| 【発明の名称】 |
大麦焼酎蒸留残液から得られる血圧降下作用を有し且つ優れた呈味性を有する組成物 |
| 【発明者】 |
【氏名】大森 俊郎
【氏名】望月 聡
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| 【要約】 |
【課題】大麦を原料とする焼酎製造において副成する大麦焼酎蒸留残液を使用して、顕著な血圧降下作用を有し且つ優れた呈味性を有する組成物を提供する。
【解決手段】大麦を原料とする焼酎製造において副成する大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得、該液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより分取した非吸着画分からなり、該非吸着画分は、平均鎖長が3.0乃至5.0である複数種のペプチドを含有し、それらペプチドは該ペプチドに由来するアミノ酸総含量を100%としたときのアミノ酸組成が、グルタミン酸24乃至38%、グリシン4乃至20%、アスパラギン酸5乃至10%、プロリン4乃至9%、及びセリン4乃至8%であり、血圧効果作用を有し且つ優れた呈味性を有する組成物。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 大麦を原料とする焼酎製造において副成する大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得、該液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより分取した非吸着画分からなり、該非吸着画分は、平均鎖長が3.0乃至5.0である複数種のペプチドを含有し、それらペプチドは該ペプチドに由来するアミノ酸総含量を100%としたときのアミノ酸組成割合が、グルタミン酸24乃至38%、グリシン4乃至20%、アスパラギン酸5乃至10%、プロリン4乃至9%、及びセリン4乃至8%であり、血圧降下作用を有し且つ優れた呈味性を有する組成物。 【請求項2】 前記ペプチドに由来するアミノ酸総含量が、8乃至14重量%である請求項1に記載の組成物。 【請求項3】 前記非吸着画分は、遊離アミノ酸類、遊離糖類、多糖類、及び有機酸類を更に含有する請求項1に記載の組成物。 【請求項4】 前記非吸着画分は、前記遊離アミノ酸類を4乃至12重量%、前記遊離糖類を5乃至10重量%、前記多糖類を15乃至25重量%、及び前記有機酸類を2乃至8重量%含有する請求項3に記載の組成物。 【請求項5】 前記非吸着画分は、凍結乾燥粉末形態のものである請求項1に記載の組成物。 【請求項6】 前記合成吸着剤は、芳香族系合成吸着剤又はメタクリル系合成吸着剤である請求項1に記載の組成物。 【請求項7】 医薬品として使用する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の組成物。 【請求項8】 食品として使用する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の組成物。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は大麦を原料とする焼酎製造において副成する大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得、該液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより得られる非吸着画分からなり、血圧降下作用を有し且つ優れた呈味性を有する組成物に関する。より詳細には、本発明は、大麦を原料とする焼酎製造において副成する大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得、該液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより分取した非吸着画分からなり、該非吸着画分は、平均鎖長が3.0乃至5.0である複数種のペプチドを含有し、それらペプチドは該ペプチドに由来するアミノ酸総含量を100%としたときのアミノ酸組成割合が、グルタミン酸24乃至38%、グリシン4乃至20%、アスパラギン酸5乃至10%、プロリン4乃至9%、及びセリン4乃至8%であり、血圧降下作用を有し且つ優れた呈味性を有する組成物に関する。 【背景技術】 【0002】 大麦焼酎を製造する際に副成する大麦焼酎蒸留残液については、以下の薬理作用を有することが知られている。即ち、該大麦焼酎蒸留残液がオロチン酸投与によるラットの肝臓への脂質の蓄積を抑制することが報告されている(例えば、非特許文献1としての日本栄養・食糧学会総会講演要旨集、Vol.53, 53(1999)参照。)。 