| 【発明の名称】 |
深温凍結した電子レンジ用冷凍食品とその調理方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】井筒 忠雄
【氏名】中山 淳也
【氏名】那波 登始広
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、深温凍結された電子レンジ用冷凍食品とその電子レンジ用冷凍食品を高品質な状態で簡単に調理する方法を得るにある。
【解決手段】本発明は深温凍結した生鮮蟹等の甲殻類からなる1以上の食材と塩、酒等の調味料の内1以上を含んだ1個以上の氷片を共に電子レンジ対応包装材に包装したことを特徴とする電子レンジ用冷凍食品とその電子レンジ用冷凍食品を電子レンジで加熱する際に、食材を保湿しながら調理することで深温凍結した電子レンジ用冷凍食品とその調理方法を構成している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 深温凍結した生鮮蟹、海老、伊勢海老等の甲殻類からなる1以上の食材と塩、酒等の調味料の内1以上を含んだ1個以上の氷片を共に電子レンジ対応包装材に密封したことを特徴とする電子レンジ用冷凍食品。 【請求項2】 請求項1に記載の食材が未調理の生鮮姿状甲殻類であることを特徴とする電子レンジ用冷凍食品。 【請求項3】 請求項1ないし請求項2に記載の食材以外の1以上の食材と塩、酒等の調味料の内1以上を含んだ1個以上の氷片を共に電子レンジ対応包装材に密封したことを特徴とする電子レンジ用冷凍食品。 【請求項4】 請求項1に記載の電子レンジ対応包装材において該電子レンジ対応包装材に圧力弁が設けられていることを特徴とする電子レンジ用冷凍食品。 【請求項5】 請求項1ないし請求項4に記載の電子レンジ用冷凍食品を電子レンジで加熱する際に、食材を保湿しながら調理することを特徴とする電子レンジ用冷凍食品の調理方法。 【請求項6】 請求項4ないし請求項5に記載の電子レンジ用冷凍食品の調理方法において、加熱終了後に電子レンジ対応包装材の中に残った液体を味噌汁やスープ等のだし汁に使用することを特徴とする電子レンジ用冷凍食品の調理方法。
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【発明の詳細な説明】【発明の詳細な説明】 【技術分野】 【0001】 本発明は、深温凍結した電子レンジ用冷凍食品とその調理方法に関する。 【背景技術】 【0002】 昨今、インターネット通販やテレビ通販の普及により産地直送の通信販売が盛んになっており特に日本国内においては蟹等の甲殻類の需要が多いのが実状である。 【0003】 甲殻類は蟹味噌のように味噌と呼ばれる内臓も身と共に嗜好され食される場合が多い。しかしながら従来から行なわれている凍結方法で生鮮の姿状の甲殻類を凍結保存する場合は最大氷結晶生成温度帯と定義される−1℃から−5℃の温度帯の通過時間が適正でないため脆弱な味噌の細胞が氷結晶の成長により破壊され解凍後の品質が著しく悪くなる。 【0004】 したがって、甲殻類を凍結して流通する場合は味噌を外部から抜き取るか味噌のある頭部を除去して凍結、もしくは一度ボイルした後に凍結する製品の流通形態が一般的である。 【0005】 一度ボイルしたものを食する場合は、自然解凍して食すか、加熱する場合は鍋に少量の水を張り凍結した食材を入れアルミホイル等で蓋をして加熱する方法があるが、この方法によると再加熱しているため生鮮品をそのまま加熱調理したものと比較すると品質が劣化することは明らかである。 【0006】 生鮮品を調理する場合は十分な大きさの鍋に水を張り加熱沸騰させたものに適当な濃度になるように塩を入れた後、食材を適当な時間茹で上げる方法があるが茹で加減等が難しく一般的に簡単な調理方法とは言えなかった。 【0007】 また、電子レンジを使用して生鮮品を調理する場合は加熱むらが生じるため品質が安定しないと同時に味付けなどが困難で一般的な調理方法とは言えなかった。 【特許文献1】 特開平09−047218公報 【特許文献2】 特開2002−300966公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 本発明は以上のような従来の欠点に鑑み鮮度を維持した状態で保存した電子レンジ用冷凍食品とその簡単な調理法法を提供することを目的としている。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記目的を達成するために、最大氷結晶生成温度帯と定義される−1℃から−5℃の温度帯の通過時間が適正である深温凍結した生鮮蟹、海老、伊勢海老等の甲殻類からなる1以上の食材と塩、酒等の調味料の内1以上を含んだ1個以上の氷片を共に電子レンジ対応包装材に密封したことを特徴とする電子レンジ用冷凍食品とその冷凍食品を電子レンジで加熱する際に、食材を保湿しながら調理することを特徴とする電子レンジ用冷凍食品の調理方法を構成している。 