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【発明の名称】 米飯加工食品用包装材
【発明者】 【氏名】松本 隆次
【住所又は居所】大阪市西淀川区竹島2丁目3番18号 シノブフーズ株式会社内

【要約】 【課題】手巻き寿司やおにぎり等を包装するための内包材と外包材間に海苔を介装して構成されるシート状の包装材であって、カットテープ等の開封手段を用いる必要がなく、また開封時において米飯との接触による抵抗を受けずに内包材を抜き取ることができ、しかも、その開封をスムーズ且つ確実に行うことのできる米飯加工食品用包装材の提供。

【解決手段】内包材は米飯側シートと海苔側シートとの二重に折り返されると共に、折り返された海苔側シートの先端部が前記外包材の外側に裸出されて該海苔側シートが外側に引き抜き可能とされ、且つ該海苔側シートの引き抜き方向と平行な米飯側シートの側部と外包材の側部とがシールされ、しかも前記内包材の海苔側シートの幅は、前記米飯側シート及び外包材とともにシールされることがないよう該米飯側シート及び外包材の幅より狭く形成されてなると共に、前記米飯側シートの幅の少なくとも半分以上に形成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状の外包材とシート状の内包材間に海苔が介装され、該内包材に米飯が接触して包装される米飯加工食品の包装材において、前記内包材は米飯側シートと海苔側シートとの二重に折り返されているとともに、折り返された海苔側シートの先端部が前記外包材の外側に裸出されて該海苔側シートが外側に引き抜き可能とされ、且つ該海苔側シートの引き抜き方向と平行な米飯側シートの側部と外包材の側部とがシールされ、しかも前記内包材の海苔側シートの幅は、前記米飯側シート及び外包材とともにシールされることがないよう該米飯側シート及び外包材の幅より狭く形成されてなるとともに、前記米飯側シートの幅の少なくとも半分以上に形成されていることを特徴とする米飯加工食品用包装材。
【請求項2】
内包材の海苔側シートの幅が、海苔の幅より広く形成されている請求項1記載の米飯加工食品用包装材。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、米飯加工食品用包装材、さらに詳しくは、手巻き寿司やおにぎり等の米飯加工食品を包装するための包装材であって、内包材と外包材からなり、その内包材と外包材間に海苔を介装して構成され、さらに内包材に手巻き寿司用の円筒状の米飯やおにぎり用の米飯を接触させた状態で包装するための米飯加工食品用包装材に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、内包材と外包材間に海苔を介装し、内包材に米飯を接触させた状態で包装する米飯加工食品用包装材としては、種々のものが開発されており、手巻き寿司やおにぎり等の米飯加工食品を包装してコンビニエンスストア等で市販されている。
【0003】
このような包装材で包装された米飯加工食品は、海苔の湿気りを防止する観点から、内包材で遮断して海苔と米飯とが直接接触するのが阻止されており、米飯加工食品を食する場合には、内包材による遮断状態を解除し、海苔と米飯を合体させる必要がある。
【0004】
外包材と内包材とが袋状の場合には、外包材の下部を開口させ、その開口部から内包材を引き抜いて海苔と米飯を合体させている。しかし、このような外包材と内包材とが袋状の包装材は、下部開口部から異物が侵入するのを完全に防止することできず、また内包材を引き抜く際に、その内包材が米飯と接触しているので、その接触が抵抗となって引き抜きをスムーズに行えない場合がある。
【0005】
そこで、このような問題点を解消すべく、下記特許文献1や特許文献2のように、外包材と内包材とをシート状とし、その周縁部をシールして異物の侵入を防止した包装材も用いられている。このような包装材は、周縁部がシールされているので、包装材を開封する手段が必要となり、その開封手段として、一般にはカットテープ等の開封手段が採用されている。しかし、このような細いカットテープによる開封手段では、開封が比較的確実に行われるものの、内包材が線状に開裂されるので、その内包材の開裂の際に海苔が不用意に裂断されるおそれがある。
また、カットテープによる開封は、単に外包材と内包材とを切断する手段にすぎず、その切断後にこれらの包材を横向きに引っ張らないと米飯加工食品を食することができず、その分、食する作業が面倒となっていた。
【0006】
尚、外包材と内包材とをシート状に形成し、上記のような周縁部のシール部を形成せず、カットテープを用いずに、内包材をそのまま引き抜いて海苔と米飯を合体させることも考えられるが、その場合にも上記袋状の包装材と同様に内包材が米飯と接触して抵抗により引き抜きがスムーズに行えず、しかもシート状の場合には、内包材を引き抜くための構造を実現するのが必ずしも容易ではない。
