| 【発明の名称】 |
顆粒状加工食品の製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】大曽根信男
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| 【要約】 |
【課題】溶融温度の異なる少なくとも2種類の糖と加工食品の粉末原料とを撹拌させつつ直接加熱させることにより顆粒状に形成させる顆粒状加工食品の製造方法。
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 溶融温度の異なる少なくとも2種類の糖を撹拌しながら直接加熱し、溶融温度の低い糖をまず最初に溶融させて溶融していない糖を芯としてその周囲に溶融した糖を付着させ、次に溶融温度の高い糖の溶融温度まで撹拌しながら加熱させて双方の糖を溶融させて粘性を有する顆粒状の小さな塊に形成し、溶融温度の高い糖の溶融温度において粘性を有する顆粒状の小さな塊の糖に加工食品の粉末原料を加えて撹拌しながら付着させることにより顆粒状に形成させた加工食品を製造することを特徴とする顆粒状加工食品の製造方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明はお湯に溶かして飲む生姜湯エキス粒等の顆粒状加工食品の製造方法に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来公知の風邪に利くと言われている生姜湯エキス粒等の顆粒状加工食品は完全に乾燥させた生姜等の加工食品の原料を粉末状に粉砕したものと砂糖とを一度お湯又は水に溶かし、その後熱風乾燥工法(例えば特開2001−46011号公報参照)又は真空凍結乾燥工法(例えば特開2001−245591号公報参照)により顆粒状に形成させることにより製造していた。 【0003】 【特許文献1】特開2001−46011号公報 【0004】 【特許文献2】特開2001−245591号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 上述した従来技術の顆粒状加工食品の製造方法においては、砂糖や生姜等の加工食品の使用原料を一度お湯又は水に溶かすことが必要であり、又熱・風乾燥工法や真空凍結乾燥工法を用いるためにその製造工程が複雑となり、製造に相当の時間と費用を要していた。 【0006】 本発明の目的は溶融温度の異なる少なくも2種類の糖と生姜等の加工食品の粉末原料とを撹拌させつつ直接加熱させることにより簡単かつ迅速に顆粒状に形成させることができる顆粒状加工食品の製造方法を提供するものである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 本発明による顆粒状加工食品の製造方法は溶融温度の異なる少なくとも2種類の糖を撹拌しながら直接加熱し、溶融温度の低い糖のみをまず最初に溶融させて溶融していない糖を芯としてその周囲に溶融した糖を付着させ、次に溶融温度の高い糖の溶融温度まで撹拌しながら加熱させて双方の糖を溶融させて粘性を有する顆粒状の小さな塊に形成し、溶融温度の高い糖の溶融温度において粘性を有する顆粒状の小さな塊の糖に加工食品の粉末原料を加えて撹拌しながら付着させることにより顆粒状に形成させた加工食品を製造することにある。 【発明の効果】 【0008】 本発明においては、少なくとも2種類の糖を撹拌しながら加熱し、一方の糖を芯として他方の糖をその周囲に付着させた粘性を有する顆粒状の小さな塊を形成し、顆粒状の小さな塊の糖に加工食品の粉末原料を加えて撹拌しながら付着させることにより粉末原料の加工食品を顆粒状に形成でき、一度顆粒状に形成されれば、表面に加工食品の原料の粉末が付着するため、顆粒状の粒同士は互いに付着することがなく、完全な顆粒が形成されると共に成分の濃い、強い風味の飲料のエキス粒を簡単かつ容易に形成することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 本発明による顆粒状加工食品の製造方法は溶融温度の異なる少なくとも2種類の糖を使用するもので、2種類の糖を加熱プレート上で撹拌しながら直接加熱する。加熱温度を溶融温度の低い糖の溶融温度まで上昇させると、その糖が溶融して溶融していない糖をコーティングして、即ち溶融していない糖を芯として溶融した糖がその周囲に付着して粉末から顆粒状の小さな塊に変化する。