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【発明の名称】 ゲル状物資の脱液方法およびその脱液装置
【発明者】 【氏名】眞田 瑞穂

【氏名】原 一広

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲル状物質に含まれる液体を脱離させるゲル状物質の脱液方法であって、
ゲル状物質に微弱な電流を流すことにより、ゲル状物質の液体を脱離させるゲル状物質の脱液方法。
【請求項2】
上記ゲル状物質は、寒天、ゼラチン、豆腐、こんにゃく、加熱卵白、シリカゲルのうちいずれか1つである請求項1に記載のゲル状物資の脱液方法。
【請求項3】
上記寒天に流す電流の最大電流強度は、26μA/mmである請求項2に記載のゲル状物資の脱液方法。
【請求項4】
ゲル状物質に含まれる液体を脱離させるゲル状物質の脱液装置であって、
ゲル状物質を所定形状に保持する保持手段と、
ゲル状物質に電流を供給する電流供給手段とを備えたゲル状物質の脱液装置。
【請求項5】
上記電流供給手段は、上記保持手段により所定形状に保持して、ゲル状物質を2つの電極で挟み、ゲル状物質に電流を供給する請求項4に記載のゲル状物質の脱液装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明はゲル状物質の脱液方法およびその脱液装置、詳しくはゲル状物質から液体を脱離させるゲル状物質の脱液方法およびその脱液装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ゲル状物質とは、ゾル(コロイド溶液)が運動性を失って集合し、ゼリー状に固化した状態にある物質をいう。このゲル状物質には、例えば、寒天やゼラチン、豆腐、こんにゃくなどがある。寒天やゼラチンは、温水に溶かすと分散してゾル化した状態となる。また、このゾル化した寒天やゼラチンを冷却すると、流動性を失ってゲル化した状態となる。ゲル状物質の寒天やゼラチンは、その総重量のうち、80%〜90%は水分である。
【0003】
ゲル状物質のうち、家庭用食品としてよく用いられる寒天は、以下の製造方法で作製される。まず、天草、オゴノリ、オバクサ、イタニグサなどの紅藻に熱水をかけて、寒天液を抽出する。次いで、この寒天液を濾過して、これに含まれている海藻かすを分離させる。そして、濾過された寒天液を冷却し固化させる。次に、固化された寒天から水分が脱離される。脱液された後の寒天は乾燥されて、棒形状を有する角寒天や糸寒天として出荷される。またはこの後、さらに粉砕されて、粉末寒天もしくはフレーク寒天として出荷される。
【0004】
上記寒天の脱液方法には、機械を用いた機械脱液方法と、天日にさらして脱液させる自然脱液方法とが挙げられる。このうち、機械脱液方法には、減圧して寒天を圧縮させて脱液させる方法と、寒天液を凍結し、その後解凍して寒天と水分とを分離させる方法とが2つある。角寒天や糸寒天は、自然脱液方法により製造される。一方、粉末寒天およびフレーク寒天は、機械を用いた脱液方法により製造される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記寒天を天日にさらして脱液させる自然脱液方法では、天候の変化により水分を脱離させる時間が左右されることになる。特に、曇りや雨天時には、寒天から水分が速やかに脱離させることができないことがあった。これに対して、機械脱液方法では、機械を使用して速やかに寒天を脱液させることができる。しかし、機械脱液方法では、著しい温度上昇や減圧を行うための大きなエネルギが必要である。
また、ゲル状物質から液体を脱離させるのに、速やかにしかも大きなエネルギを必要としないゲル状物質の脱液装置はこれまで存在しなかった。
【0006】
