| 【発明の名称】 |
生地ベースおよび焼いた製品に使用するための大豆由来の材料を脱フレーバー化する方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】アフマド アカシュ
【氏名】ロナルド ルイス メイバック
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| 【要約】 |
【課題】脱フレーバー化された大豆蛋白材料を含有する大豆含有生地ベースおよび焼いた製品を提供する。
【解決手段】ピザ皮、クッキー、クラッカーおよびシリアルのような大豆を含有する焼いた製品が特に好ましい。ここで、脱フレーバー化された大豆蛋白材料は、(a) 可溶性大豆蛋白、フレーバー化合物、および、不溶性材料を含む大豆材料の水性組成物を調製する、(b) (a)の水性組成物を約9〜約12の範囲内のpHに調整し大豆蛋白を溶解させ、フレーバー化合物を解離させる、(c) (b)のpH調整された水性組成物を、pHを約9〜約12の範囲内に維持しながら、フレーバー化合物が膜を通過する適切な限外ろ過条件下で、分子量を約50,000ダルトンまでカットオフする隣接した限外ろ過膜に通し、それによって、大豆材料を脱フレーバー化し、溶解した大豆蛋白の実質上そのほとんどを保持する、(d) 限外ろ過膜により保持され脱フレーバー化された溶解した大豆蛋白を回収する、ステップを含む方法により調製される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 小麦粉ベースの生地および脱フレーバー化された大豆蛋白材料を含む大豆含有生地であって、脱フレーバー化された大豆蛋白材料は、 (a)可溶性大豆蛋白、フレーバー化合物、および、不溶性材料を含む大豆材料の水性組成物を調製する、 (b)(a)の水性組成物を約9〜約12の範囲内のpHに調整し大豆蛋白を溶解させ、フレーバー化合物を解離させる、 (c)(b)のpH調整された水性組成物を、pHを約9〜約12の範囲内に維持しながら、フレーバー化合物が膜を通過する適切な限外ろ過条件下で、分子量を約50,000ダルトンまでカットオフする隣接した限外ろ過膜に通し、それによって、大豆材料を脱フレーバー化し、溶解した大豆蛋白の実質上そのほとんどを保持する、 (d) 限外ろ過膜により保持され脱フレーバー化された溶解した大豆蛋白を回収する、 ステップを含む方法により調製されることを特徴とする大豆含有生地。 【請求項2】 大豆材料が、豆乳、大豆蛋白分離物、大豆濃縮物および大豆粉末からなる群のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項1に記載の大豆含有生地。 【請求項3】 生地を調製するために使用する脱フレーバー化された大豆蛋白材料が固体形状であることを特徴とする請求項1に記載の大豆含有生地。 【請求項4】 (a)の水性組成物が約1〜約20パーセントの範囲内にある大豆濃度を有することを特徴とする請求項2に記載の大豆含有生地。 【請求項5】 限外ろ過膜が約1,000〜約50,000ダルトンの範囲内までカットオフすることを特徴とする請求項2に記載の大豆含有生地。 【請求項6】 限外ろ過膜が約10,000〜約30,000ダルトンの範囲内までカットオフすることを特徴とする請求項5に記載の大豆含有生地。 【請求項7】 限外ろ過が約10〜約60℃の範囲内の温度および適切な圧力下で実施されることを特徴とする請求項2に記載の大豆含有生地。 【請求項8】 限外ろ過膜がポリマー、セラミックまたは無機の膜であることを特徴とする請求項6に記載の大豆含有生地。 【請求項9】 大豆含有生地が、ピザ生地、クッキー生地、クラッカー生地またはシリアル生地であることを特徴とする請求項2に記載の大豆含有生地。 【請求項10】 大豆含有生地が、ピザ生地、クッキー生地、クラッカー生地またはシリアル生地であることを特徴とする請求項3に記載の大豆含有生地。 【請求項11】 脱フレーバー化された大豆蛋白材料を含有する小麦粉ベースの生地から調製された製品を含む大豆を含有する焼いた製品であって、脱フレーバー化された大豆蛋白材料は、 (a)可溶性大豆蛋白、フレーバー化合物、および、不溶性材料を含む大豆材料の水性組成物を調製する、 (b)(a)の水性組成物を約9〜約12の範囲内のpHに調整し大豆蛋白を溶解させ、フレーバー化合物を解離させる、 (c)(b)のpH調整された水性組成物を、pHを約9〜約12の範囲内に維持しながら、フレーバー化合物が膜を通過する適切な限外ろ過条件下で、分子量を約50,000ダルトンまでカットオフする隣接した限外ろ過膜に通し、それによって、大豆材料を脱フレーバー化し、溶解した大豆蛋白の実質上そのほとんどを保持する、 (d) 限外ろ過膜により保持され脱フレーバー化された溶解した大豆蛋白を回収する、 ステップを含む方法により調製されることを特徴とする大豆を含有する焼いた製品。 【請求項12】 大豆材料が、豆乳、大豆蛋白分離物、大豆濃縮物および大豆粉末からなる群のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項11に記載の大豆を含有する焼いた製品。 【請求項13】 生地中に含まれている脱フレーバー化された大豆蛋白材料が固体形状であることを特徴とする請求項11に記載の大豆を含有する焼いた製品。 【請求項14】 (a)の水性組成物が約1〜約20パーセントの範囲内にある大豆濃度を有することを特徴とする請求項12に記載の大豆を含有する焼いた製品。 【請求項15】 限外ろ過膜が約1,000〜約50,000ダルトンの範囲内までカットオフすることを特徴とする請求項12に記載の大豆を含有する焼いた製品。 【請求項16】 限外ろ過膜が約10,000〜約30,000ダルトンの範囲内までカットオフすることを特徴とする請求項15に記載の大豆を含有する焼いた製品。 【請求項17】 限外ろ過が約10〜約60℃の範囲内の温度および適切な圧力下で実施されることを特徴とする請求項12に記載の大豆を含有する焼いた製品。 【請求項18】 限外ろ過膜がポリマー、セラミックまたは無機の膜であることを特徴とする請求項16に記載の大豆を含有する焼いた製品。 【請求項19】 大豆を含有する焼いた製品が、ピザ皮、クッキー、クラッカーまたはシリアルであることを特徴とする請求項12に記載の大豆を含有する焼いた製品。 【請求項20】 大豆を含有する焼いた製品が、ピザ皮、クッキー、クラッカーまたはシリアルであることを特徴とする請求項13に記載の大豆を含有する焼いた製品。 【請求項21】 脱フレーバー化された大豆蛋白材料を含む大豆を含有する焼いた製品を調製する方法であって、前記方法は、 (1)小麦粉ベースの生地および脱フレーバー化された大豆蛋白材料を含む大豆含有生地を調製する、 (2)前記大豆含有生地を焼いて大豆を含有する焼いた製品を形成する、 ステップを含み、ここで、脱フレーバー化された大豆蛋白材料は、 (a)可溶性大豆蛋白、フレーバー化合物、および、不溶性材料を含む大豆材料の水性組成物を調製する、 (b)(a)の水性組成物を約9〜約12の範囲内のpHに調整し大豆蛋白を溶解させ、フレーバー化合物を解離させる、 (c)(b)のpH調整された水性組成物を、pHを約9〜約12の範囲内に維持しながら、フレーバー化合物が膜を通過する適切な限外ろ過条件下で、分子量を約50,000ダルトンまでカットオフする隣接した限外ろ過膜に通し、それによって、大豆材料を脱フレーバー化し、溶解した大豆蛋白の実質上そのほとんどを保持する、 (d) 限外ろ過膜により保持され脱フレーバー化された溶解した大豆蛋白を回収する、 ステップを含む方法により調製されることを特徴とする方法。 