さらに該大麦焼酎蒸留残液が有する上記の脂肪肝抑制作用は、ワイン粕やビール粕に比べて強く、該作用はいも焼酎蒸留残液には全く認められず、米焼酎蒸留残液では極めて小さいことから、大麦焼酎蒸留残液のみに特有のものであることが報告されている(例えば、非特許文献2としての日本醸造協会誌、Vol.94, No.9, 768(1999)参照。)。 また、前記大麦焼酎蒸留残液がウイルス性肝障害と同様の症状を呈することが知られているD-ガラクトサミン誘発性肝障害に対する発症抑制作用を有し、該発症抑制作用は該大麦焼酎蒸留残液を遠心分離に付すことにより得られる液体分に認められることが報告されている(例えば、非特許文献3としての日本醸造協会誌、Vol.95, No.9, 706(2000)参照。)。 【非特許文献1】日本栄養・食糧学会総会講演要旨集、Vol.53, 53(1999) 【非特許文献2】日本醸造協会誌、Vol.94, No.9, 768(1999) 【非特許文献3】日本醸造協会誌、Vol.95, No.9, 706(2000) 【0003】 更に、特許文献1としての特開2001-145472号公報には、大麦を原料とする焼酎製造において副成する大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得、該液体分にアルカリを添加してアルカリ可溶性画分を分取し、該アルカリ可溶性画分を酸で中和して中性可溶性画分を得、該中性可溶性画分にエタノールを添加することにより分取した、有機酸、タンパク質、及びヘミセルロースを含有するエタノール不溶性画分からなる組成物が、ラットを使用した実験において、オロチン酸誘発性肝障害に対する発症抑制作用を有することが記載されている。 特許文献2としての特開2003-38158号公報には、大麦を原料とする焼酎製造において副成する大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得、該液体分を合成吸着剤を用いる吸着処理に付して吸着画分を得、該吸着画分をアルカリ又はエタノールを用いて溶出することにより得られる脱着画分からなる、オロチン酸誘発性脂肪肝及び/又はD-ガラクトサミン誘発性肝炎の発症を抑制する作用を有する精製濃縮物が記載されている。 特許文献3としての特開2003-73294号公報には、大麦を原料とする焼酎製造において副生する大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得、該液体分に有機溶媒を添加することにより分取した有機溶媒不溶性画分からなる白血病細胞増殖阻害剤が記載されている。 特許文献4としての特開2003-73295号公報には、大麦を原料とする焼酎製造において副生する大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得、該液体分に有機溶媒を添加することにより分取した有機溶媒不溶性画分からなるナチュラルキラー細胞賦活化剤が記載されている。 【特許文献1】特開2001-145472号公報 【特許文献2】特開2003-38158号公報 【特許文献3】特開2003-73294号公報 【特許文献4】特開2003-73295号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 大麦焼酎蒸留残液が有する薬理作用については、上述したように、非特許文献1乃至非特許文献3に、大麦焼酎蒸留残液又は大麦焼酎蒸留残液を固液分離することにより得られる液体分(以下、これらを大麦焼酎蒸留残液の液体分と呼称することとする。)がオロチン酸誘発性肝障害及びD-ガラクトサミン誘発性肝障害に対する発症抑制作用を有することが記載されているが、前記大麦焼酎蒸留残液及びその液体分が血圧降下作用を有するか否かについては示唆するところすらない。また、特許文献1乃至特許文献4に記載されているそれぞれの画分が前記血圧降下作用を有するか否かについても示唆するところすらない。即ち、大麦焼酎蒸留残液から血圧降下作用を有する画分を分取した例はこれまでに全く知られていない。 【0005】 なお、特許文献1に記載の前記エタノール不溶性画分は、本発明の大麦焼酎蒸留残液の液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付して非吸着画分を分取する手法とは全く異なる手法により取得したものである。即ち、特許文献1に記載の前記エタノール不溶性画分は、上述したように、大麦焼酎蒸留残液の液体分にアルカリを添加してアルカリ可溶性画分を分取し、該アルカリ可溶性画分を酸で中和して中性可溶性画分を得、該中性可溶性画分にエタノールを添加して沈澱処理することにより得られるものである。そして、該エタノール不溶性画分は、主たる構成成分の一つとしてヘミセルロースを28±3重量%含有し、該ヘミセルロースはキシロース60乃至70重量%の糖組成を有するものである。一方、本発明の非吸着画分は、特許文献1に全く記載のない、平均鎖長が3.0乃至5.0である複数種のペプチドを含有するものである。