この発明は、ゲル状物質に含まれる水などの液体を速やかに脱離させるゲル状物質の脱液方法を提供することを目的とする。また、簡単な設備を用いて、しかもゲル状物質を脱液させるのに大きなエネルギを必要としないゲル状物質の脱液方法を提供することを目的とする。さらに、ゲル状物質から液体を脱離させるのに、速やかにしかも大きなエネルギを必要としないゲル状物質の脱液装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、ゲル状物質に含まれる液体を脱離させるゲル状物質の脱液方法であって、ゲル状物質に微弱な電流を流すことにより、ゲル状物質の液体を脱離させるゲル状物質の脱液方法である。
【0008】
請求項1に記載のゲル状物質の脱液方法にあっては、所定形状を有するゲル状物質を準備し、次いで、このゲル状物質を、例えば、二つの平行平板の電極で挟み込む。そして、これらの電極に微弱な電流を流す。すると、ゲル状物質から大量の液体が速やかに脱離される。例えば、寒天に微弱な電流を流すと、寒天に含まれる大量の水が寒天から速やかに脱離される。
【0009】
ゲル状物質の素材は限定されない。例えば、寒天、ゼラチン、豆腐、こんにゃく、加熱卵白、シリカゲルなどが使用される。寒天、ゼラチンは、総重量の80〜90%が水分である。
ゲル状物質に流す電流は、ジュール熱による温度上昇が無視できる電流値であれば、特に限定されない。
また電流は直流でもよいし、交流でもよい。交流の場合、供給する電流の周波数も限定されない。
ゲル状物質から脱離される液体は限定されない。例えば、水、アセトン、アルコール、油などがある。
【0010】
請求項2に記載の発明は、上記ゲル状物質は、寒天、ゼラチン、豆腐、こんにゃく、加熱卵白、シリカゲルのうちいずれか1つである請求項1に記載のゲル状物資の脱液方法である。
ゲル状物質には、家庭用食品としてよく使用されている寒天、ゼラチンの他に、豆腐、こんにゃく、加熱卵白などがある。また、乾燥剤としてよく使用されるシリカゲルがある。
【0011】
請求項2に記載のゲル状物質の脱液方法にあっては、寒天、ゼラチンなどのゲル状物質の総重量の80〜90%が水分である。これらのゲル状物質に微弱な電流を流すと、ゲル状物質から水などの液体が速やかに脱離される。
【0012】
請求項3に記載の発明は、上記寒天に流す電流の最大電流強度は、26μA/mmである請求項2に記載のゲル状物資の脱液方法である。
寒天に流す電流の電流強度は、最大でも26μA/mmである。したがって、ジュール熱による温度上昇が無視できる微弱の電流強度である。
【0013】
請求項3に記載のゲル状物質の脱液方法にあっては、寒天に流す電流が、ジュール熱による温度上昇が無視できるような電流である。よって、寒天から液体を脱離させるのに、大きなエネルギを必要としない。
【0014】
請求項4に記載の発明は、ゲル状物質に含まれる液体を脱離させるゲル状物質の脱液装置であって、ゲル状物質を所定形状に保持する保持手段と、ゲル状物質に電流を供給する電流供給手段とを備えたゲル状物質の脱液装置である。
ゲル状物質に電流を供給する電流供給手段には、2つの電極(陽極と陰極)、電源、スイッチなどが設けられる。
ゲル状物質は、それ単体では所定形状を保持しない。そこで、ゲル状物質に保持手段を設けてこれを所定形状に保持する。保持手段は、例えば、電極と兼用した平行平板の電極を2枚使用して直接ゲル状物質を挟み、これを所定形状に保持してもよい。または、導電性を有しない2枚の板でゲル状物質を挟んで、これを所定形状に保持してもよい。
【0015】
請求項4に記載のゲル状物質の脱液装置にあっては、例えば、ゲル状物質を2つの平行平板の電極(陽極と陰極)で挟みこれを所定形状に保持して、陽極から陰極に向かってゲル状物質に微弱な電流を流す脱液装置とする。これにより、ゲル状物質から液体を脱離させるのに、速やかにしかも大きなエネルギを必要としない脱液装置とすることができる。
例えば、ゲル状物質の下方に、ゲル状物質から脱離された液体を貯液する貯液部を設ける。これにより、水の入ったタンクの代わりとして、砂漠など水の少ない場所においても、水などの液体が得られる脱離装置として応用できる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、上記電流供給手段は、上記保持手段により所定形状に保持して、ゲル状物質を2つの電極で挟み、ゲル状物質に電流を供給する請求項4に記載のゲル状物質の脱液装置である。
