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【発明の名称】 豆乳又は豆乳粉末を利用した栄養補助食品、ダイエット食品
【発明者】 【氏名】後藤 芳夫

【氏名】海津 暢秀

【要約】 【課題】豊富な栄養素を含有する大豆より得られる豆乳又は豆乳粉末をベースとすることにより、大豆の需要並びに摂取量の拡大を図れる豆乳又は豆乳粉末を利用した栄養補助食品、ダイエット食品を提供する。

【解決手段】本発明の豆乳又は豆乳粉末を利用した栄養補助食品、ダイエット食品は、豆乳又は豆乳粉末に、ミネラルとビタミンの何れか一方又は両方を配合したことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
豆乳又は豆乳粉末に、ミネラルとビタミンの何れか一方又は両方を配合したことを特徴とする豆乳又は豆乳粉末を利用した栄養補助食品。
【請求項2】
甘味料や香料の添加により、豆乳又は豆乳粉末の独特の匂いと味を改良したことを特徴とする請求項1に記載の豆乳又は豆乳粉末を利用した栄養補助食品。
【請求項3】
マグネシウム含有ミネラルの添加により、便秘に効果を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の豆乳又は豆乳粉末を利用した栄養補助食品。
【請求項4】
水溶性食物繊維の添加により、ドリンクとして飲用できることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の豆乳又は豆乳粉末を利用した栄養補助食品。
【請求項5】
請求項1〜4の何れか一項に記載の栄養補助食品からなることを特徴とする豆乳又は豆乳粉末を利用したダイエット食品。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、豊富な栄養素を含有する大豆より得られる豆乳又は豆乳粉末をベースとすることにより、大豆の需要並びに摂取量の拡大を図れる豆乳又は豆乳粉末を利用した栄養補助食品、ダイエット食品に関する。
【背景技術】
【0002】
大豆には豊富な栄養素が含有されるが、日本国内やアジア地域では米が主食である等の理由により、その消費は欧米に比較して多くなく、納豆や豆腐の原料として用いられてきたに過ぎなかった。豆乳は、大豆の植物繊維成分を除去したものであって、近年では多くの人に飲用されているが、その自身がもつ独特の匂いや味によって栄養価的に高くても敬遠する人たちも少なくない。豆乳粉末は、豆乳にデキストリン、コーンスターチ、水溶性食物繊維、食物繊維、タピオカ澱粉などの適当な賦形材を用いることにより豆乳の栄養素を十分に含んだ粉末状として得られる。
【0003】
また、豆乳の利用法としては、最近その栄養価の高さから飲料や豆腐様食品としての利用法や、大豆そのものをすりつぶして豆乳の中に大豆の持つ食物繊維成分であるオカラと呼ばれる部分をも含有させることを可能とした豆乳飲料や豆腐なども開発されている。さらに、大豆を利用したダイエット食品としての開発もなされている。具体的には、例えば特許文献1には、豆腐様食品として、固化成形された豆乳内に炭水化物質を点在させた食品が開示され、食感に優れた豆腐用食品として提案されている。また、特許文献2には、総合ダイエット食品として、分離大豆タンパク質及び大豆繊維を含有し、各種栄養素(ビタミン、ミネラル、脂肪、香料、電解質、微量元素、炭水化物など)を含有させた総合栄養食品が提案されている。さらに、特許文献3には、豆乳様飲料又は食品として、乾燥大豆粉砕物を溶媒に溶解した飲料又は食品が提案されている。
【特許文献1】特開平9−121803号公報
【特許文献2】特公表2000−505308公報
【特許文献3】特開2004−16120公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、前述の特許文献1の豆腐様食品は、デンプン質で固化させた大豆に過ぎず、特許文献2は、分離大豆タンパク質や大豆繊維等を予め分離する点で面倒であり、特許文献3は、大豆そのものを飲料又は食品とするに過ぎない。
【0005】
そこで、本発明者らは、豊富な栄養素を含有する大豆より得られる豆乳又は豆乳粉末をベース(基本原料)とすることにより、需要並びに摂取量の拡大を図れる豆乳又は豆乳粉末を利用した栄養補助食品、ダイエット食品を提案することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記に鑑み提案されたもので、豆乳又は豆乳粉末に、ミネラルとビタミンの何れか一方又は両方を配合したことを特徴とする豆乳又は豆乳粉末を利用した栄養補助食品、又はダイエット食品に関するものである。
