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【発明の名称】 γ−アミノ酪酸高含有緑葉末の製造方法
【発明者】 【氏名】高垣 欣也
【住所又は居所】福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目19番27号 株式会社東洋新薬内

【氏名】三井 雄史
【住所又は居所】福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目19番27号 株式会社東洋新薬内

【氏名】古木 真也
【住所又は居所】福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目19番27号 株式会社東洋新薬内

【要約】 【課題】γ−アミノ酪酸含量が高く、かつ緑色の褪色が抑制された緑葉末を簡便に得ること。

【解決手段】本発明のγ−アミノ酪酸高含有緑葉末の製造方法は、緑色植物の緑葉を40℃から70℃の温度で一次乾燥させる工程、該一次乾燥させた緑葉を70℃から90℃の温度でさらに二次乾燥させる工程、および該二次乾燥させた緑葉を粉砕する工程
【特許請求の範囲】
【請求項1】
緑色植物の緑葉を40℃から70℃の温度で一次乾燥させる工程、
該一次乾燥させた緑葉を70℃から90℃の温度でさらに二次乾燥させる工程、および
該二次乾燥させた緑葉を粉砕する工程
を包含する、γ−アミノ酪酸高含有緑葉末の製造方法。
【請求項2】
前記一次乾燥の温度が、50℃から70℃である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記緑葉末中のγ−アミノ酪酸含有量が、70℃から90℃での乾燥工程のみによって得られた緑葉末に比べて、乾燥重量換算で1.5倍以上である、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記緑色植物が、イネ科植物またはアブラナ科植物である、請求項1から3のいずれかの項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、γ−アミノ酪酸含量が高められた緑葉の乾燥粉末(緑葉末)の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
γ−アミノ酪酸(以下、GABAという)は、種々の植物中に含有され、血圧降下作用を有することが知られている。本発明者らも、GABAがイネ科の植物およびアブラナ科の植物中に含有されていることを見出し、報告している。
【0003】
近年、高血圧症患者または血圧が高い傾向にある人を対象にして、GABAを多く含有する食品が開発されている(例えば、特許文献1〜3)。例えば、特許文献1には、摘採した茶葉を嫌気条件下に保持すること、あるいは茶葉に赤外線を照射することによってGABA含量を高めた茶葉、いわゆるギャバロン茶が得られることが記載されている。しかし、従来のGABAを富化する方法では、効率が悪い、あるいは処理工程中に緑葉の褪色が起こり、商品的な価値が落ちるという問題がある。また、緑色を保持するために汎用的に用いられるブランチング処理は、褪色を抑制する点では優れているが、ブランチング処理中にGABAが流出するという問題がある。
【特許文献1】特開平9−205989号公報
【特許文献2】特許第3239122号公報
【特許文献3】特開2001−340062号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そこで、より簡便に緑葉中のGABA含有量を高め、かつ緑色の褪色が少ない緑葉末の製造方法が望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記課題について鋭意検討したところ、緑葉の乾燥工程を改良することによりGABA含有量が高められ、かつ緑色の褪色が抑制された緑葉末が得られることを見出した。
