装置がドラムコースを形成するための多数のドラムを備え、このドラムコースが装置内で棒状たばこ製品を搬送するために駆動手段によって位置同期的に駆動可能である、フィルタを備えた棒状たばこ製品、特にフィルタ付き紙巻きたばこを製造する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このような装置はフィルタ付き紙巻きたばこ、フィルタ付きツィガリオ等を製造するためにたばこ産業の分野で使用され、フィルタ取付け機として知られている。公知の装置は中央の駆動手段を備えている。装置内のすべてのドラムを位置同期的に駆動するために、通常は1個の機械的な伝動装置が使用される。他の公知の装置では、各々のドラムに駆動装置が付設されている。この駆動装置とドラムはそれぞれ別個のユニットを形成し、このユニットは連結装置等を介して相互連結されている。更に、駆動装置がドラムの一体構成部品である装置が知られている。しかし、すべての装置は構造的に複雑であり、製作コストが高いという欠点がある。これは特に、伝動装置または継手の使用に起因する。伝動装置または継手が必要であると更に、駆動手段の構造長さが長くなり、騒音が大きくなる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そこで、本発明の課題は、確実な機能を保証し、同時にコンパクトな形状を可能にし、簡単に取り扱い操作可能で低コストで製造可能な装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題は冒頭に述べた種類の装置において、ドラムコースの少なくとも1個のドラムが、付加的な別個の駆動手段によって駆動可能であり、この別個の駆動手段がドラムと軸受兼制御フランジとによって形成されたドラムユニットと共に駆動ユニットを形成していることによって解決される。この構造により、駆動装置を一体化し、かつ直接駆動方式にするという要求が満たされる。装置の本発明による構造により、確実な機能を保証する、ドラムを直接駆動するためのコンパクトな駆動装置が提案される。駆動手段とドラムユニットを互いに分離形成するがしかし、ユニットとして形成する一体構造により、一方では装置の保守整備が非常に少なくて済みかつ組み立てまたは分解が容易になり、他方では装置がきわめてコンパクトになる。
【0005】
ドラムコースの各々のドラムには好ましくは別個の駆動手段が付設されている。この駆動手段はドラムユニットと共にそれぞれ1つの独立した駆動ユニットを形成している。それによって、長寿命で保守整備が少なくて済む装置がきわめて経済的に得られる。すべてのドラムの直接駆動によって、大幅な騒音低減が達成される。手動回転可能であることにより、ドラムの清掃と調節および配向が容易である。本発明によるすべてのドラムの直接駆動は更に、ドラムの適切なピッチ変更を可能にする。
【0006】
本発明の特に有利な実施形では、駆動手段とドラムユニットが貫通する共通のシャフトを備え、それによって駆動手段とドラムユニットを連結するための継手を省略することができる。更に、通常必要な三点軸受は不要である。なぜなら、シャフトのために軸受を2個だけ設ければよいからである。
【0007】
駆動手段がケーシングによって遮蔽され、ケーシングの外径寸法が装置の隔壁内の穴よりも小さく形成され、ほぼ長方形のプロファイル断面を有すると有利である。それによって、きわめてコンパクトで組み立てやすい構造が得られる。というのは、駆動ユニットを前側に、すなわち操作側の方に取り外すことができ、ドラムの充填密度が高いからである。長方形のプロファイル形状が小さなフランジの使用を可能にするので、ドラムの充填密度を高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
他の有利な特徴と実施の形態は従属請求項と次の説明から明らかである。特に有利な実施の形態を添付の図に基づいて詳しく説明する。
【0009】
次に説明する装置は棒状たばこ製品、特にフィルタ付き紙巻きたばこを製造する働きをする。
【0010】
フィルタ取付け機として形成された、図1に示した装置10は、いろいろな機能ユニット、すなわち実質的にたばこスティック供給装置11と、フィルタ供給装置12と、被覆紙供給装置13と、紙巻きたばこ製造装置14と、紙巻きたばこ検査装置15と、紙巻きたばこ排出装置16とを備えている。上記のすべての装置11〜16はいわゆるドラムコースを形成するための多数のドラム17を備えている。ドラム17は、互いに作用連結されるように、互いに並べて配置され、好ましくは平行にかつ互いに接するように配置されている。
【0011】
すべてのドラム17は駆動システムを介して同期的に駆動可能である。図示していない実施の形態では、複数のドラム17が共通の1個の駆動装置によって駆動可能であり、更に少なくとも1個のドラム17が別個の付加的な駆動手段19を備えている。しかし好ましくは、ドラムコース18の各々のドラム17に、固有の駆動手段19が付設されている。すべての駆動手段19は同期機を形成するためにサーボモータとして形成されている。
【0012】
