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【発明の名称】 液体物質で食品を被覆するための設備
【発明者】 【氏名】マンフレッド ヨハネス ヘンリクス ヨセフス スニデルス

【氏名】ペトルス ヨハネス ファン デュインホーフェン

【要約】 【課題】液体物質をもって食品を被覆するための設備を提供すること。

【解決手段】食品を流体混合物などの流体物質で被覆するための設備であって、前記物質が通過することを可能にし、下側部分及び上側部分を有するエンドレス・コンベイヤ・ベルト並びに、前記コンベイヤ・ベルトの前記上側部分の下方で一定量の前記物質を形成するためのバッファを備えるフレームを含み、前記コンベイヤ・ベルトの前記上側部分が、前記食品を受容し輸送することができ、それによって前記コンベイヤ・ベルトの上側部分が、一定量の前記物質内を通過するように案内されることを可能にする。前記コンベイヤ・ベルトの前記上側部分の下方に配置された前記バッファが、コンベイヤ・ベルトに関して横断方向で、かつ平行に回転軸の周りを傾斜することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品(12)を流体混合物などの流体物質で被覆するための設備であって、前記物質が通過することを可能にした、下側部分(5)及び上側部分(4)を有するエンドレス・コンベイヤ・ベルト(3)並びに、前記コンベイヤ・ベルト(3)の前記上側部分(4)の下方で一定量の前記物質を形成するためのバッファ(13)を備えるフレーム(1)を含み、前記コンベイヤ・ベルト(3)の前記上側部分(4)が、前記食品(12)を受容し輸送することができ、それによって前記コンベイヤ・ベルト(3)の上側部分(4)が、一定量の前記物質内を通過するように案内されることを可能にした、前記コンベイヤ・ベルト(3)の前記上側部分(4)の下方に配置された前記バッファ(13)を、回転軸(17)のまわりをコンベイヤ・ベルト(3)に関して横断方向に、かつ平行に傾斜することができることを特徴とする設備。
【請求項2】
前記旋回軸(17)が、前記コンベイヤ・ベルト(3)の前記上側部分(4)の移動方向と対向する方向に向いている前記バッファ(13)の端部にある、請求項1に記載の設備。
【請求項3】
前記バッファ(13)が、その頂部で前記物質が通過することができるプレート(14)によって境界を定められている、請求項1又は2に記載の設備。
【請求項4】
前記バッファ(13)のプレート(14)が、平坦である、請求項3に記載の設備。
【請求項5】
前記バッファ(13)の前記プレート(14)が下げられ、それによって前記コンベイヤ・ベルト(3)の前記上側部分(4)が、前記バッファ(13)の位置において対応して低い位置で走る、請求項3に記載の設備。
【請求項6】
バッファ(13)の前端部及び後端部が、前記物質のための溢流縁(20、21)として設計されている、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の設備。
【請求項7】
前記コンベイヤ・ベルトの前記上側部分の上方に、前記食品(12)の頂部を被覆するためのバッファ手段(6)がある、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の設備。
【請求項8】
前記バッファ手段(6)が、第1のバッファ(7)を備え、そのうちの少なくとも1つの縁部が前記物質のための溢流縁(9)である、請求項7に記載の設備。
【請求項9】
前記第1のバッファ(7)の各溢流縁(9)の下にさらなるバッファ(10)があり、さらなるバッファ(10)それぞれが少なくとも1つの溢流縁(11)を有する、請求項8に記載の設備。
【請求項10】
分散部材(22〜24)が、前記コンベイヤ・ベルト(3)の前記上側部分(4)の下方に配置された前記バッファ(13)内に、前記物質を前記バッファ(13)の幅にわたって分散させるために設けられている、請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の設備。
【請求項11】
前記コンベイヤ・ベルト(3)の前記上側部分(4)の下方に配置された前記バッファ(13)が、前記物質を供給するための連結(15)を有する、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の設備。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、食品を流体混合物などの流体物質で被覆するための設備であって、前記物質が通過することを可能にした、下側部分及び上側部分を有するエンドレス・コンベイヤ・ベルト並びに、前記コンベイヤ・ベルトの前記上側部分の下方で前記一定量の物質を形成するためのバッファを備えるフレームを含み、前記コンベイヤ・ベルトの前記上側部分が、前記食品を受容し輸送することができ、それによって前記コンベイヤ・ベルトの上側部分が、一定量の前記物質内を通過するように案内されることを可能にした設備、に関する。
