| 【発明の名称】 |
輪っぱ寿司 |
| 【発明者】 |
【氏名】桐谷 邦門
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| 【要約】 |
【課題】食するときには刃物を必要としなく、具を選んで食し得るためヘルシーであり個人の好みに応じうる輪っぱ寿司を提供する。
【解決手段】包装容器が身としての輪っぱと、上面に一対の押し桟を有する蓋と、身の下と蓋の上とにそれぞれ左右一対ずつ添えられる締め棒と、上下対の締め棒の両端を締めるゴム輪とからなり、輪っぱの中に、その中心を中心とする配列で数個の押す寿司が詰め込まれ、押す寿司については、防腐、殺菌、抗菌作用を有する食材としての葉っぱですし飯を具とともに包み、輪っぱの中に詰め込み重しで押し固められることにより、輪っぱの中心を頂点とする三角状にそれぞれ成形され、複数の押す寿司には相互に異なった具が添えられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 包装容器が身としての輪っぱと、上面に一対の押し桟を有する蓋と、身の下と蓋の上とにそれぞれ左右一対ずつ添えられる締め棒と、上下対の締め棒の両端を締めるゴム輪とからなり、輪っぱの中に、その中心を中心とする配列で数個の押す寿司が詰め込まれ、押す寿司については、防腐、殺菌、抗菌作用を有する食材としての葉っぱですし飯を具とともに包み、輪っぱの中に詰め込み重しで押し固められることにより、輪っぱの中心を頂点とする三角状にそれぞれ成形され、複数の押す寿司には相互に異なった具が添えられていることを特徴とする輪っぱ寿司。 【請求項2】 すし飯が、その中に味付けした生姜と/又は味付けしたシソの実またはホウキグサの実を入れて酢合わせしてあることを特徴とする請求項1記載の輪っぱ寿司。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、早寿司、押す寿司の一種として知られる富山の鱒寿司に包装形態が似ている輪っぱ寿司に関する。 【背景技術】 【0002】 飯や魚を自然発酵させてほのかな酸味を出す馴れ寿司では、作るのに時間が掛かるため、現在、寿司と言えば、飯に酢を混ぜてすし飯を作り、それに具を添える早寿司が一般的であるが、具体的には、具の種類、作り方などにおいて、極めて種類が多く、また、地方独特の寿司も多様に存在する。鱒寿司もその一つである。 【0003】 鱒寿司は、木の輪っぱの底に熊笹を放射状に敷き並べてからすし飯を詰め、すし飯の上に鱒肉のスライスを置いてから、外にはみ出ている熊笹を上に折り返し、蓋の上から重しを置いて熟成させて作られるもので、独特の風味があり富山の名産として全国に広く知られ、熊笹の葉が防腐作用を果たし日持ちが良いために、遠方へのお土産としても好評であり、また、輪っぱによる包装の形態から携帯や開封が便利であり、どこでも気軽に食べられるので、弁当としても人気が高い。 【0004】 包装形態については、後記する実施の形態で示すが、輪っぱに蓋がゴム輪で止められるているので、たとえ乱暴に取り扱われても中身がぎっしりと保持されている。しかも、食するときには、ゴム輪を外して容易に開封できる。こうして、蓋で開けられた上に熊笹が鱒肉の上に押し固めら、それに密着して防腐作用を果たしているので、それを一枚ずつ開いてから、包丁やナイフ等で中心を通る幾つかの切れ目を入れることにより、幾つかに切り出して三角状に切り取られ、残った熊笹の葉は、容器等とともに廃棄される。 【0005】 三角状の一片の寿司は、どこで切り取られても、すし飯の上に鱒肉のスライスがラミネートする二重構造であるので、強いて栄養的に見ればちらし寿司などから比べると片寄っていることになる。また、多人数で食するときには、公平に配分できるが一律となるので、各人の好みを考慮することはできなく、まして、食材から季節を知ることはできない。また、捨てられる熊笹の葉については、食することはできないが多くの滋養成分を含んでいることから、これを利用しないのが惜しまれる面もある。 【0006】 栄養的なバランスから見て、握り寿司、ちらし寿司が具の多様性からヘルシーであり、握り寿司では具の選択性もあるが、いずれも包装が単なる折り詰めとなることから、これを携帯性や保存性から見ると、鱒寿司に到底及ばない。また、海苔巻き寿司であると、多くの種類の具を入れてヘルシーとなるが、これもどこで切っても同じとなるので、多人数で分けるときには個人的な好みに応じることはできない。 【0007】 また、鱒寿司や海苔巻き寿司では、食するために分けるときに包丁やナイフなどの刃物が必要であり、それがないときには不都合であるという問題があった。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 この発明は、鱒寿司の包装の利点を採り入れることによって、携帯や保管、運搬などに耐える携帯性や保存性、開封性に優れ、しかも、食するときには刃物を必要としなく、具を選んで食し得るためヘルシーであり個人の好みに応じうる輪っぱ寿司を提供することを目的とした。