その後溶融温度の高い糖の溶融温度まで双方の糖を撹拌しながら加熱すると、双方の糖が溶融して粘性を有する顆粒状の小さな塊の集合群となる。全ての糖が溶融する時点で粘性を有する顆粒状の小さな塊の集合群に加工食品の粉末原料を加えて撹拌すると、温度が急激に低下して加工食品の粉末原料と小さな塊の糖とが付着して顆粒状に固化する。一度顆粒状になった加工食品は表面に粉末の原料が付着するため顆粒同士は互いに付着することはなく完全な顆粒が形成でき、それにより顆粒状加工食品を製造することができる。 【0010】 次に本発明をお湯に溶かして飲む生姜湯エキス粒の製造方法として実施した例について以下に説明する。 【0011】 例1 生姜湯エキス粒の製造方法は下記の材料を使用して下記の製造工程において実施した。 使用材料 イ) 砂糖(グラニュー糖) ロ) 黒糖(黒砂糖、繊維質が多くグラニュー糖よりも溶融温度が低い) ハ) 乾燥生姜粉末(完全に乾燥させた生姜を粉末状に粉砕したもの) ニ) その他添加材料(小麦粉、ビタミンC、ローヤルゼリー等の味付けに必要なもの) 製造工程 1) 加熱プレートを120℃〜125℃まで予め加熱させる。 2) グラニュー等と黒糖とを適当に混合(8:2.5の割合で)した2種類の糖と小麦粉を加熱プレート上に配置させ、撹拌しながら直接加熱する。 3) 加熱プレートの温度が130℃を超えるころから黒糖の溶融が始まり、160℃〜165℃になると、黒糖の溶融が活発になり、この段階で黒糖だけが溶融し、溶融した黒糖が撹拌によりグラニュー糖を芯としてその周囲に付着してグラニュー糖を包みこんだ小さい塊を形成する。 4) 加熱温度が165℃〜175℃になると、グラニュー糖の溶融が始まり、撹拌によりグラニュー糖が溶融した黒糖に包まれて茶色に変色して粘性を有する顆粒状の小さい塊の集合群を形成する。 5) この段階において、更に一定時間撹拌させ、グラニュー糖と黒糖との小さい塊の集合群をできる限り同形及び同色に形成する。 6) 175℃において、グラニュー糖と黒糖とが共に溶融する段階で糖の小さい塊の集合群に原料の生姜の粉末及びその他の添加材料を加えて撹拌する。この時点で全ての材料の温度が急激に低下し、生姜粉末が小さい塊の糖の外周に付着するので、それらの固まりが互いに接合することなく、生姜湯エキス粒が形成される。 7) この最終段階において、生姜湯エキス粒の顆粒に大きさの不揃いがあり、冷却後にメッシュを通して顆粒の大きさを整え、一定の大きさの最終製品として包装して終了する。 【0012】 上記の生姜湯エキス粒の製造において、加熱プレートの形状や撹拌状態により、溶融温度が多少異なる場合があるが、基本的には温度調整を行えば同様の状態で生姜湯エキス粒を製造することができる。製造した生姜湯エキス粒の大さじ一杯分をコップ7分目(約130cc)のお湯に溶かし、良くかき混ぜると、成分の濃い、強い風味の生姜湯の飲料ができる。 【0013】 本発明による顆粒状加工食品の製造方法は花粉症に良いと言われている紫蘇湯エキス粒、オレンジジュースやレモンジュース等のエキス粒にも同様に実施することができるが、その場合に紫蘇、オレンジ及びレモン等の加工食品の各種の色を考慮し、それらの色を生じさせるために2種類の糖の1つには黒糖以外の溶融温度の異なる他の糖を使用することが必要である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】392025397 【氏名又は名称】丸イ食品株式会社
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| 【出願日】 |
平成16年3月10日(2004.3.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100059236 【弁理士】 【氏名又は名称】土橋 秀夫
【識別番号】100074192 【弁理士】 【氏名又は名称】江藤 剛
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| 【公開番号】 |
特開2005−253324(P2005−253324A) |
| 【公開日】 |
平成17年9月22日(2005.9.22) |
| 【出願番号】 |
特願2004−66523(P2004−66523) |
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