| 【発明の名称】 |
コエンザイムQ10を含有する栄養補助剤 |
| 【発明者】 |
【氏名】大村 磨己 【住所又は居所】富山県富山市水橋池田町207 株式会社リープ内
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| 【要約】 |
【課題】さらにコエンザイムQ10との相乗効果が得られるために各種の効能が一層期待できるコエンザイムQ10を含有する栄養補助剤を提供する。
【解決手段】コエンザイムQ10と、月桃葉からの有効成分の抽出物とを混合してなることを特徴とする。また、コエンザイムQ10と月桃葉からの有効成分の抽出物との相互割合について、コエンザイムQ10が20〜80重量%、月桃葉からの抽出エキスが20〜80重量%の各範囲にあることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 コエンザイムQ10と、月桃葉からの有効成分の抽出物とを混合してなることを特徴とするコエンザイムQ10を含有する栄養補助剤。 【請求項2】 コエンザイムQ10と月桃葉からの有効成分の抽出物との相互割合について、コエンザイムQ10が20〜80重量%、月桃葉からの抽出エキスが20〜80重量%の各範囲にあることを特徴とする請求項1記載のコエンザイムQ10を含有する栄養補助剤。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、口から摂取し若しくは皮膚に塗って使用するコエンザイムQ10を含有する栄養補助剤に関する。 【背景技術】 【0002】 コエンザイムQ10は、身体を形作る細胞に必ず含まれているビタミンに似た成分で、発見されて働きが解明されたのはごく最近のことで、その働きについては、全身に60兆個もある細胞の一つ一つを活性化して、エネルギーを生み出すのに不可欠な栄養素として注目され現在脚光を浴びており、これを肥満防止、減量等のサプリメントとして広く利用されている。 【0003】 筋肉を動かしたり、内蔵を働かせるにはエネルギーが必要であるが、摂取された栄養素は、分解されて細胞のエネルギーとなるATP(アデノシン三リン酸)を作り出す。この時に欠かせないのが、コエンザイムQ10(補酵素Q10)であり、人間が生きて行くために必要なエネルギーを作り出すのを助ける働きがあり、また、強い抗酸化作用を有しビタミンQとも称される。 【0004】 コエンザイムQ10は、全身の全ての細胞で必要とされ、エネルギーを大量に必要とする心臓、腎臓、肝臓、筋肉等に多く存在する補酵素である。したがって、コエンザイムQ10が不足すると、心臓の機能が低下してしまう結果、足のむくみ、動悸、息切れ、疲労感、低血圧、心疾患の悪化などさまざまな疾病を引き起こし、さらに、酸化により老化が促進され、エネルギーの欠乏や肥満を招くことになる。 【0005】 コエンザイムQ10は肝臓で作られ全身に送られるが、その生産力は20歳前後をピークに急激に低下し、40歳前後から体内のコエンザイムQ10は急速に減少する。加齢により減少し始めるとコエンザイムQ10は、外から補う必要があるが、1日の摂取量の目安は30〜60mgである。しかし、30mgのコエンザイムQ10を茹でたブロッコリーでは5kgも摂らなければならない。食物だけで摂取するのは困難なためサプリメントが提供され、また、他の成分と混合したコエンザイムQ10を含有する栄養補助剤が提供される。 【0006】 コエンザイムQ10を含有する栄養補助剤としては、多価不飽和脂肪酸と配合のドレッシング(生活習慣病の予防)、ホモシステインを抑える各種ビタミンと配合したサプリメント(高血圧等の予防)、グリセリンに添加した飲料水(運動機能向上)、アラリアセアエパナセアエ属の植物成分の抽出物と配合したサプリメント(心臓機能向上、高血圧の治療等)、皮膚に深く浸透する特性を持つホホバオイルに添加した化粧品等の提案がある。 【0007】 【特許文献1】特開2002−345469 【特許文献2】特開2003−135022 【特許文献3】特開2003−169633 【特許文献4】特開2003−153673 【特許文献5】特開昭62−263130 【特許文献6】特開2003−277219 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 この発明は、上記のような実情に鑑みて、さらにコエンザイムQ10との相乗効果が得られるために各種の効能が一層期待できるコエンザイムQ10を含有する栄養補助剤を提供することを課題とした。