ゲル状物質に電流を供給する2つの電極は特に限定されない。例えば、ステンレス鋼でもよいし、黄銅鋼でもよい。また、電極の形状も限定されない。平行平板の電極でもよいし、網目状の電極でもよい。または、針状の電極を複数用いたものでもよい。
【0017】
請求項5に記載のゲル状物質の脱液装置にあっては、例えば、ゲル状物質を2つの平行平板の電極で挟み、ゲル状物質に微弱な電流を流す。これにより、ゲル状物質を所定形状に保持しながら、ゲル状物質から液体を速やかに脱離させることができ、保持手段と電流供給手段とが兼用される。
【発明の効果】
【0018】
この発明によれば、ゲル状物質にジュール熱が無視できるような電流を流す。すると、ゲル状物質から水などの液体が速やかに脱離される。この現象を利用すれば、ゲル状物質である食品の減圧乾燥工程にも応用することができる。すなわち、微弱な電流を流して、ゲル状物質である食品の液体成分をその表面から補助的に排出させる。この工程を食品の乾燥中またはその後に行うと、食品を速やかに乾燥させることができる。また、ゲル状物質の含液率の調整にも応用できる。
また、ゲル状物質から液体を脱離させるのに、大規模な設備を必要とせず、しかも大きなエネルギも必要としない。
さらに、ゲル状物質を所定形状に保持する保持手段と、これに電流を供給する電流供給手段とを設ける。これにより、ゲル状物質から液体を脱離させるのに、速やかにしかも大きなエネルギを必要としないゲル状物質の脱液装置を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、この発明の一実施例を、図1〜図6を参照して説明する。ここでは、寒天11を用いたゲル状物質の脱液方法およびその装置について説明する。
【実施例1】
【0020】
まず、ゲル状となった寒天11を脱液させる現象について説明する。
図1は、寒天11から液体を脱離させる現象を確認するための実験装置の構成を示す概略図である。この装置には、所定形状に成形された試料の寒天11と、この寒天11に電流を流す二つの平行平板の電極12a、12bとが設けられている。一方の電極は、陽極12aであり、ステンレス鋼で形成されている。この陽極12aには、網目22が全面に形成されている。網目22を形成した陽極12aとしたのは、寒天11から蒸発した水分が寒天11に再び付着するのを防ぐためである。他方の電極、すなわち、陰極12bは、銅板または銅線で形成されている。陰極12bの下部には、ゲル状物質と電極12a、12bとを搭載するサーキットボード23が設けられている。2つの電極12a、12bには、直流電源21が接続されている。試料の寒天11は、直径が85mm、厚みが10mmの円柱形状を有し、2つの平行平板の電極で挟まれて円柱形状に保持されている。
【0021】
試料である寒天11は、天草、オゴノリ、オバクサなどの紅藻を煮た液汁を凍結・乾燥したものである。この凍結・乾燥された寒天11を熱水で溶かして、水を含ませた状態で冷却する。すると、水を含んだままで、ゲル化した寒天11が得られる。
寒天11の主成分は、アガロースとアガロースペクチンである。アガロースとアガロースペクチンとの比率が、寒天11のゲル化を決定している。アガロースの成分の比率を高めると、寒天11のゲル化を高めることが従来から知られている。
寒天11は、溶液状態ではランダムコイルの分子として存在する。冷却すると、ダブルへリックス構造の三次元のネットワークを形成し、ゾルからゲルへと転移する。寒天11はゲル状態になると、目に見えない程度の小さな穴がたくさんあいたスポンジのような構造になる。
【0022】
次に、図1の実験装置において、寒天11に直流電源21から微弱な電流を、陽極12aから陰極12bに向かって流す。電流を流した状態で1時間程経過すると、寒天11の下方から大量の水が脱離される。特に、陰極12b近辺から脱液されることが確認される。この結果、微弱な電流を流すことにより寒天11から水が脱離されることが確認される。
図2は、時間の経過とともに寒天11の電気伝導性の変化を示すグラフである。このグラフから、寒天11の電気伝動性は、時間経過とともに対数的な減少を示している。
