| 【発明の名称】 |
ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品 |
| 【発明者】 |
【氏名】新井 義実 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区島之内1丁目13番10号 株式会社メディカライズ内
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| 【要約】 |
【課題】本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品を提供すること。ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を同時に食べることができる健康食品を提供すること。
【解決手段】ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有することを特徴とする健康食品を提供する。本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品に含まれるヒアルロン酸は、小腸においてデルマタン硫酸の吸収を加速し、吸収効率を高めることができる。加えて、皮膚の年齢を若返らす効果、皮膚の柔軟性を高める効果、皮膚の保湿性を高める効果、皮膚の新陳代謝を高める効果、紫外線による肌へのダメージを軽減する効果、便秘を治す効果、抜毛を減らす効果がある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくともヒアルロン酸とデルマタン硫酸(コンドロイチン硫酸B)を含有することを特徴とする健康食品。 【請求項2】 前記ヒアルロン酸と前記デルマタン硫酸(コンドロイチン硫酸B)の配合比率が、1:0.001〜200であることを特徴とする請求項1に記載の健康食品。 【請求項3】 前記ヒアルロン酸と前記デルマタン硫酸(コンドロイチン硫酸B)が、天然物抽出物か、合成品か、半合成品であることを特徴とする請求項1又は2に記載の健康食品。 【請求項4】 前記ヒアルロン酸と前記デルマタン硫酸(コンドロイチン硫酸B)の出発物質が、鶏等の鳥類か、サメ等の魚類か、豚等の哺乳類であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の健康食品。 【請求項5】 前記ヒアルロン酸と前記デルマタン硫酸(コンドロイチン硫酸B)が、同一の哺乳類由来であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の健康食品。 【請求項6】 前記同一の哺乳類が、豚(Sus属)であることを特徴とする請求項5に記載の健康食品。 【請求項7】 コンドロイチン硫酸A及び/又はコンドロイチン硫酸Cを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の健康食品。 【請求項8】 ペプチドを含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の健康食品。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸(コンドロイチン硫酸B)を含有する健康食品に関する。 【背景技術】 【0002】 デルマタン硫酸はコンドロイチン硫酸Bとも呼ばれる分子量2〜40万のグリコサミノグリカンの一種である。一般的には、デルマタン硫酸は次式1(化1)に示されるL−イズロン酸とN−アセチルガラクトサミン−4−硫酸からなる二糖単位の繰り返しが主体となっているが、ウロン酸の一部がL−イズロン酸硫酸あるいはD−グルクロン酸である場合や、N−アセチルガラクトサミン−4−硫酸の一部が硫酸化されていない場合や、4,6−二硫酸化されている場合がある。デルマタン硫酸を経口摂取した場合、体内に吸収されると考えられている。 【0003】 【化1】
【0004】 ヒアルロン酸は、次式2(化2)に示されるO−β−D−グルクロノシル(1→3)−N−アセチル−β−D−グルコサミニル(1→4)単位の二糖繰り返し構造を持つグリコサミノグリカンの一種であり、主として、動物の関節液や眼球ガラス体液、臍帯(へそのお)、真皮表層などの結合組織等に存在している。分子量は数十万〜200万以上にもなるため、経口摂取しても体内に吸収されないと考えられている。 【0005】 【化2】
