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【発明の名称】 被覆材料の上側層で食品を被覆する方法とその装置
【発明者】 【氏名】ヤコブス・ウイルヘルムス・ウイレムス

【氏名】ヨハンネス・ヘラルドス・マルチヌス・アントニウス・ゼーヘルス

【氏名】ヘンドリクス・フランシスクス・ヤコブス・マリア・フアン・デル・エールデン

【要約】 【課題】食品の少なくとも上面を自由流動性の粒状被覆材料で被覆する方法および装置を提供する。

【解決手段】移動する食品100の少なくとも上面を、自由流動性の粒状被覆材料の少なくとも1つの層で被覆する方法において、被覆材料は貯蔵容器60から移動する食品の上に注ぎ込まれる。この注込みの間、被覆材料は部分的に粗い被覆材料90と比較的細かい被覆材料に分離され、実質的に粗い被覆材料90は、最初に移動する食品100に塗布され、次に比較的細かい被覆材料が塗布される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動する食品の少なくとも上面を、自由流動性の粒状被覆材料の少なくとも1つの層で被覆する方法であって、被覆材料を貯蔵容器から、移動する食品の上に注ぎ込む工程を備えており、該工程中、被覆材料は、粗い被覆材料(90)と比較的細かい被覆材料に分離され、最初に、実質的に粗い被覆材料(90)が、移動する食品(100)に塗布され、これに続き、比較的細かい被覆材料が塗布されることを特徴とする、被覆方法。
【請求項2】
注込みマウンド(72)が、コンベア(20)の搬送部分(22)上の、移動する食品(100)の供給部の下流側の位置に形成され、この注込みマウンド(72)は、コンベア(20)の搬送部分(22)に対し、搬送部分(22)から貯蔵容器(60)に向かって搬送方向に延びる傾斜面(74)を有し、この傾斜面(74)の面で分離がなされることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
注込みマウンド(72)は、貯蔵容器(60)からの被覆材料の排出量を調節し、コンベア(20)の搬送部分(22)上の被覆材料の処理量を調節することにより形成されることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
分離の度合いが調節されることを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
注込みマウンド(72)の傾斜面(74)の長さが調節されることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
被覆後、余分な被覆材料(50)が貯蔵容器(60)に戻されることを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
移動する食品の少なくとも上面を、自由流動性の粒状被覆材料の少なくとも1つの層で被覆する装置であって、食品を搬送する搬送部分を有するコンベアと、コンベアの搬送部分上に配置され、かつ排出口を有する、被覆材料の貯蔵容器とを備えており、該装置(10)が、コンベア(20)の搬送部分(22)上に形成される被覆材料の注込みマウンドにおける上流側の傾斜面の長さを調節する流れ制御手段を備えることを特徴とする、被覆装置。
【請求項8】
流れ制御手段が、貯蔵容器からの被覆材料の排出量を調節する排出制御手段(92)と、コンベアの搬送部分上の被覆材料の処理量を調節する流れ制限手段(68)とを備えることを特徴とする、請求項7に記載の被覆装置。
【請求項9】
流れ制御手段は、スクレーパ部材(68)を備え、スクレーパ部材(68)の下側とコンベア(20)の搬送部分(22)との間の距離が調節可能であることを特徴とする、請求項7または8に記載の装置。
【請求項10】
流れ制限手段(68)が、搬送方向に延びる均し部分(82)を備えることを特徴とする、請求項7から9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
均し部分(82)は、コンベア(20)の搬送部分(22)に平行に向けられていることを特徴とする、請求項10に記載の装置。
