トップ :: A 生活必需品 :: A23 食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理




【発明の名称】 発芽玄米の発芽装置及び発芽方法
【発明者】 【氏名】火ノ口 弘毅

【要約】 【課題】栄養分が多く健康に極めて良好とされている玄米が0.5mm〜1mm程度の発芽を極めて短時間で発芽できるようにした発芽玄米の発芽装置及び発芽方法を提供する。

【解決手段】所定量の水を注入した開口状水槽を形成する囲み板部の内側面に、前記水槽の外側に設置の水温調節サーモスタットと接続する発熱部を取着し、且前記水温調節サーモスタットと接続する温度センサーを水面より下方に潜入せしめ、前記水槽を構成する底面部に、前記水槽の外側に設置の送風機と接続する無数の小孔を設けた気泡発生体を配置し、前記気泡発生体より若干上方の部位にセットした玄米が飛出しない小孔を無数に設けた玄米収納容器をセットし、前記送風機と気泡発生体との間の接続管内に送風エアーの浄化物を内挿する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定量の水を注入した開口状水槽を形成する囲み板部の内側面に、前記水槽の外側に設置の水温調節サーモスタットと接続する発熱部を取着し、且前記水温調節サーモスタットと接続する温度センサーを水面より下方に潜入せしめ、前記水槽を構成する底面部に、前記水槽の外側に設置の送風機と接続する無数の小孔を設けた気泡発生体を配置し、前記気泡発生体より若干上方の部位にセットした玄米が飛出しない小孔を無数に設けた玄米収納容器をセットし、前記送風機と気泡発生体との間の接続管内に送風エアーの浄化物を内挿することを特徴とする発芽玄米の発芽装置。
【請求項2】
前記発熱部を、板状にして且前記水槽を構成する囲み板部の内側面の全面に取着せしめることを特徴とする請求項1記載の発芽玄米の発芽装置。
【請求項3】
前記玄米収納容器のセット位置を前記気泡発生体と平行状態とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の発芽玄米の発芽装置。
【請求項4】
前記水槽内にオゾン発生器によるオゾンガスを注入せしめることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の発芽玄米の発芽装置。
【請求項5】
前記水槽の開口部は被蓋しないことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載の発芽玄米の発芽装置。
【請求項6】
開口状水槽に貯水し、外側に設置の水温調節サーモスタットと接続する温度センサーを前記水槽の貯水内に潜入せしめ、且前記水槽を形成する囲み板の内側面に前記サーモスタットと接続する発熱体を取着し、前記温度センサーと前記発熱体によって貯水の発芽を促進するのに適する所定の温度の水を調節保持せしめ、前記水槽外に設置の送風機と前記水槽の底面部に沈下する小孔を無数に設けた気泡発生体とを接続し、前記送風機より送風される空気を清浄せしめて前記気泡発生体の無数の小孔から小さな気泡を広範囲にわたって噴出せしめ、前記気泡発生体の上方部位にセットした玄米を収納する玄米収納容器に無数に設けた各小孔より大量に発生する前記小さな気泡内のエアを侵入し、収納中の玄米の間隙部を縫いながら前記容器の上方部の各小孔より前記エアを容器の外側に放出せしめる過程において、前記容器の下方部の各小孔より次から次へと発生する気泡や気泡内のエアの押し上げ作用力によって容器内に侵入したエアに含有する酸素と水分が前記容器に収納中の玄米の外側面にまつわりついて玄米の発芽を促進すると共に、前記容器の上方部の小孔から噴出されたエアが前記各発熱部の方向に還流して貯水のどの部位の温度をも常時均一に暖め玄米の発芽に最適の所定温度を確保せしめることを特徴とする発芽玄米の発芽方法。
【請求項7】
前記水槽内の貯水を浄水器によって浄化せしめることを特徴とする請求項6記載の発芽玄米の発芽方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、栄養分が多く健康に極めて良好とされている玄米が0.5mm〜1mm程度の発芽を極めて短時間で発芽をさせることができるようにした発芽玄米の発芽装置及び発芽方法の分野に関する。
【背景技術】
【0002】
従来発芽玄米製造器として特開2002−65180公開特許公報が開示されている。
【0003】
