| 【発明の名称】 |
活モズクと活海ブドウの鮮度保持と保存方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】高津原 忠
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| 【要約】 |
【課題】採取したモズク及び養殖海ぶどうの鮮度保持方法及び長期保存方法の提供。
【解決手段】モズク或いは海ブドウを海水で洗浄後オゾン海水で洗浄し、オゾン海水と共にポリエチレンの袋に入れ、窒素ガスを注入して密封し、常温或いは急速冷凍して保存する。或いはオゾン海水で洗浄後、水切りして籠又は缶に詰め、急速冷凍して保存する。さらに急速冷凍品については、オゾン海水で解凍し、オゾン海水と共にポリエチレンの袋に入れ、窒素ガスを注入して保存することもできる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自然海で収穫したモズクと養殖場で採取した海ブドウを、その場の海水を利用して洗浄した後、加工場にて海水とオゾンを混合したオゾン海水を生成し、このオゾン海水にモズクや海ブドウを浸して洗浄し、モズクや海ブドウの鮮度を保持する方法。 【請求項2】 オゾン発生装置等を使用して公知の無菌の海水を生成し、このオゾン海水の殺菌力を利用してモズクや海ブドウを洗浄し殺菌するが、洗浄の際、洗浄装置内にオゾン海水を溜水して洗浄装置をゆっくり還流させながら、モズクや海ブドウを洗浄し殺菌する請求項1記述の鮮度保持方法。 【請求項3】 ポリエチレン等の袋にオゾンで無菌処理した海水と、請求項1、請求項2記述の洗浄方法で洗浄し殺菌したモズクや海ブドウを、袋に入れた後に袋内の空気を脱気して、代わりに窒素ガス乃至酸素ガスを注入して密封する。この活モズクや活海ブドウを、常温にて鮮度を保持しながら長期保存する方法。 【請求項4】 請求項1記述のオゾン海水で洗浄し殺菌したモズクを、水切りして籠又は缶に詰め、あるいは請求項2に記述の袋詰めしたモズクを急速冷凍後、保存しておく活モズクの鮮度保持と長期保存の方法。 【請求項5】 請求項1、請求項2に記述のオゾン海水で洗浄し殺菌したモズクを、水切りして籠又は缶に詰め、あるいは請求項3、請求項4記述の袋詰めしたモズクを急速冷凍後、保存する活モズクの鮮度保持と長期保存の方法。 【請求項6】 請求項5に記述のモズクを籠叉は缶に詰め冷凍貯蔵し、このモズクを貯蔵庫より取り出し、オゾン海水にて解凍した後ポリエチレンの袋に詰め、袋の中にオゾンで殺菌処理した海水を入れ、袋内の空気を脱気して、代わりに窒素ガスを注入する。このモズクを常温で鮮度を保持しながら保存する活モズクの保存の方法。 【請求項7】 海ブドウの鮮度を保持する為に、容器に海水と海ブドウを一緒に入れるが、海水と海ブドウの塩分との濃度差による浸透圧で、粒内の細胞が劣化する恐れがあり、この劣化を防止する方策としてオゾンで殺菌処理する海水の濃度を、海ブドウが生育している海域の海水濃度を同等にして、海ブドウの鮮度を保持する保存方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は活モズクと活海ブドウの鮮度保持と保存方法に関する。 【背景技術】 【0002】 生産地から遠隔の地に住む消費者は、生モズクを食する事はほとんどなく、加工業者が酢の物等に加工したモズクを食べている。加工用のモズクには塩蔵したモズクを使用するが、この塩蔵モズクを加工する際大量の水を使用して塩抜きする。同時にモズクに付着している異物を洗い落す為に強力な洗浄装置を使用し、その際モズクのヌメリ気に含まれている有効成分を取り去り、モズク本来の食感をも無くしてしまっている。 更にモズクを殺菌処理するにあたり我が国の法律で適正とされている化学薬品の「ジア塩素酸」を使用するが、この「ジア塩素酸」の適正な取扱が大変難しい。 