【発明の効果】 【0010】 (1)本発明は深温凍結した生鮮蟹、海老、伊勢海老等の甲殻類からなる1以上の食材と塩、酒等の調味料の内1以上を含んだ1個以上の氷片を共に電子レンジ対応包装材に密封したことを特徴とする電子レンジ用冷凍食品とその冷凍食品を電子レンジで加熱する際に、食材を保湿しながら調理することを特徴とする電子レンジ用冷凍食品の調理方法を構成しているので、甲殻類の味噌や身の細胞が破壊されず鮮度を保った状態で高品質な調理ができるという利点がある。 【0011】 (2)前記(1)によって電子レンジ加熱により氷片が融解し適切な量の水分が包装材内に残っているため水分が加熱され沸騰し、食材を茹で上げる作用をするので加熱むらが少なくなり同時に保湿を行っているので部分的に身が乾燥するようなことがない。 【0012】 (3)前記(1)によって電子レンジ加熱により氷片が融解し調味料が適切な圧力で加圧され食材に浸透するため熟練者を必要とせず適正な味付けが簡単にできる。 【0013】 前記(1)によって加熱終了後、電子レンジ対応包装材の中に残った液は食材のエキスを十分に含んだだし汁となっているため味噌汁や炊き込み御飯等、他の料理に転用できるため無駄が無い。 【0014】 (4)前記(1)によって、姿状のまま鮮度良い状態で長期保存できるため必要な時に調理でき、店舗等においては廃棄ロスがなくなり歩留まりが良くなる。 【0015】 (5)前記(1)によって、冷凍食品を製造する過程で調理を必要としないので、製造工程が短縮でき設備費及び人件費等の製造コストが削減できる。 【0016】 (6)前記(1)によって冷凍保存したものをそのまま電子レンジ加熱により食材が加熱殺菌されるので食品衛生上も好ましい。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 以下、図面に示す発明を実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。 【0018】 図1ないし図3の本発明を実施するための最良の形態において、図1において姿状毛蟹1は本発明の−60℃の送風式凍結装置で甲殻類の身及び内臓の細胞を破壊しない適正な凍結速度で深温凍結したものであり重量は300グラムで数量は1杯である。塩水氷2は5%の濃度の塩水を凍結させた氷片であり本実施形態では一個あたり15グラムの氷片を8個、総重量は120gである。電子レンジ用包装材3は圧力弁4を上部に設けた電子レンジ用包装材であり姿状毛蟹1及び塩水氷2を内包し脱気密封している。 【0019】 上記構成の状態のまま−18℃で冷凍庫に凍結保存された本発明の冷凍食品を500Wの出力の電子レンジに入れ、電子レンジ加熱を開始し5分経過後の状態が図2であり、塩水氷2は加熱により融解後、塩水6となり沸騰し一部が蒸発して水蒸気5となり電子レンジ用包装材3に充満する。 【0020】 図2の状態からさらに加熱すると図3に示すように、水蒸気5により電子レンジ用包装材3内の気圧が上昇し1.7気圧以上になると電子レンジ用包装材3の上部に設けられた圧力弁4が作動し、電子レンジ包装材3内の圧力が抜け水蒸気5が電子レンジ用包材3の外部へ噴出する。 【0021】 図3の状態で加熱開始から12分間後に電子レンジ加熱を終了し、その後3分間放置後電子レンジから取り出し、電子レンジ用包装材3を開封し姿状毛蟹1を取り出せば調理が終了し適度な湿度と調味を持った高品質な毛蟹の調理品となる。 【0022】 図3の中に残った液体は塩水6が沸騰し姿状毛蟹1を茹で上げているのでそのエキスを抽出した液体になっているため、その液体をだし汁として蟹汁や蟹スープとして別に調理する。 【産業上の利用可能性】 【0023】 本発明は電子レンジ用冷凍食品を製造する産業及び該電子レンジ用冷凍食品を用いて食品を流通販売する産業で利用される。 【図面の簡単な説明】 【0024】 【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の冷凍食品の側面図である。 【図2】本発明を実施するための最良の第1の形態の電子レンジ加熱途中状態の側面図である。 【図3】本発明を実施するための最良の第1の形態の電子レンジ加熱途中、圧力弁作動後の側面図である。 【符号の説明】 【0025】 1 姿状毛蟹 2 塩水氷 3 電子レンジ用包装材 4 圧力弁 5 水蒸気 6 塩水
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| 【出願人】 |
【識別番号】595024995 【氏名又は名称】井筒 忠雄 【識別番号】398029027 【氏名又は名称】中山 淳也
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| 【出願日】 |
平成16年4月21日(2004.4.21) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2005−304461(P2005−304461A) |
| 【公開日】 |
平成17年11月4日(2005.11.4) |
| 【出願番号】 |
特願2004−152575(P2004−152575) |
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