【請求項22】 大豆材料が、豆乳、大豆蛋白分離物、大豆濃縮物および大豆粉末からなる群のうちの少なくとも1つであることを特徴とする請求項21に記載の方法。 【請求項23】 生地中に含まれる脱フレーバー化された大豆蛋白材料が固体形状であることを特徴とする請求項22に記載の大豆を含有する焼いた製品。 【請求項24】 (a)の水性組成物が約1〜約20パーセントの範囲内にある大豆濃度を有することを特徴とする請求項22に記載の方法。 【請求項25】 限外ろ過膜が約1,000〜約50,000ダルトンの範囲内までカットオフすることを特徴とする請求項22に記載の方法。 【請求項26】 限外ろ過膜が約10,000〜約30,000ダルトンの範囲内までカットオフすることを特徴とする請求項25に記載の方法。 【請求項27】 限外ろ過が約10〜約60℃の範囲内の温度および適切な圧力下で実施されることを特徴とする請求項22に記載。 【請求項28】 限外ろ過膜がポリマー、セラミックまたは無機の膜であることを特徴とする請求項26に記載の方法。 【請求項29】 大豆を含有する焼いた製品が、ピザ皮、クッキー、クラッカーまたはシリアルであることを特徴とする請求項22に記載の方法。 【請求項30】 大豆を含有する焼いた製品が、ピザ皮、クッキー、クラッカーまたはシリアルであることを特徴とする請求項23に記載の方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、一般に、様々な食品、特に、生地ベースおよび焼いた製品に使用されるための大豆由来の材料の処理に関係する。特に、本発明は、生地ベースおよび焼いた製品を含む食物の広い範囲で受け入れられるために大豆材料を脱フレーバー化する方法に関係する。 【背景技術】 【0002】 近年、大豆蛋白は、それらを使用することで健康上の利益が得られることから、食品中に広く使われるようになった。いくつかの適用においては、大豆材料の風味は不快ではない。しかしながら、乳アナログ製品、飲み物等のようないくつかの用途においては、大豆材料中に見出されるフレーバーは消費者には即座には受入れられないかもしれない。したがって、本発明者は、大豆材料の用途を拡大するため、大豆材料のフレーバー化合物を減少させる方法を見出そうとした。しかしながら、他の有機材料からフレーバー化合物を取り除くために以前から用いられた方法が、大豆物質の処理において成功するであろうことは明白でなかった。有機材料は、それらが複合した組成を有するので、それらを処理する所定の方法が満足できるものかどうかを判断するには試験されなければならない。 【0003】 有機物質を精製するために以前用いられた方法の1つの例は特許文献1にみられる。そこでは、特許権者により、不快なフレーバー成分を除去するために澱粉をアルカリで処理することが示されている。 【0004】 普通に譲渡された特許文献2においては、澱粉を精製するのに限外ろ過が用いられている。 【0005】 両者とも、フレーバー成分が澱粉から取り除かれており、特許文献1では、フレーバー成分を溶解させて比較的不溶性の澱粉からそれらを洗い流すものであり、特許文献2では、不溶性の澱粉が水性スラリーに残存している間にフレーバー成分を浸透させて取り除くように限外ろ過が用いられた。それとは対照的に、本発明は、可溶性の高分子量大豆蛋白からフレーバー成分を分離するものである。 【0006】 含有蛋白を回収するための大豆材料の処理や、それと同時に、フレーバー化合物を減少させて食品中により受け入れられやすい蛋白を得ることに関連した多くの論文や特許がある。しかしながら、これら以前の開示は、フレーバー化合物の除去、および、できるだけ多くの蛋白を回収することを格別目指すものではなかった。 【0007】 1つの例が特許文献3にあり、そこでは、大豆蛋白成分がpH7〜11、好ましくは約8にて溶解され、そして、分子量が70,000より高いものまでカットオフする膜を通して限外ろ過した後に、保持された大豆蛋白は噴霧乾燥により回収されている。改良型として、蛋白部分のみが更に低いpH値で溶解され、そして、好ましくは、分子量が100,000より高いものまでカットオフする膜で限外ろ過に付すと、その製品は色及びフレーバーが改善されることが見出された。更に高いカットオフ膜は、価値のある蛋白の損失をもたらすことが予測される。 【0008】 別の特許文献4においては、大豆粉末スラリーを、蛋白を溶解するためにpHを7〜10の範囲に調整し、その後、限外ろ過膜を通過させると、おそらく固体としてフィチン酸塩、及び、アルミニウムが保持されている。その膜は分子量のカットオフが与えられていなかったので、可溶性蛋白を通過させるための孔径が大きかったものと推測される。 【0009】 これら特許の双方が、大豆材料の処理における他の努力についての広範囲にわたる議論を含んでいる。どちらも、限外ろ過処理中にpHを調整することについて教示するものではないし示唆するものでもない。 【0010】 一群の関連特許において、ミードジョンソン会社(Mead Johnson Company)は、大豆材料の水性溶液のpHを上昇させて大豆蛋白を溶解させ、口当たりの良い風味を有する蛋白を回収するための方法を開示した。その方法は、フレーバー化合物を除去するよりも、むしろ、主として蛋白を濃縮することを意図している。 【0011】 特許文献5では、大豆蛋白を溶解させるためにpHが10.1〜14(好ましくは11〜12)にまで上げ、その後、pHは約6〜10に下げて、分子量を10,000〜50,000ダルトンまでカットオフする膜を用いた限外ろ過が、蛋白を保持し、炭水化物とミネラルを除くために用いられた。 【0012】 特許文献6では、フィチン酸塩およびフィチン酸を不溶性にするために、pH10.6〜14、温度10〜50℃で蛋白を溶解させ、その後、それらを分離し、最終的に、その溶液をpH約4〜5まで酸性化して大豆蛋白を沈殿させるというフィチン酸塩およびフィチン酸の除去に重点が置かれていた。 【0013】 特許文献7における大豆蛋白は10より低いpH、好ましくは7〜9で溶解され、そして、炭水化物を浸透物として通過させる一方で、蛋白を保持物として分離するため限外ろ過が用いられた。 【0014】 これらの特許は、 限外ろ過処理中にpHを調整することについて教示するものではないし示唆するものでもない。 【0015】 【特許文献1】米国特許第4,477,480号明細書 【特許文献2】米国特許第4,761,186号明細書 【特許文献3】米国特許第4,420,425号明細書 【特許文献4】米国特許第5,658,714号明細書 【特許文献5】米国特許第3,995,071号明細書 【特許文献6】米国特許第4,072,670号明細書 【特許文献7】米国特許第4,091,120号明細書 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0016】 本発明者は、色およびフレーバーの原因となり、そして、飲み物、乳アナログ製品等のような食品に大豆を用いると妨げとなる大豆材料中の成分を除去しようとした。彼らは、大豆由来の材料に以下に記載された方法を用いることで、本質的にすべての蛋白が回収され、不適当な色やフレーバーを引き起こす原因となる化合物を除去できる処理が成功裡になし得ることを見出した。 