| 【発明の名称】 |
袋状食品用口開き装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】松田 清克 【住所又は居所】京都府天田郡三和町字下川合37番地の4 株式会社京都庵内
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| 【要約】 |
【課題】袋状食品の開口部付近が痛んだり破れたりすることがなく、また、特別な調味液の使用を必要としない、袋状食品用口開き装置を提供すること。
【解決手段】この発明の袋状食品用口開き装置は、袋状食品1に適宜の食材を詰めるために口開きを行うようにした装置であって、袋状食品1の表側と裏側にそれぞれ空気の吸引により吸着する吸着具2,3を有し、両吸着具2,3で袋状食品1の表側と裏側を保持させた状態で、両吸着具2,3を離間させることにより袋状食品1の口開きを行うようにしたものとしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 袋状食品(1)に適宜の食材を詰めるために口開きを行うようにした装置であって、袋状食品(1)の表側と裏側にそれぞれ空気の吸引により吸着する吸着具(2)(3)を有し、両吸着具(2)(3)で袋状食品(1)の表側と裏側を保持させた状態で、両吸着具(2)(3)を離間させることにより袋状食品(1)の口開きを行うようにしていることを特徴とする袋状食品用口開き装置。 【請求項2】 吸着具(2)(3)が、椀状でかつ波打った形状の吸着部(13)を有するものとしている請求項1記載の袋状食品用口開き装置。 【請求項3】 吸着具(2)(3)が伸縮部(14)を有し、吸着部(13)が袋状食品(1)に当たるときの衝撃が吸収されるようにしている請求項1記載の袋状食品用口開き装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、油揚げ等の袋状食品に適宜の食材を詰めるために開口部を開くようにした口開き装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 油揚げ等の袋状食品に寿司飯その他適宜の食材を詰めるには、開口部を開く口開きの作業を行う必要があるが、開口部付近の対向する内面どうしがくっついていることが多く、機械や手作業により開口部付近を摘んで口開きすると、開口部付近が痛んだり破れたりすることが多く、口開きの作業は困難であった。 【0003】 なお、特許文献1に記載のように特別な調味液によって開口部が容易に開くようにする方法もあるが、袋状食品に調味液をしみ込ませる工程が必要であり、また、調味液によって袋状食品の味や食感に影響を与えるおそれがあった。 【特許文献1】特開 2003−125724号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 そこで、この発明は、袋状食品の開口部付近が痛んだり破れたりすることがなく、また、特別な調味液の使用を必要としない、袋状食品用口開き装置を提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 この発明の袋状食品用口開き装置は、袋状食品1に適宜の食材を詰めるために口開きを行うようにした装置であって、袋状食品1の表側と裏側にそれぞれ空気の吸引により吸着する吸着具2,3を有し、両吸着具2,3で袋状食品1の表側と裏側を保持させた状態で、両吸着具2,3を離間させることにより袋状食品1の口開きを行うようにしたものとしている。 【0006】 また、吸着具2,3は、椀状でかつ波打った形状の吸着部13を有するものとすることができる。 【0007】 さらに、吸着具2,3が伸縮部14を有し、吸着部13が袋状食品1に当たるときの衝撃が吸収されるようにすることもできる。 【発明の効果】 【0008】 この発明の袋状食品用口開き装置は、上述のような構成を有しており、空気の吸引により吸着する吸着具2,3を離間させることにより袋状食品1の口開きを行うようにしているので、袋状食品1の開口部16付近が痛んだり破れたりすることがなく、また、特別な調味液の使用を必要としない。 【0009】 また、吸着具2,3を、椀状でかつ波打った形状の吸着部13を有するものとすれば、前記吸着部13の袋状食品1との接触面積が大きくなり、袋状食品1にかかる負担が少なく、より袋状食品1が痛んだり破れたりしにくくなる。 【0010】 さらに、吸着具2,3が伸縮部14を有し、吸着部13が袋状食品1に当たるときの衝撃が吸収されるようにすることによっても、より袋状食品1が痛んだり破れたりしにくくなる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 この発明の袋状食品用口開き装置は、袋状食品1に適宜の食材を詰めるために口開きを行うようにした装置であって、袋状食品1の表側と裏側にそれぞれ空気の吸引により吸着する吸着具2,3を有し、両吸着具2,3で袋状食品1の表側と裏側を保持させた状態で、両吸着具2,3を離間させることにより袋状食品1の口開きを行うようにしたものである。 【0012】 以下、この発明の好適な実施形態を、図面を参照して説明する。 【0013】 図1はこの発明の実施形態の袋状食品用口開き装置で袋状食品1の開口部16を開いた状態にした場合の斜視図、図2はこの袋状食品用口開き装置の動作を示す説明図、図3は袋状食品1の斜視図、図4はこの袋状食品用口開き装置を用いたいなり寿司の製造ラインの斜視図である。 