| 【発明の名称】 |
チーズ付板海苔の製造方法およびその製品 |
| 【発明者】 |
【氏名】大高 由美 【住所又は居所】東京都渋谷区千駄ヶ谷1−13−6 株式会社山形屋海苔店内
【氏名】小島 亜希子 【住所又は居所】東京都渋谷区千駄ヶ谷1−13−6 株式会社山形屋海苔店内
【氏名】河村 敏弘 【住所又は居所】東京都渋谷区千駄ヶ谷1−13−6 株式会社山形屋海苔店内
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| 【要約】 |
【課題】長く保存することができ、食感のよいチーズ付板海苔を提供すること。
【解決手段】板海苔にチーズを乗せ、電子レンジを用いて加熱し、チーズの水分を除去するとともに、チーズを板海苔に密着させる。板海苔の大きさは、2×5cm×2〜10cmが好ましく、チーズは、任意の形状のものを1.0g〜5.0g用いる。電子レンジは、例えば2450メガヘルツのものを用い、50秒〜75秒間加熱する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 板海苔にチーズを乗せ、電子レンジを用いて、これを加熱し、チーズを、その水分を除きながら海苔に融着させることを特徴とするチーズ付板海苔の製造方法。 【請求項2】 板海苔にチーズを乗せ、これを加熱し、水分を除いたチーズを板海苔に融着させてなるチーズ付板海苔。 【請求項3】 2〜5cm×2〜10cmの板海苔に1.0g〜5.0gのチーズを乗せ、電子レンジを用いて加熱し、チーズを、その水分を除きながら海苔に融着させることを特徴とするチーズ付板海苔の製造方法。 【請求項4】 2〜5cm×2〜10cmの板海苔に1.0g〜5.0gのチーズを乗せ、電子レンジを用いて加熱し、水分を除いたチーズを板海苔に融着させてなるチーズ付板海苔。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、チーズ付板海苔の製造方法と製品に関する。 【背景技術】 【0002】 一般にチーズと海苔の組合せ食品としては、市販されているチーズを適当な大きさに切断し、これに海苔を巻いたものが、オードブルとして提供されている。 また、常温で溶けない油、例えばラード、パーム油、水素添加された植物油等の硬化油の中にチーズの粉末等を溶かし、これを海苔に塗布して固化させたり、海苔で硬化油を使用したチーズをサンドイッチ状に挟んだものが作られている。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 市販のチーズを海苔で巻くと、チーズの水分が海苔に移り、長く保存することができない。硬化油を使うと、食感も良くなく、脂肪の摂取が多くなって健康面で好ましくない。したがって、長く保存することができ、食感が良く、健康上も好ましいチーズ付板海苔が求められていた。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は、海苔にチーズを乗せて電子レンジで加熱調理し、チーズの水分を除くようにしたもので、短時間でチーズが解けて海苔に融着させ、かつチーズを乾燥ができ、海苔に水分が移ることを防ぎながら、長く保存することができる製品が得られる。また、硬化油を使わないため食味と食感が良く、栄養面からみても好ましい商品を提供できる。 【発明の効果】 【0005】 チーズと海苔は、味の相性がよく、以前からオードブルとして出されていた。最近、韓国海苔の普及により、スナック感覚で消費される海苔製品が見られるようになって来た。本発明によると日持ちが良く、パリパリ感があり、風味に優れたスナック感覚をもつ商品にすることができ、消費の増加が期待される。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 海苔は板海苔が好ましく、焼海苔・乾海苔いずれでもよい。チーズの味とのバランス上、海苔の味のしっかりしたもので、もしチーズの水分が移行しても、縮みの少い、硬めの海苔が適する。海苔を食べやすい大きさ、例えば2〜5×2〜10cm程度に切断する。切断する形状は、三角形、四角形、丸形のみでなく、ハート形、花形など、任意の形状にすることができるが食べやすい大きさが好ましい。これにチーズを乗せ電子レンジにかける。電子レンジの種類は問わない。また、海苔を焦がすことなくチーズの水分を除き、チーズを海苔に融着させることができる手段であればよく、電子レンジに代えて、同様の作用をもつ別の手段を用いることができる。チーズは溶解するため任意の形状でよい。例えば板状、サイコロ状などで良い。チーズと海苔の割合は、海苔の大きさ5×5cmの場合、チーズ1.0〜2.5gが好ましい。これによってチーズが海苔の外に流れ出ることがなく、かつ味の面でもバランスの優れたものになる。 