【0023】
次に、ゲル状物質の脱液プロセスにおいて、ゲル状物質の重量変化の観察を行う実験を行った。
まず、寒天11のゲル状物質の試料を二つ準備する。このうち、一方は、微弱な電流を流す試料として用いる。他方は、自然蒸発の参照用の試料として用いる。これらの試料の寒天11は、大きさが35mm×25mm×5mmの直方体の形状を有している。これらの寒天11は、粉末寒天を水で溶かし、粉末寒天が溶けた溶液を沸騰するまで加熱されたものである。この後、熱した溶液を室温まで冷却して、ゲル化した寒天11を得る。寒天11の濃度は、水に溶解した溶液のうちの略5重量%である。
【0024】
図3(a)および図3(b)は、ゲル状物質の脱液プロセスを確認する実験装置の構成を示す概略図である。
まず、側板部32aと底板部32bとを有するL字型のアルミニウム板で形成された電極12a、12bが設けられる。一方は、陽極12aとし、他方は陰極12bとする。電極12a、12bには、直流電源21が接続される。陽極12a、陰極12bは、ベークライト板25上に互いに背を向けるように立設される。このうち、陰極12bは、机26上に裁置されたベークライト板25に対して固定される。すなわち、L字型の陰極12bの底板部32bにねじ孔を形成し、このねじ孔にねじ28で陰極12bがベークライト板25上に固設される。一方、陽極12aは、ベークライト板25上を陰極12bに向かって略水平方向に可動とする。
そして、陽極12aの側板部32aと底板部32bとの角部に長い紐24の中央部を掛止させる。机上には、この紐24が陰極12bと接触しないように、陰極12bの両側に陰極12bと所定間隔を有して離間された支持棒27がそれぞれ立設されている。そして、陽極12aのL字の角部に係止させた紐24を、それぞれの支持棒27にも掛止させて、机26の端部から紐24の両端を垂下させる。そして、紐24の両端を結び、これに50g程度の錘29を連結して、この錘29を垂下させる。これにより、寒天11は、L字型の2つのアルミニウム電極12a、12bの側板部32aに挟まれた状態で直方体の形状に保持される。そして、直流電源21から陽極12aから陰極12bに向かって寒天11に電流が流される。
【0025】
上記直流電源21を使用して、一方の寒天11に陽極12から陰極12に向かって直流電流を流す。すると、試料の寒天11から大量の水が脱離され、寒天11の重量が低減する。図4は、時間と寒天11の重量の変化との関係を示すグラフである。この図4のグラフでは、自然蒸発の試料(白丸)と、電流を供給した試料(黒丸)との重量変化を比較している。電流を流さない自然蒸発の参照用の寒天11には、急な重量変化はみられない。
一方、電流を供給した方は、初期段階と比べて略20分後に略33%低下した。電流を供給した初期段階から26分までを第1段階、26分から87分までを第2段階、それ以降を第3段階とする。試料の重量低減の割合は、第1段階で33%、第2段階で、17.4%、第3段階で6.8%である。この結果により、第1段階で、電流を供給による著しい重量の低減がみられる。
【0026】
図5のグラフは、時間と試料に流れる電流値の大きさとの関係とを示すグラフである。このグラフから、電流を供給した試料の寒天11の電流値が減少する現象が確認される。なお、参照用の試料の寒天11には、電圧は印加されない。
寒天11に流れる電流は、電流を流した初期段階で略15mAである。このとき電流密度は、最大で26μA/mmである。電圧は、上記初期段階で略4.0Vである。よって、試料に適用される電力は、64mW以下のジュール熱による温度上昇の影響が無視できる値である。
また、図5のグラフから、時間当たりの電流値の変化を積分することにより、試料に流れる電気量を求めることができる。よって、このグラフから、図4のグラフにおける第1段階から第3段階までのそれぞれの段階の試料に流れた電気量を算出することができる。その結果、各段階の電気量はそれぞれ、第1段階で10.3C、第2段階で3.4C、第3段階で1.6Cであった。
【0027】