また、本発明の非吸着画分は、多糖類を15乃至25重量%含有するものの、該多糖類の糖組成は前記ヘミセルロースとは明らかに異なる。従って、特許文献1に記載のエタノール不溶性画分は、本発明の非吸着画分とは明白に異なるものである。 本発明は、上述した従来技術に鑑みてなされたものであり、大麦焼酎蒸留残液から合成吸着剤を用いて分取した、血圧降下作用を有し且つ優れた呈味性を有する組成物を提供することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 特許文献2は、本発明者ら(二人)と他の三者が共同で為した発明に係るものである。特許文献2に記載の発明を為す過程で、特許文献2の発明者らは、大麦焼酎蒸留残液の液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより得られる吸着画分は、オロチン酸誘発性脂肪肝及びD-ガラクトサミン誘発性肝障害に対する発症抑制作用を有するが、大麦焼酎蒸留残液の液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより副成する非吸着画分は、オロチン酸誘発性脂肪肝及びD-ガラクトサミン誘発性肝障害に対する発症抑制作用を有しないことを見出し、前記非吸着画分は薬理作用を有しないことから無用なものとみなして廃棄していた。ところが、本発明者らの中の一人と他の三者は共同で、このように無用なものとして廃棄していた前記非吸着画分の薬理作用について鋭意検討を行ったところ、該非吸着画分が、アルコール性肝障害に対する発症抑制作用及び治癒作用を有することを見出し、特願2002-250991及び特願2002-250992として出願した。 【0007】 本発明者らは、前記非吸着画分について、別の薬理作用の観点で鋭意検討を行ったところ、驚くべきことに、該非吸着画分が顕著な血圧降下作用を有することを見出した。 また、本発明者らは、前記非吸着画分について、呈味性の観点で鋭意検討を行った。その結果、大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得、該液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより得られる非吸着画分が、雑味が極めて少ない卓越した呈味性を有し且つ着色度合も極めて少ない調味料たり得ることを見出した。 本発明は、斯かる発見に基づいて完成に至ったものである。本発明の目的は、大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得、該液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより得られる非吸着画分からなる、血圧降下作用を有し且つ優れた呈味性を有する組成物を提供することにある。 【0008】 本発明者らは、上述したように、大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得、該液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより得られる非吸着画分が、アルコール性肝障害に対する発症抑制作用及び治癒作用を有することに鑑みて、該非吸着画分について、別の薬理作用の観点で鋭意検討を行った。即ち、該非吸着画分が血圧降下作用を示すか否かを明らかにするために、該非吸着画分を用いて以下の実験を行い、鋭意検討した。 【0009】 即ち、14週齢の雄性SHRラット(日本SLC)18匹を、1群9匹として、対照群及び試験群からなる2群に分けた。その際、前記各群におけるラットの平均体重に係る分散に統計学的有意差が生じないように前記18匹のラットを振り分けた。対照群のラットに対しては、表1の対照群に示す組成からなる飼料、試験群のラットに対しては、表1の試験群に示す組成からなる飼料、即ち、上記非吸着画分の凍結乾燥物粉末10%を含有する飼料をそれぞれ28日間与えて飼育した。血圧の測定は、実験開始時、開始後7日目、14日目、21日目、及び28日目に、非観血式自動血圧測定装置(ソフトロン社製BP-98E)を用いて、無麻酔下で行った。 【0010】 その結果、試験群は、対照群と比較して、最高血圧及び最低血圧が共に有意に降下していることが判明した。以上の実験結果から、上記非吸着画分の凍結乾燥物粉末は、顕著な血圧降下作用を有することが判った。 【0011】 また、本発明者らは、前記非吸着画分について、呈味性の観点で鋭意検討を行った。その結果、大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得、該液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより得られる非吸着画分が、雑味が極めて少ない卓越した呈味性を有し且つ着色度合も極めて少ない調味料たり得ることを見出した。 