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【発明の名称】 野菜洗浄装置
【発明者】 【氏名】神木 栄一
【住所又は居所】埼玉県上福岡市上福岡4−6−4 株式会社神木製作所内

【要約】 【課題】被洗浄野菜の茎部や根部に付着している泥を迅速且つ確実に洗い落とすことができる野菜洗浄装置を提供する。

【解決手段】正面に形成した被洗浄野菜Pの差込口1A、下面に形成した排水口1Bそれぞれを有する洗浄室1と、この洗浄室1内部に、前記差込口1Aと対向するように被洗浄野菜Pの挿入用間隔をおいてそれぞれ軸支した上下一対の洗浄用の回転ブラシ2A,2Bと、回転ブラシ2A,2Bを互いに内向きに回転するようよう連結した回転駆動源3と、両回転ブラシ2A,2Bの後方に配設し、回転ブラシ2A,2Bの挿入用間隔から挿入した被洗浄野菜Pの茎部や根部を洗浄するよう送水源に連絡した噴水ノズル4を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
正面に形成された被洗浄野菜の差込口、下面に形成された排水口それぞれを有する洗浄室と、この洗浄室内部に、前記差込口と対向するように被洗浄野菜の挿入用間隔をおいてそれぞれ軸支した上下一対の洗浄用の回転ブラシと、回転ブラシを互いに内向きに回転するようよう連結された回転駆動源と、両回転ブラシの後方に配設され、回転ブラシの挿入用間隔から挿入された被洗浄野菜の茎部や根部を洗浄するよう送水源に連絡された噴水ノズルとを備えて成ることを特徴とする野菜洗浄装置。
【請求項2】
洗浄室の排水口側後方には、噴水ノズルの噴出能力を向上させるよう通風用の開口部を設けた請求項1記載の野菜洗浄装置。
【請求項3】
開口部と噴水ノズルとの間には、当該開口部を覆う程度の面積を有する水飛散防止用のカーテンを垂下配設した請求項1または2記載の野菜洗浄装置。
【請求項4】
洗浄室は、差込口が斜め上方へ向けて自体が傾倒可能となるようにスタンド部材に枢着されている請求項1乃至3のいずれか記載の野菜洗浄装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば小松菜、葉しょうが等のように茎部や根部に泥が付着している野菜類の水洗浄に好適な野菜洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の野菜洗浄装置は、洗浄水槽の内部に回転ブラシを配設し、この回転ブラシを回転することにより、水槽内に漬けた被洗浄野菜の茎部や根部に付着した泥を水を使って洗い落とすように構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特になし
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の野菜洗浄装置は、水槽内に貯留された水の中に被洗浄野菜の茎部や根部を漬け込み、この中で洗浄ブラシを回転させることにより茎部や根部に付着している泥を洗い流すだけであるから、洗浄力が弱く、細かい泥まで完全に洗い落とすことが難しいものとなるという問題点があった。
【0005】
そこで、本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、洗浄用の回転ブラシの摩擦と噴水ノズルの水圧とを併用することにより、被洗浄野菜の茎部や根部に付着している泥を迅速且つ確実に洗い落とすことができる野菜洗浄装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明にあっては、正面に形成された被洗浄野菜Pの差込口1A、下面に形成された排水口1Bそれぞれを有する洗浄室1と、この洗浄室1内部に、前記差込口1Aと対向するように被洗浄野菜Pの挿入用間隔をおいてそれぞれ軸支した上下一対の洗浄用の回転ブラシ2A、2Bと、回転ブラシ2A、2Bを互いに内向きに回転するようよう連結された回転駆動源3と、両回転ブラシ2A、2Bの後方に配設され、回転ブラシ2A、2Bの挿入用間隔から挿入された被洗浄野菜Pの茎部や根部を洗浄するよう送水源に連絡された噴水ノズル4とを備えて成ることを特徴とする。