前記製造器には、水槽内の水温を所定温度にするヒーターが棒状にして、しかも縦状に取着している。そのため水槽内の貯水を所定の温度にするには、ヒーターの周辺のみが高温となり、貯水全体を均一に保持することが困難である。
【0004】
さらに前記製造器は、水槽の底部に多数個の微生物ろ過器と、該ろ過器にエアを供給するエアポンプとを必要としているが、それは発芽時に発生するいやな匂いの発散を防止するためのものである。
【0005】
また前記製造器には、多数個のろ過器にエアを供給するエアポンプを使用しているが、供給エアに含有する雑菌類を除去する手段はない。
【0006】
さらに前記開示の製造器は、玄米収納容器の底面中央に小孔を設け、前記容器の底面に気泡を溜めておき、これらが大きな気泡となったら、前記小孔より前記玄米収納容器内に入り込み、内部の玄米を撹拌するものである。従って容器の底面に形成の前記1ヶ所の小孔からのみしか気泡内のエアが侵入せざるを得なかった。
【特許文献1】特開2002−65180公開特許公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の発芽玄米の発芽装置は、玄米の胚の発芽を約10時間の短時間で発芽(0.5mm〜1.0mm)できるようにした。
【0008】
さらに本発明は、水槽内の水全体をどの部位の水をも発芽を促進させるのに適温とされている30℃〜37℃を確保せしめるようにした。
【0009】
また本発明は、小さく、且無数の気泡を水槽の底面部より広範囲にわたって常時噴出させて、上方に位置する玄米容器の全面に形成されている無数の小孔より前記気泡のエアを侵入せしめ収納されている各玄米の間を逢いながらしかも各玄米にまつわりつきながら通過する際に、前記容器内の各玄米の外周囲に玄米の発芽に必要な所定の温度の水分と酸素を供給することによって、約10時間の短時間で玄米を発芽させた。
【0010】
さらに本発明は、気泡発生体の小孔より噴出する気泡が雑菌類を含有しない浄化されたエアとすることによって、発芽玄米に雑菌や微生類が付着しない発芽玄米を製造せしめた。
【0011】
さらに本発明は水槽の開口部に蓋をしないことと、浄水器及びオゾンガス発生器によって玄米の発芽時に発生するいやな臭い(剥離した玄米の外皮)の発生を阻止すると共に、発芽玄米の外側面に雑菌類や汚水が付着しないようにした。
【課題を解決するための手段】
【0012】
請求項1記載の発明は、所定量の水を注入した開口状水槽を形成する囲み板部の内側面に、前記水槽の外側に設置の水温調節サーモスタットと接続する発熱部を取着し、且前記水温調節サーモスタットと接続する温度センサーを水面より下方に潜入せしめ、前記水槽を構成する底面部に、前記水槽の外側に設置の送風機と接続する無数の小孔を設けた気泡発生体を配置し、前記気泡発生体より若干上方の部位にセットした玄米が飛出しない小孔を無数に設けた玄米収納容器をセットし、前記送風機と気泡発生体との間の接続管内に送風エアーの浄化物を内挿することを特徴とする発芽玄米の発芽装置である。
【0013】
請求項2記載の発明は、前記発熱部を、板状にして且前記水槽を構成する囲み板部の内側面の全面に取着せしめることを特徴とする請求項1記載の発芽玄米の発芽装置である。
【0014】
請求項3記載の発明は、前記玄米収納容器のセット位置を前記気泡発生体と平行状態とすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の発芽玄米の発芽装置である。
【0015】
請求項4記載の発明は、前記水槽内にオゾン発生器によるオゾンガスを注入せしめることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の発芽玄米の発芽装置である。
【0016】
請求項5記載の発明は、前記水槽の開口部は被蓋しないことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3又は請求項4記載の発芽玄米の発芽装置である。
【0017】