【0006】 生体内においては、デルマタン硫酸はコンドロイチン硫酸A及びCと共に、ヒアルロン酸に結合している。これらグリコサミノグリカンと呼ばれるデルマタン硫酸、コンドロイチン硫酸A及びC、ヒアルロン酸は陰イオン性分子であるため、互いが結合して高分子構造をとった場合、多数の水分子を含むことができる。このため、これらの高分子化合物は、皮膚の水分を保持することができるとされており、デルマタン硫酸やコンドロイチン硫酸を経口摂取すると、体内に取り込まれ、体内のヒアルロン酸と結合し、皮膚の水分を保持する効果が上がると指摘されている。尚、ヒアルロン酸を含有する健康食品に関しては、いくつかの提案がなされているものの(特許文献1、2)、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を同時に含有する健康食品に関しては提案がない。 【特許文献1】特開2002−360292号公報 【特許文献2】特開平9−98739号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 ヒアルロン酸を経口摂取した場合、低分子状(分子量5万〜10万以下)のヒアルロン酸以外は体内に吸収されることはないものの、様々な分子を引き寄せて、それらの分子が小腸で吸収されるのを促進する役割を果たしていると考えられる。特に、体内においてヒアルロン酸に結合しているデルマタン硫酸やコンドロイチン硫酸A及びCの体内への吸収は加速されると考えられる。 【0008】 本件発明者らは、以上のような考察に基づいて、少なくともヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品を製造し、その効果を検証したところ、皮膚の水分保持、皮膚の柔軟性、肌質、健康の改善に優れた効果を有することを見出し、本件発明に至った。 【0009】 本件発明は、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品を提供することを課題とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0010】 請求項1に係る発明は、少なくともヒアルロン酸とデルマタン硫酸(コンドロイチン硫酸B)を含有することを特徴とする健康食品に関する。 請求項2に係る発明は、前記ヒアルロン酸と前記デルマタン硫酸(コンドロイチン硫酸B)の配合比率が、1:0.001〜200であることを特徴とする請求項1に記載の健康食品に関する。 請求項3に係る発明は、前記ヒアルロン酸と前記デルマタン硫酸(コンドロイチン硫酸B)が、天然物抽出物か、合成品か、半合成品であることを特徴とする請求項1又は2に記載の健康食品に関する。 請求項4に係る発明は、前記ヒアルロン酸と前記デルマタン硫酸(コンドロイチン硫酸B)の出発物質が、鶏等の鳥類か、サメ等の魚類か、豚等の哺乳類であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の健康食品に関する。 請求項5に係る発明は、前記ヒアルロン酸と前記デルマタン硫酸(コンドロイチン硫酸B)が、同一の哺乳類由来であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の健康食品に関する。 請求項6に係る発明は、前記同一の哺乳類が、豚(Sus属)であることを特徴とする請求項5に記載の健康食品に関する。 請求項7に係る発明は、コンドロイチン硫酸A及び/又はコンドロイチン硫酸Cを含むことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の健康食品に関する。 請求項8に係る発明は、ペプチドを含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の健康食品に関する。 【発明の効果】 【0011】 本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品は、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を同時に食べることができる。さらに、本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品に含まれるヒアルロン酸は、小腸においてデルマタン硫酸の吸収を加速し、吸収効率を高めることができる。加えて、皮膚の年齢を若返らす効果、皮膚の柔軟性を高める効果、皮膚の保湿性を高める効果、皮膚の新陳代謝を高める効果、紫外線による肌へのダメージを軽減する効果、肌のくすみを消す効果、顔のシミを減らす効果、化粧のノリを良くする効果、小じわを減らす効果、目のまわりにハリを出す効果、吹き出物を消す効果、体全体に潤いを出す効果、爪の色を良くする効果、乾燥肌を治す効果、唇の荒れを治す効果、赤ら顔を改善する効果、肩こりを改善する効果、二日酔いになる回数を減らし、二日酔いになったとしても、回復を早める効果、冷え性を治す効果、キズの治りを早める効果、爪を強くする効果、腰痛を改善する効果、物忘れをへらす効果、かすみ目を改善する効果、関節の痛みを改善する効果、性器老衰症を改善する効果、生理痛を改善する効果、踵の角質を柔らかくする効果、疲労回復効果、若返り効果、便秘を治す効果、抜毛を減らす効果がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【0012】 本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品は、必須成分として、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸(コンドロイチン硫酸B)を含む。 