【0012】 以上の実験結果から、大麦を原料とする焼酎の製造において副成する大麦焼酎蒸留残液を固液分離して、液体分を得、該液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより得られる非吸着画分が、顕著な血圧降下作用を有し且つ極めて優れた呈味性を有することが判明した。当該事実から、大麦を原料とする焼酎の製造において副成する大麦焼酎蒸留残液を固液分離することにより得られる該液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより得られる非吸着画分は、顕著な血圧降下作用を有し、そして、該非吸着画分は極めて優れた呈味性を有することから好適な調味料たり得ることが判明した。 【0013】 そして、本発明者らは、大麦を原料とする焼酎製造において副成する大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得、該液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより非吸着画分を分取し、該非吸着画分を後述の実施例に記載の分析方法により分析に供した結果、該非吸着画分は、平均鎖長が3.0乃至5.0である複数種のペプチドを含有し、それらペプチドは該ペプチドに由来するアミノ酸総含量を100%としたときのアミノ酸組成割合が、グルタミン酸24乃至38%、グリシン4乃至20%、アスパラギン酸5乃至10%、プロリン4乃至9%、及びセリン4乃至8%であり、該ペプチドに由来するアミノ酸総含量は8乃至14重量%であることが判明した。また、該非吸着画分は、遊離アミノ酸類、遊離糖類、多糖類、及び有機酸類を含有し、詳細には、前記遊離アミノ酸類を4乃至12重量%、前記遊離糖類を5乃至10重量%、前記多糖類を15乃至25重量%、及び前記有機酸類を2乃至8重量%含有することが判明した。そして、前記遊離アミノ酸類は、プロリン20乃至28%、アラニン11乃至18%、ロイシン11乃至17%、アルギニン10乃至17%、及びグルタミン酸13乃至20%からなるアミノ酸で構成され、前記遊離糖類は、グルコース2乃至6重量%、キシロース0.5乃至5重量%、アラビノース0.5乃至3重量%の糖組成を有し、前記多糖類は、グルコース6乃至16重量%、キシロース3乃至12重量%、アラビノース0.5乃至4重量%の糖組成を有することが判明した。前記有機酸類は、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、及び乳酸からなることが判明した。更に該非吸着画分を凍結乾燥に付した場合、淡黄色の性状を有することが判明した。なお、該非吸着画分は、上述のように多糖類を15乃至25重量%含有することから、前記ペプチドの中にはこうした多糖類と結合しているものも存在すると推察された。そして、こうした特徴を有する該非吸着画分は、顕著な血圧降下作用を有すると共に、極めて優れた呈味性を有することが判明した。本発明はこれらの判明した事実に基づくものである。 【発明の効果】 【0014】 本発明によれば、大麦焼酎蒸留残液(大麦を原料とする焼酎製造において副成する大麦焼酎蒸留残液)を比較的簡単な方法、即ち、該大麦焼酎蒸留残液を固液分離し、得られる液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付す方法により、非吸着画分、即ち顕著な血圧降下作用を有し且つ極めて優れた呈味性を有する非吸着画分を得ることができる。この非吸着画分は、食品用又は医薬用としても使用できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 本発明は上記目的を達成するものであり、顕著な血圧降下作用を有し且つ極めて優れた呈味性を有する組成物を提供する。即ち、大麦を原料とする焼酎の製造において副成する大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得、該液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより得られる非吸着画分からなる、顕著な血圧降下作用を有し且つ極めて優れた呈味性を有する組成物を提供する。 【0016】 以下に、本発明の好ましい態様について述べるが、本発明はこれらに限定されるものではない。 本発明の、顕著な血圧降下作用を有し且つ極めて優れた呈味性を有する組成物は以下のようにして製造される。即ち該組成物の製造方法は、大麦を使用する蒸留酒の製造において副成する大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得る第1の工程、該液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより非吸着画分を得る第2の工程からなる。 