| 【発明の名称】 |
湯・スープ移送装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】飯田 治男 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
【氏名】柿沼 盈 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内
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| 【要約】 |
【課題】湯の移送とスープの移送を単一のポンプで行って手作業を行わずに大幅な安全性を確保できる湯・スープ移送装置を提供する。
【解決手段】湯・スープ移送装置10は、湯を貯留する湯槽2と、スープの仕込みを行うための仕込み用スープ槽3と、スープを提供するための提供用スープ槽4と、湯槽2及び仕込み用スープ槽3から湯又はスープを吸引して吐出するポンプ11と、このポンプ11が湯槽2から湯を吸引するか、仕込み用スープ槽3からスープを吸引するかを切り換える切換弁と、ポンプ11から吐出された湯及びスープを仕込み用スープ槽3、又は、提供用スープ槽4に振り分けるための振り分け装置13とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 湯を貯留する湯槽と、 スープの仕込みを行うための仕込み用スープ槽と、 スープを提供するための提供用スープ槽と、 前記湯槽及び仕込み用スープ槽から湯又はスープを吸引して吐出するポンプと、 該ポンプが前記湯槽から湯を吸引するか、前記仕込み用スープ槽からスープを吸引するかを切り換える切換弁と、 前記ポンプから吐出された湯及びスープを前記仕込み用スープ槽、又は、提供用スープ槽に振り分けるための振り分け装置とを備えたことを特徴とする湯・スープ移送装置。 【請求項2】 前記湯槽から前記ポンプに吸引される湯量を検出する流量センサを設けたことを特徴とする請求項1の湯・スープ移送装置。 【請求項3】 前記提供用スープ槽内のスープ量を検出するスープ量センサを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2の湯・スープ移送装置。 【請求項4】 前記流量センサ及び/又はスープ量センサの出力に基づいて前記ポンプの運転を制御する制御装置を備え、 該制御装置は、前記湯槽から前記仕込み用スープ槽に移送される湯量及び/又は前記仕込み用スープ槽から前記提供用スープ槽に移送されるスープ量を予め設定された量に制御することを特徴とする請求項2又は請求項3の湯・スープ移送装置。 【請求項5】 前記制御装置は、前記湯槽から前記仕込み用スープ槽に移送される湯量及び/又は前記仕込み用スープ槽から前記提供用スープ槽に移送されるスープ量を設定する設定部を備えることを特徴とする請求項4の湯・スープ移送装置。 【請求項6】 前記切換弁は電動式の三方弁であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5の湯・スープ移送装置。 【請求項7】 前記振り分け装置は、首振りカランであることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6の湯・スープ移送装置。 【請求項8】 前記スープはラーメンスープであることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7の湯・スープ移送装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、高温の湯やスープなどをスープ槽に移送するスープ移送装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、密度の異なる2種類以上の流体を共通の主管路を通してそれぞれ移送先に移送する配管系統を備えた異種流体移送装置が提案されている(特許文献1参照)。この異種流体移送装置は、主管路に流れる流体の密度を検出する密度検出器と主管路から分岐して各移送先まで延出する分岐管路にそれぞれ設けられた弁装置と主管路を流れる流体の種類を判別する制御装置を備えている。そして、制御装置は、密度検出器の出力に基づき主管路を流れる流体の種類を判別し、この判別結果に応じて弁装置に開閉信号を与えて管路を切り換えることにより流路切り換え操作の自動化を図っていた。 【0003】 一方、ラーメン店やラーメンチェーン店などの厨房では、仕込み用スープ槽(厨房にスープの仕込みを行う寸胴)で骨や肉、野菜などを加熱して濃縮された出汁を作り、湯槽(湯を沸かす寸胴)で加熱した湯を作り、提供用スープ槽(ラーメン丼にスープを汲み出す寸胴)で加熱して濃縮された出汁と加熱した湯を混合したスープを作っていた。