【背景技術】
【0002】
このような設備は周知である。流体混合物は、ポンプによりバッファに供給されることができる。したがって、ある一定の厚さを有する一定量の流体混合物が、バッファ内に生ずる。供給された余剰物質は、バッファの前後端部に配置された溢流縁を超えて流出することが可能である。その結果前記厚さは、ある限度内に保たれる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
食品は、通常規則正しいパターンで設備に供給される。前記パターンは、先行する生産工程を実行するための装置によって決定され、かつ均一の結果を確保するために処理工程中保持されなければならない。周知の設備は、この点で満足できないものであった。具体的には、食品は、バッファに行き着くと同時にそこに集積した一定量の物質に突き当たる。その結果食品は、コンベイヤでさらに移動することに逆らう一定の抵抗にさらされる。この結果は、いくらかの食品が最初に動けなくなることと、その他のものはさらに移動することである。先行の動きが停滞しないことを後続の食品が確実にしていることは事実であるが、パターンの規則性はそれによって失われる。
【0004】
したがって本発明の目的は、このような不都合を有しない前記のタイプの設備を提供することである。バッファを回転軸のまわりでコンベイヤ・ベルトに関して横断方向に、かつ平行に傾斜させることができれば前記目的が達成される。典型的には、回転軸がコンベイヤ・ベルトの上側部分の移動方向と反対方向を向いているバッファの端部に備えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明による設備の場合、コンベイヤ・ベルトが到達する端部である程度バッファを下げることにより、接近する食品が流体物質に突き当たる程度を実質上緩和することができる。バッファを傾けることにより、依然としてある厚みを有する一定量の材料が、コンベイヤ・ベルトの上に出る値はずっと少なくなる。そして、非常に高い衝突力の発生を伴うことなく、食品がその量の流体物質中に序々に取り入られることが可能である。次いでそれらは、コンベイヤ・ベルトの上で次第に高くなる物質に向かってさらに移動し、それによって食品の下側を完全に被覆することができる。
【0006】
バッファの表面を下げ、それによってコンベイヤ・ベルトの頂部部分も、バッファの位置において対応して低めを通過するようにすることができる。この措置で、一定量の流体物質の比較的深いところで食品を取り入れることができ、それが底を被覆するための工程をより信頼できるものにする。しかしながら、平坦な表面をもつバッファが好ましい。このような表面では、物質の逆流が起こらず、食品の均一な輸送と、その結果その秩序が保たれる。
【0007】
補充的な特徴として、食品の頂部を被覆するためにコンベイヤ・ベルトの上側部分の上方にバッファ手段を設けることができる。前記バッファ手段は、その少なくとも1つの縁部に物質のための溢流縁がある第1のバッファを備えることができる。第1のバッファの各溢流縁の下に少なくとも1つの溢流縁を有するさらなるバッファを設けることができる。
【0008】
本発明を、図に示す例示的実施例を参照してより詳細に説明する。
【実施例】
【0009】
図1〜3に示す本発明による設備は、回転することができるようにその中に装着されたリターン・ローラ2を備えるフレーム1を含む。図示されていないフレーム1の対向する端部に、同様にリターン・ローラがある。物質の通過を可能にする、全体を3で示すコンベイヤ・ベルトは、リターン・ローラ2のまわりに取り付けられている。このコンベイヤ・ベルトは、上側部分4及び下側部分5を有する。
【0010】
コンベイヤ・ベルト1の上側部分4上を運ばれる食品が、それによって被覆されるべき物質のための、全体が6で示されるバッファ手段が上側部分4の上方に配置されている。これらバッファ手段6は、図示されていない供給装置から流体物質が供給される第1のバッファ7を備える。バッファ7は、その両側で端壁8によって閉じられている。バッファ7は、その両側に溢流縁9を有し、その下側にさらなるバッファ10がある。これらさらなるバッファ10は、図4及び5で原理を表す線図に示すように、同様に溢流縁11を有し、物質は、その溢流縁11から最終的に食品12上に着地する。このようにして下向きに移動する、物質の4つのカーテンが形成され、それによって食品はその頂部を信頼できる方式で被覆される。図4及び5において、輸送の方向が矢印で示されている。
