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【発明の名称】 風味調味料およびその製造方法
【発明者】 【氏名】小林 金男
【住所又は居所】茨城県古河市本町一丁目1番15号 株式会社きんか内

【要約】 【課題】安全で安価な天然素材を用い、殆ど全ての食品を風味良くすることができ、また、成人病その他等の予防そして健康維持に寄与可能な風味調味料およびその製造方法を提供すること。

【解決手段】風味調味料では、オリーブエキスが、オリーブの実を塩漬けして発酵させた後に塩抜きして砕いて絞り抽出した実エキスと、オリーブの茎を煮詰めて抽出した茎エキスと、オリーブの葉を乾燥して粉状にした後に煮詰めて絞り抽出した葉エキスと、オリーブの葉を煮詰めて絞り抽出した葉エキスと、オリーブの葉を乾燥して粉状にした葉エキスの1種又は2種以上のオリーブエキスからなることを特徴とする。この風味調味料の製造方法では、前記オリーブエキスを高温の室内に噴霧し、このオリーブエキスと同室内に噴出される粉末状デキストリンおよび/または粉末状澱粉質材等を衝突させることで混合して乾燥せしめることにより製造するようにしたことを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オリーブエキスが、オリーブの実を塩漬けして発酵させた後に塩抜きして砕いて絞り抽出した実エキスと、オリーブの茎を煮詰めて絞り抽出した茎エキスと、オリーブの葉を乾燥して粉状にした後に煮詰めて絞り抽出した葉エキスと、オリーブの葉を煮詰めて絞り抽出した葉エキスと、オリーブの葉を乾燥して粉状にした葉エキスの1種又は2種以上のオリーブエキスからなることを特徴とする風味調味料。
【請求項2】
実エキスが、オリーブの実を塩分が8〜12%の塩水に漬けて約3〜6ヶ月間冷暗所に置いて発酵させた後、塩分が1%以下になるまで冷水で塩抜きし、砕いて絞り抽出したものからなり、
茎エキスが、オリーブの茎を10倍の重量比の水で煮て、水が3〜5倍の重量比になるまで煮詰めて抽出したものからなり、
葉エキスが、オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、石臼で粉状に挽いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めて抽出したもの、或いは、オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、粉砕装置で粉状に砕いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めて抽出したもの、若しくは、オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥して石臼で粉状に挽いたものの1種又は2種以上からなることを特徴とする請求項1記載の風味調味料。
【請求項3】
オリーブエキスとデキストリンおよび/または澱粉質材等からなることを特徴とする請求項1または2記載の風味調味料。
【請求項4】
葉エキスが80〜200メッシュであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の風味調味料。
【請求項5】
オリーブの実を、塩分が8〜12%の塩水に漬けて約3〜6ヶ月間冷暗所に置いて発酵させた後、塩分が1%以下になるまで冷水で塩抜きし、砕いて絞ることにより、実エキスを抽出する実エキス抽出工程、
オリーブの茎を10倍の重量比の水で煮て、水が3〜5倍の重量比になるまで煮詰めることにより、茎エキスを抽出する茎エキス抽出工程、
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、石臼で粉状に挽いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めることにより、葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、粉砕装置で粉状に砕いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めることにより、葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、石臼で粉状に挽いて葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
以上の工程により得た前記液状の実エキス、茎エキス、葉エキスの1種又は2種以上からなるオリーブエキスを高温の混合室内に噴霧し、このオリーブエキスと同室内に噴出される粉末状デキストリンおよび/または粉末状澱粉質材等を衝突させることで混合して乾燥せしめることにより製造するようにしたことを特徴とする風味調味料の製造方法。