個人店舗やチェーン店では仕込み用スープ槽内の濃縮された出汁、湯槽内の湯、及び、提供用スープ槽内のスープなどの汲み出しを考えた場合上記のような異種流体移送装置はあるが、ラーメン店専用の湯・スープ移送装置は未だ開発されていなかった。 【0004】 【特許文献1】特開平5−118500号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかしながら、個人店舗やチェーン店などで仕込み用スープ槽内の濃縮された出汁、湯槽内の湯、及び、提供用スープ槽内のスープなどの移送を手作業で行うと、加熱された仕込み用スープ槽や湯槽或いは提供用スープ槽などに手が触れてしまう場合があると共にスープが飛び跳ねてしまい火傷をしてしまう危険性があったり、湯やスープを移し替える作業が繁雑になったりしていた。 【0006】 本発明は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、湯の移送とスープの移送を単一のポンプで行って手作業を行わずに安全性を確保できると共に、作業の省力化を図ることができる湯・スープ移送装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 即ち、本発明の湯・スープ移送装置は、湯を貯留する湯槽と、スープの仕込みを行うための仕込み用スープ槽と、スープを提供するための提供用スープ槽と、湯槽及び仕込み用スープ槽から湯又はスープを吸引して吐出するポンプと、このポンプが湯槽から湯を吸引するか、仕込み用スープ槽からスープを吸引するかを切り換える切換弁と、ポンプから吐出された湯及びスープを仕込み用スープ槽、又は、提供用スープ槽に振り分けるための振り分け装置とを備えたことを特徴とする。 【0008】 また、請求項2の発明の湯・スープ移送装置は、上記に加えて、湯槽からポンプに吸引される湯量を検出する流量センサを設けたことを特徴とする。 【0009】 また、請求項3の発明の湯・スープ移送装置は、請求項1又は請求項2に加えて、提供用スープ槽内のスープ量を検出するスープ量センサを設けたことを特徴とする。 【0010】 また、請求項4の発明の湯・スープ移送装置は、請求項2又は請求項3に加えて、流量センサ及び/又はスープ量センサの出力に基づいてポンプの運転を制御する制御装置を備え、この制御装置は、湯槽から仕込み用スープ槽に移送される湯量及び/又は仕込み用スープ槽から提供用スープ槽に移送されるスープ量を予め設定された量に制御することを特徴とする。 【0011】 また、請求項5の発明の湯・スープ移送装置は、請求項4において、制御装置は、湯槽から仕込み用スープ槽に移送される湯量及び/又は仕込み用スープ槽から提供用スープ槽に移送されるスープ量を設定する設定部を備えることを特徴とする。 【0012】 また、請求項6の発明の湯・スープ移送装置は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項5において、切換弁は電動式の三方弁であることを特徴とする。 【0013】 また、請求項7の発明の湯・スープ移送装置は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6において、振り分け装置は、首振りカランであることを特徴とする。 【0014】 また、請求項8の発明の湯・スープ移送装置は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6又は請求項7において、スープはラーメンスープであることを特徴とする。 【発明の効果】 【0015】 本発明の湯・スープ移送装置は、湯を貯留する湯槽と、スープの仕込みを行うための仕込み用スープ槽と、スープを提供するための提供用スープ槽と、湯槽及び仕込み用スープ槽から湯又はスープを吸引して吐出するポンプと、このポンプが湯槽から湯を吸引するか、仕込み用スープ槽からスープを吸引するかを切り換える切換弁と、ポンプから吐出された湯及びスープを仕込み用スープ槽、又は、提供用スープ槽に振り分けるための振り分け装置とを備えているので、手作業によらずポンプによって湯槽から仕込み用スープ槽への湯の移送と仕込み用スープ槽から提供用スープ槽へのスープの移送を行うことができるようになる。 【0016】 これにより、高温の湯やスープの移送を容易且つ安全に行うと共に、省力化を図ることができるようになる。