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記の課題を解決するために、この発明は、コエンザイムQ10と、月桃葉からの有効成分の抽出物とを混合してなることを特徴とするコエンザイムQ10を含有する栄養補助剤を提供する。 【0010】 コエンザイムQ10を含有する栄養補助剤を上記のように構成したから、これを摂取すると、共に強い抗酸化作用を有するコエンザイムQ10と月桃葉の成分抽出物との相乗効果により、全身に活力がよみがえりるとともに肥満解消の確実性が得られ、また、化粧品として皮膚に塗ると、直ぐに皮膚がういういしくつやつやとなり、やがてシワ、タルミが解消するだけでなくシミが消失する。 【0011】 月桃は、台湾、中国南部、東南アジアに分布し、我が国では九州南部〜沖縄、小笠原のやゝ沿岸部に自生する。ショウガ科ハナミョウガ属の植物であって、葉にはシネオール、ピネン、およびボルネオール、ケイ皮酸メチルが含まれ、特に女性ホルモン様の働きをする抗酸化力の強いフラボノイドを多量に含んでいる。葉からエタノールで抽出したエキスは、コラーゲン合成促進作用、コラゲナーゼ阻害作用、線維芽細胞増殖作用を有し、これらが皮膚の抗老化作用に有効であることから化粧品として用いられている。 【0012】 しかし、月桃葉の抽出物は、皮膚ばかりでなく全身に抗老化作用を及ぼし、このことでコエンザイムQ10の効能が高まる。体の各細胞中でぶどう糖をエネルギーに換える拠点となっているのがミトコンドリアという小器官であり、ミトコンドリアでは、ぶどう糖を分解して最終的にATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーのもととなる物質が作られる。コエンザイムQ10はこのミトコンドリアの働きを活発にするビタミン様物質であるが、月桃葉の抽出物はこの作用を増強する働きがあるものと考えられる。また、逆に、コエンザイムQ10は月桃葉の抽出物の働きを助け、殊に、線維芽細胞増殖作用により増殖した線維芽細胞を活性化し、したがって、摂取しても塗っても皮膚がつやつやと張りが出て活力を呈することになる。 【発明の効果】 【0013】 以上説明したように、この発明のコエンザイムQ10を含有する栄養補助剤によれば、共に強い抗酸化作用を有するコエンザイムQ10と月桃葉の抽出物との相乗効果により、各種の成人病の予防に卓越して効能を発揮するもので、摂取することにより、心臓強化、高血圧の予防や改善、動脈硬化予防、血管の保護、疲労の解消、運動機能の改善、エネルギー代謝効率の向上(肥満予防・改善)等の効能が顕著となり、また、皮膚に塗布することによりその抗老化作用を効率的に果たし、弾力のある肌を呼び返らせ、シミ、シワがみるみる解消されるという優れた効果がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 この発明のコエンザイムQ10を含有する栄養補助剤は、最終製品としては口から摂取するように錠剤や粉剤、液剤となり、皮膚塗布剤ではクリーム状となるというように、その形態により添加成分(例えば錠剤では連結剤添加)は異なるものの、コエンザイムQ10と月桃葉からの成分の抽出物との相互割合について、つまり薬剤や粘結剤、水分等の添加成分を無視した両成分どうしの相互割合については、コエンザイムQ10が20〜80重量%、月桃葉からの抽出エキスが20〜80重量%の各範囲にあることが望ましく、この範囲を越えると相乗効果を余り期待できない。 【0015】 コエンザイムQ10の製法は様々であるが、その製法の如何を問わない。ちなみに、例えば、デカプレニル2リン酸合成酵素をコードする遺伝子をBulleromyces属に属する真菌より単離し、これを微生物に導入することによりコエンザイムQ10を生成する方法が採られる(特開平9−173076、特開平10−57072、特開2002−345469)。 【0016】 月桃葉は、必ずしも葉だけに限定されることなく茎も利用できることから、月桃葉には茎も含まれ、また、茎のみの場合もあるものとする。月桃葉は、前記した地域、例えば沖縄から容易に入手することができる。有効成分の抽出については、アルコールと/又は水で抽出する方法を採ることができる。月桃葉の抽出物の一般的効能については次の通りである。 【0017】 a.コラーゲン合成促進作用 皮膚は大きく分けて表皮と真皮から構成されており、コラーゲンは真皮において、細胞と細胞の間を埋めている細胞外マトリックスの主要成分を成し、皮膚の張り弾力を保つ重要な役割を担っている。