【請求項6】
オリーブの実を、塩分が8〜12%の塩水に漬けて約3〜6ヶ月間冷暗所に置いて発酵させた後、塩分が1%以下になるまで冷水で塩抜きし、砕いて絞ることにより、実エキスを抽出する実エキス抽出工程、
オリーブの茎を10倍の重量比の水で煮て、水が3〜5倍の重量比になるまで煮詰めることにより、茎エキスを抽出する茎エキス抽出工程、
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、石臼で粉状に挽いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めることにより、葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、粉砕装置で粉状に砕いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めることにより、葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、石臼で粉状に挽いて葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
以上の工程により得た前記液状の実エキス、茎エキス、葉エキスの1種又は2種以上からなるオリーブエキスを流動造粒装置における高温の造粒室内に噴霧し、このオリーブエキスと同室内に噴出される粉末状デキストリンおよび/または粉末状澱粉質材等を衝突させることで混合して乾燥せしめることにより製造するようにしたことを特徴とする風味調味料の製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は風味調味料およびその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
調味料には、食品に複雑な味と幅すなわち「あつみ」および「こく」を与えて食品材料の味の不足を補なうとされている特許文献1のこく味調味料や風味調味料がある。この風味調味料としては、かつお節、煮干、だし昆布、シイタケ等の基本だし素材の一部に食塩、砂糖、うま味調味料、アミノ酸などを配合したものが一般的であるが、このような調味料で調味された飲食品は、天然エキス或いは基本だしで調味されたものと比較すると、うま味が単純であり、ぼけていて風味に欠けるという欠点を有している。
【0003】
【特許文献1】特許第3371523号公報
【0004】
そこで本発明者は、畜肉エキス、チキンエキス、魚介類エキス、野菜エキス等の天然エキスや基本だし素材に比べて安価であるオリーブの実、茎、葉に注目した。オリーブの葉には、抗酸・抗菌作用があるといわれてきたが、人間の身体に重要なアミノ酸が20種類含まれていることが確認されている。また、高血圧、高脂血症、糖尿病、肝臓病等にアミノ酸が有効であると言われている。
そして、人間の身体は、60%の水分を除くと、たんぱく質、脂質、無機質、糖質で構成され、この中のたんぱく質は16〜20%と言われている。20種類のアミノ酸の内の9種類は、体内で合成することが出来ない必須アミノ酸で、食事や他の方法で摂取することが必要不可欠である。食事以外から補給するたんぱく質の量は32〜100gと言われている。ホルモン、生理性物質、神経伝達物質、免疫抗体、遺伝子情報伝達の中心である核酸の材料等に多くの働きをなしている。
【0005】
たんぱく質はグリコーゲン、脂肪とともにエネルギー源として利用されている。20種類のアミノ酸の中で、もっとも単純な構造は非必須アミノ酸のグリシンで、側鎖に水素が1つ結合している。バリン、ロイシン、イソロイシンは、側鎖が分岐していることから分岐鎖アミノ酸と呼ばれている。骨格筋でも、バリン、ロイシン、イソロイシン、アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸が代謝されている。これらのアミノ酸は、肝臓でグルコース新生の基質として利用されている。肝臓で生成したグルコースは、再び血液により身体に送られ、エネルギー源やグリコーゲンの原料として使われる。運動中にも筋肉内で次々と分岐鎖ケト酸脱水素酵素によって分解され、エネルギー源として利用されている。運動前にアミノ酸を摂取することは、持久力、体力が向上する。
アミノ酸は、栄養状態を改善させる。免疫力を向上させる。中枢性疲労を軽減させ、運動能力を維持・向上させる。筋肉疲労を予防し、回復力を早める。体たんぱく質の分解を抑制させる。造血作用を向上する。筋力アップ、筋量アップに役立つ。
人間が意識不明の昏睡状態にあるとき、分岐鎖アミノ酸を含むアミノ酸輸液を静脈投与すると昏睡状態から覚ますことが出来る。
【0006】
