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【発明の名称】 寿司ロボットとシャリ玉整列ロボットの位置決め用連結装置
【発明者】 【氏名】鈴木 喜作

【要約】 【課題】隣接するロボットの位置合わせ作業を効率よく行なえ、かつセット後の位置のズレを確実に防止することができる寿司ロボットとシャリ玉整列ロボットの位置決め用連結装置を提供することを目的とする。

【解決手段】寿司ロボット2とシャリ玉整列ロボット3とを所定の位置に隣接して連結、固定する連結板4を具備しており、該連結板4は、その片側の長さ方向両端に、一方のロボットの片側前後部に設けられた複数の脚7に対応して複数個の嵌合孔8が穿設され、他側の前記嵌合孔8の中心軸線と平行な位置に、他方のロボットの片側前後部に設けられた複数の脚11の嵌合溝12が形成されて構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
寿司ロボットとシャリ玉整列ロボットとを所定の位置に隣接して連結、固定する連結板を具備しており、該連結板は、その片側の長さ方向両端に、一方のロボットの片側前後部に設けられた複数の脚に対応して複数個の嵌合孔が穿設され、他側の前記嵌合孔の中心軸線と平行な位置に、他方のロボットの片側前後部に設けられた複数の脚の嵌合溝が形成されていることを特徴とする寿司ロボットとシャリ玉整列ロボットの位置決め用連結装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、隣接した寿司ロボットとシャリ玉整列ロボットの位置決め用連結装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、炊飯したシャリを握り寿司用のシャリ玉に連続的に自動成形する寿司ロボットに隣設して、成形されたシャリ玉を一個々々取り出し、自動的にシャリトレイに整列収納するシャリ玉整列ロボットがセットとして使用されている。
【0003】
而して、このシャリ玉整列ロボットは、上下、左右および前後方向へ移動する搬送アームによってシャリ玉を一個々々寿司ロボットからシャリトレイの異なる部位へ順次移し換えるものであるから、セット作業、すなわち、寿司ロボットに隣接したときの位置合わせがなかなか難しかった。それにもかかわらず、従来はこれを手作業で行なっていた。
【特許文献1】特になし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記のような微妙な位置合わせを手作業で行なうことは、手間と時間が掛かり過ぎ作業効率が悪いうえに、セット後に両ロボットの位置ズレを生じることが多々あり、シャリトレイに対する搬送アームによるシャリ玉の整列収納に支障をきたすおそれが多分にあった。
【0005】
本発明は、このような欠陥を解消するためになされたもので、寿司ロボッととシャリ玉整列ロボットとを連結板によって所定の位置へ連結、固定できるようにすることで両ロボットの位置合わせ作業を効率よく行なえ、かつセット後の位置のズレを確実に防止することができる寿司ロボットとシャリ玉整列ロボットの位置決め用連結装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係る寿司ロボットとシャリ玉整列ロボットの位置決め用連結装置は、寿司ロボットとシャリ玉整列ロボットとを所定の位置に隣接して連結、固定する連結板を具備しており、該連結板は、その片側の長さ方向両端に、一方のロボットの片側前後部に設けられた複数の脚に対応して複数個の嵌合孔が穿設され、他側の前記嵌合孔の中心軸線と平行な位置に、他方のロボットの片側前後部に設けられた複数の脚の嵌合溝が形成されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、以上のとおり構成されるものであるから、連結板の片側に設けた嵌合孔内へ一方のロボットの脚を嵌合し、連結板の他側に平行に設けた嵌合溝内に他方のロボットの脚を嵌合することで、両ロボットを簡単かつ迅速に効率よく所定の位置でしっかりと連結、固定することができる。
【0008】
しかも、いったんセット作業が完了すると、両ロボットが多少の衝撃を受けても位置ズレを起すことがなく、シャリ玉整列装置におけるシャリトレイに対する整列装置におけるシャリトレイに対する整列収納作業に支障を生ずることがないものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る寿司ロボットとシャリ玉整列ロボットの位置決め用連結装置を示す正面図であり、図2は、図1のA−A矢視断面図であり、図3は、使用状態を示す断面図であり、図4は、図3のB−B矢視断面図であり、図5は、使用状態を示す全体の断面図である。
【0010】
図1乃至図5において、1は連結装置、2は寿司ロボット、3はシャリ玉整列ロボットをそれぞれ示している。
【0011】
前記連結装置1は、金属(ステンレス)製の長方形の連結板4にて形成されている。