以下に、本発明の該製造方法を実施する際に使用する、大麦を原料とする焼酎の製造において副成する大麦焼酎蒸留残液、及び各工程について詳述する。 【0017】 本発明において使用する大麦焼酎蒸留残液は、大麦又は精白大麦を原料として大麦麹及び蒸麦を製造し、得られた大麦麹、及び蒸麦中に含まれるでんぷんを麹、及び/又は酵素剤を使用して糖化し、さらに酵母によるアルコール発酵に付して熟成もろみを得、該熟成もろみを減圧蒸留または常圧蒸留等の蒸留装置を用いて蒸留する際に蒸留残渣として副成するもの、即ち、大麦焼酎の蒸留残液を意味する。また、米焼酎、甘藷焼酎、そば焼酎の製造においても、これらの焼酎製造において原料の一部として大麦を使用する場合に副成する焼酎蒸留残液も本発明において使用する大麦焼酎蒸留残液に包含される。 【0018】 本発明において、大麦焼酎蒸留残液を得るに際して、大麦焼酎の製造に用いる大麦麹は、通常の大麦焼酎製造において行われている製麹条件で製造すればよく用いる麹菌株としては、一般的に大麦焼酎製造で使用する白麹菌(Aspergillus kawachii)が好ましい。或いは泡盛製造で使用する黒麹菌(Aspergillus awamori)及び清酒製造等で使用する黄麹(Aspergillus oryzae)などのAspergillus属の菌株を用いることもできる。また大麦焼酎の製造に用いる酵母は、一般的に焼酎製造の際に使用する各種の焼酎醸造用酵母を使用することができる。 【0019】 本発明において、大麦焼酎の製造における蒸留工程で得られた大麦焼酎蒸留残液を固液分離して液体分を得る第1の工程は、大麦焼酎蒸留残液から原料大麦、あるいは大麦麹由来の水不溶性の発酵残渣を除去し、液体分を得ることを目的として行うものである。この第1の工程における当該固液分離は、スクリュープレス方式やローラープレス方式の固液分離方法を介するか、或いはろ過圧搾式の固液分離機を用いて予備分離を行い、次いで遠心分離機、ケイソウ土ろ過装置、セラミックろ過装置、或いはろ過圧搾機等を用いて本発明により実施できる本固液分離処理を行う。第1の工程で得られた前記液体分を合成吸着剤を用いる吸着分離処理に付すことにより、顕著な血圧降下作用を有し且つ極めて優れた呈味性を有する非吸着画分を得る第2の工程は、該液体分に含まれる血圧降下作用と極めて優れた呈味性に関与する成分を、該合成吸着剤を用いて分画することを目的として行うものである。第2の工程で使用する合成吸着剤の好適な具体例としては、オルガノ(株)製のアンバーライトXAD-4、アンバーライトXAD-16、アンバーライトXAD-1180及びアンバーライトXAD-2000、三菱化学(株)製のセパビーズSP850及びダイヤイオンHP20等の芳香族系(又はスチレン系とも言う)合成吸着剤、オルガノ(株)製のアンバーライトXAD-7及び三菱化学(株)製のダイヤイオンHP2MG等のメタクリル系(又はアクリル系とも言う)合成吸着剤を挙げることができる。これらの他、場合によっては三菱化学(株)製のセパピーズSP207等の芳香族系修飾型合成吸着剤を用いることができる。 【0020】 このようにして得られる本発明の組成物である上記非吸着画分はそのままの液体の状態で、或いはこれを凍結乾燥等に付すことにより乾燥物粉末にして、顕著な血圧降下作用を有し且つ極めて優れた呈味性を有する組成物として使用することが出来る。 【0021】 以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。 【0022】 以下の実施例に供する目的で大麦焼酎の製造を行った。原料としては、大麦(70%精白)を用いた。 [麹の製造] 大麦を40%(w/w)吸水させ、40分間蒸した後、40℃まで放冷し、大麦トンあたり1kgの種麹(白麹菌)を接種し、38℃、RH95%で24時間、32℃、RH92%で20時間保持することにより、大麦麹を製造した。 [蒸麦の製造] 大麦を40%(w/w)吸水させ、40分間蒸した後、40℃まで放冷することにより、蒸麦を製造した。 [大麦焼酎及び大麦焼酎蒸留残液の製造] 1次仕込みでは前述の方法で製造した大麦麹(大麦として3トン)に、水3.6キロリットル及び酵母として焼酎酵母の培養菌体1kg(湿重量)を加えて1次もろみを得、得られた1次もろみを5日間の発酵(1段目の発酵)に付した。次いで、2次仕込みでは、上記1段目の発酵を終えた1次もろみに、水11.4キロリットル、前述の方法で製造した蒸麦(大麦として7トン)を加えて11日間の発酵(2段目の発酵)に付した。発酵温度は1次仕込み、2次仕込みとも25℃とした。上記2段目の発酵を終えた2次もろみを常法により単式蒸留に付し、大麦焼酎10キロリットルと大麦焼酎蒸留残液15キロリットルを得た。得られた大麦焼酎蒸留残液を以下の実施例1に用いた。 