更に、限外ろ過方法の間、pHを約9〜約12の範囲内に調整することによって、機能的な特性が改善された脱フレーバー化された大豆材料が得られる。したがって、この生成物は多くの食品に適している。 【課題を解決するための手段】 【0017】 広く、本発明は、含有蛋白を溶解しフレーバー化合物を解離するために、pH調整がなされた約1〜約20パーセントの大豆濃度を有する水性大豆組成物を調製する方法である。その後、その組成物は、pH調整を維持しつつ、フレーバー成分は浸透して除去され本質的にすべての大豆の含有蛋白を回収できる膜を用いた限外ろ過に付される。 【0018】 本方法によって調製された脱フレーバー化された大豆材料は、理想的に、乳製品および非乳製品の飲み物、スムージー、健康ドリンク、菓子タイプの製品、栄養バー(bar)、チーズ、チーズアナログ製品、乳製品および非乳製品のヨーグルト、肉と肉アナログ製品、穀物食品、焼いた製品、スナックなどへの用途に適している。特に好ましい焼いた製品は、ピザ皮、クッキー、クラッカー、シリアル(フレーク、パイ皮など)などを含む。そのような好ましい焼いた製品は、一般に、ここに記載された方法により調製された脱フレーバー化された大豆材料を従来の生地中に混ぜることにより調製される。 【0019】 1つの具体例では、本発明は、小麦粉ベースの生地および脱フレーバー化された大豆材料を含む大豆含有生地を提供するものであって、その脱フレーバー化された大豆材料は、 (a)可溶性大豆蛋白、フレーバー化合物、および、不溶性材料を含む大豆材料の水性組成物を調製する、 (b)(a)の水性組成物を約9〜約12の範囲内のpHに調整し大豆蛋白を溶解させ、フレーバー化合物を解離させる、 (c)(b)のpH調整された水性組成物を、pHを約9〜約12の範囲内に維持しながら、フレーバー化合物が膜を通過する適切な限外ろ過条件下で、分子量を約50,000ダルトンまでカットオフする隣接した限外ろ過膜に通し、それによって、大豆材料を脱フレーバー化し、溶解した大豆蛋白の実質上そのほとんどを保持する、 (d) 限外ろ過膜により保持され脱フレーバー化された溶解した大豆蛋白を回収する、ステップを含む方法により調製される。 【0020】 別の具体例では、本発明は、脱フレーバー化された大豆材料を含む小麦粉ベースの生地から調製された製品を含む大豆を含有する焼いた製品を提供するものであって、その脱フレーバー化された大豆材料は、 (a)可溶性大豆蛋白、フレーバー化合物、および、不溶性材料を含む大豆材料の水性組成物を調製する、 (b)(a)の水性組成物を約9〜約12の範囲内のpHに調整し大豆蛋白を溶解させ、フレーバー化合物を解離させる、 (c)(b)のpH調整された水性組成物を、pHを約9〜約12の範囲内に維持しながら、フレーバー化合物が膜を通過する適切な限外ろ過条件下で、分子量を約50,000ダルトンまでカットオフする隣接した限外ろ過膜に通し、それによって、大豆材料を脱フレーバー化し、溶解した大豆蛋白の実質上そのほとんどを保持する、 (d) 限外ろ過膜により保持され脱フレーバー化された溶解した大豆蛋白を回収する、ステップを含む方法により調製される。 【0021】 別の具体例では、本発明は、脱フレーバー化された大豆蛋白材料を含む大豆を含有する焼いた製品の調製方法を提供するものであって、前記方法は、 (1)小麦粉ベースの生地および脱フレーバー化された大豆蛋白材料を含む大豆含有生地を調製する、 (2)前記大豆含有生地を焼いて大豆含有いた製品を形成する、ステップを含む。 ここで、脱フレーバー化された大豆蛋白材料は、 (a)可溶性大豆蛋白、フレーバー化合物、および、不溶性材料を含む大豆材料の水性組成物を調製する、 (b)(a)の水性組成物を約9〜約12の範囲内のpHに調整し大豆蛋白を溶解させ、フレーバー化合物を解離させる、 (c)(b)のpH調整された水性組成物を、pHを約9〜約12の範囲内に維持しながら、フレーバー化合物が膜を通過する適切な限外ろ過条件下で、分子量を約50,000ダルトンまでカットオフする隣接した限外ろ過膜に通し、それによって、大豆材料を脱フレーバー化し、溶解した大豆蛋白の実質上そのほとんどを保持する、 (d) 限外ろ過膜により保持され脱フレーバー化された溶解した大豆蛋白を回収する、ステップを含む方法により調製される。 【0022】 1つの態様においては、本発明は、豆乳、大豆粉末、大豆濃縮物および大豆蛋白分離物のような大豆由来の材料を脱フレーバー化する方法であって、その方法は、フレーバー化合物を含む大豆材料の水性組成物を調製し、大豆材料中の含有蛋白を溶解し、フレーバー成分を解離するためにpHを約9〜約12の範囲に調整し、その後、pHを約9〜12までの範囲内に維持しながら、pH調整された組成物を分子量を50,000ダルトンまでカットオフする隣接した多孔限外ろ過膜に通し、それによって、フレーバー生成化合物は孔を通過し、本質的にすべての大豆の含有蛋白を保持することを含むものである。 【0023】 別の態様においては、本発明は、含有蛋白を溶解し、フレーバー化合物を限外ろ過により分離することを可能にするために、ナトリウム、カリウム、または、消石灰のようなアルカリでpHを約9〜約12の範囲に調整することを含むものである。重要なことは、限外ろ過方法の間、pHが約9〜約12の範囲内に調整されることである。 【0024】 1つの具体例においては、本発明は、pH調整された大豆材料の水性混合物を、フレーバー成分を分離するために隣接した限外ろ過膜に通過させる連続方法で大豆材料を脱フレーバー化する方法である。pHは、適切なpH変動材料(一般に塩基)の適正量を追加することにより、限外ろ過の間、約9〜約12に維持される。フレーバー成分と水を含んだ浸透物は、浸透物を脱水するための隣接した逆浸透膜に通され、そして、分離された水は、再循環される保持物と新しくpH調整された大豆材料とを連結して再循環される。濃縮部分は連続して取り出されて脱フレーバーされた大豆材料が回収される。 【0025】 好ましい具体例においては、本発明はpH調整された大豆材料の水性混合物を隣接した限外ろ過膜に通し、透過物はフレーバー成分を回収するために分離され、保持物は新しくpH調整された大豆材料に連結されるよう再循環されるバッチ式または半連続式の大豆材料の脱フレーバー化方法である。水は、浸透物に失われた水を置き換えるために、周期的または連続的に加えられ、連結された流れにおける大豆材料の濃度を予め定められたレベルになるよう調整される。必要ならば、pH変動材料(例、塩基)を再循環される濃縮部へ加えることができるし、或いは、限外ろ過方法の間、pHを所望の範囲に調整するために水を加えることができる。本方法は、フレーバー化合物の全てが除去されるまで続けられる。 【0026】 別の好ましい具体例においては、本発明は脱フレーバー化された大豆蛋白材料を調製する方法であって、前記方法は、 (a)可溶性大豆蛋白、フレーバー化合物、および、不溶性材料を含む大豆材料の水性組成物を調製する、 (b) (a)の水性組成物を約9〜約12の範囲内のpHに調整し大豆蛋白を溶解させ、フレーバー化合物を解離させる、 (c) (b) のpH調整された水性組成物から不溶性材料を取り除き、処理済みの水性組成物を得る、 (d) (c) の処理済み水性組成物を、pHを約9〜約12の範囲内に維持しながら、フレーバー化合物が膜を通過する適切な限外ろ過条件の下で、分子量を約50,000ダルトンまでカットオフする隣接した限外ろ過膜に通し、それによって、大豆材料を脱フレーバー化し、溶解した大豆蛋白の実質上そのほとんどを保持する、 (e)限外ろ過膜により保持された溶解した大豆蛋白を回収して、脱フレーバー化された大豆蛋白材料を得る、 ステップを含むことを特徴とする方法である。 