【0007】 図1は、得られたチーズ付板海苔を示し、1は海苔、2はチーズである。チーズ2は海苔1と一体に密接するとともに、水分が5%以下まで低下し、表面に細い気泡のあと3が残るような状態になる。海苔は一般に5%以下の水分に調整されるが、海苔1もさらに水分が減少して3%以下になるが、焦げることはなく、製品を口にすると、爽やかなパリパリ感があり、チーズが加熱される影響からか海苔とチーズ味が混和して、極めて風味の良いスナック風の商品になる。 【0008】 電子レンジは、例えば発振周波数2450メガヘルツのものを用い、50〜75秒程度の加熱を行う。海苔は、殆んど水分を含んでいないため、熱されることがなく、焦げることがない。オーブンとかフライパンで加熱すると、チーズが乾燥する前に海苔自体が加熱されて、焦げてしまう。 チーズは、溶けて海苔に付着することが必要であり、そのような性質をもつチーズを用いる。溶けたチーズが海苔の外に流れたり、溶けないで飛散したり、膜を作って乾燥がスムーズに行かないタイプのチーズは、使用できない。好ましいチーズは、例えば、ゴーダ、エメンタール、ミモレット、チェダー、エダム、モッツァレラ、グラッド、タレッジオ、ゴルゴンゾーラ、スチィルトンである。一般に、チーズは、その種類によって15%〜80%の水分を含む。チーズの保持している水分が多いと海苔への影響(海苔が曲がったり縮んだりしやすい)が大きくなるので、チーズの含有水分は、15%〜40%が好ましい。 【0009】 海苔を1/16枚(5×4cm)に切断し、大きさ2×1cm、厚さ3mmのチーズやチーズ塊2gを乗せ、2450メガヘルツの電子レンジで60秒加熱処理を行い、チーズの状態をしらべた。結果は、下記の表の通りである。 【表1】
注:チーズの水分は、いずれも3〜4%位まで低下する。
上表の結果から、「フレッシュタイプ」中の「カッテージ」「プチムーレ」「クリーム」は適当でなく、また、「白カビタイプ」も好ましくない。 【0010】 海苔に対するチーズの適量テストを行った。 5×4cmに切断した乾海苔に量の異なるチーズを乗せ、60秒加熱処理をしたところ下記のような結果を得ることができた。 【表2】
上表からみて、5×4cmの乾海苔に対して、チーズは1〜2.5gが好ましい。 また、チーズを2片の海苔ではさんで加熱すると、スムーズに水分が除去できないため加熱時間がかかり、好ましくない。海苔の上にのせたチーズの上に、海苔の代わりに、小さなあられ、柿の種、コーンフレーク等を乗せると、チーズの水分がスムーズに除去され、かつ、これらをチーズ上面に付着させることができるので、新たな食感を付加することができる。 【実施例1】 【0011】 焼き海苔を3×3cmに切断し、8枚並べ、各々に大きさ2×1cm、厚さ2mmのゴーダチーズを1.5gずつ乗せ、その上に唐辛子の粉末を一つまみ乗せて電子レンジで70秒間加熱処理を行った。出来上がったものは、パリパリ感があり、海苔とチーズが調和した味が、極めて優れたものであった。 【実施例2】 【0012】 乾海苔を3.5×10cmの大きさに切断し、8gの板状チェダーチーズ(2×8cm)を海苔に乗せ、電子レンジによって、70秒間、加熱処理を行った。製品の形といい、チーズと海苔の彩りといい好ましいものができあがった。 【図面の簡単な説明】 【0013】 【図1】本発明によって得られたチーズ付板海苔の斜視図である。 【符号の説明】 【0014】 1 海苔 2 チーズ 3 チーズの表面に生じた気泡のあと
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| 【出願人】 |
【識別番号】391005835 【氏名又は名称】株式会社山形屋海苔店 【住所又は居所】東京都中央区京橋2丁目6番21号
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| 【出願日】 |
平成16年1月15日(2004.1.15) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100099623 【弁理士】 【氏名又は名称】奥山 尚一
【識別番号】100060069 【弁理士】 【氏名又は名称】奥山 尚男
【識別番号】100096769 【弁理士】 【氏名又は名称】有原 幸一
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| 【公開番号】 |
特開2005−198556(P2005−198556A) |
| 【公開日】 |
平成17年7月28日(2005.7.28) |
| 【出願番号】 |
特願2004−7805(P2004−7805) |
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