【0006】
すなわち、本発明は、γ−アミノ酪酸高含有緑葉末の製造方法を提供し、この方法は、緑色植物の緑葉を40℃から70℃の温度で一次乾燥させる工程、該一次乾燥させた緑葉を70℃から90℃の温度でさらに二次乾燥させる工程、および該二次乾燥させた緑葉を粉砕する工程を包含する。
【0007】
好ましい実施態様においては、上記一次乾燥の温度は、50℃から70℃である。
【0008】
好ましい実施態様においては、上記緑葉末中のγ−アミノ酪酸含有量は、70℃から90℃での乾燥工程のみによって得られた緑葉末に比べて、乾燥重量換算で1.5倍以上である。
【0009】
好ましい実施態様においては、上記緑色植物は、イネ科植物またはアブラナ科植物である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の製造方法によれば、GABAを高い濃度で含有し、緑色の褪色が抑制された緑葉末を得ることができる。この方法は、緑葉を乾燥させかつGABAの含有量を増加させることができ、さらに、ブランチングなどの処理を行わずとも緑色の褪色を抑制できる。したがって、従来よりも簡便な方法によって嗜好性の高い緑葉末を得ることができる。さらにブランチング処理を行わないため、緑葉中のGABAが流出して減少することもない。この方法は、特にイネ科植物やアブラナ科植物の緑葉に適用することが好適である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明に用いられる緑色植物の緑葉としては、例えば、イネ科植物(大麦、小麦、えん麦、ライ麦等の麦類、イネ、あわ、笹、ひえ、きび、とうもろこし、ソルガム、さとうきび等)、キク科植物(ヨモギ等)、セリ科植物(アシタバ、パセリ、セロリ等)、クワ科植物(クワ等)、ドクダミ科植物(ドクダミ等)、シソ科植物(シソ等)、アブラナ科植物(小松菜、ケール、キャベツ、ブロッコリー等)、ユリ科植物(アスパラガス等)、シナノキ科植物(モロヘイヤ等)などの緑葉が挙げられる。ビタミン、ミネラル、葉緑素などに富む点から、好ましくは、イネ科植物の緑葉およびアブラナ科植物の緑葉が用いられる。
【0012】
イネ科植物の緑葉としては、成熟期前、すなわち分けつ開始期から出穂開始前期(背丈が20〜40cm程度)に収穫された若葉が好ましい。これらのイネ科植物の緑葉の中でも、麦若葉がより好ましく、栄養価が高い点で大麦の若葉がさらに好ましい。
【0013】
アブラナ科植物は、茎が短く、葉が大きいため、本発明に用いる緑葉は、茎を含んでいてもよく、収穫された植物体をそのまま用いてもよい。
【0014】
このような緑葉は、収穫後、直ちに処理することが好ましい。処理までに時間を要する場合、緑葉の変質を防ぐために低温貯蔵などの当業者が通常用いる貯蔵手段により貯蔵され得る。
【0015】
上記緑色植物の緑葉は、必要に応じて、水(好ましくは25℃以下の冷水)で洗浄し、泥などを洗い落とし、水気を切った後、適当な長さ(例えば、5cm〜10cm)に切断する。
【0016】
まず、緑色植物の緑葉を40℃〜70℃、好ましくは50℃〜70℃で一次乾燥する。一次乾燥は、当業者が通常用いる乾燥方法、例えば、熱風乾燥機、火入れ機(回転ドラム型火入れ機やほうじ機、焙煎機など)などの乾燥機を用いて行われ得る。緑葉中のGABA含有量を高める点では、火入れ機を用いることが好ましく、製造上のコストの点では、熱風乾燥を用いることが好ましい。
【0017】
上記の一次乾燥は、好ましくは30分〜24時間行う。30分より短いと、GABA含有量を十分高めることができない場合があり、24時間より長いと、緑色が褪色し易くなる。このようにして得られる緑葉の一次乾燥物の水分含量に特に制限はない。例えば、大麦若葉の水分含量は、一次乾燥によって、約5重量%〜10重量%低下する。
【0018】