【0013】 デルマタン硫酸はコンドロイチン硫酸Bとも呼ばれる分子量2〜40万のグリコサミノグリカンの一種である。一般的には、デルマタン硫酸は次式3(化3)に示されるL−イズロン酸とN−アセチルガラクトサミン−4−硫酸からなる二糖単位の繰り返しが主体となっているが、ウロン酸の一部がL−イズロン酸硫酸あるいはD−グルクロン酸である場合や、N−アセチルガラクトサミン−4−硫酸の一部が硫酸化されていない場合や、4,6−二硫酸化されている場合がある。デルマタン硫酸を経口摂取した場合、体内に吸収されると考えられている。 【0014】 【化3】
【0015】 ヒアルロン酸は、次式4(化4)に示されるO−β−D−グルクロノシル(1→3)−N−アセチル−β−D−グルコサミニル(1→4)単位の二糖繰り返し構造を持つグリコサミノグリカンの一種であり、主として、動物の関節液や眼球ガラス体液、臍帯(へそのお)、真皮表層などの結合組織等に存在している。分子量は数十万〜200万以上にもなるため、経口摂取しても体内に吸収されないと考えられている。 【0016】 【化4】
【0017】 本件発明に用いられるヒアルロン酸とデルマタン硫酸は、合成品か、半合成品であってもよく、鳥類、魚類、哺乳類等からの天然物抽出物であってもよい。尚、合成品とは、化学合成によって製造されたものを指し、半合成品とは、化学合成品、又は天然物抽出物をさらに合成したものを指す。ヒアルロン酸とデルマタン硫酸が天然物抽出物の場合は、抽出源は特に限定されないが、人間と同じ哺乳類が好ましく、哺乳類の中でも人間との組織和合性が高いとされる豚(Sus属)由来のものがより好ましい。尚、豚の品種としては、デュロック種(Duroc)、バークシャー種(Berkshire)、ハンプシャー種(Hampshire)、ランドレース種(Landrace)、大ヨークシャー種(Large Yorkshire, Large White)、中ヨークシャー種(Middle Yorkshire, Middle White)等やそれらの雑種等を挙げることができる。 ヒアルロン酸とデルマタン硫酸の配合比率は特に限定されないが、好ましくは、重量比でヒアルロン酸1に対して、デルマタン硫酸を0.001〜200、好ましくは0.005〜100とする。この理由は、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸の配合比率があまりにも異なると、デルマタン硫酸が効率的に吸収されなくなると考えられるからである。さらに、人によっては、アレルギー反応が起き、肌に吹き出物ができることがあるからである。 【0018】 本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品には、必須成分であるヒアルロン酸とデルマタン硫酸以外に、コンドロイチン硫酸A、コンドロイチン硫酸C、ペプチドを添加することができる。コンドロイチン硫酸A、コンドロイチン硫酸Cを添加することで、本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品が有する皮膚の水分保持、皮膚の柔軟性、肌質、健康の改善の効果が相乗的に高められる。さらに、ペプチドを添加することで皮膚組織の若返り効果を相乗的に高めることができる。 【0019】 コンドロイチン硫酸Aは、コンドロイチン−4−硫酸とも呼ばれるグリコサミノグリカンであり、硫酸基を4位に有するものが多いコンドロイチン硫酸をさす。分子量は数千〜数万であるが、動物種・齢・組織の種類や部位によって鎖の長さや微細構造には様々な変化がある。 コンドロイチン硫酸Cは、コンドロイチン−6−硫酸とも呼ばれるグリコサミノグリカンであり、硫酸基を6位に有するものが多いコンドロイチン硫酸をさす。分子量は、コンドロイチン硫酸Bと同じである。 本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品に添加するコンドロイチン硫酸A及び/又はCは特に限定されないが、その抽出源は人間と同じ哺乳類が好ましく、哺乳類の中でも人間との組織和合性が高いとされる豚(Sus属)由来のものがより好ましい。 コンドロイチン硫酸A及び/又はCの配合量は特に限定されないが、ヒアルロン酸の重量1に対して、0.001〜100程度加えるのが好ましく、0.01〜50程度加えるのがより好ましく、0.05〜20程度加えるのがさらに好ましい。