次に、図4に基づいて、1個の駆動手段19を例示的に説明する。
【0013】
駆動手段19は例えばロータ20、ステータ21およびシャフトエンコーダ22のような普通の要素によって形成されている。駆動手段19の要素20〜22はほぼ長方形の横断面を有するケーシング23内に配置されている。シャフトエンコーダ22とステータ21はケーシング23に取り外し可能に固定連結されている。ロータ20はシャフト24上に配置されている。シャフト24は駆動手段19とドラムユニット27のための共通の軸である。このドラムユニットは軸受兼制御フランジ25とドラム17とによって形成されている。換言すると、シャフト24は組合せられた駆動兼ドラム軸である。シャフト24は中空の、すなわち管状に形成された軸受兼制御フランジ25内で軸受され、しかも普通のボールベアリング28,29によって軸受されている。他の種類の軸受を使用することができる。
【0014】
両ボールベアリング28,29は軸受兼制御フランジ25の両端30,31に配置されている。自由端31においてシャフト24には、ドラム17用の受け部材40が付設されている。この受け部材はシャフト24と一体であってもよいし、別個の要素としてシャフト24に取り外し可能に固定してもよい。駆動手段19寄りの軸受兼制御フランジ25の自由端30において、シャフト24は軸受兼制御フランジ25から突出し、駆動手段19内に延びている。ロータ20はシャフト24の片持ち支持された端部32の範囲に配置されている。ケーシング23は軸受兼制御フランジ25に取り外し可能に固定されている。それによって、駆動手段19とドラムユニット27は共通の1個の駆動ユニット33を形成している。この駆動ユニット33は装置10の隔壁34に取り外し可能に固定されている。この場合、軸受兼制御フランジ25は装置10の前側35に位置決めされ、駆動手段19は後側36に位置決めされている。そのために、隔壁34は穴37を備えている。この穴は好ましくは貫通穴として形成され、この貫通穴の直径は駆動手段19またはケーシング23の外径よりも少しだけ大きい。換言すると、固定ボルト38を緩めて駆動ユニット33全体を取り外すことができることにより、駆動ユニット33全体を前側から組み立ておよび分解することができる。
【0015】
駆動手段19とドラムユニット27の共通のシャフト24は軸受兼制御フランジ25の範囲において2個所で軸受され、そして装置10の後側36に、すなわち機械内室の中に延長している。シャフト24のこの延長した端部32は軸受されていない。この理由から、シャフト24は、端部32上にあるロータ20がステータ21に当たらないような剛性を有するように形成されている。シャフトエンコーダ22はシャフト24の端部32の後側においてケーシング23に配置されているので、シャフトエンコーダ22は駆動手段19を分解せずに簡単に交換可能である。一方では剛性の高いシャフト24によって、他方では継手を省略することにより、最大限のねじり剛性が得られる。これはきわめて高い制御特性、ひいては高い機能信頼性およびプロセス信頼性を生じる。
【0016】
すべての駆動手段19は同期操作のための共通の制御装置に接続されている。制御装置は一回転型絶対値発信器を備えている。それによって、ロータ20とドラム17の位置を常に決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】フィルタ付き紙巻きたばこを製造する装置の正面図である。
【図2】駆動手段とドラムユニットからなる駆動ユニットの斜視図である。
【図3】図2の駆動ユニットの正面図である。
【図4】図3の駆動ユニットのA−A線に沿った断面図である。
【符号の説明】
【0018】
10 装置
11 たばこスティック供給装置
12 フィルタ供給装置
13 被覆紙供給装置
14 紙巻きたばこ製造装置
15 紙巻きたばこ検査装置
16 紙巻きたばこ排出装置
17 ドラム
18 ドラムコース
19 駆動手段
20 ロータ
21 ステータ
22 シャフトエンコーダ
23 ケーシング
24 シャフト
25 軸受兼制御フランジ
27 ドラムユニット
32 シャフト自由端部
33 駆動ユニット
34 隔壁
37 穴
40 受け部材
【出願人】 【識別番号】595112018
【氏名又は名称】ハウニ・マシイネンバウ・アクチエンゲゼルシヤフト
【出願日】 平成16年7月9日(2004.7.9)
【代理人】 【識別番号】100069556
【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史

【識別番号】100092244
【弁理士】
【氏名又は名称】三原 恒男

【識別番号】100093919
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 義道

【識別番号】100111486
【弁理士】
【氏名又は名称】鍛冶澤 實

【公開番号】 特開2005−27670(P2005−27670A)
【公開日】 平成17年2月3日(2005.2.3)
【出願番号】 特願2004−203000(P2004−203000)