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【発明の名称】 緑藻のアオノリとヒトエグサを原料とした青海苔シートおよび製造方法
【発明者】 【氏名】大野 正夫

【氏名】加用 高常

【要約】 【課題】ヒトエグサは、一重の細胞であり、粘性があるので、約0.1mmの薄いシートにできる。アオノリは2層の細胞で筒状のために量を多くすると薄いシートにならない。アオノリの使用量を減らすことによって、シートにすることを主要な特徴とする。

【解決手段】材料は乾燥品、冷凍品を用いることもできるが、新鮮な生材料を用い、これらの原料を適度の混合比をアオノリ:ヒトエグサ=2〜3:8〜7にすることにより、海苔と同じ寸法で乾燥重量を4〜5gなる薄いシートに製造することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
アオノリ(数種のアオノリ属を総称してアオノリと呼ぶ)とヒトエグサを原料として、適度の配合により、海苔と同じサイズの青海苔シート(板青海苔)を製造する方法。
【請求項2】
請求項1の原料は乾燥品、冷凍品を用いることも出来るが、新鮮な材料が用いることにより、品質の高い製品になることを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1の原料を混合比によって、海苔と同じ寸法(21cm x 19cm)で、乾燥重量を4〜5gなるように薄いシートにする特徴とする方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、アオノリとヒトエグサの原料を混合して、海苔と同じ寸法の薄いシートの板青海苔を製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
海苔は、紅藻のアサクサノリやスサビノリを主体とするアマノリ類の原料として製造する日本の代表的な海藻産業である。緑藻のヒトエグサは、海苔と同じ製造方法で厚い板青海苔は製造されてきたが、量的には極めて少ない。ヒトエグサの多くは、海苔の佃煮の原料となっている。緑藻のアオノリは濃緑色で香りがよく、青粉として呼ばれた粉末で使われていた。アオノリとヒトエグサの原料を混合したシートは、今まで製造されたことはない。そのために、アオノリやヒトエグサを原料にした青海苔シート製造技術に関する特許や文献は全くない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ヒトエグサは、一重の細胞であり、粘性があるので、約0.1mmの薄いシートにできる。アオノリは2層の細胞で筒状のために量を多くすると薄いシートにならない。アオノリの使用量を全体の10〜30%にすることによって、シートにすることを最も主要な特徴とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
アオノリ(数種のアオノリ属を総称してアオノリと呼ぶ)とヒトエグサを原料として、適度の配合により、海苔と同じサイズの青海苔シート(板青海苔)を製造する方法。
【0005】
請求項1の原料は乾燥品、冷凍品を用いることも出来るが、新鮮な材料が用いることにより、品質の高い製品になることを特徴とする方法。
【0006】
請求項1の原料を混合比によって、海苔と同じ寸法(21cm x 19cm)で、乾燥重量を4から5gなるように薄いシートにする特徴とする方法。
【発明の効果】
【0007】
アオノリとヒトグサを混合した青海苔シートは、いままでにない食材であり、色彩がきれいで香りもよいので、巻き寿司、スープなどの料理への需要がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
ヒトエグサとアオノリの材料は、乾燥したものや冷凍してものも用いるが、新鮮な生(なま)の材料を用いる方法が品質の高い製品となる方法である。
【0009】
アオノリを多く加えることにより、濃緑色、柔らかくて香りが高く、ヒトエグサを加えることにより、薄くて艶のあるシートが製造できる方法である。
【0010】
アオノリとヒトエグサを1〜3:9〜7の割合で混合し、既存の海苔製造装置を用いて、海苔と製造方法、同じ条件で、海苔と同サイズ(19cm x 21 cm)で同じ重量(4〜5 g)の製品を製造することができる方法である。
【実施例1】
【0011】
海洋深層水を用いてタンク培養で製造されたアオノリ(生材料)と四万十川で養殖されたヒトエグサ(凍結材料)を混合して、既存の海苔製造装置により、海苔と同じ規格の板青海苔が製造できた。このシートは、濃緑色で香りがよく、巻き寿司や軍艦寿司の素材として高く評価された。しかし、シートに弾力性が弱いことがわかった。
【実施例2】
【0012】
海洋深層水を用いてタンク培養で製造されたアオノリ(生材料)と浜名湖で養殖されたヒトエグサ(生材料)を混合して、既存の海苔製造により、海苔と同じ規格の板青海苔が製造できた。前述の方法より、薄く濃緑色で艶のあり弾力性のあるシートが製造された。
【産業上の利用可能性】
【0013】
海苔は黒海苔と呼ばれるほど黒色であり、焼き海苔はグリーン色をしているが、鮮やかな緑色に欠ける。アオノリとヒトエグサによって製造された板青海苔は、鮮やかなグリーン色で磯の香りが強くて柔らかく、巻き寿司や軍艦寿司の素材として画期的な素材であり、新しい食品の素材として広い用途が期待される。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】アオノリとヒトエグサを混合して製造した青海苔シート。80%に縮尺。
【出願人】 【識別番号】502226988
【氏名又は名称】大野 正夫
【識別番号】303029889
【氏名又は名称】加用 高常
【出願日】 平成15年8月29日(2003.8.29)
【代理人】
【公開番号】 特開2005−73544(P2005−73544A)
【公開日】 平成17年3月24日(2005.3.24)
【出願番号】 特願2003−306210(P2003−306210)