この理由は、ヒアルロン酸とコンドロイチン硫酸A及び/又はCの配合比率があまりにも異なると、コンドロイチン硫酸A及び/又はCが効率的に吸収されなくなると考えられるからである。さらに、人によっては、アレルギー反応が起き、肌に吹き出物ができることがあるからである。 【0020】 本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品に添加するペプチドの種類は特に限定されないが、アミノ酸の結合数が50000以下のもの、好ましくは5〜5000、より好ましくは5〜500、さらに好ましくは5〜50程度がよい。この理由は、アミノ酸の結合数があまりにも多いと、体内に吸収されない恐れがあるからであり、アミノ酸の結合数が少ないほど、吸収されやすいと考えられるからである。 ペプチドの抽出源は特に限定されないが、人間と同じ哺乳類が好ましく、哺乳類の中でも人間との組織和合性が高いとされる豚由来のものがより好ましい。あるいは、化学合成によって人間の組織に親和性の高いペプチドや、特別な効果を有するペプチドを合成して含有させてもよい。 添加するペプチドの量は特に限定されないが、ヒアルロン酸の重量1に対して、0.0001〜200程度加えるのが好ましく、0.001〜100程度加えるのがより好ましく、0.01〜50程度加えるのがさらに好ましい。この理由は、ヒアルロン酸とペプチドの配合比率があまりにも異なると、ペプチドが効率的に吸収されなくなると考えられるからである。さらに、人によっては、アレルギー反応が起き、肌に吹き出物ができることがあるからである。 【0021】 本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品に添加するヒアルロン酸、デルマタン硫酸、コンドロイチン硫酸A及びCは、それぞれ別の生物由来でもよく、合成されたものでもかまわないが、同一の哺乳類由来であることが好ましく、中でも人間との組織和合性が高いとされる豚(Sus属)由来のものがより好ましい。この理由は、同一の生物由来のヒアルロン酸、デルマタン硫酸、コンドロイチン硫酸A及びCは、分子間の親和性が高いと考えられ、ヒアルロン酸を介したデルマタン硫酸、コンドロイチン硫酸A及びCの吸収効率が高いと考えられるからである。 【0022】 本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品には、必須成分であるヒアルロン酸とデルマタン硫酸や、追加成分であるコンドロイチン硫酸A、コンドロイチン硫酸C、ペプチド以外に、健康食品に通常加えられる成分を添加することができる。添加できる成分の例としては、各種ビタミン類、コラーゲン、プロポリス、ローヤルゼリー、セルロース、糖類、クエン酸、植物抽出物、香料、保存料等が挙げられる。 【0023】 本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品の形態は特に限定されない。例としては、粉末、顆粒、カプセル剤、錠剤、液体等を挙げることができる。さらには、クッキー、ビスケット、ガム、キャンデー、麺類、飲料等の健康増進を目的とした食品に含有させることもできる。 【0024】 本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品全体に占めるヒアルロン酸、デルマタン硫酸及びその他の添加物の割合は特に限定されないが、健康食品全重量中0.0001〜90重量%程度、好ましくは0.001〜80重量%程度、より好ましくは0.01〜70重量%程度とする。尚、実際の健康食品全重量に占める割合は、食品の形態によって異なるが、含有量が0.0001重量%より少ないと、本件発明の効果が得られず、90重量%より多くても、それ以上の効果が望めないため好ましくない。 【0025】 以下、本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品が有する効果について、試験例をもとに解説する。 (ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品の有用性評価試験) 平成15年8月1日〜平成15年10月1日の2ヶ月間(夏の湿潤期から秋の乾燥期)、40〜50歳代の女性40名を対象に、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品の服用試験を行った。被験者は、他の健康食品を摂取しておらず、「肌にくすみがある」、「小じわができた」、「肌にはりがない」、「かかとの角質が厚い」等のトラブルを感じている人を対象とした。 試験用の健康食品は錠剤であり、300mgの錠剤を毎日、就寝前に3錠服用させた。尚、錠剤300mg中、ヒアルロン酸含有物とデルマタン硫酸含有物は、それぞれ5mgずつ含まれる。 