【請求項12】
流れ制限手段は、少なくとも部分的に搬送方向の逆方向に延びた追加面(84)を備えることを特徴とする、請求項7から11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
上流側において排出口(62)の境界を画定する、貯蔵容器の壁面部(64)の高さが、調節可能であることを特徴とする、請求項7から12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
壁面部(64)がスライド弁(92)を備えることを特徴とする、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
コンベア(20)が、粒子状の被覆材料を通過させるエンドレスコンベアベルトであり、その搬送部分(22)上で被覆材料を移動させる被覆ゾーンにおいて、該搬送部分(22)の下に、ガイドプレート(36)が設けられていることを特徴とする、請求項7から14のいずれか一項に記載の装置。
【請求項16】
余分な被覆材料を捕獲し、収集する収集手段(44)が、被覆ゾーンの下流側に位置して設けられていることを特徴とする、請求項7から15のいずれか一項に記載の装置。
【請求項17】
収集手段から貯蔵容器に被覆材料を戻す循環手段(14)が設けられていることを特徴とする、請求項7から16のいずれか一項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
第1に、本発明は移動する食品の少なくとも上面を、自由流動性の(フリー・フロー)粒状被覆(コーティング)材料の少なくとも1つの層で覆うすなわち被覆(コーティング)する方法であって、この方法は、貯蔵容器からの被覆材料を、移動する食品の上に注ぎ込む注込み工程を備える。
【背景技術】
【0002】
このような方法は、例えば本出願人によるオランダ特許第1020511号から一般に公知である。上記特許から公知の被覆方法および装置の好ましい一実施形態においては、被覆材料の下側ベッドが、被覆材料を通過させるエンドレスコンベアベルトの上に形成され、被覆ゾーンの搬送部分の下にはガイドプレートが設けられ、次に、下側ベッドの上に被覆される食品が置かれる。次に、被覆材料の上側ベッドがホッパから食品の上および周囲に形成され、このホッパの底部にはじょうご形状の排出口が設けられ、この排出口は、必要に応じて、搬送部分の搬送方向に斜めに突き出し、ホッパの排出口に対する調整可能な閉止フラップとして作用できる回転可能なまたは水平に移動可能な分配部材を装備できる。被覆ゾーンの下流側では、余分な被覆材料がコンベアの戻り部分により一部は戻されて下側ベッドを形成し、また一部はドラムコンベアにより貯蔵容器に戻される。
【0003】
通常、パン粉、被覆材、フレーク等のような被覆材料は均一な粒子サイズではないが、一定の粒子サイズ分布を有している。このような粒子サイズ分布は、主として、被覆材料の調製(準備)の間に発生する。結果的に、食品が粒子状被覆材料で被覆されるとき、粗いおよび細かい被覆材料粒子による被覆は均一な組成および密度でないことが多いことが判明した。粗い被覆粒子と細かい被覆粒子とによる被覆の違いは、被覆された食品の底面および上面を比較すると特に目に付く。さらに、特に細かく粉砕している装置では、通常、被覆材料の比較的多い細かい(粉末)粒子が存在する。被覆の間、被覆材料の組成の変化は時間の経過に伴い発生する。
【特許文献1】オランダ特許第1020511号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、食品の少なくとも上面を自由流動性の粒状被覆材料で被覆する方法および装置を提供することであって、この方法および装置では、粒子サイズに関する被覆の組成を制御(調整)できる。
【0005】
本発明の別の目的はこの方式の方法および装置を提供することであって、この方法および装置では、食品の上面に施される被覆の組成および被覆された食品の上面の外観は食品の底面に一致させることができる。
【0006】