アルギニンは、成長ホルモン、インスリンの分泌を促進すると共に一酸化窒素の生成を促進し、血管を拡張して、血液循環を改善し、体内の窒素バランスを改善する。また、アルギニンは血管内皮細胞で一酸化窒素を産出する作用がある。一酸化窒素は血管のリラクゼーションに一番働くもので、全身の血流の循環が良くなると考えられる。動脈硬化、血管障害を予防する効果も期待される。
グルタミン酸は、人間の体内に最も重要であるアミノ酸で、アミノ酸グループの60%がグルタミン酸で占められており、免疫力の低下を抑え、体たんぱく質の分解を抑制するグリコール・グリコーゲンの産生を調整する腸管粘膜のエネルギー源になり、免疫力を向上させる。また、アシドーシスを抑制する。運動後にグルタミン酸が筋たんぱく質分解によって放出される。グルタミン酸を運動後に摂取すると、アシドーシスを抑制し、筋たんぱく質の分解も抑えられる。
アルギニンおよびグルタミンは骨や腱、人体組織の合成を促進し、強化する上で有効である。アミノ酸の摂取によって基礎体力が向上すると考えられ、アミノ酸は筋肉や組織を作る材料に使われ、エネルギー源にもなり、幼児、高齢者の基礎的栄養補給に最高の栄養食品と言える。
【0007】
褥瘡は、皮膚が圧迫されることにより、その部分の血流が悪く、皮膚組織が懐死を起こした状態である。軽症のものは皮膚表面のびらんにとどまるが、重症になると皮下組織から骨、靭帯にいたる皮膚潰瘍を形成し、大変治り難くなる。
皮膚、皮下組織は、たんぱく質(アミノ酸)が主成分である。アミノ酸を大量に継続的に摂取すれば、褥瘡が良くなることが考えられる。皮膚組織(肌)を綺麗にするにはアミノ酸の合成に必要なリジン、プロリン、グリシンを摂取すれば良く、総合的に充分なアミノ酸を摂取すれば良い。また、アミノ酸の中でも肝機能を改善する作用を持つことが認められているのが、バリン、ロイシン、イソロイシンの分岐鎖アミノ酸とアルギニン、グルタミン、メチオニン等であり、脂肪肝やアルコール肝炎の予防や改善にはメチオニンやグルタミンが特に効果を発揮する。
アミノ酸には副作用がない上、身体のほかの機能も高め、基礎体力を向上させる効果も期待できる。
【0008】
糖尿病には、先天的にインスリンの分泌量が少ないために発症するタイプと、肥満等によって細胞のインスリン感度が鈍るために起こるタイプとがある。
すい臓から分泌されるインスリンというホルモンは、血液中のブドウ糖が細胞の中に入るのをコントロールする働きをしている。ブドウ棟は細胞内のミトコンドリアで分解されてエネルギーを作り出していく。そのため、インスリンがうまく働かないとブドウ糖は細胞内に入ることが出来ず、糖尿病になる。
アミノ酸は、糖尿病の改善にも効果がある。なかでも、インスリンの分泌を促進させる働きをもっているのが、アルギニン、アラニン、アスパラギン、ロイシン等のアミノ酸である。また、グルタミンには細胞のインスリン感度を高める作用が報告されている。
アミノ酸は、貧血や生理不順、更年期の不安愁訴等の女性特有の症状にも優れた作用を発揮する。アミノ酸を摂取することで赤血球やヘモクロビンの生成が促され、体調が良くなり食欲が出てきて、オリーブの鉄分の摂取が出来たことが貧血の改善につながる。血流の改善により、全身に酸素が行き渡るようになり、健康になっていくプロセスが見える。
アミノ酸はたんぱく質の最小単位であるために消化する必要がない。運動直後の身体にも速やかに吸収され、各器官や臓器、筋肉に短時間の内に到達し、組織や機能の再生・修復能力を高めることが出来る。
アミノ酸は、種類毎に様々な薬理作用があることが長年にわたる医療分野での研究・臨床によって明らかにされており、免疫力を高め、造血作用によって貧血を防ぎ、内蔵機能を改善し、ストレスに強くなる等の様々な効果は、アミノ酸の薬理作用によってもたらされると考えられている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
解決しようとする課題は、第1には、安全で安価な天然素材を用い、殆ど全ての食品を風味良くすることができ、また、成人病その他等の予防そして健康維持に寄与可能な風味調味料を、第2には、さらに、香り成分を保持する能力に富む風味調味料を、第3には、さらに、吸収が良くて苦味のない風味調味料を、第4には、前記した風味調味料をその特徴通りの粉状或いは顆粒状に確実に製造可能な風味調味料の製造方法を、第5には、前記した風味調味料をその特徴通りの錠剤状に確実に製造可能な風味調味料の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の風味調味料では前記した課題を達成するため、以下の構成にしたことを特徴とする。
1.オリーブエキスが、オリーブの実を塩漬けして発酵させた後に塩抜きして砕いて絞り抽出した実エキスと、オリーブの茎を煮詰めて絞り抽出した茎エキスと、オリーブの葉を乾燥して粉状にした後に煮詰めて絞り抽出した葉エキスと、オリーブの葉を煮詰めて絞り抽出した葉エキスと、オリーブの葉を乾燥して粉状にした葉エキスの1種又は2種以上のオリーブエキスからなることを特徴とする。