【0003】 収穫した海ブドウを保存する方法として、海水に浸しておく方法と、水切りした状態で保温発泡スチロール蓋付等に入れ、常温で保存する方法とがある。 常温で水切りし、保温発泡スチロール蓋付等に入れ保存する方法では、海ブドウの粒内の水分が蒸発し、4〜5日で粒が萎び鮮度が落ちてしまう。 又海ブドウは冷気に弱く、冷凍庫や冷蔵庫に入れて摂氏10度以下の温度で保存すると、海ブドウの粒内の水分が塩分濃度の差による浸透圧等萎びてしまい、商品価値が全く失われてしまう。その為にバリアー.フイルム製の容器に海ブドウとオゾン海水を入れ,更に酸素ガスを注入して鮮度を保つ。 【特許文献1】特許公開番号2001−161320 モズクの鮮度保持方法 【特許文献2】特許公開番号2003−79343 モズクの殺菌洗浄方法及び装置 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 塩蔵モズクを塩抜きして加工する従来の方法では、塩抜きの際に大量の水を使用し、塩蔵モズクに付着している異物や不純物を洗い落すと同時に、モズクのヌメリに多量に含まれている有効成分まで洗い流してしまう。叉モズクを保存するには市販されている岩塩等を使用し、塩漬けにして腐敗を防止するが、この塩分を洗い落とす為にモズク本来のしゃきしゃきした食感が失われる。 海ブドウを長期に保存する方法として、モズクと同様、塩蔵にて保存する方法があるが、塩蔵した海ブドウを水洗いして塩抜きしても、海ブドウの粒内の塩分が水洗いする水道水等の塩分の濃度に著しく差がある為に、海ブドウの粒は完全に復元せず、食感もない海藻を戻しただけの海ブドウになってしまう。 このモズク本来のヌメリのあるモズクと、プチプチした海ブドウの食感を残しながら海ブドウの鮮度を保持する方法と、長期保存方法を提供する。 【0005】 モズクや海ブドウの洗浄に、人体に影響を与える可能性がある化学薬品の「ジア塩素酸」の使用を極力制限して、取扱が容易でしかも安全なオゾン水によるモズクや海ブドウの洗浄方法と、窒素ガス乃至酸素ガスを使用したモズクと海ブドウの鮮度保持方法を提供する。 【0006】 海ブドウを常温にて保存すると、プチプチした海ブドウの粒が、4〜5日で萎びてしまい商品価値が失われるが、この海ブドウを4〜5週間、鮮度を保持できる保存方法を実現する。 【課題を解決するための手段】 【0007】 海から収穫したモズクや養殖場で採取した海ブドウを、その場の海水を利用し、異物や不純物を洗い流して加工場に運搬する。加工場ではモズクや海ブドウを洗浄装置内のオゾン海水に浸漬して、オゾン海水をゆっくり環流させながら、モズクのヌメリ気や海ブドウの粒等を傷めないように注意しながら洗浄し殺菌する。 【0008】 モズクや海ブドウ等の洗浄に使用するオゾン海水には、酸素ボンベ(容器)より供給された酸素ガスを使用して、公知のオゾン海水を生成する方法と、公知の空気中からオゾン生成器で発生させたオゾンを、ミキシングポンプで海水と混合して製造する方法とがある。 オゾン海水を容器に入れ、更にこの容器の中にモズクや海ブドウを入れてオゾン海水にモズクや海ブドウが接触すると、直ちに接触した海水内のオゾンが分解し、同時に殺菌効果を発揮する。 【0009】 海ブドウの粒は、粒の中の塩分と、洗浄する海水の塩分にある濃度差により、塩分濃度が変化して海ブドウの粒が萎む恐れがある。この粒が萎む現象を防止する為に海ブドウを採取した海域、あるいは同じ塩分濃度を持つ海水からオゾン海水を生成して使用する。 【0010】 オゾン海水で洗浄したモズクや海ブドウを、ポリエチレン等の袋に入れ、袋内にオゾンで殺菌処理した海水を入れた後、袋内の空気を脱気して、代わりに窒素ガス乃至酸素瓦斯を注入して密封する。 モズクや海ブドウに、このオゾン海水と窒素ガス乃至酸素ガスを注入する方法を採用すれば、モズクや海ブドウを常温でも4〜5週間鮮度を保持する事が可能になる。 