本発明のさらに別の目的は、食品の底面と上面に均一な被覆を可能にする被覆方法および装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明による、先の説明で述べた方式の方法では、被覆材料は、上記注込み工程の間、粗い被覆材料と比較的細かい被覆材料に分離され、最初に、実質的に粗い被覆材料が、移動する食品に塗布され、次いで、比較的細かい被覆材料が塗布される。
【0008】
従来技術の前述の欠点は、被覆材料が食品の上に注ぎ込まれるとき、多くの場合食品の表面が細かい被覆材料の(連続)層で覆われるため、比較的粗い被覆材料が食品に付着できず、またはわずかに付着できるだけになることに起因することが判明した。
【0009】
本発明では、注込み工程の間に、被覆材料が、粗い被覆材料粒子と比較的細かい被覆材料粒子に少なくとも部分的に分離することを実現する。分離の度合いは調整できる。したがって、被覆される食品は、少なくとも上面と側面を、最初に、主に粗い被覆材料粒子に接触させ、これにより被覆材料が食品に十分付着できるようにする。その後、食品を残りの被覆材料と、比較的粗い粒子間の表面に付着する比較的細かい被覆材料粒子とに接触させ、これにより、比較的粗い粒子間の空隙を埋める。この方法により、本発明による方法では、食品の上面の外観を制御できる食品を得ることができる。
【0010】
本発明の方法においては、例えばハンバーガー、チキンバーガー等の肉の塊から整形される食品などの被覆される食品は(これらには、整形後、被覆の前に卵の白味(バター)をベースとする付着層を設けることが多い)、供給ベルトを介してコンベアの上に置かれる。有利には、コンベアはエンドレスコンベアベルトであり、このコンベアベルトは被覆材料を通過させ、食品を搬送する上側搬送部分および下側の戻り部分を有し、さらにこのコンベアベルトは、逆方向ロール周りに案内され、通常の方法で駆動される。被覆材料を通過させるコンベアの場合には、被覆ゾーンの搬送部分の下にはガイドプレートが設けられ(この領域は、食品が被覆材料の上側ベッドを利用して被覆され、随意には下側ベッドを利用して食品の底面を同様に被覆される領域である)、このガイドプレートは被覆材料を通過させない。コンベアは一定速度で移動し、被覆材料のベッドまたは複数のベッドを一緒に搬送する。前述の食品に対する被覆材料は、被覆材、パン粉、フレーク(またはグレイン)等のような通常の被覆材料から選択できる。被覆材料は貯蔵容器から、粗い部分と比較的細かい部分に部分的に分離するようにして注ぎ込まれる。コンベアによって、好ましくはコンベアの搬送部分に塗布される被覆材料の下側ベッド上を、移動される食品は、最初に粗い粒子に接触し、次に上側ベッドにより完全に覆われる。被覆ゾーンの後方では、余分な材料(約90%)が再利用のために戻され、後続の食品を被覆する。
【0011】
有利には、分離は自然に、すなわちスクリーン等のような分離手段を使用することなくなされる。これに関しては、好ましい実施形態を参照して以下に説明する。本発明は粒子状被覆材料の固有の分離特性を利用して、食品の上面の被覆材料の粗さ/細さを調整する。
【0012】
本発明による方法の好ましい実施形態においては、コンベアの搬送部分上の食品供給部の下流側の位置に注込みマウンド(山、盛上り、土手)が形成される。この注込みマウンドはコンベアの搬送部分に対して、搬送部分から貯蔵容器に向かって搬送方向に延びる傾斜面を有し、この傾斜面の表面で分離がなされる。コンベアが移動する結果として、食品は傾斜面の底部近くの注込みマウンドに向けて送られる。粗い被覆材料粒子は、比較的細かい被覆材料粒子に比べて注込みマウンドの傾斜面を速く転がり落ちることにより、分離がなされることが判明した。この結果として、サイズに関する被覆材料の組成は、傾斜が始まる傾斜面の底部と注込みマウンドの上端とで異なる。傾斜面の底部では、相対的に細かい粒子より相対的に粗い粒子の方が多く存在し、この結果、食品は最初に主として粗い粒子に接触する。
【0013】