2.前記1記載の実エキスが、オリーブの実を塩分が8〜12%の塩水に漬けて約3〜6ヶ月間冷暗所に置いて発酵させた後、塩分が1%以下になるまで冷水で塩抜きし、砕いて絞り抽出したものからなり、
茎エキスが、オリーブの茎を10倍の重量比の水で煮て、水が3〜5倍の重量比になるまで煮詰めて抽出したものからなり、
葉エキスが、オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、石臼で粉状に挽いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めて抽出したもの、或いは、オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、粉砕装置で粉状に砕いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めて抽出したもの、若しくは、オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥して石臼で粉状に挽いたものの1種又は2種以上からなることを特徴とする。
3.前記1または2記載のオリーブエキスとデキストリンおよび/または澱粉質材等からなることを特徴とする。
4.前記1〜3のいずれかに記載の葉エキスが80〜200メッシュであることを特徴とする。
【0011】
そして、本発明の風味調味料の製造方法では前記した課題を達成するため、以下の構成にしたことを特徴とする。
5.オリーブの実を、塩分が8〜12%の塩水に漬けて約3〜6ヶ月間冷暗所に置いて発酵させた後、塩分が1%以下になるまで冷水で塩抜きし、砕いて絞ることにより、実エキスを抽出する実エキス抽出工程、
オリーブの茎を10倍の重量比の水で煮て、水が3〜5倍の重量比になるまで煮詰めることにより、茎エキスを抽出する茎エキス抽出工程、
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、石臼で粉状に挽いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めることにより、葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、粉砕装置で粉状に砕いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めることにより、葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、石臼で粉状に挽いて葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
以上の工程により得た前記液状の実エキス、茎エキス、葉エキスの1種又は2種以上からなるオリーブエキスを高温の混合室内に噴霧し、このオリーブエキスと同室内に噴出される粉末状デキストリンおよび/または粉末状澱粉質材等を衝突させることで混合して乾燥せしめることにより製造するようにしたことを特徴とする。
6.オリーブの実を、塩分が8〜12%の塩水に漬けて約3〜6ヶ月間冷暗所に置いて発酵させた後、塩分が1%以下になるまで冷水で塩抜きし、砕いて絞ることにより、実エキスを抽出する実エキス抽出工程、
オリーブの茎を10倍の重量比の水で煮て、水が3〜5倍の重量比になるまで煮詰めることにより、茎エキスを抽出する茎エキス抽出工程、
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、石臼で粉状に挽いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めることにより、葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、粉砕装置で粉状に砕いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めることにより、葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、石臼で粉状に挽いて葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
以上の工程により得た前記液状の実エキス、茎エキス、葉エキスの1種又は2種以上からなるオリーブエキスを流動造粒装置における高温の造粒室内に噴霧し、このオリーブエキスと同室内に噴出される粉末状デキストリンおよび/または粉末状澱粉質材等を衝突させることで混合して乾燥せしめることにより製造するようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