上記緑葉を一次乾燥する場合、乾燥前に予め緑葉にグルタミン酸またはその塩を接触させておいてもよい。緑葉と、グルタミン酸またはその塩とを接触させて一次乾燥することによって、緑葉中のGABA含有量を効率的に高めることができる。接触方法としては、例えば、グルタミン酸またはその塩を含む溶液を調製し、緑葉に該溶液を噴霧すること、あるいは緑葉を該溶液に浸漬することが挙げられる。好ましくは、緑葉に該溶液を噴霧する。
【0019】
次いで、得られた緑葉の一次乾燥物をさらに、70℃〜90℃、好ましくは75℃〜90℃、より好ましくは75℃〜85℃で二次乾燥する。二次乾燥によって、緑葉は完全に乾燥する。二次乾燥は、緑葉中の水分含量が10重量%以下、好ましくは5重量%以下になるまで行う。
【0020】
上記二次乾燥は、一次乾燥と同様、当業者が通常用いる乾燥方法によって行われ得る。一次乾燥に用いた乾燥機の設定温度を上昇させ、一次乾燥と二次乾燥とを連続的に行ってもよい。より短時間で効率よく乾燥できる点で、熱風乾燥機を用いて乾燥することが最も好ましい。
【0021】
上記の一次乾燥の温度と二次乾燥の温度との差は特に制限されない。乾燥処理工程の水分管理が容易であり、効率的に乾燥を行うことができる点から、上記温度差が約10℃〜50℃であることが好ましく、約20℃〜30℃であることがより好ましい。
【0022】
上記の乾燥緑葉は、その後、適宜粉砕され、乾燥緑葉の粉末(緑葉末)にされる。目的とする粉末の大きさに応じて、粗粉砕または微粉砕が行われ得る。粒度の均一化、粉砕時間の短縮など、粉砕効率を上げる観点から、粗粉砕および微粉砕を組み合わせて行うことが好ましい。
【0023】
粗粉砕工程では、乾燥した緑葉をカッター、スライサー、ダイサーなどの当業者が通常用いる任意の粗粉砕機械または道具によりカットする。カットされた緑葉の大きさは、長径が約20mm以下であり、好ましくは約0.1〜10mmである。
【0024】
微粉砕工程では、緑葉末の90重量%以上が200メッシュ区分を通過するように粉砕する。微粉砕は、例えば、クラッシャー、ミル、ブレンダー、石臼などの当業者が通常用いる任意の微粉砕機械または道具を用いて行われる。微粉砕することにより緑葉末の食感がよくなる。
【0025】
得られた緑葉末は、必要に応じて殺菌される。殺菌方法としては、高圧殺菌、加熱殺菌、加圧蒸気殺菌などが挙げられる。緑葉末を殺菌する場合は、加圧蒸気殺菌が好適である。殺菌温度に特に制限はないが、110℃以上で行うことが好ましい。加圧蒸気殺菌による殺菌を行う場合、具体的には、粗粉砕した緑葉末を、例えば、0.5〜10kg/cmの加圧下、110〜200℃の飽和水蒸気により、2〜10秒間加熱処理する。殺菌後、必要に応じて、飽和蒸気による加熱時に含んだ水分をさらに除去するために乾燥させることが好ましい。
【0026】
上記の粉砕工程および殺菌工程の順序は特に制限されない。すなわち乾燥緑葉を粉砕して緑葉末とした後に殺菌してもよいし、乾燥緑葉を殺菌した後に、粉砕して緑葉末を得てもよい。さらに、粉砕工程として、粗粉砕および微粉砕を行う場合には、粗粉砕工程と微粉砕工程との間に殺菌工程を行ってもよい。緑葉末の食感および香味が良くなる点から、粗粉砕工程、殺菌工程、および微粉砕工程の順序で行うことが好ましい。
【0027】
このようにして得られた緑葉末は、GABAを多く含有する。このGABA高含有乾燥緑葉末は、70℃から90℃の温度での乾燥工程のみによって得られた緑葉末に比べて、乾燥重量換算で好ましくは1.5倍以上、より好ましくは2倍以上、さらに好ましくは3倍以上、最も好ましくは5倍以上のGABAを含有する。また、ブランチング処理を施した後に乾燥させた緑葉末に比べて、乾燥重量換算で好ましくは5倍以上、より好ましくは7倍以上、さらに好ましくは10倍以上のGABAを含有する。さらに、このGABA高含有乾燥緑葉末は、ブランチング処理せずとも、ブランチング処理を施した緑葉末とほぼ同程度の緑色を保持することができる。