【0026】 試験例1:皮膚水分量及び皮膚柔軟性評価 株式会社タニタ製の皮膚状態検査器具(商品名:ピエラ)を用いて、被験者の頬部と口辺部の皮膚水分量を測定した。皮膚水分量とは、一般的には「うるおい」とも表現される角質層における水分量のことであり、皮膚柔軟性とは、一般的には「ハリ」とも表現される肌の柔らかさ度合いのことである。 本試験に用いた皮膚状態検査器具は、性別、年齢、化粧の有無のデータをあらかじめ検査器具内のメモリーに記憶させ、その情報と、検査器具先端の触覚センサによって得た情報に基づき、皮膚水分量、皮膚柔軟性及び皮脂量のグラフと肌年齢を表示する。尚、皮脂量に関しては、本件発明の健康食品とは関係のない要素とみなし、結果からは除外した。結果の記録の際は、皮膚水分量と皮膚柔軟性のグラフの高さと肌年齢を読み取り、数値として記録した。測定は、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品の摂取前、開始1ヶ月後及び2ヵ月後に行った。 記録した数値は、健康食品の摂取前と開始1ヶ月後、健康食品の摂取前と2ヵ月後で比較し、肌年齢に関しては、肌年齢が実際の年齢よりも若くなった人数を「測定値が改善された人数」、実際の年齢よりも多くなった人数を「測定値が悪化した人数」、実際の年齢と同じだった人数を「測定値が変化しなかった人数」として頬部の結果を表1に、口辺部の結果を表2に示した。 【0027】 皮膚柔軟性と皮膚水分量に関しては、数値が増えていた人数を「測定値が改善された人数」、数値が減っていた人数を「測定値が悪化した人数」、数値が変化しなかった人数を「測定値が変化しなかった人数」として頬部の結果を表1に、口辺部の結果を表2に示した。 尚、本試験に用いた皮膚状態検査器具は、皮膚水分量及び/又は皮膚柔軟性が異常値を示した場合、測定不能となるため、健康食品の摂取前の測定では、測定値を記録できない場合があった。健康食品の摂取前の測定で測定不能となり、1ヶ月後及び2ヵ月後に測定値が得られた場合は、皮膚の状態が改善されたとみなした。 【0028】 【表1】
【0029】 【表2】
表1及び表2に示される結果から分かるように、頬部においては、開始1ヵ月後の時点で、肌年齢、柔軟性、水分量のいずれもの測定値において、改善された人数が過半数以上を占めた。開始2ヶ月後の時点では、被験者の95%が肌年齢の測定値において、被験者の90%が柔軟性の測定値において、被験者の97.5%が水分量の測定値において改善した。 同様に、口辺部においては、開始1ヵ月後の時点で、肌年齢、柔軟性、水分量のいずれもの測定値において、改善された人数が過半数以上を占めた。開始2ヶ月後の時点では、被験者の92.5%が肌年齢の測定値において、被験者の85%が柔軟性の測定値において、被験者の97.5%が水分量の測定値において改善した。 【0030】 このようにヒアルロン酸とデルマタン硫酸が組み合わさった場合、肌年齢を若返らすことができ、皮膚の柔軟性を高めることができ、皮膚の水分量を高めることができる。さらに、これらのデータからは、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸が組み合わさった場合、皮膚若返り剤や、皮膚組織柔軟化剤や、皮膚保湿剤としても機能することが分かる。 【0031】 試験例2:マウス表皮細胞培養実験 生後1日前後の昆明種マウスの表皮組織を約1cm2切り取り、蛋白質分解酵素で細胞を分離させた。無菌の滴管を使って、濾過した組織液を吸い上げ、1,000rpmで10分間遠心分離した。 上清を捨て、沈殿物用MEM培養液(20%Fesを含む)を取り、1%胎盤液を用いて観察を行った。表皮細胞の成長率が98%に達してから以下の実験を行った。 (実験) 培養瓶に0.2mlの細胞液を入れ、MEM培養液を10ml加えた後、5%CO2、37℃条件下で培養を開始した。この瓶に、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する物質を、1.4mg/ml、0.8mg/ml、0.5mg/ml、0.25mg/ml、0.125mg/ml、0.0625mg/ml、及び0mg/mlの濃度となるよう添加し、7日間、細胞成長状況を観察した。結果を表3に示す。 【0032】 【表3】