【特許文献1】特開2000−62835 号公報
【特許文献2】特開2002−166968号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたもので、外包材及び内包材ともにシート状の包装材でありながらカットテープ等の開封手段を用いる必要がなく、また開封時において米飯との接触による抵抗を受けずに内包材を抜き取ることができ、しかも、その開封をスムーズ且つ確実に行うことのできる米飯加工食品用包装材を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、請求項1記載の発明は、シート状の外包材とシート状の内包材間に海苔が介装され、該内包材に米飯が接触して包装される米飯加工食品の包装材において、前記内包材は米飯側シートと海苔側シートとの二重に折り返されているとともに、折り返された海苔側シートの先端部が前記外包材の外側に裸出されて該海苔側シートが外側に引き抜き可能とされ、且つ該海苔側シートの引き抜き方向と平行な米飯側シートの側部と外包材の側部とがシールされ、しかも前記内包材の海苔側シートの幅は、前記米飯側シート及び外包材とともにシールされることがないよう該米飯側シート及び外包材の幅より狭く形成されてなるとともに、前記米飯側シートの幅の少なくとも半分以上に形成されていることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、内包材の海苔側シートの幅を、海苔の幅より広く形成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明においては、内包材が米飯側シートと海苔側シートとの二重に折り返されているとともに、折り返された海苔側シートの先端部が前記外包材の外側に裸出されて該海苔側シートが外側に引き抜き可能とされ、且つ該海苔側シートの引き抜き方向と平行な米飯側シートの側部と外包材の側部とがシールされ、しかも前記内包材の海苔側シートの幅は、前記米飯側シート及び外包材とともにシールされることがないよう該米飯側シート及び外包材の幅より狭く形成されてなる、外包材と米飯側シートとは固定された状態となり、海苔側シートを引き抜いている際に外包材と米飯側シートとが位置ずれすることがなく、従って、海苔側シートの先端部をそれぞれ外向きに引っ張った際に、内包材の開裂起点に効率的に外力が加わり、海苔側シートの引き抜き作業を確実に行なうことができるという効果がある。
【0010】
また、海苔側シートはたとえばカットテープのような細幅のものではなく、米飯側シートの幅の少なくとも半分以上に形成されているため、米飯側シートがまっすぐ切断されなかったとしても途中で分断される可能性は少なく、従って米飯側シートの長手方向全体にわたって開口させることができる。
【0011】
特に、海苔側シートが海苔の幅より広い幅に形成されている場合には、その海苔側シートの引き抜きによって米飯側シートに形成される開口部の幅も海苔側シートとほぼ同じで海苔よりも広くすることができ、従って、米飯側シートが開口されると、直ちに米飯が海苔に合体することとなり、従来のカットテープによる開裂手段のように包材を横向きに剥がすような作業は不要であり、そのまま海苔付きの米飯を食することができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態について説明する。
(実施形態1)
本実施形態の包装材は手巻き寿司用の包装材で、1枚の外包材1と、2枚の内包材2、3からなる。
【0013】
外包材1は、ポリプロピレンフィルムで構成され、図1に示すように平面長方形に形成されている。
一方の内包材2aも同様にポリプロピレンフィルムで構成されているが、その形状は外包材1とは異なり、図2に示すように、手巻き寿司の円筒状米飯の側部を覆うことができるように、両側部から外向きに突出する突出部4,4を有して全体が略T字状に形成されている。
【0014】
この内包材2aは、包装時においては後述のように二重に折り返されるが、その折り返された状態で米飯側と接触する米飯側シート5と、海苔側と接触する海苔側シート6とで一体的に構成されている。米飯側シート5は前記突出部4,4を有する幅広な部分であり、海苔側シート6は該米飯側シート5より幅狭な部分である。そして、海苔側シート6と米飯側シート5との境界部分の近辺には、米飯側シート5の方向に向かって2条の切込み18,18が形成されている。この2条の切込み18,18間の幅は、海苔側シート6の幅と同幅に形成されている。