【0007】
洗浄室1の排水口1B側後方には、噴水ノズル4の噴出能力を向上させるよう通風用の開口部5を設けた構成とすることができる。
開口部5と噴水ノズル4との間には、当該開口部5を覆う程度の面積を有する水飛散防止用のカーテン6を垂下配設した構成とすることができる。
洗浄室1は、差込口1Aが斜め上方へ向けて自体が傾倒可能となるようにスタンド部材7に枢着されている構成とすることができる。
【0008】
以上のように構成された本発明に係る野菜洗浄装置にあって、被洗浄野菜Pが差込口1Aから洗浄室1内に差し込まれた際に、噴水ノズル4の水圧によって勢い良く茎部や根部を洗浄すると同時に、互いに内向きに回転する回転ブラシ2A、2Bによる摩擦によって、茎部や根部に付着している泥が洗い落とされる。また、通風用の開口部5は、洗浄室1内に外気が取り入れられることとなって噴水ノズル4の被洗浄野菜Pへ向けての噴出能力を向上させる。さらに、水飛散防止用のカーテン6は、洗浄室1内の噴水ノズル4から噴出する水の開口部5からの飛散を防止させる。加えて、スタンド部材7は、差込口1Aが斜め上方へ向くように洗浄室1自体を傾倒させることにより、作業性を向上させる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施する最良の形態を図面を参照して説明すると、図に示されている符号1は、例えば小松菜、葉しょうが等のように茎部や根部に泥が付着している野菜類を水洗浄するための野菜洗浄装置を構成する、例えば矩形ボックス状に形成された洗浄室であり、この洗浄室1自体は、図1に示すように、傾倒角度調整および高さ調整が可能なスタンド部材7に枢着されている。
【0010】
このスタンド部材7は、台座7Aの上面中央に、長さ調節用ネジ7Eとネジ挿通用のスライド孔7Bを備えて成る伸縮可能な支柱7Cが立設され、上端には洗浄室1下面の二股の支持片部7Fが傾倒可能となるように角度調整用ネジ7Dを介して枢着されている。
【0011】
図1に示すように、洗浄室1は、正面に被洗浄野菜Pの差込口1Aが形成され、また下面後方には排水ホース8を接続した排水口1Bが設けられている。この洗浄室1の内部には、上下一対の洗浄用の回転ブラシ2A、2Bが、前記差込口1Aと対向するように被洗浄野菜Pの挿入用間隔をおいてそれぞれ横向きにして軸支されており、上下両回転ブラシ2A、2Bのそれぞれの回転軸一端に取り付けられたプーリ9A、9Bと、洗浄室1の上方側に配された回転駆動源3の出力プーリ3Aとが無端ベルト10を介して連繋されている。
【0012】
このとき、図3に示すように上下両回転ブラシ2A、2Bを互いに内向きに回転するよう回転駆動源3の出力プーリ3Aと、下側の回転ブラシ2Bのプーリ9Bとに環状にして巻架させた無端ベルト10の途中一端側を上側の回転ブラシ2Aのプーリ9Aに対し、略くの字形となるように反対側から引っ掛けるようにして掛架させてある。
【0013】
図2、図4に示すように、両回転ブラシ2A、2Bの後方には、上下左右にそれぞれ一個で合計四個の噴水ノズル4が両回転ブラシ2A、2B側に向けて配設されており、両回転ブラシ2A、2Bの挿入用間隔から挿入された被洗浄野菜Pの茎部や根部を洗浄するようにしてある。これら各噴水ノズル4は、コック11と当該コック11に接続した送水パイプ12を介して不図示の送水源に連絡されている。
【0014】
図5に示すように、洗浄室1の排水口1B側後方には、通風用の開口部5を設け、噴水ノズル4の噴出能力を向上させるようにしてある。また、開口部5と噴水ノズル4との間には、当該開口部5を覆う程度の面積を有する、例えばビニール製等の水飛散防止用のカーテン6を垂下配設してある。
【0015】
次に、以上のように構成された最良の形態についての使用、動作の一例を説明するに、図5に示すように、先ず、スタンド部材7によって、洗浄室1の高さを調整し、且つ差込口1Aが斜め上方へ向くように洗浄室1自体を傾倒させることで作業が容易に行えるようにしておく。そして、送水源から送水パイプ12を介して噴水ノズル4に水を送り、同時に回転駆動源3によって両回転ブラシ2A、2Bを互いに内向きに回転させておく。