特に、湯槽から仕込み用スープ槽へ湯を移送する際には、切換弁を湯槽から湯を吸引するように切り換え、且つ、振り分け装置で仕込み用スープ槽に振り分けると共に、仕込み用スープ槽から提供用スープ槽にスープを移送する際には、切換弁を仕込み用スープ槽からスープを吸引するように切り換え、且つ、振り分け装置で提供用スープ槽に振り分けることで、単一のポンプを使用して湯槽から仕込み用スープ槽への湯の移送と仕込み用スープ槽から提供用スープ槽へのスープの移送の双方を実現することができるようになり、コストの削減を図ることが可能となる。 【0017】 請求項2の発明では、上記に加えて湯槽からのポンプに吸引される湯量を検出する流量センサを設けており、また、請求項3の発明では提供用スープ槽内のスープ量を検出するスープ量センサを設けているので、例えば、請求項4の如く流量センサ及び/又はスープ量センサの出力に基づいてポンプの運転を制御する制御装置を設け、この制御装置により、湯槽から仕込み用スープ槽に移送される湯量及び/又は仕込み用スープ槽から提供用スープ槽に移送されるスープ量を予め設定された量に制御することで、湯・スープを設定量だけ自動的に移送することができるようになる。 【0018】 また、請求項5の発明の如く制御装置に、湯槽から仕込み用スープ槽に移送される湯量及び/又は仕込み用スープ槽から提供用スープ槽に移送されるスープ量を設定する設定部を設ければ、湯・スープの量を任意に設定して自動移送を行うことができるようになる。 【0019】 また、請求項6の如く切換弁を電動式の三方弁とすることで、湯・スープ移送の切り換えも自動制御することが可能となる。また、請求項7の如く振り分け装置を、首振りカランで構成することで、構造簡単にして安価な振り分け装置とすることが可能となる。 【0020】 そして、本発明は請求項8の如くラーメンスープを扱う場合に、そのスープストックの製造と移送に特に有益である。特に、その場合にも流量センサは湯の供給経路に設けているので、油分の多いスープで流量センサが故障する不都合も生じない。一方、スープ量センサは、提供用スープ槽内の水位を検出できるもので済むので、係る油分の多いスープでも支障は生じないものである。 【発明を実施するための最良の形態】 【0021】 本発明は、単一のポンプを使用して湯の移送とスープの移送の双方を行うことにより大幅なコストの削減と安全性及び省力化を実現した。 【実施例1】 【0022】 次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の湯・スープ移送装置10を備えたスープ製造装置1の概念図、図2は本発明の湯・スープ移送装置10の制御装置のブロック図をそれぞれ示している。湯・スープ移送装置10は、ラーメン店やラーメンチェーン店などの厨房で使用するもので、図1に示すように、ラーメンスープを作るスープ製造装置1と共に使用するもので、このスープ製造装置1は金属にて構成され、沸騰させた湯を貯留するため寸胴の湯槽2と、スープの仕込みを行うための寸胴の仕込み用スープ槽3と、スープを提供するための寸胴の提供用スープ槽4と湯・スープ移送装置10とから構成されている。 【0023】 該湯・スープ移送装置10は、湯槽2及び仕込み用スープ槽3から湯又はスープを吸引して吐出するポンプ11と、このポンプ11が湯槽2から湯を吸引するか、仕込み用スープ槽3からスープを吸引するかを切り換える切換弁として電動式の三方弁12と、ポンプ11から吐出された湯及びスープを仕込み用スープ槽3、又は、提供用スープ槽4に振り分けるための振り分け装置13とから構成されている。 【0024】 仕込み用スープ槽3はラーメンスープの素が濃縮された固形出汁、或いは、濃縮された出汁が入れられた後、湯槽2から所定量の湯が入れられて作られたラーメンスープの素をストックするスープ槽である。この場合、仕込み用スープ槽3で濃縮された固形出汁、或いは、濃縮された出汁を仕込み中でも提供用スープ槽4内にストックしたスープで顧客に提供できるラーメンを作ることができるように仕込み用スープ槽3と提供用スープ槽4とを別々に設けている。また、仕込み用スープ槽3は個人店舗で一般的に行われる出汁取り、即ち、骨や肉、野菜などから出汁をとる作業を行うものでも良い。この場合は仕込み用スープ槽3内にはラーメンスープの素が濃縮された固形出汁、或いは、濃縮された出汁は入れない。 【0025】 前記ポンプ11の吸引側の配管11Aは三方弁12に接続され、出口側の配管11Bは振り分け装置13を介して提供用スープ槽4の上部近傍に開口している。三方弁12の一方の配管12Aはポンプに吸引される湯量を制御する流量センサ14を介して湯槽2の底部近傍に開口すると共に、他方の配管12Bは仕込み用スープ槽3の底部近傍に開口している。 【0026】 振り分け装置13は首振り自在カランにて構成されており、この振り分け装置13には吐出配管13Aが接続されている。