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【発明の名称】 米飯成形装置における補助ホッパー機構
【発明者】 【氏名】鈴木 喜作

【要約】 【課題】米飯供給機構に対する米飯の供給をワンタッチで迅速、簡便に行なえるようにする。

【解決手段】米飯成形装置の米飯供給機構Pの米飯ホッパーWに着脱自在に載設される補助ホッパー機構Yであって、底蓋15が横方向へスライドして下方開口部14cが開閉可能なコンテナホッパー14から構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
米飯の本体ホッパーと、この下部に連設され、米飯を下方へ送り出すための対向回転する複数個の送りローラが軸支して形成され、当該送りローラによる供給経路に沿って米飯が上方より下方へ圧縮されて移送される米飯供給部と、この米飯供給部の下部に配置した左右方向へ開閉自在なシャッターとで形成された米飯供給機構を具備してなる米飯成形装置において、前記米飯の本体ホッパーの上部には、底蓋が横方向へスライドして下方開口部が開閉可能なコンテナホッパーを着脱自在に載設することを特徴とする米飯成形装置における補助ホッパー機構。
【請求項2】
底蓋の一端に、コンテナホッパーの外部において開閉操作用の把手が付設されていることを特徴とする請求項1記載の米飯成形装置における補助ホッパー機構。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、米飯成形装置における米飯供給機構の上部に着脱自在に載設される補助ホッパー機構に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、米飯成形装置における米飯供給機構は、ターンテーブルの上部における成形型の上方部に位置した状態で背板に固定させてある。この米飯供給機構は、米飯ホッパーと、この下部に連設した米飯供給部と、この下部に配置した左右方向へ開閉自在なシャッターとで形成され、米飯供給部は、米飯を下方へ送り出すための対向回転する複数個の送りローラを、左右方向へ対向配置した状態でそれぞれ軸支して形成されている。
【0003】
【特許文献1】特になし
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、米飯ホッパーは、成形装置全体でも高所に位置しているため、炊飯器で炊飯した大量の米飯をホッパー上方より投入するのは非常に労の多い作業であり、時間も掛かる問題があった。
【0005】
また、炊飯器で炊飯した米飯(寿司シャリ)を一時保管する場合、あるいは米飯成形装置の米飯ホッパーへ供給するまでに時間が掛かる場合は、当該米飯を炊飯器中で保管しなければならず、それまで炊飯器を使用できない問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、米飯ホッパー上部に載設されたコンテナホッパーの底蓋を引き出すだけでコンテナホッパーに収納されている米飯を一挙に米飯ホッパー内へ投入できると共に、炊飯後米飯ホッパー内へ投入するまでに米飯を収納したコンテナホッパーを保温ボックス等に収納保管することができるようにした米飯成形装置における補助ホッパー機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記した目的を達成するため本発明にあっては、米飯の本体ホッパーと、この下部に連設され、米飯を下方へ送り出すための対向回転する複数個の送りローラが軸支して形成され、当該送りローラによる供給経路に沿って米飯が上方より下方へ圧縮されて移送される米飯供給部と、この米飯供給部の下部に配置した左右方向へ開閉自在なシャッターとで形成された米飯供給機構を具備してなる米飯成形装置において、前記米飯の本体ホッパーの上部には、底蓋が横方向へスライドして下方開口部が開閉可能なコンテナホッパーを着脱自在に載設することを特徴とする。
【0008】
また、底蓋の一端に、コンテナホッパーの外部において開閉操作用の把手が付設してなるものとすることができる。
【0009】