また他方の内包材3aも同様にポリプロピレンフィルムで構成されているが、前記一方の内包材2aのような突出部4,4は存在しない。しかし、この他方の内包材3aも、前記一方の内包材2aの海苔側シート6と同幅の海苔側シート7、及び該海苔側シート7より幅広な米飯側シート8とで構成されている。この他方の内包材3aにおいても、海苔側シート7と米飯側シート8との境界部分の近辺に、米飯側シート8の方向に向かって2条の切込み19,19が形成されている。そして切込み19,19間の幅は、海苔側シート7の幅と同幅に形成されている。
図4において、9は前記外包材1と内包材2a,3a間に介装される海苔を示し、その海苔9は、前記内包材2a,3aの海苔側シート6,7よりも幅狭に形成されている。
【0015】
そして、本実施形態の包装材は、図5乃至図8に示すように、外包材1上に海苔9を載置し、その海苔9の上に、それぞれ二重に折り畳まれた内包材2a,3aを載置して構成されている。より詳細に説明すると、内包材2a,3aは、図6に示すように折返部10,11 が中央付近で重なり合うようにそれぞれ二重に折り畳まれ、上側が米飯と接触する米飯側シート5,8として形成され、下側が海苔と接触する海苔側シートとして形成されている。そして、海苔側シート6,7の先端部20,21 は、米飯側シート5,8の先端部よりも外側に突出して裸出状態とされている。これにより、海苔側シート6,7が外向きに引っ張り可能とされている。
【0016】
さらに、図5、7、8に示すように、外包材1と米飯側シート5,8の側部であって、前記海苔側シート6,7の引っ張り方向と平行な方向の部分、すなわち外包材1と米飯側シート5,8の長手方向の側部は、熱によりシールされてシール部12が形成されている。そして、このシール部12によって、外包材1と米飯側シート5,8とは長手方向の側部でシールされているので、相互に動くことのない固定状態にされているが、海苔側シート6,7は、前記外包材1及び米飯側シート5,8よりも幅狭に形成されているため、先端部20,21を把持して引き抜けるように、可動状態とされている。
【0017】
そして、このような構成からなる包装材で手巻き寿司用の円筒状米飯を包装する場合には、図9及び図10に示すように、一方の内包材2aの突出部4,4を有する位置における米飯側シート5上に円筒状の米飯13を載置するとともに、その突出部4,4で前記米飯13の側部を覆い、その状態で包装材を米飯13に巻き付けて包装する(図示せず)。さらに図示しないが、巻き付けた端部にはラベル等を貼着する。これによって、手巻き寿司が包装材で包装されることとなる。
【0018】
一方、米飯を食する場合には、ラベルを剥がし、巻かれていた包装材を展開して再度図9及び図10の状態とする。
そして、海苔側シート6,7の先端部20,21 をそれぞれ外向きに引っ張ると、図11及び図12に示すように、折返部10,11 の近辺、すなわち切込み18,19 が形成されている部分を開裂起点として内包材2a,3aがそれぞれ引き裂かれ、それによって海苔側シート6,7を外向きに引き抜くことが可能となる。また、この海苔側シート6,7を引き抜くと同時に米飯側シート5を構成するフィルムが引き裂かれることとなり、それによって内包材2a,3aの上面側が開口して開口部14が形成されることとなる。
【0019】
この場合において、海苔側シート6,7の引っ張り方向と平行な方向の部分である外包材1と米飯側シート5,8の長手方向の側部がシールされてシール部12が形成されているので、外包材1と米飯側シート5,8とは固定された状態となって、海苔側シート6,7を引き抜いている際に外包材1と米飯側シート5,8とが位置ずれすることがなく、従って、海苔側シート6,7の先端部20,21 をそれぞれ外向きに引っ張った際に、折返部10,11の近辺における開裂起点、具体的には切込み18,19 が形成されている部分に効率的に外力が加わり、海苔側シート6,7の引き抜き作業を確実に行なうことができる。
【0020】
また、海苔側シート6,7はカットテープのように細幅のものではなく、海苔9の幅より広い幅に形成されているため、米飯側シート5,8を構成するフィルムがまっすぐ切断されなかったとしても途中で分断される可能性は少なく、従って米飯側シート5,8の長手方向全体にわたって開口させて開口部14を形成することができる。
【0021】
さらに、海苔側シート6,7が海苔9の幅より広い幅に形成されているため、その海苔側シート6,7の引き抜きによって米飯側シート5,8に形成される開口部14の幅も海苔側シート6,7とほぼ同じで海苔9よりも広くすることができ、従って、米飯側シート5,8が開口されると、直ちに米飯が海苔に合体することとなり、従来のカットテープによる開裂手段のように包材を横向きに剥がすような作業は不要であり、そのまま海苔付きの米飯を食することができる。
【0022】
(実施形態2)
