| 【発明の名称】 |
茹で卵の殻ひび入れ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】嘉見 一成 【住所又は居所】神奈川県川崎市川崎区小島町2−5株式会社芝製作所内
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| 【要約】 |
【課題】振動衝撃を茹で卵に加えて、卵殻にひび入れする装置であって、卵の処理状態に適合した振動数と振幅を個別に調整でき得る茹で卵の殻ひび入れ装置を提供する。
【解決手段】断面凵字樋状のシュート2の内部の長手方向に沿って、卵Eを移送する移送片4を具有した卵移送コンベア5を設けてあり、かつ前記シュート2をその幅方向に振動させ得る振動台3上に配設してある茹で卵の殻ひび入れ装置1であって、前記振動台3の下方に互いに反対方向に回転する回転軸7,7を備えた一対のモーターM,Mを配設すると共に振動台3の裏面を前記回転軸7,7のそれぞれにベルト8,8で連結された一対の回転振動軸9,9で軸支してあり、該回転軸9,9はその重心、位置を中心より偏位させる錘り、10,10・・・を装着自在に形成してあることを特徴とするものとする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 断面凵字樋状のシュートの内部の長手方向に沿って卵を移送する移送片を具有した卵移送コンベアを設けてあり、かつ前記シュートをその幅方向に振動させ得る振動台上に配設してある茹で卵の殻ひび入れ装置であって、前記振動台の下方に互いに反対方向に回転する回転軸を備えた一対のモーターを配設すると共に振動台の裏面を前記回転軸のそれぞれにベルトで連結された一対の回転振動軸で軸支してあり、該回転振動軸は、その重心位置を中心より偏位させる錘りを装着自在に形成してあることを特徴とする茹で卵の殻ひび入れ装置。 【請求項2】 錘りは略平板状にしてあり前記回転振動軸の一側面に段積装着可能に形成してある請求項1記載の茹で卵の殻ひび入れ装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は茹で卵の殻ひび入れ装置に関し、詳しくは茹で卵を振動(揺動)させながらシュート内で衝撃を与え、その殻にひびを入れる装置であって、振動数と振幅を卵の状態(大きさ、鮮度、処理条件等)に合わせて最適のものに調節できるようにした茹で卵の殻ひび入れ装置に関する。 【背景技術】 【0002】 茹で卵の殻を剥離除去するために、殻付き茹で卵の殻に連続的にひび入れを形成する手段としては種々の方式が知られている。例えば特許文献1には、殻付き茹で卵を浅枠状の回転円筒体の外周面を円周方向に移送しながら殻を破砕ひび入れする方式が記載されており、特許文献2には殻付き茹で卵を浅枠状の回転円筒体内を軸方向に移送しながら殻を破砕ひび入れする方式が記載されている。 【0003】 しかしながら、上記従来の方式は何れも桟枠状のもので叩打するため叩打衝撃が強過ぎたり、殻が深く凹み過ぎて卵殻と卵白の間にある卵殻膜まで不要に破壊することになり、その後の殻の剥離除去作用において殻を円滑に剥離できないと共に、特に殻片が飛散して卵白部に突き刺さり、これが製品中に混入して製品の品質低下や顧客からのクレームの原因となったりする欠陥がある。 また、従来の方式は棒材を架設した桟枠状の円筒体を使用するために、棒材に付着した汚れや殻片が狭い隙間に入りこみ、通常の洗浄作業では落とし難く、常に細菌汚染による問題発生の危険にさらされているという問題がある。これらの現状に鑑み本発明は、先に前記欠陥を改善し、洗浄作業を容易とした茹で卵の殻ひび入れ装置を実現しようとして、まず断面凵字樋状のシュートを使い、その内部の長手方向に卵を移送する移送片付きの卵移送コンベアを配設したものを作成し、このシュートを幅方向に種々の角度で振動させて卵を壁面に衝突させ、卵の殻にひびを入れることができる装置を特願2003−157473号として提案した。そしてこの際振動手段としては、公知の往復動エアーシリンダを用いて前記凵字樋状のシュートを振動(遥動)させ、シュートの側壁及び移送片に卵を衝接させることでひび入れをする装置として完成させた。 【特許文献1】特開平5−19211号公報(第4〜5頁、第1図〜4図) 【特許文献2】特開昭52−79069号公報 【特許文献3】特開昭57−1471号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、前記特願2003−157473号で提案した茹で卵のひび入れ装置は、振動数と振幅を同時に所望の数値に調整することが難しく、例えば振動数を増やしても振幅はエアーシリンダのストロークで限定されて一定のままとなり、茹で卵の状態に合わせた最適の振動数と振幅を得るために別々に増減し得ず、製造中に微調整することは困難であるという欠点があることが判明した。そこで本発明者はさらに研究を重ねた結果、振動発生の技法として、回転数を電気的に制御できる一対のモーターと、このモーターとベルトで連結した一対の回転振動軸とからなる公知の振動発生手段(先記の特許文献)を利用すれば、上記問題を解決できるのではないかと考え、前記回転振動軸にその重心位置を中心より偏位させるための錘りを自由に増減できる構造を取り入れることにより、本発明を完成させた。 すなわち本発明は茹で卵の殻にひび入れするために最適な振動数や振幅の大きさに自由に調整できる茹で卵の殻ひび入れ装置を提供する事を目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記目的を達成するため、本発明茹で卵の殻ひび入れ装置は断面凵字樋状のシュートの内部の長手方向に沿って卵を移送する移送片を具有した卵移送コンベアを設けてあり、かつ前記シュートをその幅方向に振動させ得る振動台上に配設してある茹で卵の殻ひび入れ装置であって、前記振動台の下方に互いに反対方向に回転する回転軸を備えた一対のモーターを配設すると共に振動台の裏面を前記回転軸のそれぞれにベルトで連結された一対の回転振動軸で軸支してあり、該回転振動軸はその重心位置を中心より偏位させる錘りを装着自在に形成してあることを特徴とする。 