【0027】 本発明に使用される限外ろ過膜は、分子量を50,000ダルトンまで、好ましくは1,000〜50,000、最も好ましくは10,000までカットオフするものであり、好ましくはポリエーテルスルホンまたはセラミック膜である。 【発明を実施するための最良の形態】 【0028】 (大豆由来の材料) 大豆は、価値ある油の源であり、また、本発明においては、価値ある蛋白の源である。大豆は、約40パーセントの蛋白を含んでいて、それらは、超遠心分離の後、2S、7S、11Sおよび15Sとして分類された(さらに特許文献3を参照)。これらの分画は、同様に、他の材料をも含んでいてもよく、それらは3,000から600,000までの広い範囲の分子量を有している。大豆材料を食品において広く有益にするためには、取り除かれなければならない不快な臭いやフレーバーが大豆製品にあることはよく知られている。リポオキシゲナーゼが、ある多価不飽和脂肪酸の酸化を触媒してヒドロペルオキシドを生成し、それが、大豆由来の材料中の不快な臭いやフレーバーに関連する揮発性のカルボニル化合物に分解されると考えられている。大豆フレーバーに関連するいくつかの化合物が実施例10の下の表Cに記述されている。 【0029】 大豆由来の材料の含有蛋白は食品用として価値のある分画であると考えられる一方で、溶解性の炭水化物は好ましくないと考えられている。大豆蛋白分画からそれらを除去することは蛋白を回収する多くの方法においてその目的となっている。 【0030】 フィチン酸塩は、これもまた、大豆蛋白において好ましくないと考えられている化合物である。これらの化合物は、イノシトールヘキサリン酸のカルシウム−マグネシウム−カリウム塩である。そのような化合物は、金属イオンとキレートを形成するものであり、人体に容易に吸収されないものと考えられている。それらは、大豆蛋白と結びつき、消化を妨げると考えられている。先に言及したように、フィチン酸塩の除去は大豆由来の材料の分野で働く者の目的であった。 【0031】 (限外ろ過膜) ろ過は多くの材料を分離するために使われている。本発明において、限外ろ過は大豆由来の材料からフレーバー化合物を除去するために用いられる。重要なことは、大豆由来の材料のpHは、限外ろ過方法の間、約9〜12の範囲内に維持されるべきことである。限外ろ過は、一般に、分子量10,000〜1,000,000の粒子に相当する10〜1,000オングストローム(0.001〜0.1μm)の径を有する粒子を除去するよう意図されていて、それは、そのような高分子量の粒子の形状によっても影響を受けるかも知れない。大豆蛋白は、約3,000と600,000の間の分子範囲を有している。膜は、大豆蛋白の全て、あるいは、選択された部分のみを通すことができるものか選択してもよい。本発明においては、大豆蛋白は、選択された操作条件の下で限外ろ過膜によって保持され、一方、より低い分子量のフレーバー化合物は膜を通過し分離され、それにより、保持された大豆蛋白や関連する固体の色やフレーバーが改善される。 【0032】 高分子限外ろ過膜は、異方性(不均一)の層と定義されてもよい。片面は、膜を通過し得る分子径を決定する孔を含む被膜である。この被膜を支持するのは、反対の面までに及ぶ海綿状構造である。そのような膜は、一般的に、水槽中で重合体を凝固させることにより製造される。使用される典型的な重合体は、ポリスルホン、セルロースエステル、ポリビニリデンフルオライド、ポリジメチルフェニレンオキサイド、ポリアクリロニトリルを含み、それらは膜に成型され得る。しばしば、膜は、そこをろ過される溶液が通過するための束に組み立てられた中空管に形成される。代わりに、平膜のシートやらせん状の設計が使用されてもよい。商業上は、低分子量化合物が膜を通過しやすくするために圧力が用いられる。膜は、用いられる圧力に耐えることができなければならず、被膜が破壊されることや膜をバイパスすることを避けるために、海綿状の支持構造物が均質であるということが重要である。 【0033】 前記の高分子膜に加えて、セラミックス、焼結金属、および、他の無機材料のような他の材料が限外ろ過膜を製造するために使われてきた。本発明は特別なタイプの膜に制限されるものではない。一般に、膜は、1,000ダルトンより小さい分子量を有すると考えられているフレーバー化合物を通過させることができなければならない。更に重要なことは、膜は、実質的に全ての溶解した大豆蛋白を保持することができなければならない。したがって、本発明における膜は、分子量を約50,000ダルトンまで、好ましくは約1,000〜50,000、さらに好ましくは10,000〜30,000までカットオフさせるのものとなろう。 【0034】 (方法) 本発明の方法は、以下のステップを含む。 (1)大豆由来の材料の水性混合物を調製する、 (2)水性混合物に塩基を加えpHを約9〜約12まで上げ大豆蛋白を溶解させ、フレーバー化合物を解離させる、 (3)pH調整された混合物を、pHを約9〜約12の範囲内に維持しながら、分子量を約50,000ダルトンまでカットオフする隣接した限外ろ過膜に通し、フレーバー化合物を浸透物として取り出し、残存する大豆蛋白および他の大豆材料を保持物として取り出す、 (4)保持物を中和し大豆蛋白を回収する。 【0035】 全てのタイプの大豆材料は食品に用いるために可能な大豆源と考えられる。したがって、蛋白を含む大豆材料は水性混合物中で結合して、通常、固形状の大豆のスラリーになる。含有蛋白は食品のために必要とされるが、前述のとおり、それは、分離できるように除かなければならないフレーバー化合物を含むと考えられている。フレーバー化合物の分離は、蛋白とフレーバー化合物の両方が溶解している水性混合物中において実施される。水性混合物中における大豆蛋白の濃度は、約1〜約20パーセントの範囲内となるであろう。一般に、pH調整後の大豆材料の濃度は、水が浸透物と一緒に除去されていく次の限外ろ過ステップの間に変化する。水は、周期的に或いは連続的に置き換えられる。例えば、ダイアフィルトレーション方式では、バッチ式または半連続式方法において、保持された蛋白を徐々に希釈化するために水が加えられる。 【0036】 第2のステップは、実施例においてみられるように、フレーバー化合物の除去を達成するために重要である。大豆蛋白は、水性混合物に塩基を加えて約9〜12のpHを達成することで溶解される。一般に、約9のpHが全ての蛋白を溶解させるのに必要とされ、一方、約12を超えるpHは蛋白の好ましくない分解をもたらしそうであるということが見出された。理論上、いかなる塩基も使用されるが、ナトリウムまたはカリウムの水酸化物が好ましく、特に、カリウム水酸化物が使用される。他の適用性のありそうな塩基には、カルシウム、マグネシウム及びアンモニウムの水酸化物が含まれる。大豆蛋白が溶解するとその形状が変化し、中性ないし酸性溶液中で大豆蛋白により束縛、或いは、カプセル状に包まれていたフレーバー化合物が解離するような結果をもたらすものと考えられている。大豆蛋白と比べると比較的低分子量を有するフレーバー化合物は限外ろ過膜の孔を通過することができ、一方、実質的に全ての溶解された大豆蛋白は大き過ぎるため保持される。重要なことは、できるだけ多くのフレーバー化合物を除去するようにするため、限外ろ過/ダイアフィルトレーションの方法の間、pHが前述した範囲内(すなわち約9〜約12)に維持されるべきことである。 