そして、振り分け装置13によって接続された吐出配管13Aの端部は提供用スープ槽4の上部に開口させられる(図中実線矢印)と共に、首を振らせることにより接続された吐出配管13Aの端部は仕込み用スープ槽3の上部に開口させられる(図中点線矢印)ように構成している。 【0027】 係る三方弁12は、ポンプ11の吸引側の配管11Aと配管12Aを連通しているときは、配管11Aと配管12Bとの連通を遮断し、ポンプ11の吸引側の配管11Aと配管12Bとを連通しているときは配管11Aと配管12Aとの連通を遮断する。即ち、ポンプ11が動作して、配管12Aから湯槽2の湯を吸引しているときは、配管12Bから仕込み用スープ槽3内のスープは吸引できないように構成すると共に、配管12Bから仕込み用スープ槽3内に入れられたスープを吸引しているときは、配管12Aから湯槽2の湯を吸引できないように構成している。 【0028】 また、提供用スープ槽4には、提供用スープ槽4内に収容されたスープ量を検出するスープ量センサ15が設けられており、このスープ量センサ15は提供用スープ槽4の上部近傍に設けられ、提供用スープ槽4内に収容されるスープ量の上限を決定する。該スープ量センサ15は、フロートにてスープ量を検出するフロート式センサ、或いは、超音波にて提供用スープ槽4内に収容されたスープの上面位置を検出する静電容量センサ或いは超音波センサ等にて構成されており、提供用スープ槽4内に収容され、予め決められたスープ量の上限を感知する。尚、スープ量センサ15は、上下位置を調整可能に設けられており、上下位置を調整することによりスープ量を提供用スープ槽4の任意の位置に設定できるように構成されている。 【0029】 一方、湯・スープ移送装置10にはコントロールパネル19が設けられており、このコントロールパネル19には汎用のマイクロコンピュータなどからなる制御装置20が設けられている。制御装置20は図2に示すようにポンプ11、三方弁12、流量センサ14及びスープ量センサ15などが接続されている。また、コントロールパネル19にはブザーや点滅ランプ或いは液晶表示板等の警報装置25が設けられており、三方弁12やポンプ11或いは他の機器に異常が発生した場合制御装置20は警報装置25を動作させ使用者に報知する。尚、図1では配線を図示していない。 【0030】 また、流量センサ14は通過する湯の量をパルスで出力すると共に、制御装置20は流量センサ14からのパルスを検知して配管12A内を通過する湯の量を検知する。尚、流量センサ14を通過するのがスープの場合はスープの油分などで流量センサ14が詰まってしまうので、湯槽2から湯を吸引して汲み上げる配管12A側に流量センサ14を設けている。 【0031】 また、コントロールパネル19には、ポンプ11、三方弁12、流量センサ14等の機器に電力を供給する電源スイッチ21、三方弁12の流路方向(湯槽2から仕込み用スープ槽3内へ湯移送するか、仕込み用スープ槽3から提供用スープ槽4内にスープを移送するのかの流路方向)を切り換えるための切換スイッチ22、仕込み用スープ槽3内に入れられたスープ量に対してどの位の湯量を入れるかの湯量設定器23、及び、仕込み用スープ槽3から提供用スープ槽4内にスープを移送させる際使用するスタートボタン24などが設けられている。 【0032】 湯量設定器23は、例えば、仕込み用スープ槽3内に入れたスープの素となる濃縮された固形出汁の重量、或いは、スープの素となる濃縮された出汁の容量に対応して所定量の湯量を選択できるように構成されている。この場合、仕込み用スープ槽3内に入れた出汁が固形の場合、その重量を湯量設定器23に何キログラムと入力(この場合数値だけ入力)すると対応する湯量が設定できるように構成されると共に、仕込み用スープ槽3内に入れた出汁が濃縮された出汁の場合、その出汁の容量を何リットルと入力(この場合も数値だけ入力)すると対応する湯量が設定できるように構成されている。これにより、仕込み用スープ槽3内に入れた濃縮された固形出汁の重量、或いは、濃縮された出汁の容量に対応する湯量を選択でき初心者でも熟練者と同じ味を出すことができ便利である。尚、濃縮された固形出汁及び濃縮された出汁は常時略同じ味の濃さに味付けがなされているものとする。 【0033】 また、電源スイッチ21はON/OFF状態を判別できる照光式スイッチにて構成されており、電源スイッチ21をONすると点灯、OFFすると消灯するように構成されている。これにより、電源スイッチ21がON/OFFされたのを容易に把握できるように構成されている。また、スタートボタン24もON/OFF状態を判別できる照光式スイッチにて構成されており、スタートボタン24をONすると点灯、OFFすると消灯するように構成されている。