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【発明の名称】 エビ入りまんじゅうおよびその製造方法
【発明者】 【氏名】真嶋 英昌

【要約】 【課題】従来存在しなかったエビ入りまんじゅうを、人々の嗜好に合致するように、優れた食感、味覚でもって提供すること。

【解決手段】小麦粉を主体とするまんじゅう生地に、前記小麦粉に対して60〜80質量%のエビを配合し、好ましくは、5〜15質量%のインゲン、5〜15質量%の豚肉、および0.1〜1質量%の鶏ガラスープをさらに配合する。このエビ入りまんじゅうは、 小麦粉を主体とするまんじゅう生地を発酵させ、小麦粉に対して前記具材を配合した後、蒸し上げることによって得られる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
小麦粉を主体とするまんじゅう生地に、前記小麦粉に対して60〜80質量%のエビを配合したことを特徴とするエビ入りまんじゅう。
【請求項2】
前記小麦粉に対して60〜80質量%のエビ、5〜15質量%のインゲン、5〜15質量%の豚肉、および0.1〜1質量%の鶏ガラスープを配合したことを特徴とする請求項1に記載のエビ入りまんじゅう。
【請求項3】
前記生地が、小麦粉に対し、3〜10質量%の牛乳、3〜10質量%の砂糖、3〜10質量%のラード、2〜8質量%のイースト菌、および2〜5質量%のベーキングパウダーを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のエビ入りまんじゅう。
【請求項4】
小麦粉を主体とするまんじゅう生地を発酵させ、前記小麦粉に対して60〜80質量%のエビを配合した後、蒸し上げることを特徴とするエビ入りまんじゅうの製造方法。
【請求項5】
前記小麦粉に対して60〜80質量%のエビ、5〜15質量%のインゲン、5〜15質量%の豚肉、および0.1〜1質量%の鶏ガラスープを配合したことを特徴とする請求項4に記載のエビ入りまんじゅうの製造方法。
【請求項6】
前記生地が、小麦粉に対し、3〜10質量%の牛乳、3〜10質量%の砂糖、3〜10質量%のラード、2〜8質量%のイースト菌、および2〜5質量%のベーキングパウダーを含むことを特徴とする請求項4または5に記載のエビ入りまんじゅうの製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、エビ入りまんじゅうおよびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、小麦粉に、水、砂糖、ラード、イースト菌を加え練り上げ、発酵させ、得られた生地によって味付けされた豚肉等の肉類を包み、蒸して食する中華まんじゅうが知られている。このような中華まんじゅうは、販売店の店頭で加熱されたり、また家庭用冷凍食品として販売されている。
前記のいわゆる肉まんや、餡を包んだ餡まん以外にも、消費者の嗜好に合わせた具材を包んだ中華まんじゅうが提案されている。例えば、下記特許文献1(特開2003−310222号公報)には、小麦粉、イースト菌、天然酵母菌、牛乳、ラード等を混合した生地によって、カニの身、野菜、カニみそ、カニエキス等を混合して調理した具材が包まれ、生地が発酵した後、蒸し上げられるカニ入り中華まんじゅうが開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開2003−310222号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在、消費者の嗜好は多様化し、前記のカニまんじゅうを初めとして様々な中華まんじゅうが販売されているが、エビを具材として多量に用いた中華まんじゅうは知られていない。
したがって本発明の目的は、従来存在しなかったエビ入りまんじゅうを、人々の嗜好に合致するように、優れた食感、味覚でもって提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明は、小麦粉を主体とするまんじゅう生地に、前記小麦粉に対して60〜80質量%のエビを配合したことを特徴とするエビ入りまんじゅうである。
請求項2の発明は、前記小麦粉に対して60〜80質量%のエビ、5〜15質量%のインゲン、5〜15質量%の豚肉、および0.1〜1質量%の鶏ガラスープを配合したことを特徴とする請求項1に記載のエビ入りまんじゅうである。
請求項3の発明は、前記生地が、小麦粉に対し、3〜10質量%の牛乳、3〜10質量%の砂糖、3〜10質量%のラード、2〜8質量%のイースト菌、および2〜5質量%のベーキングパウダーを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のエビ入りまんじゅうである。
請求項4の発明は、小麦粉を主体とするまんじゅう生地を発酵させ、前記小麦粉に対して60〜80質量%のエビを配合した後、蒸し上げることを特徴とするエビ入りまんじゅうの製造方法である。
請求項5の発明は、前記小麦粉に対して60〜80質量%のエビ、5〜15質量%のインゲン、5〜15質量%の豚肉、および0.1〜1質量%の鶏ガラスープを配合したことを特徴とする請求項4に記載のエビ入りまんじゅうの製造方法である。