【0037】 第3のステップは、以下に実施例1〜5として報告されているとおり、研究室における実験と類似したバッチ方式で実施することができ、フレーバー化合物および水が膜を通過し、そして、水を流すことで除去された。しかしながら、本発明方法の商業的適用にあたっては、pH調整された水性混合物は隣接した限外ろ過膜へ連続的に循環される。水、苛性分、および、フレーバー化合物が浸透物として膜を通過し除去されるので、大豆材料の所望の濃度が維持されるように追加の水が加えられるが、これは水性混合物のpHを下げる傾向にある。この水は、浸透物の脱水や供給液への回収された水の再循環により増加されてもよい。pH変更材料(例、塩基)は、pHを所望の範囲(すなわち、約9〜12)に調整するために、必要に応じ、限外ろ過溶液中へ、いずれかの再循環する水性材料中へ、もしくは、所望の補給水中へ、直接加えることができる。 【0038】 フレーバー化合物の除去後(すなわち、限外ろ過方法完了後)、さらに、生成物を取り出してして所望のpHになるまで酸を加えることにより、ろ過された溶液の中和を行ってもよい。pH調整後、大豆蛋白と他の材料との水性混合物は食品に直接使用したり、或いは、用途に応じて、それを濃縮したり、乾燥してもよい。 【0039】 限外ろ過による大豆材料の脱フレーバー化方法は様々な方法で操作されてもよい。限外ろ過/ダイアフィルトレーションの方法の間のpHは約9〜約12の範囲、好ましくは、約9.5〜約10.5の範囲内に維持される。連続式とバッチ式(半連続式を含む)の2つの方法について述べる。商業的方法は、食品等級の大豆製品の生産により適すべきでものであり、バッチ式ないし半連続式が採用されるであろうことが予測される。連続式方法は、一般に、図8に示されている。連続式もしくはバッチ式のいずれにおいても、大豆材料の水性混合物は、大豆蛋白を溶解しフレーバー化合物を解離するためにpH調整され、その後、隣接した限外ろ過膜に通され、より低分子量のフレーバー材料は水(浸透物)と一緒にその孔を通過し、残された高分子量の大豆材料(濃縮物)は再循環される。保持物部分は、脱フレーバー化された製品として取り出され、そこから、最終用途のために必要とされるものとして回収される。浸透物の中に失われた水を置き換えるために、また、限外ろ過膜へ提供される供給液中の大豆材料濃度を一定にするために、水が加えられる。方法に不可欠ではないが、図8の方法では、保持物と新しい大豆材料とを合わせて、再循環させるために逆浸透膜を用いた水の部分的な回収をする追加の方法を含む。そのような工程の利点は、方法に加えられなければならず、また、透過物を濃縮する際に除去しなければならない新しい水の量を減少させることにある。もちろん、大豆由来の材料のpHは、再循環水または方法に追加される新しい水へ塩基を適切に追加するか、或いは、塩基を適宜直接加えることによって所望の範囲内に維持することができる。 【0040】 バッチ方式においては、以下の実施例6〜8に記載されているように、1バッチの大豆材料はpH調整された容器内に置かれ、限外ろ過膜に供給される。透過物は分離され、保持物は容器に戻される。方法が進むと、大豆材料は、より低分子量のフレーバー化合物および水の中で使い果たされ、そして、さらに濃縮されて所望の大豆蛋白になる。周期的に、保持物に対し、それを希釈化するため、また、膜を通過するフレーバー化合物を輸送するために水が加えられる。半連続式方法においては、水が浸透物に取り除かれる割合で水が連続的に追加される。方法は、全てのフレーバー化合物が除去され、保持物が製品になるために十分な脱フレーバー化がなされるまで続けられるが、最終用途で求められるならば、さらに、処理が行われる。バッチ式ないし半連続式方法は、図8に示されたと同様の方法で分離された水を再循環する過程で、透過物の濃縮をも含むことができる。限外ろ過/ダイアフィルトレーションの方法中のpHは、約9〜約12の範囲内に、好ましくは約9.5〜約10.5の範囲に維持される。 【0041】 限外ろ過膜は、膜の孔を通過することができるフレーバー化合物、水、および、他の材料の移動を助けるため、膜を横断した差圧によって操作されることになる。一方で、それは膜の物理的強度を超えるものであってはならない。そのような膜のための典型的な平均圧力は約50psi(345kPa)である。膜内外圧力(入口対出口)は約15psi(103kPa)であろう。もちろん、これらの圧力は、膜の仕様や他の操作上の懸念に基づいて変わるであろう。供給液の流量は、重要な浸透物の除去に十分な滞留時間を提供するものであるが、また、それは、膜孔への供給液の接近が膜壁上の固体沈着物によって妨げられないように乱れを起こすために十分高いものとなる。当業者は、好ましい操作上のパラメーターは、分離される材料と経験によって決定されることを理解されるであろう。 【0042】 好ましい具体例においては、本発明は、脱フレーバー化された大豆蛋白材料を調製する方法であって、前記方法は、 (a)可溶性大豆蛋白、フレーバー化合物、および、不溶性材料を含む大豆材料の水性組成物を調製する、 (b) (a)の水性組成物を約9〜約12の範囲内のpHに調整し大豆蛋白を溶解させ、フレーバー化合物を解離させる、 (c) (b) のpH調整された水性組成物から不溶性材料を取り除き、処理済みの水性組成物を得る、 (d) (c) の処理済み水性組成物を、pHを約9〜約12の範囲内に維持しながら、フレーバー化合物が膜を通過する適切な限外ろ過条件の下で、分子量を約50,000ダルトンまでカットオフする隣接した限外ろ過膜に通し、それによって、大豆材料を脱フレーバー化し、溶解した大豆蛋白の実質上そのほとんどを保持する、 (e) 限外ろ過膜により保持された溶解した大豆蛋白を回収して、脱フレーバー化された大豆蛋白材料を得る、 ステップを含むことを特徴とする方法である。この好ましい具体例は、本出願と同日に出願された米国特許出願番号10/655,259号により詳細に記載されていて、ここでは、それを参照する。 【0043】 この好ましい具体例は図11に示され、そこでは、大豆蛋白の水性溶液のpHが約9〜約12に調整されている。pH調整された水性溶液は、その後、不溶性材料を除去するための処理がなされる。どのような従来の技術(例えば、ろ過、デカンテーション、遠心分離法等)でも使用できる。好ましくは、不溶性材料は、遠心分離法によって除去される。商業的に入手可能な連続式遠心分離法ユニットは、半バッチ式ないし連続式操作における本分離に理想的に適している。特に好ましい具体例においては、pH調整された水性液は、不溶性材料の除去を促進ないし達成するために、少なくとも、2度、除去方法(例えば、遠心分離) に付される。その後、処理された上澄みは、通常、大豆を連想させるフレーバー成分を除去するために限外ろ過、好ましくはダイアフィルトレーションと連結した限外ろ過に付される。限外ろ過の間、大豆由来の材料のpHは、約9〜約12の範囲に維持されるべきである。限外ろ過の後、pHは食用酸(例えば、クエン酸)を用いて中性に調整される。脱フレーバー化された大豆蛋白溶液は直接使われてもよいし、或いは、所望であれば、固形状に変換されてもよい。水除去のための従来からの方法はいかなるものも使うことができる。一般に、噴霧ないし凍結乾燥方法が好ましい。 【0044】 (脱フレーバーされた大豆生成物) 本方法によって調製された脱フレーバー化大豆材料は、理想的に、乳製品及び非乳製品の飲み物、スムージー、健康ドリンク、チーズ、チーズアナログ製品、乳製品及び非乳製品のヨーグルト、肉および肉アナログ製品、穀物食品、焼かれた製品、スナックなどへの用途に適している。