【0033】 表3に示された結果から明らかなように、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を組み合わせると、細胞の成長率が高まる傾向にある。細胞の成長率はヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する物質の濃度が高いほうがよい。この結果からは、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を組み合わせると、皮膚の新陳代謝を高めることができ、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を組み合わせた場合、新陳代謝促進剤としても機能することが分かる。 【0034】 試験例3:紫外線照射実験 昆明種マウス4匹(雄2、雌2)の背部を剃毛し、紫外線暴露表皮を形成した。毎日7時〜17時の間、30Wの紫外線を照射した。マウスを雄と雌のペア2組に分け、片方のペアにはヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する物質を1日、体重1kgあたり1920mg投与した。紫外線を7日間照射したあと、紫外線暴露表皮の断面写真を撮影した。結果を図1〜3に示す。 【0035】 図1はヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する物質を投与しなかったペアの紫外線暴露表皮の断面写真である。このペアの表皮は肥厚し、基礎物質不足により角質層の脱落が見られ、毛の新生力が失われ、皮膚は乾燥していた。 図2はヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する物質を投与したペアの紫外線暴露表皮の断面写真である。ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する物質を投与したペアでは、真皮と皮下組織が増加し、新生毛嚢に基礎物質が供給され、紫外線を照射しない場合(図3)に近い状態であった。 このように、本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品には、紫外線による肌へのダメージを軽減する効果がある。さらに、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を組み合わせることによって、皮膚紫外線傷害低減剤としても機能することが分かる。 【0036】 (ヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品に関するモニター調査) 男性20名、女性80名にモニター調査を行い、結果を表4にまとめた。 【0037】 【表4】
【0038】 表4から分かるように、本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品は、肌のくすみを消す効果、顔のシミを減らす効果、化粧のノリを良くする効果、小じわを減らす効果、目のまわりにハリを出す効果、吹き出物を消す効果、体全体に潤いを出す効果、爪の色を良くする効果、乾燥肌を治す効果、唇の荒れを治す効果、赤ら顔を改善する効果、肩こりを改善する効果、二日酔いになる回数を減らし、二日酔いになったとしても、回復を早める効果、冷え性を治す効果、キズの治りを早める効果、爪を強くする効果、腰痛を改善する効果、物忘れを減らす効果、かすみ目を改善する効果、関節の痛みを改善する効果、性器老衰症を改善する効果、生理痛を改善する効果、踵の角質を柔らかくする効果、疲労回復効果、若返り効果、便秘を治す効果、抜毛を減らす効果がある。さらに、この結果からは、ヒアルロン酸とデルマタン硫酸が組み合わさった場合、便秘症改善剤や、抜毛抑制剤としても機能することが分かる。 【0039】 表5は、「美容効果があるか」、「健康への効果があるか」との質問に対する回答人数を表にまとめたものである。 【0040】 【表5】
表5から分かるように、美容効果に関しては76人が効果を認めており、本件発明のヒアルロン酸とデルマタン硫酸を含有する健康食品が優れた効果を有することが実感として示されている。 【図面の簡単な説明】 【0041】 【図1】紫外線暴露表皮の断面写真である。 【図2】紫外線暴露表皮の断面写真である。 【図3】表皮の断面写真である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500353152 【氏名又は名称】株式会社メディカライズ 【住所又は居所】大阪府大阪市中央区島之内1丁目13番10号
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| 【出願日】 |
平成15年10月20日(2003.10.20) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082072 【弁理士】 【氏名又は名称】清原 義博
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| 【公開番号】 |
特開2005−46133(P2005−46133A) |
| 【公開日】 |
平成17年2月24日(2005.2.24) |
| 【出願番号】 |
特願2003−360048(P2003−360048) |
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