有利には、注込みマウンドは、貯蔵容器からの被覆材料の排出量を調節し、コンベアの搬送部分での被覆材料の処理量を調節することにより形成される。好ましくは、排出量の調節はスライドまたはフラップなどの排出制御手段によりなされ、貯蔵容器からの被覆材料の排出量を調節する。このような排出制御手段はコンベアの搬送部分に対する搬出口の位置を決定し、さらに詳細には、貯蔵容器の上流側の、コンベアの搬送部分に対する排出口の境界を画定する壁面部分の高さを決定する。別の好ましい実施形態においては、好ましくは、排出制御手段はさらに貯蔵容器の排出口の寸法を決定する。上流側の壁面部分の位置は、搬送部分またはこの上にある下側ベッドに対する注込みマウンドの高さ、したがって傾斜面の長さを決定する。傾斜面の長さは分離の度合いを決定する。通常は、ただし必ずではないが、傾斜面は排出口まで延びる。好ましくは、処理量の調節はコンベアの搬送部分上の被覆材料の処理量を調節するための流れ制限手段を用いて実行される。このような流れ制限手段は、排出口の下流側に配置され、被覆材料の処理量を決定する。好ましくは、前述の排出口内の排出制御手段により調節されることにより、十分な被覆材料が貯蔵容器から供給される場合、注込みマウンドは、搬送方向と逆の下方向傾斜を有する流れ制限手段の上流側に形成される。被覆材料は、粒子サイズ(重さ)に応じて、この傾斜面を異なる速度で転がり落ちる。安定状態においては、被覆材料はコンベアにより連続的に排出され、および貯蔵容器から供給され、この結果、注込みマウンドの上流側の傾斜面上の被覆材料は常に移動し、連続的に分離する。食品は最初に粗い粒子に接触し、次に細かい粒子に接触する。細かい粒子は粗い粒子の間の空隙を満たし、この結果、密集構造が得られる。流れ抑止手段の例として、スクレーパ部材を挙げることができる。このスクレーパは搬送方向を横切る方向に配置され、コンベアの幅を超えて突き出る。このスクレーパ部材の底部はコンベアの上面から一定の距離に置かれ、これにより、上側ベッドの厚みとコンベア上の被覆材料の処理量を決定する。
【0014】
有利には、前述の通り、本発明による方法を実行する場合、上側ベッドの高さならびに分離の度合いが調節される。貯蔵容器からの被覆材料の連続供給およびコンベアによるこの材料の連続排出を調節することにより、所望の被覆組成、したがって、所望の食品外観を得ることができる。分離の度合いは、注込みマウンドの傾斜面の長さを変えることにより調節できる。注込みマウンドの傾斜の自然角度は被覆材料の種類により実質的に決定される。コンベアの移動の結果として、作動中の注込みマウンドの傾斜角度は自然傾斜角度よりわずかに急角度である。傾斜面の長さ、したがって分離の度合いは、例えば、排出口の上流側端部とコンベアの間の距離を、有利には前述の排出制御手段を用いて変化させることにより調節できる。通常、傾斜面の長さは15cmから20cmである。従来技術においては、傾斜面の長さはわずかに数cmであり、これは十分な度合いの分離を得るには短すぎる。傾斜面の長さを調節することにより、食品の上面および側面の外観(粗/細)を制御できる。
【0015】
有利には、被覆後に残った余分な被覆材料は貯蔵容器に戻される。
【0016】
第2の態様は、本発明による方法を実行する好ましい装置、詳細には、移動する食品の少なくとも上面を自由流動性の粒状被覆材料の少なくとも1つの層で被覆する好ましい装置に関し、この装置は食品を搬送するための搬送部分を有するコンベアと、コンベア上に配置され、かつ排出口を有する、被覆材料の貯蔵容器とを備える。本発明によれば、装置は、コンベアの搬送部分上に形成される被覆材料の注込みマウンドの上流側での傾斜面の長さを調節する流れ制御手段を備える。この流れ制御手段により、形成される注込みマウンドの傾斜面上の被覆材料の分離度合い、したがって被覆される食品の上面の外観を調整できる。有利には、流れ制御手段は貯蔵容器からの被覆材料の排出量を調節する前述の排出制御手段と、コンベアの搬送部分上の被覆材料の処理量を調節する流れ制限手段とを備える。前述の通り、この方式の流れ制限手段は、被覆材料の注込みマウンドが制限手段の上流側に形成される方法で、コンベアの上側部分上の被覆材料の処理量を決定し、一方で、排出制御手段は注込みマウンドの高さを決定する。
【0017】
本発明による装置の別の好ましい実施形態は、本発明による方法の詳細な説明の一部として、すでに上に述べている。
【0018】