請求項6記載の発明は、開口状水槽に貯水し、外側に設置の水温調節サーモスタットと接続する温度センサーを前記水槽の貯水内に潜入せしめ、且前記水槽を形成する囲み板の内側面に前記サーモスタットと接続する発熱体を取着し、前記温度センサーと前記発熱体によって貯水の発芽を促進するのに適する所定の温度の水を調節保持せしめ、前記水槽外に設置の送風機と前記水槽の底面部に沈下する小孔を無数に設けた気泡発生体とを接続し、前記送風機より送風される空気を清浄せしめて前記気泡発生体の無数の小孔から小さな気泡を広範囲にわたって噴出せしめ、前記気泡発生体の上方部位にセットした玄米を収納する玄米収納容器に無数に設けた各小孔より大量に発生する前記小さな気泡内のエアを侵入し、収納中の玄米の間隙部を縫いながら前記容器の上方部の各小孔より前記エアを容器の外側に放出せしめる過程において、下方部の各小孔より次から次へとつぎつぎに発生する気泡や気泡内のエアの押し上げ作用力によって容器内に侵入したエアに含有する酸素と水分が前記容器に収納中の玄米の外側面にまつわりついて玄米の発芽を促進すると共に、前記容器の上方部の小孔から噴出されたエアが前記各発熱部の方向に還流して貯水のどの部位の温度をも常時均一に暖め玄米の発芽に最適の所定温度を確保せしめることを特徴とする発芽玄米の発芽方法である。
【0018】
請求項7記載の発明は、前記水槽内の貯水を、浄水器によって浄化せしめることを特徴とする請求項6記載の発芽玄米の発芽方法である。
【発明の効果】
【0019】
請求項1記載の発明は、所定量の水を注入した開口状水槽を形成する囲み板部の内側面に、前記水槽の外側に設置の水温調節サーモスタットと接続する発熱部を取着し、且前記水温調節サーモスタットと接続する温度センサーを水面より下方に潜入せしめ、前記水槽を構成する底面部に、前記水槽の外側に設置の送風機と接続する無数の小孔を設けた気泡発生体を配置し、前記気泡発生体より若干上方の部位にセットした玄米が飛出しない小孔を無数に設けた玄米収納容器をセットし、前記送風機と気泡発生体との間の接続管内に送風エアーの浄化物を内挿する発芽玄米の発芽装置なので、発芽に欠かすことができない一定温度の温水を水槽内のどの部位の貯水でも均一に確保することができると共に、発芽に欠くことがない酸素を含む小さな気泡として大量に水槽内に且継続的に噴出し発生せしめた。
【0020】
さらに本発明の玄米収納容器には、無数の小孔が形成されているので、酸素の取り入れが促進され、さらに収納中の大量の玄米の一粒一粒の外周に発芽促進に欠かすことができない所定温度の温水と酸素の吸収を供給しつづけ、玄米の発芽を促進せしめた。
【0021】
また本発明は、送付されたエアを送付の過程で浄化物(活性炭等)をセットしておき雑菌類を除去して気泡発生体から噴出する無数の気泡内のエアを清浄にして、雑菌や微生物が付着しない発芽玄米を製造可能にした。
【0022】
さらに本発明の発芽製造は、従来の発芽玄米の発芽時間よりも著しく発芽時間を短縮(約10時間)することができたので、製造費の著減と、発芽玄米を原料とする各種食品を短時間でしかも安価で製造できる利点を有している。
【0023】
また本発明の発熱部を水槽の囲み板部の内側面に取着したことと、酸素発生体の小孔から大量にして、しかも小さな気泡が噴出するときの上昇力によって、貯水が底面部より上昇して容器の小孔へと侵入し、さらに開口部方向へと還流し、さらに還流した貯水が前記発熱部に当る等して暖められるので、貯水の温度をどの部位の貯水の温度をも均一に確保できる利点がある。
【0024】
請求項2記載の発明は、前記発熱部を、板状にして且前記水槽を構成する囲み板部の内側面の全面に取着せしめる発芽玄米の発芽装置なので、請求項1記載の発明と同じ効果を有し、さらに従来の発芽製造の発熱体と異なり水槽内を有効且広範囲に使用できると共に、どの部位の貯水の温度をも均一に確保できる。
【0025】
請求項3記載の発明は、前記玄米収納容器のセット位置を前記気泡発生体と平行状態とする発芽玄米の発芽装置なので、請求項1記載の発明と同じ効果を有すると共に、気泡発生体から無数に常時発生しつづけるエア(酸素を有する)を容器の何れの小孔に対しても均一に挿入せしめ、容器内の玄米が発芽促進に必要とされている水分と酸素とを均一に玄米にまとわりつかせ発芽を促進せしめた。
【0026】
請求項4記載の発明は、前記水槽内にオゾン発生器によるオゾンガスを注入せしめる発芽玄米の発芽装置なので、請求項1記載の発明と同じ効果を有すると共に、さらに玄米が発芽時に発生する炭酸ガスによる悪臭をなくした。
【0027】
請求項5記載の発明は、前記水槽の開口部は被蓋しない発芽玄米の発芽装置なので、請求項1記載の発明と同じ効果を有すると共に、被蓋時に発生していた悪臭が解消され、且水の濁りもなくなった。さらに被蓋すると、発芽時間が遅くなっていたものが、本発明では発芽時間が早くなった。
【0028】