これにより、スタートボタン24がON/OFFされたのを容易に把握できるように構成されている。 【0034】 前記湯槽2には、図示しないが温水ボイラー或いは水道水などから給湯、給水できるように電磁弁を備えた水道配管30が設けられると共に、水量センサが設けられており、これらの電磁弁及び水量センサは制御装置20に接続されている。そして、電源スイッチ21がONされて、湯槽2内の給湯、給水量が少ないのを水量センサが検出すると制御装置20は電磁弁を開いて水道配管30から給湯、給水を湯槽2内に給水する。そして、湯槽2内の給湯、給水量が所定量に達したのを水量センサが検出すると制御装置20は、電磁弁を閉じて湯槽2内の給湯、給水量を停止するように構成されている。 【0035】 以上の構成で次に、湯・スープ移送装置の動作を説明する。尚、湯槽2には所定量の湯が入れられると共に、湯槽2は下側に設けられたガス或いは電気などの加熱装置6によって沸騰され、湯に含まれるカルキなどを取り除いて湯の味を向上しているものとする。先ず、コントロールパネル19に設けた電源スイッチ21をONした後、仕込み用スープ槽3内に濃厚な固形出汁、或いは、濃厚な出汁を所定量入れ、次に、入れた濃厚な固形出汁の重量を湯量設定器23を操作して何キログラムと数値を入力、或いは、入れた濃厚な出汁の容量を湯量設定器23を操作して何リットルと数値を入力する。 【0036】 次に、振り分け装置13の首振を行い接続された吐出配管13Aの端部を仕込み用スープ槽3の上部に移動した後、切換スイッチ22を切り換えると制御装置20は湯槽2から仕込み用スープ槽3内へ湯を移送できるように三方弁12を切り換える。次に、スタートボタン24がONされると、ポンプ11が動作して湯槽2内の加熱された湯が配管12A内に吸引されて汲み上げられ、汲み上げられた湯は吐出配管13Aから仕込み用スープ槽3内へ移送される。 【0037】 このとき配管12Aに設けた流量センサ14は、仕込み用スープ槽3内へ移送する湯の量をパルスにて出力しているので、仕込み用スープ槽3内へ湯を移送している最中、流量センサ14から出力されたパルスが所定のパルス(設定した湯量)となったところで、制御装置20は湯量設定器23にて設定された仕込み用スープ槽3内の湯量が所定の湯量となったのを検出してポンプ11を停止する。このとき、流量センサ14を通過するのは油分を含んだスープでなくて湯なので、流量センサ14に詰まりが発生するなどの不都合を防止している。これによって、仕込み用スープ槽3内は美味しい味のスープの素を作ることができる。尚、仕込み用スープ槽3もガス或いは電気などの加熱装置6によってスープが冷めないように所定の温度に加熱される。 【0038】 次に、仕込み用スープ槽3から提供用スープ槽4内へのスープの移送を説明する。提供用スープ槽4内のスープが空、或いは、少なくなった場合使用者は振り分け装置13の首振を行い接続された吐出配管13Aの端部を提供用スープ槽4の上部に移動する。次に、切換スイッチ22を切り換えると、制御装置20は仕込み用スープ槽3から提供用スープ槽4内へのスープの移送ができるように三方弁12を切り換える。そして、スタートボタン24がONされると、ポンプ11が動作して仕込み用スープ槽3内の加熱されたスープが配管12Bから吸引して汲み上げられ、吐出配管13Aから提供用スープ槽4内にスープを移送していく。 【0039】 この移送により、提供用スープ槽4内は徐々にスープが増えていき、やがてスープ量センサ15までスープが溜まると、スープ量センサ15は予め決められたスープ量の上限を感知し、制御装置20はポンプ11を停止する。これによって、提供用スープ槽4内には即ラーメン丼5に使用できる所定量のスープが収容される。この場合も、提供用スープ槽4はガス或いは電気などの加熱装置6によってスープが冷めないように所定の温度に加熱される。そして、提供用スープ槽4のスープが、容器によって図1点線矢印で示すように所定量がラーメン丼5内に入れられた後、例えば、メンマやシナチクなどの具が入れられラーメンが完成する。 【0040】 このように湯・スープ移送装置10は、手作業によらずポンプ11によって湯槽2から仕込み用スープ槽3への湯の移送と仕込み用スープ槽3から提供用スープ槽4へのスープの移送を行うことができるので、高温の湯やスープの移送を容易且つ安全に行うと共に、省力化を図ることができる。特に、湯槽2から仕込み用スープ槽3へ湯を移送する際は湯槽2から湯を吸引するように電動式の三方弁12を切り換え、且つ、振り分け装置13で仕込み用スープ槽3に振り分けると共に、仕込み用スープ槽3から提供用スープ槽4にスープを移送する際は仕込み用スープ槽3からスープを吸引するように三方弁12を切り換え、且つ、振り分け装置13で提供用スープ槽4に振り分ければ、単一のポンプ11で湯槽2から仕込み用スープ槽3への湯の移送と、仕込み用スープ槽3から提供用スープ槽4へのスープの移送との双方を実現することができる。