有利には、流れ制限手段はスクレーパパネルなどのスクレーパ部材を備え、この部材は搬送部分の上にある高さ、好ましくは、調節可能な高さで配置される。鉛直スクレーパパネルなどのスクレーパ部材は、例えば貯蔵ホルダに固定接続させる事例では、固定高さに配置できる。好ましくは、高さは調節可能とし、これにより上側ベッドの高さ、したがって循環被覆材料の量を調節できるようにする。
【0019】
別の好ましい実施形態においては、流れ制限手段は搬送方向に延びる(有利には搬送部分に平行)均し(レベリング)部分を備える。この均し部分は被覆材料の上側ベッドの上面を均し、さらに被覆材料に若干の圧力量を加え、これにより被覆材料が食品に十分付着するようにする。
【0020】
注込みマウンドの大きさを低減し、これにより食品に掛かる圧力および食品の注込みマウンドの傾斜面への導入時の抵抗を減少させるために、有利には、流れ制限手段は、搬送方向と逆方向に少なくとも部分的に斜め下方に突き出る追加面を備える。この追加面の機能は注込みマウンドにくぼみを作り、これにより上記圧力および抵抗を減少させることである。搬送部分に対するこの追加面の傾斜角度は約45°で十分であることが実証された。傾斜角度を小さくするほど、例えば被覆装置が空になるとき、被覆材料が追加面上に残る危険性が増す。
【0021】
注込みマウンドの傾斜面の長さを調節できるようにするために、貯蔵容器の上流側の排出口の境界を画定する貯蔵容器の壁面部分の高さは調節可能である。有利には、上記壁面部分はスライド弁を備える。あるいは、搬送部分と排出口との距離の変化、これによる注込みマウンドの高さの調節は、上記壁面部分または貯蔵容器全体を上方向に移動することにより達成できる。コンベアの速度変化、したがって運ばれる材料の量の変化の影響は、傾斜面の長さにわずかの影響しか与えないため、分離度合いへの影響は限定される。
【0022】
すでに述べた通り、有利には、コンベアは粒子状被覆材料を通過させるエンドレスコンベアベルトから構成され、被覆ゾーンの搬送部分の下には、搬送の間に被覆材料を移動させるガイドプレートが設けられる。好ましくは、余分な被覆材料を捕獲し、収集する収集手段が、被覆ゾーンの下流側に設けられる。これの一例は、収集トレイを有するじょうご、および/または被覆ゾーンの端部の、上側部分の下に配置されたコンベアである。有利には、次に、過剰被覆材料はドラムコンベアに収集される。このドラムコンベアは被覆材料を、上側ベッドを生成するために貯蔵容器に、または下側ベッドを生成するために被覆ステーションに戻すのにも利用される。
【0023】
本発明は添付図面を参照して以下により詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
図1は本発明による被覆装置10の実施形態を示しており、この装置は、食品の全側面を被覆するのに適する。この被覆装置10は回転ホイール13を備える可動フレーム12を備える。フレーム12は筐体16内に配置されたドラムコンベア14を搭載する。Aで示された食品導入側では、筐体16はドア18を備え、このドアにより、例えば検査、メンテナンスまたは修理作業のために、ドラムコンベア14にアクセスできる。ドラムコンベア14を用いて粒子状被覆材料の上側ベッドを形成し、これにより供給される食品の上面を被覆する。ドア18は開放して開口を残した状態とし、この開口を通り被覆される食品を供給するコンベアベルト(図示せず)が延びる。グリルベルトとしても知られる、被覆材料を通過させるエンドレスコンベアベルト20は、貯蔵部44内に配置され、食品を収納するようになっている。コンベアベルト20は、装置の食品導入側Aから食品排出側Bに移動する搬送部分22と、逆方向に移動する戻り部分26(図1には図示せず、図2を参照)とを備える。食品排出側Bの近くには、モータ24を有するブロワー装置23があり、このブロワーにより被覆される食品からの余分な被覆材料を除去する。コンベアベルト20およびドラムコンベア14の駆動部は、図1には示されていない。この実施形態においては、下側ベッドは、本出願人の名前におけるオランダ特許第1020511号から公知の方法で形成される。下側ベッドを形成する別の方法および装置は、当業者には公知である。
【0025】
