| 【発明の名称】 |
セントジョーンズワート抽出物とアーモンド種子仁とを含有する健康補助食品 |
| 【発明者】 |
【氏名】門田 暁美
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| 【要約】 |
【課題】ストレスやイライラ感を解消して不安感を和らげ、痴呆防止効果や鬱防止効果を有する健康補助食品を提供すること。
【解決手段】セントジョーンズワート(Hypericum perforatum L.)及び/又はこの抽出物と、サクラ属(Prunus)に属する植物の種子の仁及び/又はこの抽出物とを含有することを特徴とする健康補助食品とする。前記サクラ属(Prunus)に属する植物としては、アーモンド(Prunus dulcis (Mill.) D.A.Webb)及び/又はモモ(Prunus persica (L.) Batsch)が好ましい。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 セントジョーンズワート(Hypericum perforatum L.)及び/又はこの抽出物と、サクラ属(Prunus)に属する植物の種子の仁及び/又はこの抽出物とを含有することを特徴とする健康補助食品。 【請求項2】 前記サクラ属(Prunus)に属する植物が、アーモンド(Prunus dulcis (Mill.) D.A.Webb)及び/又はモモ(Prunus persica (L.) Batsch)であることを特徴とする請求項1に記載の健康補助食品。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は健康補助食品に関する。より詳しくは、有効成分として、セントジョーンズワートと、サクラ属に属する植物の種子の仁と、を含有することを特徴とする健康補助食品に関する。 本発明の目的はストレスやイライラ感を解消して不安感を和らげ、痴呆防止効果や鬱防止効果を有する健康補助食品を提供することを目的とする。 【背景技術】 【0002】 体内で分泌されるホルモンは代謝バランスや体内諸器官の活動を正常に保つことで体調を維持している。 しかし、何らかの原因、例えば日頃の過大なストレスなどを原因としてホルモンバランスが崩れると、不眠症、頭痛、めまい、食欲不振、便秘、肩こり、背中や腰の痛み、動悸、手足のしびれ、思考力の低下、不眠症、不安感、イライラ感、うつ症状、ヒステリー症、不定愁訴症状などを呈する場合がある。 【0003】 特許文献1には、ホルモンの分泌リズムや代謝バランスの均衡を維持して、心身症の予防効果を有する抗心身症食品が開示されている。 特許文献1に係る抗心身症食品は、必須成分として、アーモンド種子の核内の仁及び/又はモモ種子の核内の仁を含有する。 【0004】 【特許文献1】特公平7−73412号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 特許文献1には、心身症の予防効果を有する抗心身症食品が開示されているが、その予防効果は充分満足することができるものではなかった。 本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を行ったところ、アーモンドやモモの仁に加えて、セントジョーンズワートを併せて摂取することにより、アーモンドやモモの仁を単独で摂取した場合に比べて、格段に優れた予防効果が得られることを見出し、本発明の完成に至った。 【課題を解決するための手段】 【0006】 即ち、請求項1に係る発明は、セントジョーンズワート(Hypericum perforatum L.)及び/又はこの抽出物と、サクラ属(Prunus)に属する植物の種子の仁及び/又はこの抽出物とを含有することを特徴とする健康補助食品に関する。 請求項2に係る発明は、前記サクラ属(Prunus)に属する植物が、アーモンド(Prunus dulcis (Mill.) D.A.Webb)及び/又はモモ(Prunus persica (L.) Batsch)であることを特徴とする請求項1に記載の健康補助食品に関する。 【発明の効果】 【0007】 本発明に係る健康補助食品は、ストレスやイライラ感を解消して不安感を和らげることができる。また、老化や痴呆を防止することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 以下、本発明に係る健康補助食品について説明する。本発明に係る健康補助食品は、有効成分として、セントジョーンズワート及び/又はこの抽出物と、サクラ属に属する植物の種子の仁及び/又はこの抽出物とを含有する。 