【実施例1】 【0023】 前記大麦焼酎蒸留残液を8000rpm,10minの条件で遠心分離して該大麦焼酎蒸留残液の液体分を得、該液体分25Lと脱イオン水10Lをこの順番にオルガノ(株)製の合成吸着剤アンバーライトXAD-16を充填したカラム(樹脂容量10L)に通して吸着分離処理することにより、該カラムの合成吸着剤に対して非吸着性を示す素通り液からなる非吸着画分を分取した。得られた該非吸着画分を真空凍結乾燥機を用いて凍結乾燥に付し、凍結乾燥物1200gを得た。得られた凍結乾燥物を粉砕処理に付して、淡黄色を呈する粉末を得た。得られた凍結乾燥物粉末(組成物)を以下の試験例1に供し、血圧降下作用を評価した。 【試験例1】 【0024】 本発明の組成物が有する血圧降下作用を明らかにするために以下の試験を行った。即ち、14週齢の雄性SHRラット(日本SLC)18匹を、1群9匹として、対照群及び試験群からなる2群に分けた。その際、前記各群におけるラットの平均体重に係る分散に統計学的有意差が生じないように前記18匹のラットを振り分けた。対照群のラットに対しては、表1の対照群に示す組成からなる飼料、試験群のラットに対しては、表1の試験群に示す組成からなる飼料、即ち、実施例1で得た凍結乾燥物粉末10%を含有する飼料をそれぞれ28日間与えて飼育した。血圧の測定は、実験開始時、開始後7日目、14日目、21日目、及び28日目に、非観血式自動血圧測定装置(ソフトロン社製BP-98E)を用いて、無麻酔下で行った。 【評価1】 【0025】 対照群及び試験群のラットにおける、最高血圧及び最低血圧の測定結果を表2に示す。表2に示す結果から以下の事実が判明した。 即ち、試験群は、対照群と比較して、最高血圧及び最低血圧が共に有意に降下していることが判明した。以上の実験結果から、前記実施例1で得た凍結乾燥物粉末は、顕著な血圧降下作用を有することが判明した。 【0026】 以上の結果から、実施例1で得た本発明の凍結乾燥物粉末は、SHRラット、即ち、高血圧自然発症ラットに対して顕著な血圧降下作用を示すことが判明した。 即ち、本発明の組成物は、顕著な血圧降下作用を有することが明らかとなった。 【0027】 以上、試験例1で述べた結果から明らかなように、本発明の組成物は、卓越した顕著な血圧降下作用を有することが判明した。 【0028】 [非吸着画分の成分組成の分析] 以下に述べるように、実施例1と同様にして芳香族系合成吸着剤アンバーライトXAD-16を使用してロットを異にする複数の大麦焼酎蒸留残液のそれぞれを吸着分離処理することにより得られたそれぞれの非吸着画分からなる複数の分析用試料のそれぞれについて成分組成の分析を行った。 [分析用試料の作製] 上記[大麦焼酎及び大麦焼酎蒸留残液の製造]の方法を複数回行って、ロットを異にする複数の大麦焼酎蒸留残液を用意した。それぞれの大麦焼酎蒸留残液を、実施例1におけると同様の方法で遠心分離して大麦焼酎蒸留残液の液体分を得、該液体分25Lと脱イオン水10Lをこの順番にオルガノ社製の合成吸着剤アンバーライトXAD-16を充填したカラム(樹脂容量10L)に通して吸着分離処理し、該カラムからの流出液、即ち、該カラムの合成吸着剤に対して非吸着性を示す非吸着画分を分取し、該非吸着画分からなる分析用試料を得た。この様にして、複数種の分析用試料を作製した。 [分析用試料の分析] 上記で得られた複数の分析用試料のそれぞれについて、ペプチドを構成するアミノ酸組成、遊離アミノ酸組成、遊離糖類組成、多糖類組成、有機酸類組成、及びペプチドの平均鎖長を測定した。ペプチドを構成するアミノ酸組成は塩酸を用いた酸分解法に付した後にアミノ酸自動分析装置((株)日立製作所製高速アミノ酸分析計L-8500A)により、遊離アミノ酸組成は該アミノ酸自動分析装置により、遊離糖類組成はHPLC(High performance liquid chromatography) 法により、多糖類組成は塩酸加水分解によるHPLC法により、有機酸類組成はHPLC法により、及びペプチドの平均鎖長はTNBS(2,4,6-trinitrobenzene-sulfonic acid)法によりそれぞれ測定した。 【0029】 [分析結果] 上記分析用試料の成分組成(乾燥重量に基づく)の分析結果を表3に示す。表3に示した結果から明らかなように、上記非吸着画分は、平均鎖長が3.0乃至5.0である複数種のペプチドを含有し、それらペプチドは該ペプチドに由来するアミノ酸総含量を100%としたときのアミノ酸組成割合が、グルタミン酸26乃至38%、グリシン8乃至20%、アスパラギン酸6乃至10%、プロリン6乃至9%、及びセリン5乃至8%であり、該ペプチドに由来するアミノ酸総含量は9乃至14重量%であることが判明した。また、該非吸着画分は、遊離アミノ酸類、遊離糖類、多糖類、及び有機酸類を含有し、詳細には、前記遊離アミノ酸類を6乃至12重量%、前記遊離糖類を6乃至10重量%、前記多糖類を18乃至25重量%、及び前記有機酸類を4乃至8重量%含有することが判明した。