| 【発明の名称】 |
乾燥しそ健康茶の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】山田 利雄
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| 【要約】 |
【課題】生しそ或いは生の健康茶類が本来もつ香り、味なる揮発成分やエキス成分をほとんど損失することなく乾燥しそ或いは乾燥した健康茶類の製造方法の提供。
【解決手段】生しそ或いは生の健康茶類の含有水分を食塩湯による浸透圧により、減少させた後、冷却、水洗いにて塩分を除去し、それを乾燥して乾燥物を得る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 生しその含有水分を浸透圧により、減少させた後、それを乾燥し、揮発成分やエキス成分を保持したことを特徴とする乾燥しそ茶の製造方法。 【請求項2】 生の健康茶類の含有水分を浸透圧により、減少させた後、それを乾燥し、揮発成分やエキス成分を保持したことを特徴とする乾燥した健康茶類の製造方法。 【請求項3】 食塩濃度0.5〜10重量%により、浸透圧を生じさせることを特徴とする乾燥しそ、及び乾燥した健康茶類の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は生しそ或いは生の健康茶類の葉、種、茎に含まれる揮発成分やエキス成分をほとんど損失することなく、乾燥しそ或いは乾燥した健康茶類の製造に関するものである。 【背景技術】 【0002】 生薬名「ソヨウ」、「シソヨウ」と呼ばれるしそを煎じて得た抽出液はかぜに薬効があるといわれ、その成分には熱や唾液に分解されやすい欠点が指摘されている。乾燥しその作り方について、6〜9月に葉を採取し、半日ほど日干しにしたあと、風通しのよい所で陰干しにする。種子は10月ごろ、実をもんで種子を取り出し、陰干しにすることが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。 【0003】 乾燥しその作り方について特許申請も出されている(例えば、特許文献1参照。)。 その製法は半乾燥状態で蒸して揉み、完全乾燥後、焙ることを特徴とする。 【0004】 しその葉エキスは近年、体のさまざまな炎症を抑える為、アレルギー症状に効果があり、体質改善に役立つことが知られてきた(例えば、非特許文献2。)。 【0005】 昔ながらの陰干しでは、しその味や香り成分が揮発分解してしまい、粉臭く味が落ちる欠点があった。小生が若干の塩を入れた熱湯に生しそを浸した後、太陽光に晒したら、1分としない内に青色が黒く変色し、香りが消え、味も薄くなってしまった。 【0006】 食材調理において食塩による浸透圧がほうれん草、小松菜、枝豆などの青菜類に利用されていた。青物はひとつまみの塩を入れたたっぷりの湯でゆでた後、すぐに冷ますと色が綺麗に仕上がる。歯あたりもよくなることが知られている(例えば、非特許文献3。)。 【非特許文献1】 主婦の友社、伊沢一男著、「薬草カラー図鑑1」,p.209 【特許文献1】 特開2003−47447号 公報 【非特許文献2】 ハート出版、山崎正利著、「シソの葉エキスの秘密」,p.2 【非特許文献3】 21世紀ブックス、井上鶴子著、「おばあちゃんの料理術」,p.123 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 以上に述べた従来の陰干しではしそ本来のもつ香り、味が少なくなり、煎じ薬代わりに服用する民間療法の手法をそのまま健康茶、健康飲料に利用するには無理があった。 【0008】 本発明の目的は生しそ或いは生の健康茶類が本来もつ香り、味なる揮発成分やエキス成分をほとんど損失することなく乾燥しそ或いは乾燥した健康茶類を製造することである。結果として、長期間保存が可能で薬効が期待されるという健康茶、健康飲料を作り上げることである。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記課題を解決するために講じた手段は次の通りである。生しその含有水分を浸透圧により、減少させた後、それを乾燥し、揮発成分やエキス成分を保持したことを特徴とする乾燥しそ茶の製造方法である。 【0010】 第2の課題解決手段は生の健康茶類の含有水分を浸透圧により、減少させた後、それを乾燥し、揮発成分やエキス成分を保持したことを特徴とする乾燥した健康茶類の製造方法である。 【0011】 第3の課題解決手段は食塩濃度0.5〜10重量%により、浸透圧を生じさせることを特徴とする第1、第2の発明に係る乾燥しそ、及び乾燥した健康茶類の製造方法である。 