【0014】 この発明の袋状食品用口開き装置は、上板4を下板5に対して昇降可能に設け、上板4と下板5の内側にそれぞれ吸着具2,3を取り付けたものとしている。 【0015】 上板4は、一端側に下方に延びる支柱6を備えており、内側に固定板7を介して吸着具2を固定している。固定板7はボルト8、ナット9により固定されている。上板4は、吸着具2,3から空気を吸引するためのチューブ10が貫通しており、このチューブ10の先端部は固定板7を貫通して吸着具2に通じている。 【0016】 また、下板5には内側に凹部11が形成され、この凹部11に吸着具3を固定しており、吸着具3が上方に大きく突出しないようにしている。下板5は、吸着具3から空気を吸引するためのチューブ12が貫通している。 【0017】 吸着具2,3は、吸着部13、伸縮部14、及び取付部15からなる。吸着部13は、椀状でかつ波打った形状としており、柔軟性を有する合成樹脂からなるものとしている。伸縮部14は、短い蛇腹状で、図中上下方向に伸縮可能となっている。取付部15は短い筒状となっており、上板4の固定板7、下板5に固定されている。吸着具2,3は、は、吸着部13、伸縮部14、及び取付部15を一体として合成樹脂で形成されたものとすることができる。 【0018】 袋状食品1は、図3に示したような一端側に開口部16を有する扁平ないなり寿司用の油揚げとしている。この袋状食品1は、薄く切った四角形状の豆腐を油で揚げ、この内部に針を差し込み、空気を入れて袋状にし、余分な油を除いた後、中央で裁断して二分割したとしており、この裁断した部分が開口部16となる。また、この袋状食品1には、適宜味付けをしたものとしている。 【0019】 この袋状食品用口開き装置は、以下に示すような工程により、袋状食品1の口開き作業を行う。 【0020】 まず、袋状食品1を下板5側の吸着具3の上に載せる(図2(a))。 【0021】 次に、上板4を下降させ、上板4側の吸着具2を袋状食品1の表側(上側)の面に当接させ、そして、チューブ10、12から空気を吸引し、両吸着具2,3を袋状食品1の表裏両面から吸着させる(図2(b))。 【0022】 両吸着具2,3の吸着部13は、椀状でかつ波打った形状であるため、袋状食品1との接触面積が大きく、袋状食品1にかかる負担が少ないので、袋状食品1の開口部16付近が痛んだり破れたりしにくい。 【0023】 しかも、伸縮部14が伸縮可能であるため、吸着部13が袋状食品1に当たるときの衝撃が吸収され、袋状食品1に傷が付かない。また、多少厚みの異なる袋状食品1に対応することも可能である。 【0024】 次に、上板4を上昇させる。袋状食品1は、その表側の面と裏側の面にそれぞれ吸着した吸着具2,3に保持されており、上板4の上昇とともに上板4側の吸着具2に表側の面が保持されたまま持ち上がり、開口部16が大きく開いた状態になる(図2(c))。そしてこの状態で、開口部16側に設けられた食材挿入装置17により、袋状食品1内に寿司飯等の食材が詰め込まれる。そして、袋状食品1内への食材の詰め込みが終わった後、チューブ10、12からの空気の吸引を止める。 【0025】 この袋状食品用口開き装置は、図4に示したような、いなり寿司の製造ラインにおいて使用することができる。この製造ラインでは、搬送ベルト18により袋状食品1が順次搬送されるようになっている。袋状食品用口開き装置は、搬送ベルト18の横に設けられており、その付近まで搬送されてきた袋状食品1は、搬送ベルトから袋状食品用口開き装置へ移され、前記図3に示したような工程で処理され、再び搬送ベルト18に戻され搬送されていく。袋状食品1の搬送ベルトと袋状食品用口開き装置間の移動は、手作業でも機械によるものでもよい。 【産業上の利用可能性】 【0026】 いなり寿司の油揚げに寿司飯を詰める際等に利用することが可能である。 【図面の簡単な説明】 【0027】 【図1】この発明の実施形態の袋状食品用口開き装置で袋状食品の開口部を開いた状態にした場合の斜視図である。 【図2】この発明の実施形態の袋状食品用口開き装置の動作を示す説明図である。 【図3】袋状食品の斜視図である。 【図4】この発明の実施形態の袋状食品用口開き装置を用いたいなり寿司の製造ラインの斜視図である。 【符号の説明】 【0028】 1 袋状食品 2,3 吸着具 13 吸着部 14 伸縮部
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| 【出願人】 |
【識別番号】397077771 【氏名又は名称】株式会社京都庵 【住所又は居所】京都府天田郡三和町字下川合37番地の4
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| 【出願日】 |
平成16年4月21日(2004.4.21) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2005−304370(P2005−304370A) |
| 【公開日】 |
平成17年11月4日(2005.11.4) |
| 【出願番号】 |
特願2004−125326(P2004−125326) |
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