次に、他の実施形態を図13乃至図15に基づいて説明する。本実施形態においても、上記実施形態1と同様に1枚の外包材1と、2枚の内包材2b、3bとで包装材が構成されており、この点で実施形態1と共通する。しかし、本実施形態では、図13に示すように外包材1と2枚の内包材2b、3bとが一体的に連設されており、その点で外包材1と2枚の内包材2b、3bの3枚の包材がすべて別体であった実施形態1と相違する。
【0023】
本実施形態では、図14及び図15に示すように、突出部4,4を有する略T字状の一方の内包材2bが上部に位置し、全体が同幅で前記一方の内包材2bより細幅の他方の内包材3bが中央に位置し、該他方の内包材3bより幅広な外包材1が下部に位置するように、全体が略Z字状に折り畳まれて形成されている。
そして、一方の内包材2bと他方の内包材3bとの連設部15はそのまま折り曲げられた状態とされているが、他方の内包材3bと外包材1との連設部16は図15に示すように切断されている。
【0024】
また、本実施形態では、一方の内包材2bの全体が米飯側シートとして形成され、他方の内包材3bの全体が海苔側シートとして形成されており、この点で、それぞれの内包材2b,3bに米飯側シートと海苔側シートとの双方が形成されている実施形態1と相違する。
このような相違に起因し、上記実施形態1では、それぞれの内包材2b,3bが互いに反対方向に引き抜かれる構成とされていたのに対し、本実施形態では、外包材1と他方の内包材3bの先端部22が把持されて、図16に示すように一方向のみに引き抜かれることとなる。
【0025】
本実施形態においても、海苔側シートである内包材3bの引っ張り方向と平行な方向の部分である、外包材1と米飯側シートに相当する内包材2bの長手方向の側部がシールされてシール部12が形成されているので、外包材1と内包材2bは固定された状態となって、他方の内包材3bを引き抜いている際に外包材1と内包材2bとが位置ずれすることがなく、従って、内包材3bの先端部22を外向きに引っ張った際に、連設部15の近辺における開裂起点に効率的に外力が加わり、内包材3bの引き抜き作業を確実に行なうことができる。
【0026】
また、内包材3bが海苔9の幅より広い幅に形成されていて途中で分断される可能性は少なく、内包材2bの長手方向全体にわたって開口させること、内包材3bの引き抜きによって内包材2bに形成される開口部14の幅も海苔9よりも広くすることができ、開口部14の形成により米飯が直ちに海苔に合体することになること等、実施形態1と同様の効果がある。
【0027】
(実施形態3)
本実施形態では、内包材2c,3cは連設されているが、外包材1は内包材2c,3cとは別体のものである。従って、本実施形態では、全体の包装材が2枚のフィルムからなり、3枚のフィルムからなる実施形態1や、1枚のフィルムからなる実施形態2のいずれとも相違している。
【0028】
そして、本実施形態では、図17及び図18に示すように、外包材1の根元部23が折り返されてシール部17によって内包材2cにシールされている。また、外包材1と内包材2cの長手方向の側部がシールされてシール部12が形成されている点も実施形態2と同様である。
従って、図示はしないが、本実施形態においても、内包材3cを引き抜く際に、引っ張り方向と平行な方向の部分にシール部12及びシール部17が形成されているので、実施形態1や2と同様の効果がある。
【0029】
(実施形態4)
本実施形態では、図19に示すように大きな外包材1を用い、その外包材1上に、実施形態1と同様の構造の内包材2d,3d が設置されている。この内包材2d,3d は、実施形態1の内包材2a,3a と同様に折返部10,11 が中央付近で重なり合うようにそれぞれ二重に折り畳まれて米飯側シート5と海苔側シート6とで一体的に構成されており、その両側縁がシール部12でシールされることによって前記外包材1上に設置されている。
【0030】
また、本実施形態においても海苔側シート6,7の先端部20,21 が、米飯側シート5,8の先端部よりも外側に突出して裸出状態とされている。従って、実施形態1と同様に、海苔側シート6,7の先端部20,21 をそれぞれ外向きに引っ張ることで内包材2d,3d がそれぞれ引き裂かれて海苔側シート6,7を外向きに引き抜くことが可能となり、その海苔側シート6,7の引き抜きにより内包材2d,3d の上面側が開口して海苔と米飯とが合体することになる。
本実施形態では、内包材2d,3d で覆われる米飯等が、いわゆる巾着のような状態でさらに外包材1に包装され、その点で上記各実施形態と相違している。
尚、上記実施形態1のような構造の内包材に代えて、実施形態2のような構造の内包材や実施形態3のような構造の内包材を本実施形態のような大型の外包材1に載置して巾着状態で包装することも可能である。
【0031】
(その他の実施形態)