【0016】
図6、図7に示すように、被洗浄野菜Pを差込口1Aから洗浄室1内に差し込むと、噴水ノズル4の水圧によって勢い良く茎部や根部を洗浄すると同時に、互いに内向きに回転する回転ブラシ2A、2Bによる摩擦によって、茎部や根部に付着している泥が洗い落とされる。このとき通風用の開口部5は、洗浄室1内に外気が取り入れられることとなって噴水ノズル4の被洗浄野菜Pへ向けての噴出能力を向上させ、また水飛散防止用のカーテン6は、洗浄室1内の噴水ノズル4から噴出する水の開口部5からの飛散を防止する。
【0017】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているために、洗浄用の回転ブラシ2A、2Bの摩擦と、噴水ノズル4の水圧とを併用することにより、被洗浄野菜Pの茎部や根部に付着している泥を迅速且つ確実に洗い落とすことができる。
【0018】
すなわち、これは本発明が、正面に形成された被洗浄野菜Pの差込口1A、下面に形成された排水口1Bそれぞれを有する洗浄室1と、この洗浄室1内部に、前記差込口1Aと対向するように被洗浄野菜Pの挿入用間隔をおいてそれぞれ軸支した上下一対の洗浄用の回転ブラシ2A、2Bと、回転ブラシ2A、2Bを互いに内向きに回転するようよう連結された回転駆動源3と、両回転ブラシ2A、2Bの後方に配設され、回転ブラシ2A、2Bの挿入用間隔から挿入された被洗浄野菜Pの茎部や根部を洗浄するよう送水源に連絡された噴水ノズル4とを備えて成るからであり、これにより、被洗浄野菜Pの茎部や根部に付着している泥を迅速且つ確実に洗い落とすことができる野菜洗浄装置を容易且つ安価に作製することができる。
【0019】
また、洗浄室1の排水口1B側後方には、噴水ノズル4の噴出能力を向上させるよう通風用の開口部5を設けた構成としたので、噴水ノズル4の被洗浄野菜Pへ向けての噴出能力を向上させることができる。
【0020】
さらに、開口部5と噴水ノズル4との間には、当該開口部5を覆う程度の面積を有する水飛散防止用のカーテン6を垂下配設したので、噴水ノズル4から噴出する水の開口部5からの飛散を防止することができる。
【0021】
さらにまた、洗浄室1は、差込口1Aが斜め上方へ向けて自体が傾倒可能となるようにスタンド部材7に枢着されているので、差込口1Aからの被洗浄野菜Pの差込が容易となり作業性が向上する。
【0022】
尚、上記の課題を解決するための手段、発明の効果の項夫々において付記した符号は、図面中に記載した構成各部を示す部分との参照を容易にするために付したもので、図面中の符号によって示された構造・形状に本発明が限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための最良の形態における野菜洗浄装置の正面図である。
【図2】同じく野菜洗浄装置の右側面図である。
【図3】同じく野菜洗浄装置の左側面図である。
【図4】同じく野菜洗浄装置の背面図である。
【図5】図1におけるA−A断面図である。
【図6】使用状態を示す参考断面図である。
【図7】図6におけるB−B断面図である。
【符号の説明】
P 被洗浄野菜
1 洗浄室
1A 差込口
1B 排水口
2A、2B 回転ブラシ
3 回転駆動源
4 噴水ノズル
5 開口部
6 カーテン
7 スタンド部材
8 排水ホース
9A、9B プーリ
10 無端ベルト
11 コック
12 送水パイプ
【出願人】 【識別番号】593143957
【氏名又は名称】株式会社神木製作所
【住所又は居所】埼玉県上福岡市上福岡4−6−4
【出願日】 平成15年8月20日(2003.8.20)
【代理人】 【識別番号】100069213
【弁理士】
【氏名又は名称】平田 功

【公開番号】 特開2005−58025(P2005−58025A)
【公開日】 平成17年3月10日(2005.3.10)
【出願番号】 特願2003−207970(P2003−207970)