特に好ましい焼いた製品には、ピザ皮、クッキー、クラッカー、シリアル(フレーク、パイ皮など)などが挙げられる。 そのような好ましい焼いた製品は、一般に、ここに記載された方法により調製された脱フレーバー化された大豆材料を従来の生地へ混ぜることにより調製される。 【0045】 固体状の脱フレーバー化された大豆材料(例えば、大豆蛋白分離物または濃縮物)が好ましく用いられるが、生地を調製するために使用される水の量が水性大豆材料の溶液またはスラリーにより加えられる水を考慮して調整されるならば、脱フレーバー化された大豆材料の水性溶液またはスラリーも用いることができる。約30パーセント以下の大豆蛋白分離物または濃縮物を含んだ生地は本発明において使用することができる。さらに好ましくは、生地は約5〜約25パーセントの固体状の大豆蛋白分離物または濃縮物を含む。大豆含有生地は、従来の技術や装置を使用して焼いて、本発明の脱フレーバー化された大豆を蛋白する焼いた製品を調製することができる。 【0046】 別に示されない限り、全てのパーセンテージは重量によるものである。 【実施例】 【0047】 (実施例1) 大豆蛋白分離物( Protein Technology International ( PTl ) : St. Louis, MO )は水道水中で水和され10パーセント濃度とされた。水性組成物は、全ての大豆蛋白分離物が完全に分散されるまで電磁撹拌機で混合された。混合物のpHは、水酸化ナトリウムを用いて11.0に調整された。その後、pH調整された組成物は、3500の分子量孔径を有する透析管 ( Spectrum, Inc. ) にセットされて、水道水が約 4 時間連続的に管の外側に通された。pHは、透析の間、約9以上に維持された。透析管中に残された組成物は、ガラスビーカーに注がれ、中和され、そして、芳香や風味が評価された。透析された組成物と、同様の方法ではあるがpHを6.7とした場合の試料、および、透析もpH調整も行われなかった第2の試料との比較がなされた。数人によるブラインド評価は、pH調整および透析の行われた試料のみが風味および芳香に著しい向上があったことを示した。 【0048】 (実施例2) 豆乳(Devansoy Farms, Carrol, Iowa)を10パーセントの水性組成物とした後、pH調整して一晩中透析したものを用いて、実施例1と同様の試験が実施された。処理後、試料のpHは8.8であった。そして、芳香および風味は著しく向上された。 【0049】 (実施例3) 実施例2が、豆を浸し、湯通し、その後、挽いて粉にし、この粗びき粉から分離して得た新鮮な豆乳を用いて繰り返された。前述したようにpH調整と透析が行われた後は、豆乳の風味および芳香が著しく向上するということが見出された。 【0050】 (実施例4) 実施例3が、6000の分子量の孔径を有する透析管を用いて繰り返され、同様の結果が得られた。 【0051】 (実施例5) 実施例2が乾いた大豆粉末(Cargill)を用いて繰り返された。大豆粉末は、前述したように、10パーセント組成物になるまで水が加えられて、その後、pH調整された。一晩中透析した後、透析管に残された組成物のpHは8.7であり、著しく芳香および風味を向上させた。 【0052】 (実施例6) 大きな混合タンクにおいて、15パーセントの固形分を含む33ポンド(15kg)のサンリッチ豆乳(Sun Rich soy milk)が、66ポンド(30kg)の水で希釈され、5パーセント固形分の100ポンド(45kg)のスラリーを生じさせた。1N NaOH溶液が、大豆蛋白を溶解するためにpHが11に到達するまでゆっくりと加えられた。 分子量を10,000ダルトンまでカットオフする3.3m2の表面積を有する2つの平行な中空糸膜(A/G Technology Corporation)を通して、溶液を混合タンクからポンピングして、アルカリ化された大豆溶液のダイアフィルトレーションを実施した。pHは、ダイアフィルトレーションの間、約9〜約12に維持された。膜を横断する膜内外圧力は20〜50psi(1138〜345kPa)であった。膜を通過した材料(浸透物)は集められた。残っている材料(保持物)は混合タンクに連続的に再循環された。50ポンド(22.7kg)の浸透物が集められたときには、混合タンクには50ポンド(22.7kg)の大豆溶液が含まれていた。追加の50ポンド(22.7kg)の水が混合タンクに加えられた。混合タンクへ追加の水を加えて水洗は5回繰り返され、その後、混合タンク内の溶液は水が浸透物中へ取り除かれながら約10パーセントの固形分になるまで濃縮され、そして、2パーセントのクエン酸によってpH7.0になるまで中和された。 【0053】 中和された溶液は、訓練された官能パネルによって評価され、水で10パーセントまで希釈化された以外は処理されていないサンリッチ豆乳(Sun Rich soy milk)の対照試料と比較された。大豆溶液は、ブラインドでランダムな順番に提示された。その結果は図1および2のグラフに示されている。 【0054】 図1は、10の特性に関する平均的な強度スコアを示す。パネルは、ある特性が他のものよりも重要であると判断した。上記のように処理された大豆溶液と比較したとき、突出した特性は全て95パーセントの信頼水準で減少した。対照試料中でさほど顕著ではない特性(すなわち、ブラウン、甘味、酸味、塩味および苦味)については、甘味が値を増加した以外、減少した。しかし、パネルの平均値は、95パーセントの信頼水準には達しなかった。 【0055】 フレーバー成分の除去によって、大豆溶液はフレーバーについてより中立になったことはその結果から明らかである。 【0056】 (実施例7) 10ポンド(4.55kg)の大豆蛋白濃縮物(Central Soya)が、大豆蛋白を水和するために、タンク中で190ポンド(86.4kg)の水とともに15〜30分間、高攪拌で混合された。その後、大豆蛋白を溶解するために、1N NaOHがpH11になるまで加えられた。実施例6に記載されたと同様の方法で、分子量を10,000ダルトンまでカットオフするらせん状の膜(Gea Niro Inc.)を通して、大豆スラリーはポンピングされた。膜を横断する膜内外圧力は50psi(344.7kPa)未満に維持された。膜を通るときの圧力低下は15psi(103.4kPa)未満に維持され、pHは約9〜約12に維持された。実施例6におけるように、膜から取り出された透過物が混合タンクにおける原体積の2分の1に達したときに水の追加が5回にわたり行われた。5回の水の追加後、洗浄された大豆溶液のpHは0.5N HClを添加することで7.5に調整され、その後、官能評価へ向けて凍結乾燥された。 【0057】 脱フレーバー化された大豆蛋白濃縮物は、訓練された官能パネルによって6つの特性の評価が行われた。対照試料(未処理)のそれぞれの特性に係る平均値は、図3に示されている。この実施例においては、脱フレーバー化された大豆濃縮物と対照試料との間に差異がみられたが、いずれも、全ての値が低下したにもかかわらず95パーセントの信頼水準にはならなかった。これは、図4に示されている。使用されたブラインド対照の結果を含むものであり、これは、脱フレーバー化された試料の後に評価された。このケースでは、ブラインド対照は図3のオリジナル対照よりも強いフレーバー特性を有することが見出された。