以上のように構成された本発明に係る米飯成形装置における補助ホッパー機構は、炊飯した米飯を底蓋閉鎖中のコンテナホッパー内に入れ、当該コンテナホッパーを米飯成形機構の本体ホッパー上部に載設するため、本体ホッパー内の米飯の残量が無くなったとき、あるいは少なくなったときコンテナホッパー外部に露出する把手を摘んで底蓋を引き出すだけでコンテナホッパー内の米飯を直ちに本体ホッパー内に投入することができる。
【0010】
空になったコンテナホッパーは、再び炊飯された米飯を投入後本体ホッパー上部に載設することができる。こうしてコンテナホッパーの連続使用が可能であるが、必要に応じて保温ボックス等に収納することで米飯(寿司シャリ)の一時保管も可能となる。
【発明の効果】
【0011】
本発明は、以上のように構成されているため、米飯の本体ホッパーに対する米飯の供給を労なく短時間で効率良く行なうことができる。
【0012】
また、コンテナホッパーごと保温ボックス等に収納することにより米飯(寿司シャリ)の一時保管が可能であり、炊飯器の効率的な使用が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を実施する最良の形態を図面を参照して説明すると、図に示される符号Pは、米飯成形装置における米飯供給機構であり、複数の型貫通孔Hを周上に沿って配置形成してあるターンテーブルT上方の背板Qに固定させてある。この米飯供給機構Pは、図1、図2に示すように、米飯ホッパーWと、この下部に連設した米飯供給部Vと、この下部に配置した左右方向へ開閉自在なシャッターSとで形成され、米飯供給部Vは、米飯を圧縮しながら下方へ送り出すために左右に対向し、且つ下方に行くにつれて左右間が幅狭となって配置された大径の上段、中径の中段、小径の下段それぞれの送りローラ1a、1b、1cを軸支して形成され、これら複数個の送りローラ1a、1b、1cは、不図示の駆動源によって逆方向内向きに回転される。図中11は、米飯供給部Vの正面開口部を覆うカバーで、内部に保温用の断熱材11aが充填されている。
【0014】
米飯供給部Vの上部に配されている米飯ホッパーWは、図1および図2に示したように、下方の本体ホッパー12と、その上部に載設される上部ホッパー13とにて形成されている。本体ホッパー12は、米飯供給機構Pの上部に上方に矩形状の開口部12aを有して一体に設けられ、下部供給開口側は、下方に向けて幅狭となった同形状の開口部を有する米飯ガイドGが一体に成形されている。
【0015】
一方、上部ホッパー13は、上部にやや大き目の矩形状の開口部13aが設けられ、側壁13bが下方へ行くにしたがって次第に縮径されることで下部に幅狭な同形状の開口部13cを有して形成され、下部開口部13cが本体ホッパー12の上方開口部12aの上方開口部12aに載設可能なものとしてある。
【0016】
而して、この米飯ホッパーWの上部ホッパー13の上部には補助ホッパー機構Yが着脱自在に載設してある。
【0017】
この補助ホッパー機構Yは、底蓋15が横方向へスライドして開閉可能な矩形のプラスチック製のコンテナホッパー14から成っている。
【0018】
さらに詳細に説明すると、コンテナホッパー14は、上部に、上部ホッパー13の上方開口部13aと略同大、同形状の上方開口部14aが設けられ、側壁14bの下側が下方へ行くにしたがって次第に縮径されることで下部に上方開口部14aと同形状の幅狭な開口部14cを有して形成され、下方開口部14cが、米飯ホッパーWの上部ホッパー13の開口部13aに載設可能なものとしてある。
【0019】
そして、このコンテナホッパー14の側壁14bの左右対向部には、その中央を内側へ凹設することで把手部14dがそれぞれ設けられ、当該把手部14dが位置する側の一方の側壁14b下端には、コンテナホッパー14を米飯ホッパーWの上部ホッパー13の上部に載設したとき、上部ホッパー13の一側上部外端へ係合可能な係止突起14eが下向きに突設されている。コンテナホッパー14は、この係止突起14eによって位置決めされると同時に、ズレも防止可能なものとなっている。
【0020】
また、コンテナホッパー14の側壁14b下部には、下方開口部14cを開閉可能な既述底蓋15の保持部16が突設されている。すなわち、底蓋15の保持部16は、コンテナホッパー14の側壁14bの左右両側および後側に平面略コ字形状で、かつ断面略L字形状の案内枠16aが突設されると共に、正面に開口部16bが形成され、この開口部16bから底蓋15を水平に出し入れ可能なものとしてある。