なお、前記遊離アミノ酸類は、プロリン22乃至28%、アラニン11乃至17%、ロイシン13乃至16%、アルギニン12乃至16%、及びグルタミン酸15乃至20%からなるアミノ酸で構成され、前記遊離糖類は、グルコース2乃至6重量%、キシロース0.5乃至5重量%、アラビノース0.5乃至3重量%の糖組成を有し、前記多糖類は、グルコース6乃至16重量%、キシロース3乃至12重量%、アラビノース0.5乃至4重量%の糖組成を有することが判明した。前記有機酸類は、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、及び乳酸からなることが判明した。そして、こうした組成を有する非吸着画分を凍結乾燥に付した場合、淡黄色の性状を有することが判明した。なお、該非吸着画分は、上述のように多糖類を18乃至25重量%含有することから、前記ペプチドの中にはこうした多糖類と結合しているものも存在すると推察された。 【0030】 更に、上記分析用試料の作製の手法を上記合成吸着剤アンバーライトXAD-16以外の上述した芳香族系合成吸着剤、即ち、オルガノ(株)製のアンバーライトXAD-4、アンバーライトXAD-1180及びアンバーライトXAD-2000、三菱化学(株)製のセパビーズSP850及びダイヤイオンHP20のそれぞれを用いて行い、それぞれの合成吸着剤について複数の非吸着画分からなる分析用試料を得、得られた分析用試料について上述したのと同様にして分析を行ったところ、表3に示すのと実質的に同等の結果が得られた。 【実施例2】 【0031】 上記[大麦焼酎及び大麦焼酎蒸留残液の製造]において得られた大麦焼酎蒸留残液を8000rpm,10minの条件で遠心分離して大麦焼酎蒸留残液の液体分を得、該液体分25Lと脱イオン水10Lをこの順番にオルガノ(株)製のメタクリル系の合成吸着剤アンバーライトXAD-7を充填したカラム(樹脂容量10L)に通して吸着分離処理し、該カラムの合成吸着剤に対して非吸着性を示す素通り液からなる非吸着画分を分取し、該非吸着画分を真空凍結乾燥機を用いて凍結乾燥に付し、凍結乾燥物1060gを得た。得られた凍結乾燥物を粉砕処理に付して、淡黄色を呈する粉末を得た。 【試験例2及び評価2】 【0032】 実施例1で得た凍結乾燥物粉末の代りに、実施例2で得た凍結乾燥物粉末を使用した以外は、試験例1と同様の方法により血圧降下作用を評価した。その結果、実施例2で得た凍結乾燥物粉末は、試験例1において実施例1で得た凍結乾燥物粉末が示したのと実質的に同等の結果を示した。 【0033】 以上、試験例1乃至試験例2に述べた結果から明らかなように、本発明においては、芳香族系或いはメタクリル系の合成吸着剤のいずれを使用しても、得られる非吸着画分は顕著な血圧降下作用を有することが理解される。 【0034】 [非吸着画分の成分組成の分析] 以下に述べるように、実施例2と同様にしてメタクリル系合成吸着剤アンバーライトXAD-7を使用してロットを異にする複数の大麦焼酎蒸留残液のそれぞれを吸着分離処理することにより得られたそれぞれの非吸着画分からなる複数の分析用試料のそれぞれについて成分組成の分析を行った。 [分析用試料の作製] 上記[大麦焼酎及び大麦焼酎蒸留残液の製造]の方法を複数回行って、ロットを異にする複数の大麦焼酎蒸留残液を用意した。それぞれの大麦焼酎蒸留残液を、実施例1におけると同様の方法で遠心分離して大麦焼酎蒸留残液の液体分を得、該液体分25Lと脱イオン水10Lをこの順番にオルガノ社製の合成吸着剤アンバーライトXAD-7を充填したカラム(樹脂容量10L)に通して吸着分離処理し、該カラムからの流出液、即ち、該カラムの合成吸着剤に対して非吸着性を示す非吸着画分を分取し、該非吸着画分からなる分析用試料を得た。この様にして、複数種の分析用試料を作製した。 [分析用試料の分析] 上記で得られた複数の分析用試料のそれぞれについて、ペプチドを構成するアミノ酸組成、遊離アミノ酸組成、遊離糖類組成、多糖類組成、有機酸類組成、及びペプチドの平均鎖長を測定した。ペプチドを構成するアミノ酸組成は塩酸を用いた酸分解法に付した後にアミノ酸自動分析装置((株)日立製作所製高速アミノ酸分析計L-8500A)により、遊離アミノ酸組成は該アミノ酸自動分析装置により、遊離糖類組成はHPLC(High performance liquid chromatography) 法により、多糖類組成は塩酸加水分解によるHPLC法により、有機酸類組成はHPLC法により、及びペプチドの平均鎖長はTNBS(2,4,6-trinitrobenzene-sulfonic acid)法によりそれぞれ測定した。 【0035】 [分析結果] 上記分析用試料の成分組成(乾燥重量に基づく)の分析結果を表4に示す。