【0007】
また、上記栄養補助食品、ダイエット食品において、甘味料や香料の添加により、豆乳又は豆乳粉末の独特の匂いと味を改良することが望ましい。
さらに、上記栄養補助食品、ダイエット食品において、マグネシウム含有ミネラルの添加により、便秘に効果を有するようにすることが望ましい。
また、上記栄養補助食品、ダイエット食品において、水溶性食物繊維の添加により、ドリンクとして飲用できるようにすることが望ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明の豆乳又は豆乳粉末を利用した栄養補助食品、ダイエット食品は、従来から安定に得られる豆乳や豆乳粉末を利用することにより、大豆が有する高い栄養価を損なわずに得られるようにし、なおかつ一日に必要な栄養価が得られるようにミネラルやビタミンなどを強化してダイエット中の栄養補助食品として、或いはダイエット食品そのものとして利用できるようにしたものである。豆乳を原料とする場合は、豆乳を手軽に持ち運び可能とするばかりか日持ち恒常性を大幅に伸ばすことを可能とした。また、豆乳粉末を原料とする場合は、各種栄養素(ビタミン、ミネラル、食物繊維、炭水化物など)を含有させることで簡便な総合栄養食品として摂取可能とした。
そのため、本発明は、豆乳の利用を簡便にしかも栄養価を十分に生かし、身体に対する機能性を高めることを可能とするものである。例えば多くの市販のダイエット食品は栄養素が偏って配合されているため、必須栄養の欠乏を引き起こすこともあったが、本発明では、基本的に豊富な栄養素を含む大豆を用い、さらにミネラルやビタミンを配合しているので、極めてバランスの良い栄養の摂取を実施できる。
さらに、本発明の栄養補助食品、ダイエット食品は、便秘で悩む人には排便促進作用を有する。
そして、その結果、大豆の需要並びに摂取量の拡大を図ることもできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、前述のように豆乳又は豆乳粉末を原料とし、ミネラル、ビタミンの何れか、或いは両方を配合した。豆乳を原料とする場合は液体状の製品とすることが容易であるが、水分を除去して粉末状としても良い。豆乳粉末を原料とする場合は粉末状の製品とすることが容易であるが、水分を添加して液体状としても良い。
また、その独特の味と臭気を有することから粉末といえど食しにくい欠点があるので、甘味料や香料の添加によって万人に摂取可能な味付けも行った。
さらに、水溶性食物繊維を添加して液体状(ドリンク形態)の製品とし、飲用できるようにしても良い。
【0010】
ミネラル、ビタミンとしては、特に限定するものではない。
ミネラルとしては、鉄、亜鉛、ヨウ素、銅、マンガン、クロム、及びセレン等を用いることができるが、これらに限定するものではない。
ビタミンとしては、A、B1、B2、B12、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、C、D、E、及びKを用いることができるが、これらに限定するものではない。
【0011】
前記ミネラルとして、マグネシウム含有ミネラルを用いた場合には、便秘症或いは便秘気味の利用者に排便促進作用をもたらすことができる。
例えば特に豆乳原料を用いる場合、ミネラルとしてマグネシウムに富んだ総合天然ミネラルを含有させることによって、粉末のままで栄養補助食品、又はダイエット食品として製品化でき、保存性に優れた製品とすることができる。この場合、粉末状の栄養補助食品又はダイエット食品を、摂取する直前に冷水や温水に溶かすことで簡便に豆乳飲料として飲用できることも可能である。尚、この粉末状の製品は、そのまま飲食することも可能であるが粉末のまま摂取する場合には、冷水や温水で飲用することが好ましい。
そして、例えば豆乳粉末100重量%に対してマグネシウム含有ミネラル0.5〜30重量%、好ましくは2〜10重量%を含有させた豆乳粉末を、体重1kgあたり1g程度摂取した場合、便通が改善されるという機能性が見出された。
【0012】
本発明の栄養補助食品は、それ自体で栄養補助食品とすることができるが、公知の各種食品材料を添加するようにしても良い。例えば各種の炭水化物源、脂肪源、香味料、電解質、微量元素および他の慣用的な添加物を含んでいてもよい。