このようなことが起こったのは、この実施例におけるブラインド対照が脱フレーバー試料の後に試験され、そして、2回目の対照評価において、パネルに、これが比較的強いフレーバーを有しているようにみられたことに原因があると考えられる。しかし、ブラインド対照試料と比較すると、この脱フレーバー化された試料は、図5に示されたように90〜95パーセントの信頼水準で3つのフレーバー特性に顕著な差異があることを示した。 【0058】 (実施例8) 大豆蛋白の脱フレーバー化に使用される膜は、実施例6および7において効果的であることが示されたとおり、分子量を10,000ダルトンまでカットオフすべきである。所望により、更に高い分子量までカットオフする膜を使用することができる。しかし、分子量を50,000ダルトンまでカットオフする場合、実施例にみられるように、いくらかの価値のある蛋白が浸透物中に失われた。 【0059】 5ポンド(2.27kg)の乾燥大豆分離物(Supro-670 PTl )が、実施例7と同様に、95ポンド(43.2kg)の水と混合され、5パーセントの固形状の大豆を含むスラリーを提供する。pHを11にあげるために1N NaOHが加えられ大豆蛋白を溶解した。前記実施例6および7と同様の方法で、そして、実施例6の中空糸膜を用いて、5回の水の追加を伴ったダイアフィルトレーションが実施された。pHは、ダイアフィルトレーションの間、約9〜約12に維持された。浸透物試料が、蛋白分析のために、5分間隔で採取され、中和され凍結された。 【0060】 浸透物試料は、電気泳動法によって全含有蛋白が分析された。その結果は以下の表に示されている。 【0061】 【表1】
【0062】 10,000ダルトンまでカットオフする膜は、50,000ダルトンまでカットオフする膜よりも多くの蛋白を保持することが確認できる。10,000ダルトンの膜で35分における値は誤っていると考えられる。 【0063】 (実施例9) 実施例6〜8の方法を用いた脱フレーバー化大豆材料試料は蛋白ゲル電気泳動法により分析された。結果は、保持される大豆材料の分子量分布がオリジナルの大豆材料のそれと実質的に同じであったということを示している。その結果は、以下の表に示されている。 【0064】 【表2】
【0065】 (実施例10) 先の実施例に記述された官能パネルにより決定されたフレーバー特性に関連する化学成分について分析が行われた。大豆蛋白分離物の2つの試料が試験された。1つの試料は実施例7に記述された方法によって脱フレーバー化されたものであり、第2の試料は脱フレーバー化されなかったものである。 【0066】 最初の試験において、1gの対照試料は15gの水で希釈され、300ppmの4−ヘプタノン2μlが内部標準として加えられ、そして、その混合物は100ml/分のヘリウムを用いて、60℃で30分間にわたりパージされた。蛋白を溶解するためにNaOH溶液を加えpHを10に上昇させることを除いて対照試料と同様にして、脱フレーバー化された試料が調製された。揮発性の化合物は、GC/MS(HP GC5890/MSD5972)によって分析された。様々な化合物に係る結果は、図6および7に示されている。脱フレーバー化された大豆試料はより少ないフレーバー化合物を含んでいた。 【0067】 第2の試験において、3gの試料が30gの水により希釈され、そして、300ppmの4−ヘプタノン2μlが内部標準として加えられた。得られた混合物は、揮発性化合物を除去するため、100ml/分のヘリウムを用いて、60℃で20分間にわたりパージされた。それらの揮発性物は、ガスクロマトグラフィーにより分析され、そして、化合物の臭いは人の基準で判断された。特定の化合物に関連した臭いは、以下の表に報告されている。 【0068】 【表3】
【0069】 (実施例11) 大豆材料の食品への適用は、「バランス バー」(Kraft Foods 登録商標)に脱フレーバー化された大豆材料を加え、そして、そのフレーバーを、同じ大豆材料を含む脱フレーバー化されなかった「バランス バー」(登録商標)と比較することで例証された。1つの試料では、全ての大豆材料が乾燥した大豆分離物(Supro-661 from PTl)であった。第2の試料では、大豆材料の50%が実施例のダイアフィルトレーション方法により脱フレーバー化されたものであり、50%が脱フレーバー化されなかったものである。味覚パネルは、1〜10の得点(10が最高)において、第1の試料が得点3.5に対し、得点6.11を得た第2の試料(8to3)を好んだ。 【0070】 (実施例12) 実施例6と同様の方法で大豆分離物の試料が比較された。それは、本発明の方法に従って脱フレーバー化されたものであり、また、蛋白が濃縮した大豆分離物対照試料は水で溶かして10パーセントの溶液になったものである。図9は、訓練された官能パネルが対照試料について見出した結果を示している。脱フレーバー化された試料は、パネルによって対照と比較された。そこでは、図10にみられるように、対照試料の多くの特徴的な特性は減少したことが確認された。しかしながら、酸化されたこにより示される風味が増大したことが確認された。 【0071】 (実施例13) 30ポンドの大豆蛋白分離物(PTIのSurpoTM 710)を、大豆蛋白を水和するために、約20〜約30分間、高速で攪拌しながらタンク中の270ポンドの水と混合した。NaOH(1N)が加えpHを10に調節した。実施例7と同様の方法で、大豆スラリーを、華氏120度で、分子量を10,000ダルトンまでカットオフするらせん状の膜(Gea Niro Inc.)に通し限外ろ過/ダイアフィルトレーションを行なった。そこでは、水を、浸透物が除去されるのと同じ割合で連続的に加え、そして、保持物はタンクへ再循環した。pHは、限外ろ過の間、約9〜約12に維持した。限外ろ過/ダイアフィルトレーションを、集められた浸透物の量が約5回の洗浄に相当するようになるまで続けた(各洗浄は最初の出発容積の約半分であった)。完了後、脱フレーバー化された大豆溶液のpHを1パーセントのクエン酸を加え6.5に調節した。固体状の脱フレーバー化された大豆材料が噴霧乾燥後に集められた。 【0072】 (実施例14) この実施例は、実施例13の脱フレーバー化された大豆分離物を用いた高蛋白なスナックやシリアルの調製を示すものである。これらの製品は、一人前(約30g)当たり約15〜18gの蛋白を供する。 【0073】 第1の生地試料を、34.0パーセントの脱フレーバー化された大豆分離物、1.9パーセントのでん粉、56.6パーセントの水、0.3パーセントの塩、1.9パーセントの2倍の効力を有する重曹および5.3パーセントの小麦粉を含んで調製した。生地は、混合器中で約2分間、乾燥した構成成分を混合し調製した。その後、約5分間の期間にわたり混合しながらゆっくりと水を加えた。その後、生地を約5分間練った。その結果得られた生地を玉にして、その後、パスタローラーを用いて平らにし最初の試料た。得られたフレークは10セント貨(ダイム)の大きさであった。その試料を華氏400度で7分間焼き、砕け易く、また、冷却して多少噛みでのある製品を得た。不快な臭いは検出されなかった。 【0074】 第2の生地試料を、上述した第1の生地試料における生地を用いて調製し、以下の配合剤を有していた。第1の試料による650gの生地、65gの砂糖および70gの小麦粉。したがって、第2の生地の総合的な配合剤は以下のとおりである。28.5パーセントの脱フレーバー化された大豆分離物、1.6パーセントのでん粉、47.5パーセントの水、0.3パーセントの塩、1.6パーセントの2倍の効力を有する重曹、12.2パーセントの小麦粉、および、8.4パーセントの砂糖。