図2は被覆装置10の一部の側面図を示す。搬送部分22および戻り部分26を有するコンベア20は、(駆動される)逆転ロール28およびガイドロール(図示せず)上を、装置10全体を通して案内される。前方の逆転ロール28’の近くには、調整可能な位置を有するガイドロール32がある。コンベア20の搬送部分22は、戻り部分26からの距離が短い位置にあるこのガイドロール32の底部に沿って案内され、この結果、これら2つの部分の間に、参照符号34で示される空隙が存在する。このガイドロール32の下流側には、搬送部分22の下に、傾斜部分から延びるガイドプレート36があり、このプレート36は斜め上方に、搬送部分22の水平部分まで達している。戻り部分26は鉛直側壁46を有する貯蔵部44(図1も参照)のベース42の直ぐ上を移動する。このベース42はガイドプレートとして機能する。食品の被覆を完了後、ガイドプレート36の端部52にある過剰被覆材料50は、矢印で示すように、搬送部分22を通過して戻り部分26およびベース42の上に落下する。戻り部分26は被覆材料50を食品導入側Aの方向に戻す。戻り部分26および搬送部分22の相対位置、ならびにそれらの移動方向が反対であることに起因する被覆材料の制限のために、被覆材料は、戻り部分26の移動方向に見られるように、ガイドロール32の上流側のバッファ(緩衝)領域内に堆積する。十分に材料が堆積すると、この材料は搬送部分22を通過し、ここでは下側ベッド53として示される、被覆材料の連続層として、斜め上方に運ばれる。この場合、バッファ領域は戻り部分26によって下側において、斜め上方に延びる搬送部分22の上側において、ならびにガイドロール32およびこのロールの下に案内される搬送部分22の部分によって食品導入側Aの方向において、境界が画定される。鉛直側壁46はバッファ領域の側面の境界を画定する。下側ベッド53の層の厚さは可動スライド110の位置により決定される。下側ベッド53が形成された後、被覆される食品100がその上に置かれる。
【0026】
食品100の上面および側面は本発明の実施形態を利用して被覆される。図2に示す実施形態では、上側ベッド58は排出口62を有して下側に設けられた貯蔵ホッパ60から形成される。この排出口62は、一体となってじょうご(ファンネル)を形成している、傾斜した底壁面部分64および66により下流側および上流側の境界が画定されている。排出口62はコンベア20のほぼ全幅の上に突き出ている。排出口62の下流側には、両方向矢印で示すように、位置を調節できるスクレーパパネル68が配置される。被覆材料はホッパ60の排出口62から流れ出し、スクレーパパネル68が被覆材料に対して高さを制限した通路を与えるため、注込みマウンド72がスクレーパパネルの上流側に形成される。被覆材料の上流側では、注込みマウンド72は排出口62から下側ベッド53に延びる傾斜面74を有する。この傾斜面74に沿って、被覆材料の粗い粒子90が比較的細かい粒子より速く転がり落ちる。搬送部分22上への被覆材料の連続的排出およびホッパ60からの連続的供給の結果として、連続的に転がる傾斜面が形成され、この傾斜面でホッパから供給される被覆材料が粗い粒子と比較的細かい粒子に分離される。下側ベッド53上に置かれた食品100は、コンベア20と共に移動し、最初に被覆材料の粗い粒子90と接触し、その後注込みマウンド72および上側ベッド58内の被覆材料で完全に覆われる。この上側ベッド58は搬送部分22に平行に搬送方向に延びる、スクレーパ部材68の均し部分82により均される。図示した実施形態においては、スクレーパ部材68は、均し部分82に隣接する追加面84を備え、この追加面はガイド部分86に隣接する。スクレーパ部材68を位置合わせすることにより、均し部分82により決定される上側ベッド58の高さを調節できる。スクレーパ部材68の形状により、注込みマウンド72は、スクレーパ部材が排出口の下流側端部の後方の固定位置に鉛直に置かれた実施形態に比べて、下流側がへこむ。結果的に、注込みマウンド72への食品100の導入に対抗する導入抵抗が相対的に減少する。注込みマウンド72の傾斜面74の長さを調節するために、上流側にスライドパネル92が配置され、この場合におけるスライドパネルのスライド方向はそれぞれのホッパの底壁面部分64に平行である。