【0009】 本発明に係る健康補助食品の第一の有効成分は、セントジョーンズワート(Hypericum perforatum L.)及び/又はこの抽出物である。 セントジョーンズワートは、オトギリソウ科に属する直立性の多年草であり、和名はセイヨウオトギリソウである。茎は木質であり、葉は小さくバルサム様の香気を有する。夏にはレモン様の香気を有する花をつける。 本発明では、セントジョーンズワートの全草を使用しても、また葉部、茎部、根部、花部などの各部位を単独で或いは適宜組み合わせて使用することもできる。 【0010】 またセントジョーンズワートは乾燥、粉砕、焙煎、抽出などの処理を施すことができる。 セントジョーンズワートを乾燥する場合、自然乾燥、凍結乾燥、熱風乾燥などを例示することができるが特に限定はされない。 【0011】 セントジョーンズワートには、化1に示すヒペリシンなどの延長キノン類、アントラキノン類、フラボノイド類、タンニン類などが含まれている。 【0012】 【化1】
【0013】 セントジョーンズワートの抽出物を得る際に用いられる抽出溶媒は特に限定されないが、抽出溶媒の安全性の面から水やエタノール或いは水とエタノールの混合液を使用することが好ましい。抽出溶媒として水やエタノールを用いた場合は、抽出溶媒を留去することなく、セントジョーンズワートの抽出液として本発明に係る健康補助食品に配合することもできる。 抽出温度は特に限定されないが、室温程度から抽出溶媒の沸点程度の温度とされる。 【0014】 本発明に係る健康補助食品の第二の有効成分は、サクラ属(Prunus)に属する植物の種子の仁である。 サクラ属に属する植物としては、アーモンド(Prunus dulcis (Mill.) D.A.Webb)及び/又はモモ(Prunus persica (L.) Batsch)を例示することができる。或いは、これらの植物の近縁種又は変種も好適に使用することができる。 【0015】 アーモンドは種子の仁を食用とする落葉果樹である。主として、フランス、スペイン、イスラエル、アメリカなどで栽培されている。 核の砕きやすさによって、軟核種(ソフトシェル)と硬核種(ハードシェル)に分類することができ、風味によって、甘仁種(スウィートアーモンド)と苦仁種(ビターアーモンド)に分類することができる。本発明では、いずれの品種も好適に使用することができる。 【0016】 モモは主に日本、中国で栽培されている落葉果樹である。モモの品種は果肉の硬軟によって溶質と不溶質に、果肉の色によって白肉と黄肉に、核が果肉から離れるか否かによって粘核と離核に分類することができる。 モモは、ノモモ(Var. davidiana (Carr.) Maxim.)、ジュセイトウ(Var. densa Makino)、ネクタリン(Var. nucipersica Schneid.)、モモ(Var. persica)、バントウ(Var. platycarpa Bailey)などの多数の品種に分類されているが、いずれの品種も使用することができる。 モモの種子の仁は桃仁と称され、漢方では血行を良くする作用があるとされ、婦人病、打撲、産後腹痛などに用いられる。 【0017】 上記植物の種子の仁は、乾燥、粉砕、焙煎、抽出などの処理を施すことができる。 種子の仁を乾燥する場合、自然乾燥、凍結乾燥、熱風乾燥などを例示することができるが特に限定はされない。 【0018】 種子の仁の抽出物を得る際に用いられる抽出溶媒は特に限定されないが、抽出溶媒の安全性の面から水やエタノール或いは水とエタノールの混合液を使用することが好ましい。抽出溶媒として水やエタノールを用いた場合は、抽出溶媒を留去することなく、種子の仁の抽出液として本発明に係る健康補助食品に配合することもできる。 抽出温度は特に限定されないが、室温程度から抽出溶媒の沸点程度の温度とされる。 【0019】 本発明に係る健康補助食品における、セントジョーンズワートと、サクラ属に属する植物の種子の仁の配合量は特に限定されないが、セントジョーンズワート1重量部に対して、サクラ属に属する植物の種子の仁を0.01〜100重量部、好ましくは0.1〜10重量部とされる。セントジョーンズワートに対する種子の仁の含有量が0.01重量部未満の場合や、100重量部を超えると、相乗的効果が得られにくくなる。 有効成分であるセントジョーンズワートと、サクラ属に属する植物の種子の仁の合計の配合量は特に限定されないが、健康補助食品全量中、0.001〜100重量%、好ましくは0.01〜90重量%、より好ましくは0.1〜70重量%とされる。