尚、上記各実施形態では、包装材を手巻き寿司に適用する場合について説明したが、手巻き寿司に限らず、おにぎりに適用することも可能である。従って上記実施形態1乃至3のように内包材に突出部4,4が形成されていることは条件とはならない。
【0032】
また、上記各実施形態では、外包材1や内包材2a,2b,2c,2d,3a,3b,3c,3d をポリプロピレンフィルムによって構成したが、これに限らずたとえばポリエチレンフィルムによって構成することも可能であり、その素材は問わない。
【0033】
尚、本発明では外包材1や内包材2,3を合成樹脂フィルムで構成することを主眼とするが、合成樹脂フィルム以外に紙で構成することも可能である。
【0034】
たとえば図21及び図22に示す包装材では、内包材2e,3e は合成樹脂フィルムで構成されているが、外包材1は厚紙で構成されている。この内包材2e,3e は、実施形態2や実施形態3と同様に2つ折りされてそれぞれが米飯側シート及び海苔側シートとして形成されており、その両側縁がシール部12でシールされることによって前記外包材1上に取り付けられている。
そして、実施形態2や実施形態3と同様に内包材3eの先端部22が裸出しており、その先端部22を把持して海苔側シートである内包材3eを引き抜きつつ米飯側シートである内包材2eを開口させて米飯と海苔とを合体するのである。
本実施形態では、外包材1は厚紙で構成されており、おにぎり等の米飯の底部を保持する保形的機能を有するものであるが、合成樹脂フィルムのように柔軟ではないので、海苔付き米飯全体を包装するのに、別途合成樹脂フィルム等の包材が必要とされる。
【0035】
さらに、本発明においては、海苔側シートの幅を海苔の幅より広くすることを主眼とするものの、海苔の幅より広くすることは本発明に必須の条件ではない。
ただし、米飯側シートがまっすぐ切断されなかったとしても途中で分断される可能性が少なく、米飯側シートの長手方向全体にわたって開口させることができるように、海苔側シートは細幅のものではなく、米飯側シートの幅の少なくとも半分以上に形成されている必要がある。この観点からは、海苔側シートは米飯側シートの幅の2/3 以上であることが好ましく、3/4 以上であることがより好ましく、海苔の幅より広いことが最も好ましい。
【産業上の利用可能性】
【0036】
本発明の米飯加工食品用包装材は、手巻き寿司やおにぎり等の米飯加工食品を包装するための包装材であって、内包材と外包材からなり、その内包材と外包材間に海苔を介装して構成され、さらに内包材に手巻き寿司用の円筒状の米飯やおにぎり用の米飯を接触させた状態で包装するための米飯加工食品用包装材に広く適用されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】一実施形態の包装材を構成する外包材の平面図。
【図2】一実施形態の包装材を構成する内包材の平面図。
【図3】一実施形態の包装材を構成する他の内包材の平面図。
【図4】一実施形態の包装材に具備される海苔の平面図。
【図5】一実施形態の包装材の平面図。
【図6】図5のA−A線断面図。
【図7】図5のB−B線断面図。
【図8】図5のC−C線断面図。
【図9】米飯を載置した状態の平面図。
【図10】図9のD−D線断面図。
【図11】開封状態の平面図。
【図12】図11のE−E線断面図。
【図13】他実施形態の包装材の展開状態平面図。
【図14】他実施形態の包装材の折り畳み状態の平面図。
【図15】図14のF−F線断面図。
【図16】開封状態の平面図。
【図17】他実施形態の包装材の折り畳み状態の平面図。
【図18】図17のG−G線断面図。
【図19】他実施形態の包装材の平面図。
【図20】図19のH−H線断面図。
【図21】他実施形態の包装材の平面図。
【図22】図21のI−I線断面図。
【符号の説明】
【0038】
1…外包材 2a,2b,2c,2d,2e…内包材
3a,3b,3c,3d,3e…内包材 6,7…海苔側シート
5,8…米飯側シート 9…海苔
12…シール部
【出願人】 【識別番号】391007884
【氏名又は名称】シノブフーズ株式会社
【住所又は居所】大阪府大阪市西淀川区竹島2丁目3番18号
【出願日】 平成15年10月28日(2003.10.28)
【代理人】 【識別番号】100074332
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 昇

【識別番号】100114421
【弁理士】
【氏名又は名称】薬丸 誠一

【識別番号】100114432
【弁理士】
【氏名又は名称】中谷 寛昭

【公開番号】 特開2005−130717(P2005−130717A)
【公開日】 平成17年5月26日(2005.5.26)
【出願番号】 特願2003−367343(P2003−367343)