| 【発明の名称】 |
ゲル化食品の簡易押出機 |
| 【発明者】 |
【氏名】今泉 保幸 【住所又は居所】東京都江東区大島3の2の6 株式会社吉野工業所内
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| 【要約】 |
【課題】ゲル化食品を分割切断するための簡易押出機であって、簡単な構造で、その組み立て操作も容易であり、安価に製造できる簡易押出機を提案する。
【解決手段】合成樹脂製筒体よりなる本体2と、該本体に装着した切断刃8を備えるカッター部材3と、本体2下端部より挿入した塊状のゲル化食品12を押し込んでカッター部材で切断するための押込み部材4とを備えている。上記本体2はその筒壁上端部を内方へ突出した係止部Aを備え、この係止部Aに下端開口より挿入した切断刃8の上面周縁部を係止させてカッター部材3をセットする如く構成した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 筒壁上端部を内方へ突出した係止部Aを備えた合成樹脂製筒体よりなる本体2と、上記本体2の下端開口より挿入して上面周縁を上記係止部Aに抜け出しを防止して係合させるとともに、切断刃8を備えたカッター部材3と、上記本体2下端部より挿入したゲル化食品12を押し込む押込み部材4とからなることを特徴とするゲル化食品の簡易押出機。 【請求項2】 上記係止部Aが、筒壁上端部を内方へ凹ませた複数の凸部5を、周方向環状に配置してなる請求項1記載のゲル化食品の簡易押出機。 【請求項3】 上記各凸部5が、その少なくとも下部が正面視逆三角形状をなす請求項2記載のゲル化食品の簡易押出機。 【請求項4】 上記本体2が、弾力性を備えた合成樹脂製筒体よりなる請求項1記載のゲル化食品の簡易押出機。 【請求項5】 上記係止部Aが、筒壁上端部を内方へ凹ませた帯状の環状凸部6で構成されてなる請求項1記載のゲル化食品の簡易押出機。 【請求項6】 上記係止部Aが、筒壁上端部を外方より穿孔することにより形成した複数の筒状凸部7を、周方向環状に配置してなる請求項1記載のゲル化食品の簡易押出機。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明はゲル化食品の簡易押出機に関し、詳しくは、塊状のゲル化食品を分割切断するためのゲル化食品の簡易押出機に関する。 【背景技術】 【0002】 ゲル化食品を塊の状態から糸状に分割切断する道具が古くから知られており、これらは、筒体の先端に網状の切断刃を固定し、塊状のゲル化食品を開口より挿入して押圧板を備えた押込み具により押し込み、切断刃により切断して糸状に分割切断する如く構成している(例えば、特許文献1参照)。 【0003】 上記押出機は、底板と二枚の側板と天板とからなる四角筒の先端開口部に刃具をもつ本体と、この四角筒の内部に嵌接する押し板を先端にもつ突き棒とからなるものであって、底板と両側板とが展開状態から直角に折り曲げた状態まで回動可能にヒンジ結合されており、両側板上部と天板とは、軸方向に設けたあり溝とこれに嵌合する突条との関係をもって互いに組み立てられていて、天板或いは側板の先端近くに貫設した挿入口から、この挿入口に対応する位置に於いて四角筒内面に加工した係止溝に対して、枠体の内部に格子状に刃体を組み込んだ刃具が係合することにより、互いに係止されているものである。 【特許文献1】実開昭61−112894号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 従来のこの種の道具は剛性のある合成樹脂や木製のものが多く永年使用する目的で形成されている。本発明は、簡易な構造で、しかも極めて簡単に製造でき、その操作性にも優れたゲル化食品の押出機を提案するものである。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本請求項1発明のゲル化食品の簡易押出機は、上記課題を解決するため、筒壁上端部を内方へ突出した係止部Aを備えた合成樹脂製筒体よりなる本体2と、上記本体2の下端開口より挿入して上面周縁を上記係止部Aに抜け出しを防止して係合させるとともに、切断刃8を備えたカッター部材3と、上記本体2下端部より挿入したゲル化食品12を押し込む押込み部材4とからなることを特徴とするゲル化食品の簡易押出機として構成した。 【0006】 また、本請求項2発明のゲル化食品の簡易押出機は、上記係止部Aが、筒壁上端部を内方へ凹ませた複数の凸部5を、周方向環状に配置してなる請求項1記載のゲル化食品の簡易押出機として構成した。 【0007】 また、本請求項3発明のゲル化食品の簡易押出機は、上記各凸部5が、その少なくとも下部が正面視逆三角形状をなす請求項2記載のゲル化食品の簡易押出機として構成した。 