【0028】
本発明によって得られるGABA高含有乾燥緑葉末は、そのままあるいは添加剤を加えて飲食に供し得る。添加剤としては、賦形剤、増量剤、結合剤、増粘剤、乳化剤、着色料、香料、栄養成分、食品添加物、調味料などが挙げられる。例えば、栄養成分として、ローヤルゼリー、ビタミン、プロテイン、カルシウム、キトサン、レシチンなどが配合され、さらに食品添加物として、糖液および調味料を加えて味を整えることができる。これらは、必要に応じて、ハードカプセル、ソフトカプセルなどのカプセル剤、錠剤、もしくは丸剤に、または粉末状、顆粒状、飴状などの形状に成形され得る。そしてこれらは、その形状または好みに応じて、そのまま食されても良いし、水、湯、牛乳などに溶いたり、ティーバッグなどに入れて湯などで煎じて飲んでも良い。
【実施例】
【0029】
以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明がこの実施例により制限されないことはいうまでもない。
【0030】
(原料大麦若葉の調製)
原料として、背丈が約30cmで刈り取った二条大麦の若葉を用いた。これを水洗いし、付着した泥などを除去し、10cm程度の大きさに切断し、以下の実験に用いた(以下、原料大麦若葉という)。
【0031】
(実施例1)
30kgの原料大麦若葉を、予め50℃に加熱した回転式火入れ機(ロータリーシェフ:クマノ厨房工業株式会社)に投入し、50℃にて一次乾燥を行った。乾燥開始から30分後、90分後、および180分後に大麦若葉の一次乾燥物を約1/3ずつ回収した。次いで、それぞれの時間に回収した一次乾燥物を、最終水分量が3重量%となるように、棚式温風乾燥機を用いて、80℃の温風で二次乾燥させた。二次乾燥後、カッターを用いて約5mmの大きさに粗粉砕(切断)し、150℃の飽和水蒸気を用いて3秒間加圧蒸気殺菌した(気流式殺菌機:大川原製作所)。この殺菌工程により粗粉砕物中に含まれた水分を再度温風乾燥により除去し、最終水分量を3重量%とした。この粗粉砕物の90重量%が200メッシュ区分を通過するようにハンマーミルを用いて微粉砕して、一次乾燥時間の異なる3種の大麦若葉の乾燥微粉末を得た(これらを大麦若葉末A群とする)。
【0032】
(実施例2)
30kgの原料大麦若葉を、予め60℃に加熱した回転式火入れ機(ロータリーシェフ:クマノ厨房工業株式会社)で60℃にて一次乾燥を行ったこと以外は、上記実施例1と同様にして、一次乾燥時間の異なる3種の大麦若葉の乾燥微粉末を得た(これらを大麦若葉末B群とする)。
【0033】
(比較例1)
30kgの原料大麦若葉を、一次乾燥として80℃にて温風乾燥したこと以外は、上記実施例1と同様にして、一次乾燥時間の異なる3種の大麦若葉の乾燥微粉末を得た(これらを大麦若葉末C群とする)。
【0034】
(比較例2)
30kgの原料大麦若葉を、90〜95℃の熱水(300L)に3分間浸漬した後、直ちに約20℃の冷却水にて5分間浸漬して冷却した。次いで、冷却した大麦若葉を30秒間遠心分離してある程度まで脱水して、ブランチング処理後の大麦若葉を得た。原料大麦若葉の代わりに、上記のブランチング処理後の大麦若葉を用いたこと以外は、上記比較例1と同様にして、一次乾燥時間の異なる3種の大麦若葉の乾燥微粉末を得た(これらを大麦若葉末D群とする)。
【0035】
(実施例3:GABA含有量および色の安定性)
上記の大麦若葉末A群〜D群(各3種、合計12種)および対照として原料大麦若葉の凍結乾燥粉末(大麦若葉末Eとする)を用いて、これらのGABA含有量および色差を測定した。GABA含有量は、各微粉末1gを熱水50mLに加え、3分間攪拌した後、濾過して濾液を得、次いで、この濾液について、市販のGABAの標品(和光純薬株式会社)を指標としてHPLCにより測定した。色差は、次のようにして測定した。まず、各微粉末をそれぞれアルミパックに封入し、この封入物を温度40℃、湿度70〜75%のインキュベーター中に4週間静置した。次いで、静置4週間後の微粉末および予め冷暗所(10℃)に静置した対応する微粉末(ブランク)の色度(L*ab)を色差計(CM−3500d:ミノルタ製)を用いてそれぞれ測定し、その差を求めた(ΔL*ab)。これを色差として、色差の値が小さいほど、色の変化が少なく、安定性がよいと判断した。結果を表1に示す。