以上の結果、寒天11などのゲル状物質にジュール熱が無視できる電流を流すと、ゲル状物質から水などの液体が速やかに脱離される。この脱液現象を応用すれば、例えば、寒天11、こんにゃく、豆腐などの食品の減圧乾燥工程にも応用することができる。すなわち、微弱な電流を流して、ゲル状物質の液体成分をその表面から補助的に排出させる。この工程を乾燥中またはその後に行うと、ゲル状物質を速やかに乾燥させることができる。また、ゲル状物質の含液率の調整にも応用できる。よって、ゲル状物質を脱液させるのに、大規模な設備を必要とすることなく、大きなエネルギを必要としない。
【実施例2】
【0028】
次に、ゲル状物質から液体を脱離させるゲル状物質の脱液装置13について、図6を参照して説明する。
ゲル状物質の脱液装置13には、ゲル状物質である寒天11と、寒天11に電流を供給する2つの平行平板の電極12a、12bとが設けられている。寒天11は、上記実施例1に記載の方法と同様の方法により作製される。寒天11は、直方体状に形成されている。
寒天11が直方体の形状を保持するよう上下から平行平板の電極(陽極12a、陰極12b)で挟む。陰極12bには、所定の網目22が形成されている。そして、2つの電極12a、12bに、電流を発生する直流電源21がこれらに接続される。また、直流電源21と、陽極12aとの間には、寒天11の電流の供給をオン/オフするスイッチ30が設けられる。さらに、寒天11および陰極12bの下方には、寒天11から脱離された水を貯液するための貯液部31が設けられている。
【0029】
次に、このゲル状物質の脱液装置13の使用方法について説明する。
まず、直流電源21から電流を発生させ、そしてスイッチ30をオンにして、寒天11に、陽極12aから陰極12bに向かって電流を流す。このとき流す電流は、ジュール熱が無視できるような微弱な電流である。すると、寒天11の陰極12b側には、大量の水が脱離される。電極12a、12bには、網目22が形成されている。寒天11から脱離された水は、この網目22を通して、陰極12bの下方に設けた貯液部31に水が貯液される。これにより、寒天11に微弱な電流を流すだけで、簡単に水などの液体を脱離させるゲル状物質の脱液装置13とすることができる。
よって、このゲル状物質の脱液装置13を、例えば、砂漠などの水の少ない場所でも、水の入ったタンクの代わりに使用することができる。さらに、これを携帯性を有する手軽なサイズにすれば、キャンプやアウトドアの生活において、水などの液体が簡単に得られるゲル状物質の脱液装置13として応用できる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】この発明の実施例1に係るゲル状物質の脱液方法を観察する実験装置の回路図である。
【図2】この発明の実施例1に係るゲル状物質の脱液方法の実験結果であり、時間とコンダクタンス(電気伝導性)との関係を示すグラフである。
【図3】この発明の実施例1に係るゲル状物質の脱液による重量変化を観察する実験装置の構成を示す概略を示しており、(a)は、実験装置の平面図であり、(b)はその側面図である。
【図4】この発明の実施例1に係るゲル状物質の重量変化を確認する実験結果であり、時間と、ゲル状物質の重量との関係を示すグラフである。
【図5】この発明の実施例1に係るゲル状物質の重量変化を確認する実験結果であり、時間と、ゲル状物質に流れる電流および電圧との関係を示すグラフである。
【図6】この発明の実施例2に係るゲル状物質の脱液装置の構成を示す側面図である。
【符号の説明】
【0031】
11 寒天(ゲル状物質)、
12a 陽極(電極)、
12b 陰極(電極)
13 脱液装置。
【出願人】 【識別番号】802000031
【氏名又は名称】財団法人北九州産業学術推進機構
【出願日】 平成15年9月8日(2003.9.8)
【代理人】 【識別番号】100094215
【弁理士】
【氏名又は名称】安倍 逸郎

【公開番号】 特開2005−80564(P2005−80564A)
【公開日】 平成17年3月31日(2005.3.31)
【出願番号】 特願2003−315985(P2003−315985)