【0008】 また、本請求項4発明のゲル化食品の簡易押出機は、上記本体2が、弾力性を備えた合成樹脂製筒体よりなる請求項1記載のゲル化食品の簡易押出機として構成した。 【0009】 また、本請求項5発明のゲル化食品の簡易押出機は、上記係止部Aが、筒壁上端部を内方へ凹ませた帯状の環状凸部6で構成されてなる請求項1記載のゲル化食品の簡易押出機として構成した。 【0010】 また、本請求項6発明のゲル化食品の簡易押出機は、上記係止部Aが、筒壁上端部を外方より穿孔することにより形成した複数の筒状凸部7を、周方向環状に配置してなる請求項1記載のゲル化食品の簡易押出機として構成した。 【発明の効果】 【0011】 本発明のゲル化食品の押出機は、本体2へカッター部材3を挿入セットするという簡単な操作で組み立てることができ、そのままゲル化食品12を本体2に挿入して押込み部材4で押し込めば良く、取り扱いが極めて便利であり、また、本体2はその筒壁上端部を内方へ突出した係止部Aを設けただけの単純な構造であり、その結果製造も容易で簡易押出機としての安価に提供できるという要求を充分満足できるものである。また、係止部Aが、筒壁上端部を内方へ凹ませた複数の凸部5を周方向環状に配置してなるものにあっては、筒壁に圧縮方向に力が掛かることがあっても係止部Aが潰れる等の不都合を生じることない。また、上記凸部5が、その少なくとも下部が正面視逆三角形状をなすものである場合には、操作時のカッター部材3の押圧に対して一部の変形があったとしても全体としてより潰れ難く、係止部としての機能をより確実に発揮できるものである。更に、本体2が弾力性を備えたものにあっては、販売時にやや潰れた状態での包装も可能であり、取り扱いがより容易となる。また、本体2、カッター部材3、押込み部材4を分解状態で袋詰めにしてコンパクトな状態で販売等出来る利点もある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 本発明のゲル化食品の押出機は、ゲル化食品を簡単な操作で切断するものであり、また、一回の使用により廃棄できる簡易構造のものである。 【0013】 本発明に於けるゲル化食品の押出機1は、本体2と、カッター部材3と、押込み部材4とで構成している。 【0014】 本体2は、筒壁上端部を内方へ突出した係止部Aを備えた合成樹脂製の筒体より構成したもので、上記カッター部材3を装着して塊状のゲル化食品を挿入し、上記押込み部材4により押し込んでカッター部材3により切断しながら押し出すものである。本体2を構成する合成樹脂は使用するゲル化食品の種類に応じて種々選択でき、例えば、ゲル化食品が食品の場合には対応できる要件を備えた樹脂を選択すれば良く、その場合、例えば低密度ポリエチレンや高密度ポリエチレン等を採用でき、その他の場合も必要に応じて選択すれば良い。また、その厚みは使用後廃棄することを考慮してできるだけ薄く形成することが望ましく、例えば0.2mm〜1.0mm程度の厚みがその経済性と機能性を満たすのに好ましい厚みとして挙げられるが、当然この範囲以外のものであっても良い。尚、本体2は図示例の如き円筒状のものに限らず、他の筒状であっても良く、例えば、多角形筒状楕円筒状、異形筒状等を採用出来る。 【0015】 また、上記係止部Aはカッター部材3を係止するためのものであり、押込み部材4によるゲル化食品の押圧力に耐える程度の強度と突出幅を備えていれば良く、具体的には種々の形態を採用できる。例えば、図1及び図7に示す如き、筒壁上端部を内方へ凹ませた複数の凸部5を周方向環状に配置した形態のもの、或いは、図9及び図10に示す如き、筒壁上端部を内方へ帯状に凹ませた環状凸部6を形成したもの、或いは、図11に示す如き、筒壁上端部を外方から穿孔して形成した複数の筒状凸部7を周方向環状に配置した形態のもの等が挙げられる。 【0016】 上記凸部5の具体的形状として、例えば、図1及び図2に示す如き正面視横長長方形状をなすもの、或いは図7に示す如き正面視菱形のもの、その他図示しないが正方形状のもの、多角形状の物等種々の形状を採用できる。特に菱形に代表される少なくともその下部が正面視逆三角形状をなす凸部5が全体として潰れ難いため好ましく採用できる。また、正面視正方形,正面視長方形の凸部5の場合に、図8に示す如く、上面が内方へ向かって傾斜下降した縦断面形状をなすものであっても良い。 【0017】 また、上記環状凸部6の具体的形状も種々採用でき、例えば,図9に示す如き帯状の突部が採用でき、この場合も上面が内方へ向かって傾斜下降した縦断面形状をなすものであっても、上下両面が並行する縦断面形状をなすものであっても良い。また、図10に示す如く、下面が連続する逆三角形状をなすジグザグで、上面が水平な帯状の環状凸部6であっても良い。