| 【発明の名称】 |
植物液の抽出方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】柿澤 孝則 【住所又は居所】静岡県浜松市高丘北2丁目57−43 株式会社未来菜園内
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| 【要約】 |
【課題】植物に含まれる有効成分を効率よく抽出して高濃度の植物抽出液を得る。
【解決手段】植物(20)を搾って搾汁液(20a)と搾りカス(21)とを生成し、搾りカス(21)を乾燥させた後、これを粉砕して前記搾汁液(20a)に混入し、次いで有益な酵母菌により発酵させた後、固形物を除く澄んだ液を抽出することにより、高濃度の植物抽出液を得る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 植物(20)を搾って搾汁液(20a)と搾りカス(21)とを生成し、搾りカス(21)を乾燥させた後、これを粉砕して前記搾汁液(20a)に混入し、次いで有益な酵母菌により発酵させた後、固形物を除く澄んだ液を抽出したことを特徴とする植物液の抽出方法。 【請求項2】 植物(20)はそばの若芽及び又はそばの花としたことを特徴とする請求項1記載の植物液の抽出方法。 【請求項3】 搾りカス(21)を凍結乾燥させた後、これを粉砕して搾汁液(20a)に混入させたことを特徴とする請求項1又は2記載の植物液の抽出方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、そばの若芽、花、あるいは野菜等の植物からドリンク液を得る植物液の抽出方法に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来の技術として、そばの若芽を搾汁して搾汁液を作製し、該搾汁液をいったん凍結した後、この凍結した搾汁液を解凍し、解凍した搾汁液を常温で保持することにより乳酸・酵母発酵させ、搾汁液の上澄み液を分離して得るそば芽を原料とするジュースの製造方法があった。 【特許文献1】特開2002−209562号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上記従来のものは、そばの若芽を搾汁した搾汁液のみを活用してジュースを製造するようにしていたので、そばの若芽を搾った搾りカスに残存する有効成分を生かすことができないものであった。本発明は、搾汁した後に発生した搾りカスに含まれる成分をも有効に活用することにより、上記不具合を解消した新規な植物液の抽出方法を得ることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0004】 本発明は上記目的を達成するために、以下の如く構成したものである。即ち、請求項1に係る発明は、植物を搾って搾汁液と搾りカスとを生成し、搾りカスを乾燥させた後、これを粉砕して前記搾汁液に混入し、次いで有益な酵母菌により発酵させた後、固形物を除く澄んだ液を抽出する構成にしたものである。 請求項2に係る発明は、前記植物をそばの若芽及び又はそばの花としたものである。 請求項3に係る発明は、搾りカスを凍結乾燥させた後、これを粉砕して搾汁液に混入させるようにしたものである。 【発明の効果】 【0005】 本発明の請求項1に係る発明は、搾りカスを乾燥・粉末にして搾汁液に混入するようにしたので、植物の有効成分を効率よく引き出すことができるとともに、搾汁液の有効成分の濃度が高くなる。即ち、搾りカスを乾燥させることによって搾りカスに残留した有効成分の濃度が高くなる。また 乾燥した搾りカスを粉末にして搾汁液に混入するので、搾汁液が迅速に粉末搾りカスに浸透し、粉末搾りカスに残留した濃度の高い有効成分が効率よく搾汁液に移行し、有効成分の高い植物抽出液を得ることができる。 請求項2に係る発明は、そばの若芽及び又はそばの花の有効成分を効率よく引き出すことができるとともに、有効成分の高いそばのドリンク液を得ることができる。 請求項3に係る発明は、搾りカスを凍結により乾燥させるようにしたので、搾りカスに混在した雑菌が死滅し、搾汁液の発酵が安定して行われることになる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 以下本発明を図に基づいて説明する。図において、図1〜図6は本発明による植物抽出液の製造工程を示し、図1は植物の搾汁工程を示す断面図、図2は搾りカスの乾燥工程を示す断面図、図3は搾りカスの粉砕工程を示す要部断面図、図4は粉末搾りカスの混入工程を示す断面図、図5は発酵工程を示す断面図、図6は植物抽出液入りパックの斜視図である。 【0007】 図1において、1は搾り機であり、架台2に底面に流出口3aを有する有底円筒形の容器3を載置し、該容器3の底部に多孔板製の受板4を載置する。