請求項6の発明は、前記生地が、小麦粉に対し、3〜10質量%の牛乳、3〜10質量%の砂糖、3〜10質量%のラード、2〜8質量%のイースト菌、および2〜5質量%のベーキングパウダーを含むことを特徴とする請求項4または5に記載のエビ入りまんじゅうの製造方法である。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、従来存在しなかったエビ入りまんじゅうを、人々の嗜好に合致するように、優れた食感、味覚でもって提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明をさらに説明する。
本発明のエビ入りまんじゅうは、小麦粉を主体とするまんじゅう生地に、前記小麦粉に対して60〜80質量%のエビを配合したことを特徴としている。エビの配合割合が60質量%未満であると、食したときにエビのもつ独特な弾力性(歯ごたえ)がなく、食感に劣り、逆に80質量%を超えるとエビの量が多すぎて、まんじゅうを食しているという感覚に乏しくなる。なお、本発明では、小麦粉として強力粉:中力粉=7:3を使用するのが好ましい。また、本発明でいうエビとは、原料のエビを皮むきし茹でた後のエビを意味する。エビの種類はとくに制限しないが、2〜5cm程度の長さを有するエビが好ましい。
【0008】
また本発明によれば、エビ入りまんじゅうの味覚を高めるとともに、エビ独特の風味を維持しかつ引き出すように、小麦粉に対して5〜15質量%のインゲン、5〜15質量%の豚肉、および0.1〜1質量%の鶏ガラスープをさらに配合するのが好ましい。ここでインゲンは、茹でた状態の質量を基準にしている。また鶏ガラスープとは、前処理を施し不要の油脂分を除いた鶏ガラに水を入れ、さらに植物質材料を加えて煮込んだものであり、タンパク質を約1.5質量%含むスープである。
【0009】
また、エビ入りまんじゅうの味覚をさらに高めるために、必要に応じてその他の食材または調味料を加えてもよい。好適には、小麦粉に対し、6〜12質量%の豚背油、3〜10質量%の澱粉、1〜4質量%の砂糖(蔗糖)、0.5〜3質量%の食塩、0.5〜1質量%の老酒、0.3〜1質量%の醤油、0.3〜1質量%のカキエキス、0.1〜0.4質量%の生姜、0.05〜0.3質量%のゴマ、0.05〜0.3質量%のアミノ酸等を加えるのがよい。
【0010】
本発明のエビ入りまんじゅうの味覚および食感は、特定の生地を使用することによってさらに高めることができる。すなわち、本発明において好適な生地は、小麦粉に対し、3〜10質量%の牛乳、3〜10質量%の砂糖、3〜10質量%のラード、2〜8質量%のイースト菌、および2〜5質量%のベーキングパウダーを含むものである。またこのような生地は、常法によって練り上げた後、30℃で40〜60分間発酵するのが好ましい。このようにして得られた生地は、理由は定かではないが、エビのもつ独特の弾力性と相俟って極めて優れた食感を提供する。ここで本発明でいう牛乳とは、市販されている牛乳でよく、例えば脂肪分4%程度の牛乳でよい。またベーキングパウダーも市販されており、例えば燐酸塩、炭酸塩、澱粉等を含むものを利用することができる。
【0011】
本発明のエビ入りまんじゅうは、前記のようなまんじゅう生地を常法によって発酵させた後、前記の特定量でもってエビを配合し、蒸し上げることによって得られる。なお、生地へは、必要に応じてその他の食材または調味料を加えてもよいことは前述のとおりである。まんじゅうの重さは、例えば100〜150g、大きさは、例えば厚さ3〜6cm、径5〜15cm程度である。
【実施例】
【0012】
以下、本発明を実施例および比較例によりさらに説明する。なお、下記例において%はすべて質量基準である。
(実施例)
下記原料配合にて、まんじゅうの生地を作成した。
小麦粉(強力粉7:中力粉3)78%、牛乳5質量%、砂糖5質量%、ラード5質量%、イースト菌4質量%、ベーキングパウダー3質量%の合計100%。生地は、常法によって練り上げた後、50分間発酵した。
次に、下記原料配合にて、具材を調製した。
体長3cmのエビ60%、インゲン10%、豚肉10%、豚背油7%、澱粉5%、砂糖2%、食塩1%、老酒0.6%、醤油0.5%、カキエキス0.5%、生姜0.2%、鶏ガラスープ0.2%、胡椒少々、アミノ酸少々の合計100%。
【0013】
続いて、前記生地で、具材を包み込み、蒸し上げた。まんじゅう1個あたりの重さは120gとし、そのうち、生地58%、具材42%に設定した。まんじゅうの大きさは、直径10cm、厚さ3〜4cmとした。
このようにして得られたエビ入りまんじゅうは、エビ独特の風味があり、食したときにエビのもつ独特な弾力性(歯ごたえ)を有するものであった。
【0014】
(比較例)
小麦粉に対し、58質量%のエビを配合したこと以外は前記実施例を繰り返した。エビ独特の風味は乏しく、エビのもつ独特な弾力性も感じられなかった。
【産業上の利用可能性】
【0015】
本発明によれば、従来存在しなかったエビ入りまんじゅうを、人々の嗜好に合致するように、優れた食感、味覚でもって提供することができる。
【出願人】 【識別番号】504117198
【氏名又は名称】真嶋 英昌
【出願日】 平成16年3月25日(2004.3.25)
【代理人】 【識別番号】100097250
【弁理士】
【氏名又は名称】石戸 久子

【識別番号】100101111
【弁理士】
【氏名又は名称】▲橋▼場 満枝

【識別番号】100101856
【弁理士】
【氏名又は名称】赤澤 日出夫

【識別番号】100103573
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 栄一

【公開番号】 特開2005−270004(P2005−270004A)
【公開日】 平成17年10月6日(2005.10.6)
【出願番号】 特願2004−88974(P2004−88974)