この場合も全体的に環状凸部6がより潰れ難い。また、図11及び図12は上記筒壁上端部を外方から穿孔して形成した筒状凸部7により形成された係止部Aを示す。この筒状凸部7の形状も図示例のものに限らず、例えば,正面視多角形状等をなすものであっても良い。 【0018】 上記各凸部5,環状凸部6,筒状凸部7を形成する方法は種々の方法を採用でき、例えば、上記凸部5及び環状凸部6の場合には、筒壁内外を挟む型によりプレスして形成することができ、また、上記筒状凸部7の場合には筒壁内に該当位置に凹みを備えた型を嵌めて外方から針等で穿孔することにより形成することができるが、これらに限らない。 【0019】 カッター部材3は、上記本体2の下端開口より挿入して上面周縁を上記係止部Aに抜け出しを防止して係合させるとともに、押圧したゲル化食品端面を分割する切断刃8を備えている。図3及び図4はその一例を示すもので、上記本体2と相似形の外面をなし、且つ内面下部をテーパ状に形成した筒部9の上端より板部に複数の扇形透孔を穿設した切断刃8を延設している。このカッター部材3は合成樹脂により一体に形成することができる。また、上記切断刃8は上記の形態に限られず、上記押圧したゲル化食品端面を分割することができるという要件を満たせば種々の形態を採用できる。また、筒部9と切断刃8とを別体に形成することも可能である。 【0020】 押込み部材4は、上記本体2下端部より挿入した塊状のゲル化食品を押し込む押圧板10より把手11を延設したもので、例えば図5及び図6に示す如く、周縁部を上記カッター部材筒部9内面のテーパ部分に嵌合するテーパ状に形成した押圧板10を備え、該押圧板10の下面中央より棒状の把手11を延設している。 【0021】 上記の如く構成したゲル化食品の簡易押出機1は、まず、本体2の下端開口よりカッター部材3を挿入して、その上面周縁部が本体2の係止部Aに当接するまで押し込みセットする。この際必要に応じて押込み部材4を使用すると便利である。次いで、ゲル化食品12を本体2の下端開口より挿入し、図13に示す如く、このゲル化食品12を押圧板10で押圧することにより、ゲル化食品12は切断刃8により切断される。使用後はそのまま廃棄する。尚、本体2、カッター部材3、押込み部材4は例えば分解状態で袋詰めする等しての販売が可能である。 【図面の簡単な説明】 【0022】 【図1】本発明簡易押出機の本体を示す縦断面図である。(実施例1) 【図2】同本体の平面図である。(実施例1) 【図3】本発明簡易押出機のカッター部材を示す平面図である。(実施例1) 【図4】同カッター部材を示す縦断面図である。(実施例1) 【図5】本発明簡易押出機の押込み部材を示す側面図である。(実施例1) 【図6】同押込み部材の平面図である。(実施例1) 【図7】本発明簡易押出機の本体を示す要部縦断面図である。(実施例2) 【図8】本発明簡易押出機の係止部部分の要部拡大縦断面図である。(実施例3) 【図9】本発明簡易押出機の本体を示す要部縦断面図である。(実施例4) 【図10】本発明簡易押出機の本体を示す要部縦断面図である。(実施例5) 【図11】本発明簡易押出機の本体を示す要部縦断面図である。(実施例6) 【図12】同本体の要部拡大縦断面図である。(実施例6) 【図13】本発明簡易押出機を使用してゲル化食品を切断している状態の説明図である。(実施例1) 【符号の説明】 【0023】 2…本体,3…カッター部材,4…押込み部材,5…凸部,6…環状凸部, 7…筒状凸部,8…切断刃,12…ゲル化食品,A…係止部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006909 【氏名又は名称】株式会社吉野工業所 【住所又は居所】東京都江東区大島3丁目2番6号
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| 【出願日】 |
平成15年8月29日(2003.8.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068157 【弁理士】 【氏名又は名称】今岡 良夫
【識別番号】100113169 【弁理士】 【氏名又は名称】今岡 憲
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| 【公開番号】 |
特開2005−73580(P2005−73580A) |
| 【公開日】 |
平成17年3月24日(2005.3.24) |
| 【出願番号】 |
特願2003−308109(P2003−308109) |
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