作動中、貯蔵ホッパ60は、導入開口63を介し、ドラムコンベア14によって循環している被覆材料で満たされる。必要に応じて、新たな被覆材料を貯蔵ホッパ60に供給し、食品に被覆される結果として減少する被覆材料の量を一定限度内に維持できる。ドラムコンベア14は、例えば、内側で開いている区画室120(図1参照)を有する駆動ホイールを備える。これら区画室120は戻り部分26により戻される被覆材料の部分的流れで満たされる。この目的のために、空隙34の上流側のベース42に排出口70が設けられ、この排出口のサイズは水平方向に移動できるスライド110により調節できる。スライド110の上流側端は、例えば、水平方向に回転するシャフトに固定され、他端はばね構造体に固定されることにより、被覆材料の堆積の結果として最大圧力を受ける場合、スライド110は下方に移動し、材料をドラムコンベア14によりホッパ60まで運ぶ。こぼれ出た被覆材料はすべて、ドラムコンベア14の下に延在する引出し25(図1)に収集できる。
【0027】
図3に示す本発明による被覆装置の実施形態においては、図1および2の構成要素に相当する構成要素は同一参照符号で示している。この実施形態においては、貯蔵ホッパ60は排出口62を有する鉛直排出ダクト200を備える。上流側で排出口62の境界を画定するダクト部分201は鉛直方向に移動できるスライド92を備え、このスライドを用いて上流側でのダクト200の長さを調節し、これにより、コンベア20の搬送部分22に対する排出口201の位置を調節できる。下流側では、ダクト部分202は鉛直方向に移動できるスクレーパパネル68を備え、このパネルを用いて排出口の下流側での上側ベッド58の高さが決定され、これにより注込みマウンド72が形成される。注込みマウンド72の傾斜面74の長さはスライド92を移動することで調節される。スライド92を上方に移動すると、排出口62から下の搬送部分22の上側ベッド58まで測定される注込みマウンド72の高さは増加し、これにより傾斜面74の長さも増加する。スライド92を下方に移動すると、注込みマウンド72の高さ、したがって傾斜面の長さは減少する。被覆材料を粗い粒子90と比較的細かい被覆材料に分離するのは、傾斜面74上でなされる。食品100は注込みマウンド72の上流側の下側ベッド53上に置かれ、最初に主として上記粒子90に接触し、その後注込みマウンド72の塊に接触する。被覆材料は搬送部分22により、下にあるガイドプレート36の上を移動する。ガイドプレート36の端部では、図2を参照して詳細に述べた通り、余分な被覆材料50がコンベア20を通して落下し、戻り部分26により戻される。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明による被覆装置の実施形態の斜視図を示す。
【図2】図1による被覆装置の細部の部分図を示す。
【図3】本発明による被覆装置の別の実施形態の図を示す。
【符号の説明】
【0029】
10 被覆装置
14 ドラムコンベア
20 エンドレスコンベアベルト
22 搬送部分
36 ガイドプレート
44 貯蔵部
50 被覆材料
60 貯蔵ホッパ
62 排出口
64 底壁面部分
68 スクレーパパネル
72 注込みマウンド
74 傾斜面
82 均し部分
84 追加面
90 粒子
92 スライド
100 食品
【出願人】 【識別番号】501370646
【氏名又は名称】ストルク・チタン・ベー・ベー
【出願日】 平成17年4月18日(2005.4.18)
【代理人】 【識別番号】100062007
【弁理士】
【氏名又は名称】川口 義雄

【識別番号】100114188
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 誠

【識別番号】100103920
【弁理士】
【氏名又は名称】大崎 勝真

【識別番号】100124855
【弁理士】
【氏名又は名称】坪倉 道明

【公開番号】 特開2005−312450(P2005−312450A)
【公開日】 平成17年11月10日(2005.11.10)
【出願番号】 特願2005−119562(P2005−119562)