A.請求項1および2により、安全で安価な天然素材を用いていながら、殆ど全ての食品を風味良くすることができ、また、成人病その他等の予防そして健康維持に寄与することができる。
B.請求項3により、さらに、香り成分を保持する能力に富み、風味を際立たせることができる。
C.請求項4により、さらに、吸収が良くて苦味がない。
D.請求項5により、前記した風味調味料をその特徴通りの粉状或いは顆粒状に確実に製造することができる。
E.請求項6により、前記した風味調味料をその特徴通りの錠剤状に確実に製造することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
風味調味料は、実エキスと茎エキスと葉エキスの1種又は2種以上のオリーブエキスからなり、液状、粉状、顆粒状、錠剤状のいずれであっても良いし、少なくとも葉エキスを用いたオリーブエキスからなるものであっても良い。また、風味調味料は、デキストリン、澱粉質材、キトサン、ビタミン類、その他の添加物を1種〜2種以上含むものにしても良い。
実エキスは、洗浄したオリーブの実を塩分が8〜12%の塩水に漬けて約3〜6ヶ月間冷暗所に置いて発酵させた後、塩分が1%以下になるまで冷水で塩抜きし、ミキサーで砕いて絞り機により絞り抽出したものになる。
茎エキスは、太さが5〜8mmで長さが10〜15cm程度のオリーブの茎を洗浄した後、10倍の重量比の水で煮て、水が3〜5倍の重量比になるまで煮詰めて抽出したものになる。
葉エキスは、洗浄したオリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、石臼で粉状に挽いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めて抽出したもの、或いは、洗浄したオリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、粉砕装置で粉状に砕いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めて抽出したもの、若しくは、洗浄したオリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、石臼で粉状に挽いて抽出したものの1種〜2種以上になる。石臼によるオリーブの葉の挽きは、石臼が1分間に12〜18回転する運転状態下で行なわれる。これにより、葉焼けがなく、アミノ酸が破壊されずに、オリーブの葉特有の風味が保たれることになる。そして、石臼で粉砕された葉の粉は、顕微鏡で拡大して見ると、大きい粉の回りに微粒子がまぶされた状態を呈しているものであった。80〜200メッシュの葉エキスは、望ましくは80〜150メッシュであるのが良く、80メッシュに満たない場合には消化吸収が悪くなり、150メッシュよりも細かい場合では「苦味」が出る。
デキストリン、澱粉質材、キトサン、ビタミン類、その他の添加物は制限がなく、公知のものが含まれる。例えば、デキストリンは、タピオカや他の澱粉を原料とした全てが対象になる。
【0014】
そして、風味調味料の製造方法では、以下の工程を経て製造することになる。
オリーブの実を、塩分が8〜12%の塩水に漬けて約3〜6ヶ月間冷暗所に置いて発酵させた後、塩分が1%以下になるまで冷水で塩抜きし、砕いて絞ることにより、実エキスを抽出する実エキス抽出工程。
オリーブの茎を10倍の重量比の水で煮て、水が3〜5倍の重量比になるまで煮詰めて絞ることにより、茎エキスを抽出する茎エキス抽出工程。
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、石臼で粉状に挽いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めることにより、葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、粉砕装置で粉状に砕いた後、この粉状の葉を10倍の重量比の水で煮て、水が1〜5倍の重量比になるまで煮詰めることにより、葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
オリーブの葉を水分比率が3.5〜10%になるまで乾燥し、石臼で粉状に挽いて葉エキスを抽出する葉エキス抽出工程、
以上の工程により得た前記液状の実エキス、茎エキス、葉エキスの1種又は2種以上からなるオリーブエキスを高温の混合室内または流動造粒装置における高温の造粒室内に噴霧し、このオリーブエキスと同室内に噴出される粉末状デキストリンおよび/または粉末状澱粉質材等を衝突させることで混合させて乾燥せしめることにより製造する成形工程。
【実施例1】
【0015】
風味調味料は、葉エキス製のオリーブエキスからなる粉末状のものにしてある。
この風味調味料は以下の工程を経て製造されている。