0.001重量%未満の含有量では、所要の効果を得ることが困難になる。 【0020】 さらに、本発明では、上記説明した有効成分のほか、通常の食品に配合される成分、例えば、ショ糖、果糖、ブドウ糖、ソルビトール、マルチトール、キシロース、ラクチュロース、ガラクトオリゴ糖などの甘味料、醤油、味噌、塩、酢、グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸、グアニル酸などの調味料、乳糖、澱粉、デキストリン、リン酸カルシウム、炭酸カルシウムなどの賦形剤、香料などを適宜任意に配合することができる。 【0021】 本発明に係る健康補助食品の形態は特に限定されず、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、キャンディー、ドリンク、ガム、パン、クッキー、ケーキ、健康茶などを例示することができる。 【0022】 以下、本発明を実施例に基づき、詳細に説明する。但し、本発明は以下の実施例により何ら限定されるものではない。 【0023】 [実施例] セントジョーンズワートの全草の60%エタノール抽出物と、アーモンドの種子の仁の乾燥粉砕物を等量混合して、実施例1の試料とした。 セントジョーンズワートの全草の60%エタノール抽出物と、モモの種子の仁の乾燥粉砕物を等量混合して、実施例2の試料とした。 【0024】 [比較例] セントジョーンズワートの全草の60%エタノール抽出物を比較例1の試料とした。 アーモンドの種子の仁の乾燥粉砕物を比較例2の試料とした。 モモの種子の仁の乾燥粉砕物を比較例3の試料とした。 【0025】 [試験例] 実施例1〜2及び比較例1〜3の各試料を用いて、以下の組成により5種類の散剤を調製した。 【0026】 乳糖 20 実施例又は比較例 2 澱粉 10 合計 32重量部 【0027】 上記調製した5種類の散剤(1包2.1g)を、日頃からイライラ感に悩まされている女性(5×10名)に、上記調製した散剤(1包2.1g)を、朝夕一包ずつ服用させた。2週間ごとにイライラの程度を、問診を行い診断した。10週間後のイライラ感の減少の程度について、以下の評価基準で採点した。また、服用期間中の、だるさ、眠気等の副作用と思われる症状の有無について、同時に問診を行った。10名の点の平均値を算出した結果を表1に示す。 【0028】 [評価基準] 1点 服用前より悪化している。 2点 服用前とほとんど変わらない。 3点 服用前に比べてやや改善している。 4点 服用前に比べてかなり改善している。 【0029】 【表1】
【0030】 表1の結果の通り、本発明に係る健康補助食品は、摂取により日常のイライラ感を改善できることが分かる。また、いずれの被験者からも服用による副作用と思われる症状は確認されなかった。 【0031】 以下、本発明に係る健康補助食品の処方例を示す。 [配合例1:キャンディー] グラニュー糖 54.0 水あめ 42.0 酸味料 0.8 香料 0.4 セントジョーンズワートの全草のエタノール抽出物 1.4 アーモンドの種子の仁の乾燥粉砕物 1.4 合計 100.0重量% 【0032】 [配合例2:清涼飲料水] 果糖、ブドウ糖、液糖 14.0 クエン酸 0.2 香料 0.1 セントジョーンズワートの全草のエタノール抽出物 1.5 モモの種子の仁の乾燥粉砕物 1.5 水 82.7 合計 100.0重量% 【産業上の利用可能性】 【0033】 本発明に係る健康補助食品は、ストレスやイライラ感を解消して不安感を和らげるとともに、老化や痴呆を防ぐことができる健康補助食品として利用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597016664 【氏名又は名称】ラシェル製薬株式会社
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| 【出願日】 |
平成16年5月24日(2004.5.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082072 【弁理士】 【氏名又は名称】清原 義博
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| 【公開番号】 |
特開2005−333808(P2005−333808A) |
| 【公開日】 |
平成17年12月8日(2005.12.8) |
| 【出願番号】 |
特願2004−153161(P2004−153161) |
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