表4に示した結果から明らかなように、上記非吸着画分は、平均鎖長が3.0乃至5.0である複数種のペプチドを含有し、それらペプチドは該ペプチドに由来するアミノ酸総含量を100%としたときのアミノ酸組成割合が、グルタミン酸24乃至33%、グリシン4乃至14%、アスパラギン酸5乃至8%、プロリン4乃至8%、及びセリン4乃至7%であり、該ペプチドに由来するアミノ酸総含量は8乃至12重量%であることが判明した。また、該非吸着画分は、遊離アミノ酸類、遊離糖類、多糖類、及び有機酸類を含有し、詳細には、前記遊離アミノ酸類を4乃至10重量%、前記遊離糖類を5乃至8重量%、前記多糖類を15乃至23重量%、及び前記有機酸類を2乃至6重量%含有することが判明した。なお、前記遊離アミノ酸類は、プロリン20乃至25%、アラニン12乃至18%、ロイシン11乃至17%、アルギニン10乃至17%、及びグルタミン酸13乃至18%からなるアミノ酸で構成され、前記遊離糖類は、グルコース2乃至5重量%、キシロース0.5乃至3重量%、アラビノース0.5乃至3重量%の糖組成を有し、前記多糖類は、グルコース8乃至13重量%、キシロース5乃至9重量%、アラビノース0.5乃至3重量%の糖組成を有することが判明した。前記有機酸類は、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、及び乳酸からなることが判明した。そして、こうした組成を有する非吸着画分を凍結乾燥に付した場合、淡黄色の性状を有することが判明した。なお、該非吸着画分は、上述のように多糖類を15乃至23重量%含有することから、前記ペプチドの中にはこうした多糖類と結合しているものも存在すると推察された。 【0036】 更に、上記分析用試料の作製の手法を上記合成吸着剤アンバーライトXAD-7以外の上述したメタクリル系合成吸着剤、即ち、三菱化学(株)製のダイヤイオンHP2MGを用いて、この合成吸着剤について複数の非吸着画分からなる分析用試料を得、得られた分析用試料について上述したのと同様にして分析を行ったところ、表4に示すのと実質的に同等の結果が得られた。 【使用例1】 【0037】 実施例1で得た凍結乾燥物粉末に加水してブリックス度を30に調製した調味液を得た。 【評価3】 【0038】 使用例1で得た調味液についてパネラー12名による官能検査を実施したところ、使用例1で得た調味液は、大麦焼酎蒸留残液焼に由来する苦み及びエグ味が極めて少ない良好な呈味性を有し、着色度合も少ないことが判った。 【使用例2】 【0039】 実施例1で得た凍結乾燥物粉末に、他の食品材料を以下に記す配合割合で混合し、ドレッシングを作製した。 配合割合:植物油脂25重量%、実施例1で得た凍結乾燥物粉末10重量%、醸造酢10重量%、醤油22重量%、タマネギ20重量%、砂糖10重量%、レモン果汁3重量% 【評価4】 【0040】 使用例2で得たそれぞれのドレッシングについてパネラー12名による官能検査を実施したところ、使用例2で得たドレッシングは、豊かな風味を有し、色調の点においても優れていることが判った。 【使用例3】 【0041】 実施例1で得た凍結乾燥物粉末を他の食品材料と以下に記す配合割合で混合し健康飲料を作製した。 配合割合:レモン果汁10重量%、実施例1で得た凍結乾燥物粉末10重量%、蜂蜜10重量%、果糖ブドウ糖溶液5重量%、水65重量% 【評価5】 【0042】 使用例3で得た健康飲料についてパネラー12名による官能検査を実施したところ、使用例3で得た健康飲料は、豊かな風味を有し、クセがなく飲みやすく、また、色調の点においても優れていることが判った。 【0043】 以上、使用例1乃至使用例3の結果から、本発明の凍結乾燥物粉末(組成物)は極めて優れた呈味性を有していることが判明した。 【0044】 【表1】
【0045】 【表2】
【0046】 【表3】
【0047】 【表4】
【産業上の利用可能性】 【0048】 本発明の組成物は、顕著な血圧降下作用を有し、且つ優れた呈味性を有することから、医薬用途としてはもちろんのこと、食品用途としても好適に使用することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000177508 【氏名又は名称】三和酒類株式会社 【識別番号】301016595 【氏名又は名称】株式会社大麦発酵研究所
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| 【出願日】 |
平成15年10月29日(2003.10.29) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2005−130736(P2005−130736A) |
| 【公開日】 |
平成17年5月26日(2005.5.26) |
| 【出願番号】 |
特願2003−368502(P2003−368502) |
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