【発明の効果】 【0012】 本発明を用いれば生しそ或いは生の健康茶類に含まれる揮発性成分やエキス成分をほとんど損失することなく安価な乾燥しそ或いは乾燥した健康茶類を得ることができる。 【0013】 乾燥しそ或いは乾燥した健康茶類は保存が手軽であり、年間を通じて飲用できる。 【0014】 私自信、20年間杉花粉症で毎年2月〜4月にかけて、くしゃみ、鼻づまり、涙目、耳のかゆみに苦しんだ。平成15年5月になっても、くしゃみ、鼻づまりが治まらず、病院にて血液検査結果、犬皮毛による動物アレルギーと診断され、クラリチン錠を服用した毎日だった。薬草をいろいろ試すなかで、畑にある青しそを煎じて飲用したら、くしゃみ、鼻水はピタッと止まった。犬皮毛アレルギーへのしそ茶は効果絶大でした。しかし、しそのみでは飲みずらく市販の緑茶を濃いめに加えた所、大変飲みやすく毎日飲用してます。近隣、友人にも試飲していただき、香りが強い、飲みやすいと好評でした。杉アレルギー症の人には鼻汁、喉の痛みが止まったと喜ばれました。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 生しその葉、種のついた幹ごとを水洗いし、食塩濃度0.5〜10重量%、温度50〜90℃の湯に葉が柔らかくなるまで1〜5分全体を浸す。 【0016】 葉が柔らかくなったら、すぐに氷水もしくは常温水に浸し、揉み洗いして塩分を除去する。 【0017】 食塩による浸透圧効果により、しそに含まれる水分のみが減少する。揮発成分やエキス成分はそのまま残る。 一旦、水分が浸透圧により、減少すると冷却水に浸しても、急激には水分が浸透しにくいようである。 【0018】 水切り後、常温ないしは50℃前後にて熱風乾燥させた後、全ての部位を細破し、保存する。 【0019】 乾燥のさい、太陽光にあてると茶色にやや変色するが味、香り成分はそのまま残る。太陽光のない所では青しそは緑色、赤しそは紫色を残す。6ケ月保存し、飲用しても味、香りは製造初期とほとんど変わりない。 【0020】 いかり草、げんのしょうこなどの健康茶類についても上述の条件にて製造した結果、浸透圧を利用しない時より、味、香りの成分がより強く残る結果をえた。いかり草、げんのしょうこは日干し乾燥しても、より鮮やかな緑色を呈して製造できた。 【0021】 このように薬草茶の枠を逸脱することなく非常に風味のある優れた健康茶をえられる。 【0022】 これらの茶類は単独で製造してもよいし、2種類以上の混合物として用いてもよい。 【0023】 本発明が対象としている健康茶類とは実施例によって何ら限定されるものではない。 【実施例】 【0024】 まず、葉、種のついた幹ごと水洗い後、3本〜5本単位に紐で縛る。粗く裁断して、ステンレス籠に入れてもよい。次いで80〜90℃に加熱された湯30リットルが入った容器に食塩450gを入れ、溶かす。 【0025】 縛ったしそ2束ないしは3束を熱湯に入れて葉がしおれて柔らかくなるまで1〜5分間全体を浸す。葉が柔らかくなったら、すぐに隣に用意した容器に移し変えて水道水にて冷やし、食塩を洗い流す。 【0026】 次に風通しのよい所で吊るして、陰干しし、1日間水切りをする。その後、温室で30〜40℃にて2日間乾燥させた後、粉砕して乾燥しそを得た。 【0027】 得られた乾燥しそを2通りに調理し、試飲を実施した。ひとつは、予め容器1リットルにしそ6gを入れ、その上から約80℃の湯1リットルを入れ、蓋をして常温になるまで自然に冷まし、冷茶に仕上げた。ふたつめは予め容器1リットルにしそ3gを入れ、その上から1分ほど煎じた市販の緑茶を注ぎ、10分後しそを取り出し、温茶に仕上げた。 【0028】 これを男女10人に試飲をいただいた結果、どちらもしその香りが口いっぱいに広がり、さわやかな口あたりでおいしく、飲みやすい評価をえた。実施日が2月後半ということもあり、杉花粉症の2人は鼻がすっきりに好転したとの回答をえた。
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| 【出願人】 |
【識別番号】303013800 【氏名又は名称】山田 利雄
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| 【出願日】 |
平成16年3月10日(2004.3.10) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2005−253447(P2005−253447A) |
| 【公開日】 |
平成17年9月22日(2005.9.22) |
| 【出願番号】 |
特願2004−112574(P2004−112574) |
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