請求項6記載の発明は、開口状水槽に貯水し、外側に設置の水温調節サーモスタットと接続する温度センサーを前記水槽の貯水内に潜入せしめ、且前記水槽を形成する囲み板の内側面に前記サーモスタットと接続する発熱体を取着し、前記温度センサーと前記発熱体によって貯水の発芽を促進するのに適する所定の温度の水を調節保持せしめ、前記水槽外に設置の送風機と前記水槽の底面部に沈下する小孔を無数に設けた気泡発生体とを接続し、前記送風機より送風される空気を清浄せしめて前記気泡発生体の無数の小孔から小さな気泡を広範囲にわたって噴出せしめ、前記気泡発生体の上方部位にセットした玄米を収納する玄米収納容器に無数に設けた各小孔より大量に発生する前記小さな気泡内のエアを侵入し、収納中の玄米の間隙部を縫いながら前記容器の上方部の各小孔より前記エアを容器の外側に放出せしめる過程において、下方部の各小孔より次から次へとつぎつぎに発生する気泡や気泡内のエアの押し上げ作用力によって容器内に侵入したエアに含有する酸素と水分が収納中の玄米の外側面にまつわりついて玄米の発芽を促進すると共に、前記容器の上方部の小孔から噴出されたエアが前記各発熱部の方向に還流して貯水のどの部位の温度をも常時均一に暖め玄米の発芽に最適の所定温度を確保せしめる発芽玄米の発芽方法なので、玄米の発芽に要する発芽時間を従来の発芽時間よりも著しく短縮せしめ、発芽玄米の製造費を節減せしめた。
【0029】
請求項7記載の発明は、前記水槽内の貯水を、浄水器によって浄化せしめる発芽玄米の発芽方法なので、温水内のにごりがなく、温水を常時浄化せしめることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
本発明の発芽玄米の発芽装置及び発芽方法の請求項1〜7記載の発明に関する実施の形態は、図面にもとづき以下のとおり一括して説明する。
【0031】
図面において、aは水槽であり、この水槽aの形状は通常図面図示のとおり4角柱形状である。さらにこの水槽aは、耐久力を有するガラス板材もしくはプラスチック板材をもって構成する。
【0032】
1は前記水槽aを構成する囲み板部であり、4面となっている。2は前記水槽aを構成する底面部である。3は前記水槽aを構成する上方開口部であり、本発明の発芽装置の開口部3には蓋をしない。4は前記水槽a内に注入した貯水である。
【0033】
前記囲み板部1の内側面5には、前記水槽aの外側に設置の水温調節サーモスタット7と接続する発熱部6を全面もしくは部分的に取着するその取着手段は限定しない。
【0034】
さらに前記発熱体6は、水温が玄米が発芽するのに適温とされている30℃〜37℃が得られるように温度センサー8を介してセッティングされる。そして前記発熱体6の構造は、市販されているものを使用するので、内部の具体的構造についての説明は省略する。
【0035】
また発熱体6は、通常板形状の薄いものを使用し、しかも前記囲み板部1の内側面5に貼着もしくは吸着等を施して取着する。そして各内側面5に取着の発熱体6同士を電気的に接続する。
【0036】
さらに本発明は、前記サーモスタット7と接続する温度センサー8を貯水4の水面より下に潜入する。この温度センサー8は、前記したように水温が発芽促進に適した適温を確保せしめる作用をする。
【0037】
9は前記水槽aの外側に設置の送風機であり、この送風機9には、無数の小孔10を設けた気泡発生体11を水槽aの底面部2に沈下する。
【0038】
そして前記気泡発生体11は、図面図示のように、底面部2の全面に広がった状態にしてセットする。その結果前記気泡発生体11の小孔10から小さな気泡15が連続して噴出しつづける。
【0039】
さらに図面において、前記送風機9と気泡発生体11との間の接続管13の内部に、活性炭等の空気浄化物14を内挿する。前記のように送風機9を介して送られたエアは、浄化物14内を通過することによって、雑菌類が浄化物14に付着して除去し、除去されたきれいなエアが前記気泡発生体11の小孔10から、小さな気泡15となって上方へ大量に噴出される。これら気泡15中には酸素が5分の1と窒素が5分の4が含有されている。そのため玄米16が発芽するのに必要な酸素を前記気泡発生体11を介して大量に供給できる。
【0040】
また本発明は、前記気泡発生体11の小孔10から、小さな気泡15を大量に吹出させることを特徴としているので、玄米16の外皮に付着している糠を剥がれにくくしている。従って本発明の小さな気泡15は、玄米の発芽を促進させる条件の1つとされている、貯水4内に小さな気泡15で浄化した空気(酸素を含む)を大量に注入することの条件を充足している。
【0041】
17は前記水槽aの底面部2に載置した脚台であり、その高さは前記気泡発生体11よりも相当高く形成する。さらに前記脚台17は、通常前記気泡発生体11の内側に複数個セットしたりあるいは台形状に形成したものをセットしてもよい。