前記の石臼で挽いて煮詰める葉エキス抽出工程を経て得られた120メッシュの葉エキスをオリーブエキスとして粉末状に製造している。
【実施例2】
【0016】
風味調味料は、葉エキス製のオリーブエキス25重量%とデキストリン75重量%(タピオカ)からなる顆粒状のものにしてある。
この風味調味料は以下の工程を経て製造されている。
前記の石臼で挽いて煮詰める葉エキス抽出工程を経て得られた120メッシュの葉エキス製のオリーブエキスと粉末状デキストリンを高温の混合室内に噴霧し、この混合室内にて葉エキスと粉末状デキストリンを衝突させることで混合し乾燥せしめることにより顆粒状に製造している。
【実施例3】
【0017】
風味調味料は、葉エキス製のオリーブエキス20重量%とデキストリン70重量%(タピオカ)と澱粉質材10重量%からなる顆粒状のものにしてある。
この風味調味料は以下の工程を経て製造されている。
前記の石臼で挽いて煮詰める葉エキス抽出工程を経て得られた120メッシュの葉エキス製のオリーブエキスと粉末状デキストリンと粉末状澱粉質材を高温の混合室内に噴霧し、この混合室内にて葉エキスと粉末状デキストリンと粉末状澱粉質材を衝突させることで混合し乾燥せしめることにより顆粒状に製造している。
【実施例4】
【0018】
風味調味料は、葉エキス製のオリーブエキス30〜80重量%とキトサン60〜10重量%とつなぎ成分10重量%(結晶セルロース5重量%、ショ糖脂肪酸エステル5重量%)からなる錠剤状のものにしてあり、葉エキスの抗酸性とキトサンの抗酸性との相乗効果による免疫力アップが期待される。
この風味調味料は以下の工程を経て製造されている。
前記の石臼で挽いて煮詰める葉エキス抽出工程を経て得られた120メッシュの葉エキス製のオリーブエキスとキトサンとつなぎ成分を高温の混合室内に噴霧し、この混合室内にて葉エキスとキトサンとつなぎ成分を衝突させることで混合し乾燥せしめ打錠することにより錠剤状に製造している。
【0019】
次に、本発明の風味調味料についての使用の1例を実施例5〜7に示すと共に、図1に用法・効果を例示する。
【実施例5】
【0020】
栗蒸し羊羹は、小豆餡35〜40重量部、砂糖18〜20重量部、麦芽糖水あめ17〜20重量部、栗15〜20重量部、小麦粉9.5〜15重量部、食塩0.2〜0.5重量部、水5.2〜7.0重量部、実施例1または2の風味調味料0.5〜2.0重量部を混合機に入れ、15分〜20分間練り上げた後、型に入れて成形充填する。次に、蒸し機で98〜100℃にて50〜70分蒸し上げた後、冷却機に入れて15℃で15〜20時間冷却する。かくした後に、切断機で所定の量に切断し、ナイロンとポリエチレンが張り合わされた包装生地で包装機を使い真空パック包装する。
然る後、金属探知機にて金属の有無を検査し、入量を確認し、合格した商品のみ97℃で40分熱湯に入れて加熱殺菌する。その後、0℃の冷却水に30〜40分入れて冷却して、冷めたら乾燥機にかけて乾燥し、表面の水分を除去し、最後に製造日付けシール等を貼って箱に入れて保管する。
【実施例6】
【0021】
団子は、上新粉44〜46重量部、トレハ3〜5重量部、水20〜29重量部、カルキープ0.2〜0.3重量部、葉エキス0.5〜0.66重量部を混合して蒸練機へ投入し撹拌して24〜30分蒸練する。さらに、グラニュー糖18〜21重量部を投入し、混ぜ合わせ、20〜25分冷却した後に、酵素1.5〜11重量部を投入し混ぜ合わせる。
然る後に、生地出しして団子成形機で成形し、ラップをし、金属探知機にて金属の有無を検査し、−20〜30℃に冷凍し、箱詰めの上、保管する。
【実施例7】
【0022】
餅は、餅粉40〜44重量部、水15〜17.6重量部、カルキープ0.2〜0.3重量部、葉エキス1〜1.3重量部を混合して蒸練機に投入して撹拌し、蒸留して20〜24分練り混ぜる。次に、生地を出して、成形機にて分割成形し、玉取りをして、冷蔵ストックする。
袋詰に際しては脱酸素剤を封入して包装する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の風味調味料の用法例を示している。
【出願人】 【識別番号】500318151
【氏名又は名称】株式会社きんか
【住所又は居所】茨城県古河市本町一丁目1番15号
【出願日】 平成15年8月15日(2003.8.15)
【代理人】 【識別番号】100109955
【弁理士】
【氏名又は名称】細井 貞行

【識別番号】100090619
【弁理士】
【氏名又は名称】長南 満輝男

【識別番号】100111785
【弁理士】
【氏名又は名称】石渡 英房

【公開番号】 特開2005−58115(P2005−58115A)
【公開日】 平成17年3月10日(2005.3.10)
【出願番号】 特願2003−293846(P2003−293846)