これにより、湯・スープ移送装置10のコストの削減を図ることが可能となる。 【0041】 また、湯槽2からポンプ11で吸引する湯量を検出する流量センサ14を配管12Aに設けると共に、提供用スープ槽4内のスープ量を検出するスープ量センサ15を設けている。そして、制御装置20は流量センサ14及びスープ量センサ15の出力に基づいてポンプ11の運転を制御するようにしているので、制御装置20により、湯槽2から仕込み用スープ槽3に移送される湯量や仕込み用スープ槽3から提供用スープ槽4に移送されるスープ量を予め設定された量に制御することができる。これにより、湯・スープを設定量だけ自動的に移送することができる。 【0042】 また、切換弁を電動式の三方弁12にて構成しているので、湯・スープ移送の切り換えも自動制御することが可能となると共に、振り分け装置13を、首振りカランにて構成しているので、簡単な構造で安価な振り分け装置13とすることが可能となる。特に、その場合にも流量センサ14は湯の供給経路となる配管12Aに設けているので、油分の多いスープで流量センサ14が故障する不都合も生じることがない。 【0043】 尚、実施例では、切換スイッチ22を切り換えることにより湯槽2から仕込み用スープ槽3内へ湯を移送できるように三方弁12を切り換えたが、三方弁12の切り換えは切換スイッチ22での切り換えに限らず、振り分け装置13の首振を行い接続された吐出配管13Aの端部を仕込み用スープ槽3の上部に移動した際、制御装置20によって自動的に三方弁12を切り換え、湯槽2から仕込み用スープ槽3内へ湯を移送できるようにしても差し支えない。この場合、切換スイッチ22が不要となるので作業性を向上させることができると共に、湯槽2から仕込み用スープ槽3内へ湯を移送できる状態に切換スイッチ22を切り換えた状態で、吐出配管13Aの端部を間違えて提供用スープ槽4の上部に移動した場合に提供用スープ槽4内に湯が移送されてしまう不都合を防止することができ、湯・スープ移送装置10の利便性を大幅に向上させることができるようになる。 【0044】 また、制御装置20に、湯槽2から仕込み用スープ槽3に移送される湯量及び/又は仕込み用スープ槽3から提供用スープ槽4に移送されるスープ量を設定する設定部をコントロールパネル19に設ければ、湯・スープの量を任意に設定して自動移送を行うことができ湯・スープ移送装置10の利便性を更に向上させることができて便利である。 【0045】 また、実施例ではスープをラーメンスープで説明したが、スープはラーメンスープに限らず、うどんスープやそばスープなどであっても差し支えない。この場合もラーメンスープ同様の効果を得ることができ便利である。 【図面の簡単な説明】 【0046】 【図1】本発明の湯・スープ移送装置を備えたスープ製造装置の概念図である。 【図2】本発明の湯・スープ移送装置の制御装置のブロック図である。 【符号の説明】 【0047】 1 スープ製造装置 2 湯槽 3 仕込み用スープ槽 4 提供用スープ槽 5 ラーメン丼 6 加熱装置 10 湯・スープ移送装置 11 ポンプ 12 三方弁 13 振り分け装置 13A 吐出配管 14 流量センサ 15 スープ量センサ 19 コントロールパネル 20 制御装置 21 電源スイッチ 22 切換スイッチ 23 湯量設定器 24 スタートボタン
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001889 【氏名又は名称】三洋電機株式会社 【住所又は居所】大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号
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| 【出願日】 |
平成16年3月1日(2004.3.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098361 【弁理士】 【氏名又は名称】雨笠 敬
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| 【公開番号】 |
特開2005−245209(P2005−245209A) |
| 【公開日】 |
平成17年9月15日(2005.9.15) |
| 【出願番号】 |
特願2004−56034(P2004−56034) |
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