【0042】
さらに本発明は、前記脚台17に載置可能にして、且外周部19に玄米16が飛出しない程度の大きさの小孔20を無数に形成した玄米収納容器18を形成する。この容器18は所定の厚さをもった四辺形状にして函形状とするか、あるいは玄米16が飛出しない形状の小孔を無数有する麻布地製もしくは金網製でもよい。
【0043】
前記のように形成された容器18は、前記脚台17上に載置する。その結果前記底面部2に載置する気泡発生体11と平行状になってセットされる。
【0044】
前記小孔20は容器18の外周部19に無数形成されている。前記小孔20から無数にして、且連続的に噴出する気泡15内のエアが、前記容器18の小孔20内に大量に侵入する。そして侵入したエアが容器18内の全部の玄米16の外周部にまとわりつくと同時に玄米16はエア中に含有する酸素と水分を吸収する。前記のように容器18内に侵入した大量のエアは、収納中の各玄米16の間を縫うように通過し、さらに前記容器18の上方部の小孔20からエアが噴出する。
【0045】
前記のように容器18の上方に出てきたエアは、後方から出てくる大量のエアによって押し上げられる。この押し上げによって貯水4の流れに変化が生じ、貯水4は各発熱体6の方向へと還流する。前記の還流によって貯水4は、前記発熱体6によって暖められながら前記容器18の上方の部位においてエアによって還流しつづける。
【0046】
また本発明は、玄米16の発芽時に水槽aの開口部3に蓋をしないことを条件にする。そのため玄米16の発芽時に前記玄米16の外皮がはがれて「ぬか」が発生したり、さらに大量のCO2が発生しても、室外に放出するので悪臭は全く感じない。
【0047】
さらに本発明は、もち米の玄米の発芽に最良な適温として、30℃〜35℃とし、うるちの玄米の場合37℃前後とする。
【0048】
また本発明の水温調節サーモスタット7の内部機構は、従来市販されているものを使用するので、その構造説明は省略する。
【0049】
12は電源コードである。
【0050】
本発明において、玄米16は発芽時に大量の炭酸ガスを発生するが、同時に放出された炭酸ガス(CO2)に見合う酸素が必要となる。前記のように放出された炭酸ガスの酸素に見合う酸素を水分中の酸素と気泡15に含有する酸素とをダブルで吸収して発芽の促進時間を約10時間という短い時間で可能にした。
【0051】
21はオゾン発生器であり、その先端部は水槽a内に潜入させる。
【0052】
22は貯水4内の水質を浄化させる浄化器であり、その先端部は、水槽a内に沈下させる。
【0053】
さらに本発明は、一回の発芽玄米を7.5kg〜60kgとしているが、前記の開示した公開特許公報の発明と相違している。
【0054】
また前記開示公報の発明は、発芽が20〜24時間とされているが、本発明は約10時間と短時間である。
【0055】
さらに本発明は、貯水4をマイナスイオン水にすることと小さな気泡によって、水のクラスター性を高めることができる。その結果玄米16が発芽時に要求する酸素と水分の吸収速度を早めることができる。
【0056】
つぎに本発明の発芽玄米の製造法について実験したところ下記の結果が得られた。
【0057】
本発明の発芽玄米の製造方法と浄化した水による発芽との比較
条件(米1.5kg・水25〜30リットル・温度30℃〜35℃)


【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明発芽玄米の発芽装置の第1実施例を示す一部切欠斜視図である。
【0059】
【図2】同第2実施例を示す一部切欠斜視図である。
【0060】
【図3】同装置の縦断面図である。
【符号の説明】
【0061】
a 水槽
1 囲み板部
2 底面部
3 開口部
4 貯水
5 内側面
6 発熱体
7 サーモスタット
8 温度センサー
9 送風機
10 小孔
12 電源コード
13 接続管
14 浄化物
15 気泡
16 玄米
17 脚台
18 容器
19 外周部
20 小孔
21 オゾン発生器
22 浄化器
【出願人】 【識別番号】396018070
【氏名又は名称】火ノ口 弘毅
【出願日】 平成15年8月27日(2003.8.27)
【代理人】 【識別番号】100066821
【弁理士】
【氏名又は名称】庄司 建治

【公開番号】 特開2005−65642(P2005−65642A)
【公開日】 平成17年3月17日(2005.3.17)
【出願番号】 特願2003−302947(P2003−302947)