上記架台の上部に上部フレーム2aを支点ピン2bにより回動可能に取り付け、該上部フレーム2aの中心部にモーター5を取り付け、該モーター5の回転軸に下方に向かって突出するスクリュー6を連結し、該スクリュー6に支持筒7をネジ嵌合させ、該支持筒7の下端に円板状の加圧板8を連結する。該加圧板8は容器3の内径よりも若干小径にして容器3内に上下摺動可能に嵌合させる。9は上部フレーム2aの回動端部を架台2に係脱する係止具、10は容器3の下方に設置したタンクである。 【0008】 上記搾り機1に本例ではそばの若芽20を収容する。即ち、図1の仮想線で示すように、上部フレーム2aを支点ピン2bを中心として上方に回動させ、加圧板8を容器3から離脱させ、該容器3内に所定量のそばの若芽を収容する。次いで、同図実線で示すように、上部フレーム2aを介して加圧板8を容器3内に嵌合させる。この状態でモーター5を起動させ、スクリュー6、支持筒7を介して上記加圧板8を下方に移動させ、容器3内のそばの若芽20を圧縮し、その搾汁液20aをタンク10内に収容する。この場合、上記容器3内にそばの若芽を約300kg収容し、これを搾り機1で搾ると、約250kgの搾汁液20aが生成されることになる。 【0009】 次いで、図2に示すように、前記容器3内に残ったそばの若芽20の搾りカス21、約50kgをパレット12に移して約−25℃に設定した冷凍庫13内に収容し、ここで凍結乾燥させる。この凍結乾燥させた搾りカス21を図3に示す粉砕機15により粉砕し、該粉砕機15で粉砕された粉末搾りカス21aを粉末容器16に収容する。 【0010】 次いで上記粉末容器16内に収容した粉末搾りカス21aを、図4に示すように、前述したタンク10内に投入して該タンク10内の搾汁液20aに混入させた後、図5に示すように、約5℃に設定した保冷室18内に収容し、ここで乳酸菌等の有益な酵母菌により発酵させ、ルチン、カリウム、ビタミン類を豊富に含んだ植物抽出液を得る。 【0011】 次いで、上記発酵させた搾汁液20aの上澄み液、つまり粉末搾りカス21a等の固形物を除く澄んだ液を抽出し、これを図6に示すように、液状の状態でアルミ箔製のパックに充填し、植物抽出液入りパック19製品にする。または、上記植物抽出液内の水分を蒸発させて濃厚な液状あるいは固形状のエキス製品とする。 【0012】 上記実施例によれば、搾りカス21を乾燥・粉末にして粉末搾りカス21aを形成し、該粉末搾りカス21aを搾汁液20に混入するようにしたので、濃縮残留した粉末搾りカス21a内の有効成分が効率よく搾汁液20に移行し、そばの若芽全体に含まれる有効成分を効率よく引き出すことができ、高濃度の有効成分を含む植物抽出液を得ることができる。 また、搾りカス21を凍結により乾燥させ、これを粉末にして搾汁液20に混入するようにしたので、搾りカス21内に雑菌が存在しなくなり、搾汁液20の発酵が安定して行われることになる。 【図面の簡単な説明】 【0013】 【図1】植物の搾汁工程を示す断面図である。 【図2】搾りカスの乾燥工程を示す断面図である。 【図3】搾りカスの粉砕工程を示す要部断面図である。 【図4】粉末搾りカスの混入工程を示す断面図である。 【図5】発酵工程を示す断面図である。 【図6】植物抽出液入りパックの斜視図である。 【符号の説明】 【0014】 1 搾り機 2 架台 2a 上部フレーム 2b 支点ピン 3 容器 3a 流出口 4 受け板 5 モーター 6 スクリュー 7 支持筒 8 加圧板 9 係止具 10 タンク 12 パレット 13 冷凍庫 15 粉砕機 16 粉末容器 18 保冷室 19 植物抽出液入りパック
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| 【出願人】 |
【識別番号】503402138 【氏名又は名称】株式会社未来菜園 【住所又は居所】静岡県浜松市高丘北2丁目57−43
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| 【出願日】 |
平成15年10月31日(2003.10.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097700 【弁理士】 【氏名又は名称】増田 恒則
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| 【公開番号】 |
特開2005−130822(P2005−130822A) |
| 【公開日】 |
平成17年5月26日(2005.5.26) |
| 【出願番号】 |
特願2003−373204(P2003−373204) |
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