【0021】
さらに、底蓋15の開口部16b側には、コンテナホッパー14の外部において常時開閉操作可能、つまり底蓋15をコンテナホッパー14下方の保持部16へ完全に収め下方開口部14cを閉鎖したときでも外側へ突出するよう把手15aが突設されている。この把手15aは底蓋15の前端中央に断面略U字形状に形成されている。なお、底蓋15の下面には補強用のリブ15bが形成されている。
【0022】
ターンテーブルTは、周方向へ一連の間隔をおいて複数の型貫通孔Hを上下方向へ貫通して設けてあり、駆動源に不図示の伝動機構を介して連繋した間欠回転する回転円盤上に着脱自在に固定されている。
【0023】
ターンテーブルTにおける型貫通孔H内には、図2に示したように、下型22が、ターンテーブルTの下部に配設されたガイドレール23上に下型22下端のガイドロール24を介して転動することで昇降自在に挿入され、一方、ターンテーブルTの上方には、不図示の昇降機構により下型22と同期して昇降する上型25が対向配設されている。これによって、互いに昇降動作する下型22の上面と上型25下面に米飯が圧縮されることによって所定の大きさ、形状に成形されるものとしている。
【0024】
次に、以上のように構成された最良の形態についての使用、動作の一例を説明するに、先ず、補助ホッパー機構Yのコンテナホッパー14の底蓋15を閉鎖した状態で当該コンテナホッパー14内部に炊飯器で炊飯した所定量の米飯を投入し、その後、このコンテナホッパー14を米飯成形装置における米飯供給機構P上部に位置する米飯ホッパーWの上部ホッパー13上面に載設する。
【0025】
このとき、コンテナホッパー14の側壁14bの一側下端に突設された係止突起14eを上部ホッパー13の一側上部外端へ係合すると共に、底蓋15の把手15aが正面中央に向かうようにすることでコンテナホッパー14の下方開口部14cが上部ホッパー13の上方開口部13aと連通合致するよう位置調整が行なわれる。
【0026】
次いで、米飯成形装置を作動させるとき、把手15aを手でもって引っ張り底板15を手前へ引き出すと、コンテナホッパー14の下方開口部14cが開放され、コンテナホッパー14内の米飯が落下し、上部ホッパー13内へ投入される。
【0027】
このようにして米飯は、上部ホッパー13から本体ホッパー12内へ投入され、米飯供給部Vを構成する内向き回転中の送りローラ1a、1b、1cによって徐々に圧縮されながら上方から下方へ移送され、シャッターSによって所定量に切断された後、ターンテーブルTの型貫通孔H内に充填され、昇降する下型22と上型25とによって所定の大きさ、形状に成形される。
【0028】
なお、以上の実施形態において、コンテナホッパー14を載設する米飯成形装置における米飯ホッパーWは、本体ホッパー12と上部ホッパー13の2個のホッパーにて構成されているが、これに限られるものではなく、1個のホッパーから成っているものでもよいことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明を実施するための最良の形態における分解状態の一部切欠斜視図である。
【図2】補助ホッパー機構の無いときの組付状態の正面図である。
【図3】米飯ホッパーと補助ホッパー機構の分解斜視図である。
【図4】底蓋閉鎖状態の補助ホッパー機構の断面図である。
【図5】底蓋引き出し状態の補助ホッパー機構の断面図である。
【符号の説明】
【0030】
P 米飯供給機構
Q 背板
V 米飯供給部
W 米飯ホッパー
S シャッター
T ターンテーブル
Y 補助ホッパー機構
1a、1b、1c 送りローラ
12 本体ホッパー
13 上部ホッパー
14 コンテナホッパー
14c 下方開口部
15 底蓋
【出願人】 【識別番号】591094262
【氏名又は名称】鈴茂器工株式会社
【出願日】 平成16年1月27日(2004.1.27)
【代理人】 【識別番号】100069213
【弁理士】
【氏名又は名称】平田 功

【公開番号】 特開2005−210902(P2005−210902A)
【公開日】 平成17年8月11日(2005.8.11)
【出願番号】 特願2004−17837(P2004−17837)