【0036】
【表1】


【0037】
表1の結果から、40℃〜70℃で一次乾燥し、80℃で二次乾燥することによって得られた実施例の大麦若葉末A群およびB群は、80℃で乾燥した比較例の大麦若葉末C群およびD群に比べて、GABA含有量が高いことがわかる。特に、80℃での乾燥のみ施した大麦若葉末C群に比べて、約2倍〜3倍、さらに従来法であるブランチング処理および80℃での乾燥処理を施した大麦若葉末D群に比べて、約30倍〜50倍であった。また、色差についても、実施例の大麦若葉末A群およびB群は、ブランチング処理を施した大麦若葉末D群と同程度であり、色の安定性にも優れていることがわかる。さらに、大麦若葉末C群およびD群が同程度の色差であったことから、ブランチング処理をせずとも80℃の乾燥処理のみによって、色の褪色抑制効果があることがわかる。
【0038】
(原料ケール緑葉の調製)
原料として、葉の長径が約20cm〜40cm程度のケールの生葉を用いた。ケールの生葉を水洗いし、付着した泥などを除去し、10cm程度の大きさに切断し、以下の実験に用いた。(以下、原料ケール緑葉という)。
【0039】
(実施例4)
原料大麦若葉末の代わりに、原料ケール緑葉を用いたこと以外は、実施例1と同様にして、一次乾燥時間の異なる3種のケール緑葉の乾燥微粉末を得た(これらをケール緑葉末A群という)。
【0040】
(実施例5)
原料大麦若葉末の代わりに、原料ケール緑葉を用いたこと以外は、実施例2と同様にして、一次乾燥時間の異なる3種のケール緑葉の乾燥微粉末を得た(これらをケール緑葉末B群という)。
【0041】
(比較例3)
原料大麦若葉末の代わりに、原料ケール緑葉を用いたこと以外は、比較例1と同様にして、一次乾燥時間の異なる3種のケール緑葉の乾燥微粉末を得た(これらをケール緑葉末C群という)。
【0042】
(比較例4)
原料大麦若葉末の代わりに、原料ケール緑葉を用いたこと以外は、比較例2と同様にして、一次乾燥時間の異なる3種のケール緑葉の乾燥微粉末を得た(これらをケール緑葉末D群という)。
【0043】
(実施例6:GABA含有量および色の安定性)
上記のケール緑葉末A群〜D群(各3種、合計12種)および対照として原料ケール緑葉の凍結乾燥粉末(ケール緑葉末Eとする)を用いて、実施例3と同様にして、これらのGABA含有量および色差を測定した。結果を表2に示す。
【0044】
【表2】


【0045】
表2の結果から、ケール緑葉を用いた場合も上記の大麦若葉を用いた場合と同様に、本発明の製造方法で得られたケール緑葉末A群およびB群は、高いGABA含有量を有し、かつ色の安定性にも優れていることがわかる。
【産業上の利用可能性】
【0046】
本発明によれば、γ−アミノ酪酸含量が高く、かつ緑色の褪色が抑制された緑葉末を簡便に得ることができる。本発明の製造方法によって得られた緑葉末は、抗高血圧効果に優れ、食品、医薬品などとして利用し得る。
【出願人】 【識別番号】398028503
【氏名又は名称】株式会社東洋新薬
【住所又は居所】福岡県福岡市博多区博多駅前2丁目19番27号 九勧リクルート博多ビル6階
【出願日】 平成15年9月22日(2003.9.22)
【代理人】 【識別番号】100104673
【弁理士】
【氏名又は名称】南條 博道

【公開番号】 特開2005−95011(P2005−95011A)
【公開日】 平成17年4月14日(2005.4.14)
【出願番号】 特願2003−329715(P2003−329715)