また、その際、前記錘りは略平板状にしてあり前記回転振動軸の一側面に段積装着可能にしてあるものとする。 このような構成にすることにより、振動数を増減する必要のある時は、モーターの回転数をスイッチ操作により増減させればよく、振幅をおおきくする時は錘りの装着数を増やす事により、容易に所望の振幅を得ることができるのでよい。 【発明の効果】 【0006】 本発明の茹で卵の殻ひび入れ装置は、モーターの回転数を振動台の振動数とし、回転振動軸に装着する錘りの増減によって振幅の大きさとして調整する構造にしてあるので、茹で卵の大小や加熱処理条件に合わせてひび入れに最適の振動数と振幅を容易に得ることができる。従って殻無茹で卵の良品の歩留まりと製造能率を上げる事が可能となり、コスト安価な製品を供する事ができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0007】 以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して説明する。 【実施例1】 【0008】 図1は本発明に係る茹で卵の殻ひび入れ装置の一例を示す側断面図であり、図2は図1のX-X矢視平面図である。また、図3は図1の概略正面図であり、図4は本発明の一例を示す(卵移送コンベアは省略)斜視図である。本実施例による茹で卵の殻ひび入れ装置1は、図1に示すようにスプリング13により支持された振動手段収納部6を介して振動台3上にステンレス鋼材製の板厚2mmで断面凵字樋状のシュート2を配設してある。該シュート2内にはその長手方向にステンレス製の移送片4、4、4・・・を等間隔に配設した移送コンベア5が図示しないモーターによって一方向に駆動するように備設されている。本実施例においては前記シュート2の内幅は70mm程としてあり、長さを約1000mm、移送片4、4・・・の間隔は100mm程に形成され、卵E、E、E・・・の長径が移送中に余裕をもって転動あるいはシュート2の内壁面等に振動して衝接し得るようにしてある。 【0009】 また、前記振動台3は振動手段の収納部6内に収納された互いに反対方向に回転する回転軸7、7を備える一対のモーターM、Mにベルト8、8を介して連結された一対の回転振動軸9、9に軸止してある。 この回転振動軸9、9はその重心位置を中心より偏位される錘り10、10・・・の装着を自在にできるようボルト11とナット12による締付部を具備されている。この構造により、振動により、振動台3上のシュート2はモーターM、Mの駆動により振動させられ、モーターM、Mの回転数を変化させることによって振動台3等の振動数は変化させられる。また、その振幅を調整する際は回転振動軸9、9に装着する錘り10、10の数を増減することで容易になし得るようにしてある。 【0010】 しかして、上記構造とした実施例の茹で卵の殻ひび入れ装置1を、卵の殻剥き処理工程に組み込んで使用する際は、この茹で卵の殻ひび入れ装置1のシュート2の始端部側に図示しない卵の供給コンベアを連結し、終端部側に図示しない殻剥離装置が配設されるものである。 なお、本実施例においては、シュート2を振動台3上に配設するに際して、振動方向がシュート2の幅方向(矢印A方向)に加わるように配設した場合を図3に示したが、これに限らず、必要によりシュート2の幅方向に対して所望の角度に振動が加わるようにシュート2を配設してもよいことは無論のことである。 【0011】 次に本発明の実施例の作用について説明する。本発明の実施例は上記のように構成されるので、図示しない茹で卵供給コンベアによって凵字樋状のシュート2の始端部に供給された茹で卵Eは卵移送コンベア5によってシュート2の内部を約10秒間移送される。この時シュート2は茹で卵の処理後の状態によって振動数を10〜25回/秒、振幅8〜10mmの範囲でそれぞれ最適の大きさに調整される。これにより、シュート2内を移送される茹で卵E、E、E・・・は、シュート2の幅(図3の矢印A)方向の振動によって、シュート2の内壁面及び移送片4に衝突を繰り返しながら、その叩打作用のみによって強すぎる衝撃叩打を受けることなく(卵殻膜まで破壊することなく)殻全体に微細なひびが形成された所望の状態とされる。 その際、ひび入れの状態を確認し、振動数のみをアップする場合はモーターM、Mの回転数をアップし、振幅を大きくする場合は錘り10、10・・・の数を増加させることによって自由に調節される。 【図面の簡単な説明】 【0012】 【図1】本発明に係る茹で卵の殻ひび入れ装置の一例を示す側断面図である。 【図2】図1のX−X矢視平面図である。 【図3】図1の概略正面図である。 【図4】本発明の一例を示す斜視図である。 【符号の説明】 【0013】 1 茹で卵の殻ひび入れ装置 2 シュート 3 振動台 4 移送片 5 卵移送コンベア 6 振動手段の収納部 7 回転軸 8 ベルト 9 回転振動軸 10 錘り 11 ボルト 12 ナット 13 スプリング 14 架台 E 茹で卵 M モーター
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001421 【氏名又は名称】キユーピー株式会社 【住所又は居所】東京都渋谷区渋谷1丁目4番13号
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| 【出願日】 |
平成16年4月27日(2004.4.27) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2005−312315(P2005−312315A) |
| 【公開日】 |
平成17年11月10日(2005.11.10) |
| 【出願番号】 |
特願2004−131187(P2004−131187) |
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