【0012】
そして、この連結板4は、その片側を、広幅の上板5の長さ方向両端を下方へ直角に折曲して2枚一対の脚板6を形成し、上板5の長さ方向両端に、寿司ロボット2の片側前後部に設けられた複数(本例では2個)の脚7に対応して複数個(2個)の嵌合孔8が穿設されている。
【0013】
なお、寿司ロボット2の脚7は、ゴム製で、ほぼ中央から下方へ向って漸次先細りとなるテーパ7aに形成される一方、嵌合孔8は脚7中央のテーパ7a上部が嵌合する口径に形成されている。
【0014】
また、連結板4の他側は、上板5の一方の脚板6の延長部を外側へ直角に折曲して狭幅の底板9を形成すると共に、底板9の外端を上方へ直角に折曲して側板10を形成することによって、前記複数個の嵌合孔8の中心軸線と平行な位置に、シャリ玉整列ロボット3の片側前後部に設けられた複数(2個)の脚11の嵌合溝12が形成されている。
【0015】
この嵌合溝12は、図示例では上板5とほぼ同長に形成されているが、シャリ玉整列ロボット3の脚11の間隔に対応して適宜の長さに形成される。
【0016】
なお、シャリ玉整列ロボット3の脚11は、脚柱11aの下端に円板状の脚体11bとによって高さ調整自在に形成されている。前記嵌合溝12の溝幅は、この円板状の脚体11bが嵌合可能にその直径と略同幅に形成される。
【0017】
前記寿司ロボット2としては、ホッパ2aから供給されるシャリを台部2bに設けられた成形用のターンテーブル2cにて一握りのシャリ玉aに成形される公知のシャリ玉成形装置が使用される。
【0018】
前記シャリ玉整列ロボット3は、台部3a上面の所定位置にシャリトレイ13が載置されると共に、台部3a上方に搬送アーム3bとその駆動機構3cが配設されている。
【0019】
前記搬送アーム3bは水平なガイドアーム3dとチャック部3eとを具備し、チャック部3eはガイドアーム3dに沿って左右方向へ移動自在となっており、ガイドアーム3dは上下および前後方向へ移動自在となっている。
【0020】
すなわち、図5に示したように、駆動機構3cを駆動させることにより、チャック部3eを降下させてターンテーブル2c上のシャリ玉aを掴み、上昇後そのチャック部3eをガイドアーム3dに沿ってシャリ玉整列ロボット3側へ移行させる。
【0021】
そして、再びチャック部3eを降下させてシャリトレイ13の所定の位置でシャリ玉aを解放する。このようにチャック部3eを左右、前後および上下方向へ移行させることによりターンテーブル2c上のシャリaを順次シャリトレイ13上へ整列収納させるものである。
【0022】
而して、前記寿司ロボット2とシャリ玉整列装置3をセットするには、先ず台b上の縦方向に連結板4を載置し、連結板4片側の上板5の両端に設けられた嵌合孔8内へ寿司ロボット2の底部片側に設けられた脚7をそれぞれ嵌合し、連結板4他側に平行に設けられた嵌合溝12内へシャリ玉整列ロボット3の底部片側に設けられた脚11を嵌合する。このとき、脚11は嵌合溝12内の両端に嵌合するためしっかりと固定される。
【0023】
以上のようにして寿司ロボット2とシャリ玉整列ロボット3とは所定位置に連結、固定されるため、いったんセット作業が完了すると、互いに位置ズレを起すことはない。したがって、シャリ玉整列ロボット3によるシャリトレイ13に対する整列収納作業が円滑に効率よく行なえる。
【0024】
なお、図示例では連結板4の嵌合孔8内に寿司ロボット2の脚7が嵌合し、嵌合溝12内にシャリ玉整列ロボット3の脚11が嵌合しているが、シャリ玉整列ロボット3の脚11を寿司ロボット2の脚7と同じ形状に形成することで前記とは逆に連結板4の嵌合孔8内にシャリ玉整列ロボット3の脚11を嵌合し、嵌合溝12内に寿司ロボット2の脚7を嵌合することもできる。また、一方を嵌合溝12とすることで、ロボットの脚7、11の前後の間隔が若干小さいときでも前後位置のみの微調整ですむものである。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明に係る寿司ロボットとシャリ玉整列ロボットの位置決め用連結装置を示す正面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】使用状態を示す断面図である。
【図4】図3のB−B矢視断面図である。
【図5】使用状態を示す全体の断面図である。
【符号の説明】
【0026】
1 連結装置
2 寿司ロボット
3 シャリ玉整列ロボット
4 連結板
7 脚
8 嵌合溝
11 脚
12 嵌合溝

【出願人】 【識別番号】591094262
【氏名又は名称】鈴茂器工株式会社
【出願日】 平成16年3月29日(2004.3.29)
【代理人】 【識別番号】100069213
【弁理士】
【氏名又は名称】平田 功

【公開番号】 特開2005−278462(P2005−278462A)
【公開日】 平成17年10月13日(2005.10.13)
【出願番号】 特願2004−95761(P2004−95761)