砂糖は生地に最初に混合し粘り気が生じた。その粘った生地に追加の小麦粉を加えると粘り気が著しく減少した。その生地を用いて以下のようないくつかの異なった形状の試料を作成した。(1)生地を玉に形成し、その後、平らにした(平らになった時は平均直径約0.75インチ)、(2)大きな平らなシートを形成(約12インチ×約18インチ四方)、(3)小さな正方形(一辺が約0.8インチ)、および、(4)小さな球を形成(平らにされないもの;直径約0.3インチ)。試料を従来式オーブン中で、華氏280度、約12分間焼いた。軽くて砕け易く(僅かにカリカリとした)大豆臭が検出されない優れたパイ皮試料が得られた。 【0075】 第3の生地試料を第2の生地試料に2パーセントの大豆油を加えて調製した。生地をシート状にして(細長く平たいパスタ型)、その後、従来のオーブン中で、華氏280度、約12分間焼いた。軽くて砕け易く(僅かにカリカリとした)大豆臭が検出されない優れたパイ皮試料が得られた。 【0076】 (実施例15) この実施例は、30gの一人前当たり約10gの蛋白を有するスナックや朝食用シリアルの調製を示すものである。実施例13の脱フレーバー化された大豆分離物を用いた。以下の配合剤を含む生地を調製した。 【0077】 【表4】
【0078】 生地を、実施例14におけるように調製し、その後、4つのバッチに分割した。第1および第2バッチを平らな円形の形状(直径約0.8インチ)に形成した。第2バッチを、その試料が焼いている間に膨張しないように中央部を削ったこと以外は第1バッチと同じ方法によって調製した。第3バッチを玉(直径約0.25インチ)に形成した。第4バッチを、圧力蒸気調理器中で約20分間調理し、約0.5インチの茹で上げ物に切り込み、その後、焼く前にローラーフレーカー中でフレークとした。その後、全てのバッチを華氏約350度で約15分間焼いた。 【0079】 バッチ1〜3の試料は、大変優れたカリカリとした生地を有する大変優れた製品を産み出した。パイ皮試料(バッチ1および3)は所望の膨張形状に形成されて優れたものであった。バッチ2の試料は、予想通り膨張しないものである点を除き、同様であった。バッチ4の試料(生地を事前に調理済み)は調理されていない生地よりも簡単に薄片となった。全ての試料は、ミルクの中で保持する砕け易い(僅かにカリカリとした)生地を有していて大変優れた結果であった(すなわち、許容された時間内、つまり、従来のたいていの朝食用シリアルでは約5分であるのに対し約20分間、カリカリとした状態でいる)。膨張した試料はミルク中で浮遊した。 【0080】 (実施例16) 実施例15の試料は、植物油で焼いた物を噴霧コーティングした後、所望の香辛料およびフレーバーと一緒に回転させることで局部的にフレーバーが付与され、多様なスナックおよび朝食用シリアルが製造された。香辛料およびフレーバーには、(1)ピザスパイスブレンド、(2)イタリアンセイボリー(ガーリック、オレガノ、パセリ、塩)、(3)メキシカンスパイスブレンド、(4)砂糖グレーズ、および、(5)ココアおよび精製粉末糖のブレンドが含まれる。全製品は、不快な臭いがなく優れた味覚プロフィールを有し、また、砕け易く、ふんわりとしていた。膨張した製品は、ミルク中に浮遊し、従来の朝食用シリアルと比べると20分以上の間ふやけることがなかった。 【0081】 (実施例17) この実施例は、実施例13の脱フレーバー化された大豆分離物を用いて調製されたピザ生地の調製を示すものであり、これは以下の配合剤を有している。 【0082】 【表5】
【0083】 乾燥した構成成分は、水および油がゆっくりと加えられながら、約5分間、ホーバート混合器(Hobart mixer)中で混ぜられ、そして、混合が約10分間続けられ生地が形成された。生地はシートにされ、その後、華氏450度で12分間焼かれた。最終的に焼かれたピザ生地は優秀な生地とフレーバーを有していた。不快な臭いは検出されなかった。 【0084】 (実施例18) この実施例は、実施例13の脱フレーバー化された大豆分離物を用いたチョコレートチップクッキーの調製を示すものであり、これは以下の配合剤を有している。 【0085】 【表6】
【0086】 生地はショートニングをグラニュー糖と赤砂糖の両方と一緒に溶かすことで調製された。混合物を室温に冷却した後、混合物中に液状卵を混ぜて溶解された混合物を形成した。乾燥した構成成分がホーバート混合器(Hobart mixer)中で約5分間混合された。その後、事前に溶解された混合物が乾燥した構成成分に加えられ、混合は約10分間続けられた。その結果得られた生地は玉に形成され、クッキーシート上に置かれた。そして、その後、華氏350度で17分間焼かれた。その結果得られたチョコレートチップクッキーは、大豆フレーバーがなく、大変しっとりした口当たりをもった優秀なものであると考えられた。それぞれのクッキー(約20g)は約3gの蛋白を提供するであろう。 【図面の簡単な説明】 【0087】 【図1】大豆のフレーバー特性の強度を示すグラフである。 【図2】対照試料と比較した脱フレーバー化された豆乳の強度を示すグラフである。 【図3】大豆のフレーバー特性の別のグループの強度を示すグラフである。 【図4】図3の試料と比較した脱フレーバー化された大豆濃縮物および対照試料の強度を示すグラフである。 【図5】脱フレーバー化された大豆濃縮物および対照試料の強度を示すグラフである。 【図6】脱フレーバー化された大豆試料および対照試料との間のフレーバー化合物の濃度変化を示すグラフである。 【図7】脱フレーバー化された大豆試料および対照試料との間のフレーバー化合物の濃度変化を示すグラフである。 【図8】本発明で用いられる1つの方法のブロックダイアグラムである。 【図9】大豆分離物のフレーバー特性の強度を示すグラフである。 【図10】対照試料と比較した脱フレーバー化された大豆分離物の強度を示すグラフである。 【図11】脱フレーバー化された大豆蛋白材料を調製するための好ましい実施態様のブロックダイアグラムである。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501360131 【氏名又は名称】クラフト・フーヅ・ホールディングス・インコーポレイテッド 【氏名又は名称原語表記】KRAFT FOODS HOLDINGS, INC. 【住所又は居所原語表記】Three Lakes Drive, Northfield, Illinois 60093 United States of America
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| 【出願日】 |
平成16年9月6日(2004.9.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100077481 【弁理士】 【氏名又は名称】谷 義一
【識別番号】100088915 【弁理士】 【氏名又は名称】阿部 和夫
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| 【公開番号】 |
特開2005−80667(P2005−80667A) |
| 【公開日】 |
平成17年3月31日(2005.3.31) |
| 【出願番号】 |
特願2004−258970(P2004−258970) |
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