【0011】 オゾンで殺菌処理された海水は、 【0012】 記述のオゾン生成器を使用して生成するが、オゾン海水を大型の容器に入れ、常温で10〜15分放置すると、海水中のオゾンが分解する際に殺菌効力が発生し、容器の中の海水がオゾンで殺菌される。この殺菌された海水をモズクや海ブドウに使用する。 【0013】 オゾンによって海水を殺菌する方法を採用されると、海水中の雑菌だけでなく、モズクや海ブドウに付着している大腸菌.黄色ブドウ球菌.サルモネラ菌等も死滅させる事が可能になる。 【発明の効果】 【0014】 モズクを 【0015】 記述の処理を施し袋詰めした後、急速冷凍して保存しておくと、モズクの細胞は約6ヶ月間活動しており、新鮮で活きたモズクを長期間保存する事が可能になる。 叉海ブドウは、冷凍又は冷蔵保存が出来ない食材であるが、塩蔵にて保存する以外の方法として、この殺菌された海水を使用して海ブドウを処理する方法を採用する事により、常温にて海ブドウの鮮度を4〜5週間保持する事が可能になる。 【発明を実施する為の最良の形態】 【0016】 次に本発明による活モズク及び海ブドウの保存方法が実際上どのように具体化されるか実施形態を説明する。 【実施例】 【0017】 図1は、本発明による活モズク及び活海ブドウの保存方法を、行程順に示すフローチャートである。 図2は、本発明による活モズクの冷凍保存方法を、工程順に示すフローチャートである。 【図面の簡単な説明】 【0018】 【図1】は工程1を表示する。 【0019】 モズクや海ブドウを海叉は養殖場より採取する。 【0020】 モズクや海ブドウをその場の海水を利用して洗浄する。(モズク等に付着している小海老等を取り除く) 【0021】 モズクや海ブドウを活きたまま鮮度を保存する為、前処理として海水をオゾンにて殺菌処理する。 【0022】 モズクや海ブドウを洗浄装置に入れ、オゾン海水で洗浄する。 【0023】 洗浄処理したモズクや海ブドウを水切りし、ポリエチレン等の袋に詰める。 【0024】 ポリエチレン等の袋の中に殺菌された海水を入れる。 【0025】 ポリエチレン等の袋を脱気処理し、窒素ガス乃至酸素ガスを注入する。 【0026】 ポリエチレン等の袋を密封し、常温にてモズクや海ブドウを保存する。
【図2】は工程2を表示する 【0027】 モズクを海より採取する。 【0028】 海から採取したモズクを、その場の海水を利用して洗浄する。 【0029】 前処理として海水をオゾンにて殺菌処理する。 【0030】 モズクをオゾン海水にて洗浄し、殺菌処理する。 【0031】 モズクを洗浄処理後、水切りして篭や缶に詰める。 【0032】 篭や缶に詰めたモズクを、急速冷凍して貯蔵する。 【0033】 貯蔵したモズクを取り出し、殺菌処理された海水で解凍する。 【0034】 解凍したモズクをポリエチレン等の袋に詰める。 【0035】 ポリエチレン等の袋の中に殺菌済の海水を入れる。 【0036】 ポリエチレン等の袋を脱気処理し、窒素ガスを注入する。 【0037】 この袋を密封し常温で保存する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】302044395 【氏名又は名称】有限会社ハマショク
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| 【出願日】 |
平成15年9月11日(2003.9.11) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2005−80618(P2005−80618A) |
| 【公開日】 |
平成17年3月31日(2005.3.31) |
| 【出願番号】 |
特願2003−319218(P2003−319218) |
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