【0011】
全体を13で示される、本発明によるバッファは、食品をその下側で被覆するために設けられる。このバッファ13は、頂部でカバー・プレート14により境界を定められているトラフを備える。図4及び5で示すように、流体物質は供給用チューブ15を介して供給され、隙間26を介してカバー・プレート14に達する。その結果、それを通過してコンベイヤ・ベルトの上側部分4が移動可能である物質の層が生成される。
【0012】
カバー・プレート14上の一定量の物質が厚くなりすぎ、それによってまだ被覆されていない食品がその物質に突き当たり動けなくなる場合、図5に示すように、バッファ13をある程度傾けることができる。このためにバッファ13は、旋回軸17のまわりに旋回可能に装着されている。その結果、接近する被覆されていない食品に面するバッファ13の部分は、コンベイヤ・ベルトの上側部分の下方にある程度降下することができる。その結果、カバー・プレート14上にある一定量の物質がコンベイヤ・ベルトの上に出る値はずっと少なく、最初は完全にその下側に落ち込む可能性もある。コンベイヤ・ベルト4上で食品の輸送が続くとそれらは、カバー・プレート14頂部の物質が再度その開口を介してある程度コンベイヤ・ベルトの上側に現われる領域に達する。その結果、食品12をカバー・プレート14上の物質に非常に穏やかに入れ込むことができる。このようにして、一方ではコンベイヤ・ベルト3の上側4で食品12のパターンを保存することが可能であり、他方では信頼できる下側被覆を得ることが可能である。
【0013】
図6は、バッファ13の部分的な斜視及び断面図である。バッファ13内には、物質を分散させるための下げ板22がある。この下げ板22は、ピボット23により装着されており、したがってある程度回転することができる。物質は、図6における下げ板22の右側で供給用チューブ15を介して供給される。この動作中下げ板22は、ストッパ25に押し付けられ閉じられているが、それを実現しているのが下げ板22の中央より上に位置しているピボット23である。物質は、下げ板22の孔24を介してバッファ13の幅にわたって、したがって隙間21の幅にわたって均等に分散させられる。
【0014】
下げ板22はバッファ13の頂部壁及び底部壁から幾分余裕があり、清掃時には、回転させて物質の残留物が後に残らないようにする。
【0015】
ここに示した実施例では、バッファ13は、旋回軸のまわりで旋回可能であるが、バッファを旋回させるためのその他の回転手段も同様に可能である。一例として、曲線状の走路を備え、バッファが例えばローラ又は滑りブロックにより前記走路上に支持されている回転手段を参照する。このような実施例では、(仮想の)回転軸を、例えばバッファの下側に配置してもよい。曲線状の走路は、円形である必要はなく、例えば別の半径の曲線部分を有する走路をもつ望みどおりの形でよい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明による設備を部分的に斜視図で示す図である。
【図2】さらなる斜視図である。
【図3】図1による設備の斜視及び長手方向断面図である。
【図4】本発明による設備の原理を示す線図である。
【図5】原理を示すさらなる図である。
【図6】図1による設備を背後から見た、バッファの詳細断面図である。
【符号の説明】
【0017】
1 フレーム
2 リターン・ローラ
3 コンベイヤ・ベルト
4 コンベイヤ・ベルトの上側部分
5 コンベイヤ・ベルトの下側部分
6 バッファ手段
7 第1のバッファ
8 端壁
9 溢流縁
10 さらなるバッファ
11 溢流縁
12 食品
13 バッファ
14 カバー・プレート
15 供給用チューブ
17 旋回軸
20 溢流縁
21 溢流縁
22 下げ板
23 ピボット
24 孔
25 ストッパ
26 隙間
【出願人】 【識別番号】505163198
【氏名又は名称】シーエフエス ベーケル ベスローテン フェンノートシャップ
【出願日】 平成17年4月4日(2005.4.4)
【代理人】 【識別番号】100066692
【弁理士】
【氏名又は名称】浅村 皓

【識別番号】100072040
【弁理士】
【氏名又は名称】浅村 肇

【識別番号】100128886
【弁理士】
【氏名又は名称】横田 裕弘

【識別番号】100080263
【弁理士】
【氏名又は名称】岩本 行夫

【公開番号】 特開2005−312455(P2005−312455A)
【公開日】 平成17年11月10日(2005.11.10)
【出願番号】 特願2005−134547(P2005−134547)