また、ダイエット食品とする場合も同様であり、そのままダイエット食品としても良いし、各種食品材料、例えばマンナン粉や乾コンニャク芋粉、コンブ粉、ステビア葉粉等を添加するようにしても良い。
【実施例】
【0013】
豆乳ココアを、以下の配合にて調製した。
(1)豆乳粉末 28.995g
(2)大豆ペプチド 10.000g
(3)塩水湖ミネラル液 5.000g
(4)イソフラボン40% 0.075g
(5)コエンザイムQ10 0.030g
(6)マルチビタミン(HCA) 0.200g
(7)ココアパウダー 5.000g
(8)ココアコートン 0.500g
(9)アスパルテーム 0.200g
計50.000g
【0014】
豆乳ヨーグルトを、前記配合における(7)に代えてヨーグルトパウダーを用い、(8)に代えてヨーグルトコートンを用いた以外は同様にして調製した。
【0015】
これらの配合は、豆乳粉末を利用した便通改善および機能性を有する食品配合の例であり、イソフラボンによる女性ホルモン様作用はじめコエンザイムQ10による生体細胞の活性化作用も有している。
【0016】
〔飲用実験〕
前記配合の豆乳ココア、豆乳ヨーグルトを用いて飲用実験を行った。
対象者としては、通常の食生活において便秘に悩んでいる10〜40代の女性ボランティアを選んだ。
飲用の効果については、アンケート方式によって記載してもらい、アンケート用紙を回収して集計した。
内容としては、
1.飲用時の味・匂い
2.飲用後の感想
3.飲用後の便通状態
4.飲用後の体調
5.飲用後の皮膚感覚
の5項目とした
【0017】
〔飲用実験結果〕
1.飲用時の味・匂い;
10人全てが飲用時の味・匂いについての不快感はなかった,と答えた。
また、飲用しやすい,と答えた人が6人、
飲用するのに問題ない,と答えた人が4人であった。
2.飲用後の感想;
10人全てが豆乳として飲用しやすく、豆乳の味・匂いを感じなかった,と答えた。
3.飲用後の便通状態;
10人全てが一般の便秘薬等によって得られる腹痛などの副作用は認められなかった,と答えた。また、
飲用後2時間で苦痛なく便通があった,と答えた人が5人、
飲用後6時間で便通があった,と答えた人が2人、
飲用後12時間以内で便通があった,と答えた人が2人、
飲用後24時間以上で便通があった,と答えた人が1人であった。
4.飲用後の体調;
さほど体調に変化が現れないが疲れにくく感じた,と答えた人が4人、
体調変化がなかった,と答えた人が2人、
なんとなく体調が良い,と答えた人が4人であった。
5.飲用後の皮膚感覚;
飲用後の翌日の肌の張りがよく化粧ののりが良く感じた,と答えた人が4人、
普段より肌にカサツキがなくなった,と答えた人が3人、
変わらない,と答えた人が3人であった。
【0018】
ダイエット食品としての効果は、短期間では判断しにくく、また他の食事、摂取量等の関係もあるが、数人の検体に対し、通常の食事に代えて前記豆乳ココア及び豆乳ヨーグルトを摂取したもらったところ、全ての検体において1週間程度で数kgの減量が認められ、ダイエット効果が確認された。但し、他の食事やその量などの条件が一定でないし、個人個人の体質や行動が規制できないので、その効果は継続して実験している。尚、その際、飲用に抵抗なく実験を継続できた。
【産業上の利用可能性】
【0019】
各種形態(代表的に粉末状、液体状など)の栄養補助食品、ダイエット食品として製品化することができる。
【出願人】 【識別番号】504151402
【氏名又は名称】株式会社ゴトーコーポレーション
【識別番号】599045408
【氏名又は名称】海津 暢秀
【出願日】 平成16年4月15日(2004.4.15)
【代理人】 【識別番号】100082669
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 賢三

【識別番号】100095337
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 伸一

【識別番号】100061642
【弁理士】
【氏名又は名称】福田 武通

【公開番号】 特開2005−295953(P2005−295953A)
【公開日】 平成17年10月27日(2005.10.27)
【出願番号】 特願2004−120299(P2004−120299)