加齢老化、光老化皮膚においては、線維芽細胞におけるコラーゲン産生能低下によるコラーゲンの減少、あるいはコラーゲンの変質が生じている。そのような老化皮膚の線維芽細胞に活力を与え、コラーゲン合成促進作用を示すことは、皮膚のシワ、タルミを防止し、皮膚の若々しさを維持する効果が期待される。 【0018】 月桃葉の成分抽出物のこのような機能は、コエンザイムQ10が線維芽細胞の活力をさらに促進することにより強化されることになる。 【0019】 b.コラゲナーゼ阻害作用 コラーゲンは真皮中の成分の約90%を占め、真皮の主要構成成分として、皮膚のハリ、弾力性の維持を担っている。コラーゲンは加齢により減少し、また、紫外線の刺激により活性化されるコラーゲン分解酵素の一つであるコラゲナーゼによって分解が促進される。コラゲナーゼの作用を抑制することにより、皮膚のハリと弾力性が保たれ、若々しい肌の維持が期待される。 【0020】 コエンザイムQ10は、身体の全身の細胞でエネルギーを産生する力となるものであるが、月桃葉の成分抽出物のこのような機能は、コエンザイムQ10のエネルギー産生能により高められた体温により酵素反応が促進され、コラゲナーゼ阻害作用が高められ強化される。 【0021】 c.線維芽細胞増殖作用 線維芽細胞は、結合組織形成細胞とも呼ばれ、動物固体内のほとんど全ての組織中に分散して存在する。その線維芽細胞は、細胞外マトリックス(コラーゲン、エラスチン、フィブロネクチン、ムコ多糖等)の産生を行い、皮膚組織においては皮膚のハリと弾力性を担っている。線維芽細胞の増殖は20代までは活発であるが、その後年齢とともに増殖が低下することが知られている。また、紫外線の暴露によっても線維芽細胞の老化が進行するといわれる。 【0022】 コエンザイムQ10は、このような線維芽細胞増殖作用をさらに促進する。その結果、真皮内の張力保持機構が改善される。 【0023】 なお、月桃葉の成分の抽出物とは、月桃の葉及び/又は茎を抽出処理した抽出液、その抽出液の希釈もしくは濃縮液、抽出物の乾燥物、精製物のいずれをも含むものとする。 【実施例】 【0024】 (サプリメントとしての実施) 月桃葉の成分抽出については、月桃葉を細かく破砕し、それを水とエタノールが重量比で半々の水溶液に5時間浸漬し、浸出した溶液を濾過して抽出液を得る。これを濃縮、乾燥して粉末とした抽出物を使用する。 【0025】 コエンザイムQ10(市販品) 15重量部 月桃葉の抽出物 30重量部 その他(微小繊維状セルロース、セルロース等) 50重量部 【0026】 これらを混合した粉末をカプセル化したもの(1カプセル当たりコエンザイムQ10は20mg)を被験者に1日1粒づつ服用させたところ、1週間でそれまでの疲労が完全に解消し、全身に活力が蘇った。また、食事の質と量を変えないで1ヵ月で2kgの減量に成功した。 【0027】 (化粧品としての実施) 月桃葉の成分抽出については、月桃葉を細かく破砕し、それをグリセリンと水との水溶液に浸し、80°Cの温度を保ちながら3時間攪拌し、その抽出液を濃縮し乾燥した抽出物を使用する。 コエンザイムQ10(市販品) 10重量部 月桃葉の抽出物 35重量部 ビタミンE 30重量部 ビタミンC 20重量部 水 50重量部 クリーム(オリーブオイル等)その他 50重量部 【0028】 これを被験者の皮膚に塗布して使用したところ、数日で皮膚がつやつやとなり特に皮膚の弾力が著しく増し、1ヵ月でシミがほとんど消失した。
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| 【出願人】 |
【識別番号】391066065 【氏名又は名称】株式会社リープ 【住所又は居所】富山県富山市水橋池田町207
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| 【出願日】 |
平成16年1月28日(2004.1.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083127 【弁理士】 【氏名又は名称】恒田 勇
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| 【公開番号】 |
特開2005−210935(P2005−210935A) |
| 【公開日】 |
平成17年8月11日(2005.8.11) |
| 【出願番号】 |
特願2004−19644(P2004−19644) |
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