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記の目的を達成するために、この発明は、包装容器が身としての輪っぱと、上面に一対の押し桟を有する蓋と、身の下と蓋の上とにそれぞれ左右一対ずつ添えられる締め棒と、上下対の締め棒の両端を締めるゴム輪とからなり、輪っぱの中に、その中心を中心とする配列で数個の押す寿司が詰め込まれ、押す寿司については、防腐、殺菌、抗菌作用を有する食材としての葉っぱですし飯を具とともに包み、輪っぱの中に詰め込み重しで押し固められることにより、輪っぱの中心を頂点とする三角状にそれぞれ成形され、複数の押す寿司には相互に異なった具が添えられていることを特徴とする輪っぱ寿司を提供するものである。 【0010】 輪っぱ寿司を上記のように構成したから、これを開封したときには、輪っぱに複数の押す寿司が並んで詰まっているので、刃物で切り取る必要がなく、葉っぱで包んである押す寿司をそのまま取り出して葉っぱのまま食し、押す寿司ごとに異なる具を味わうことができる。 【発明の効果】 【0011】 以上説明したように、この発明の輪っぱ寿司によれば、鱒寿司の包装の利点を採り入れることによって、携帯や保管、運搬などに耐える携帯性や保存性、開封性に優れていることはもちろんであるが、鱒寿司とは違って、複数の押す寿司が詰まっているので、食するときには刃物を必要としなく、また、押す寿司を包む葉っぱを食するばかりか具を選んで食し得るためヘルシーであり、また、多人数の場合、個人の好みにも応じうるという優れた効果がある。 【0012】 また、すし飯が、その中に味付けした生姜と/又は味付けしたシソの実またはホウキグサの実を入れて酢合わせしてあると、さらに風味がバラエティに富むことになる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 以下、図面に基づいてこの発明を実施するための最良の形態を説明する。 【0014】 図面は、一実施の形態を示したもので、その輪っぱ寿司は、包装容器Pにより幾つかの押す寿司S,S,・・が詰め込まれており、包装容器Pは、身としての輪っぱ1と、その上に嵌まり得る円形の蓋2と、上下それぞれ左右一対の締め棒3,3と、上下締め棒3,3の両端にそれぞれ掛けるゴム輪4,4とからなるもので、これは、一般的な鱒寿司と同じ形態である。 【0015】 輪っぱ1の中には、その中心とする周囲六等分に押す寿司S,S,・・が配列されているが、5等分ないし10等分程度というように幾つかに詰められる。したがって、それぞれがほゞ三角形の口にいれやすいお結び形となる。この形は、重しによって例えば一昼夜押し固められることにより、また、ゴム輪4,4による締めつけにより、型崩れしないよう確実に形成される。なお、重しや締めつけが効くように、蓋2には二本の押し桟5,5が固着されている。 【0016】 押す寿司Sは、すし飯7の上に具9を載せ、全体またはほゞ全体を葉っぱ11により被覆したものであるが、その葉っぱ11には食するものが使用される。詰め方については、最初から形を整えることは困難であるので、ほゞ三角のお結びの形状にこしらえてから、それを輪っぱ1の中に六等分の配列に入れ、そうしてから重しを掛けると、図2に示す如くほゞ三角形の均衡の取れた形状に整う。 【0017】 すし飯7の調理については、一般的な早寿司と同様であって、炊きあげた飯に熱いうちに酢を混ぜる。また、その際に、昆布を入れて炊くときは沸騰直前に取り出しておく。また、香りや風味をつけたいときは、例えば、柚子酢や柚子の皮をすし飯7に混ぜることもある。 【0018】 具9の種類については様々となり、これまでの一般的な寿司ネタを有効に使用できる。図3において、〆海老9a、〆さば9b、あなごの蒲焼9c、〆ます9d、子8持ち昆布9e、味付け卵9fとした。〆海老9aの回りにはホウキグサの実15が、〆さば9bの回りにはシソの実15がそれぞれ散りばめられ、また、あなごの蒲焼9cの回りにはさくらでんぷ16が、〆ます9dの回りにはレモンの皮17が散りばめられる。しかし、これらの実15やさくらでんぶ16、レモンの皮17は、酢合わせのときに混ぜ合わせても良い。 【0019】 卵9fについては、茹でた卵を半分にして、黄身を取り出して生じた窪みにイクラの卵10が詰められる。また、周囲に炒りゴマ12が散りばめられる。このように、基本的には、すし飯7の上に具9を載せるのであるが、一部の押す寿司Sにおいては、具9をすし飯7に混ぜたまぜ寿司やちらし寿司であってもこの発明の趣旨に反しないものとする。 【0020】 葉っぱ11は、食することができることのほかに、防腐性、殺菌ないし抗菌性を有するものであって、黒豆や大豆などの豆の葉、シソの葉などが好適に使用される。全部の押す寿司Sについて同じ種類の葉っぱ11を使用しても良いが、コンビネーションに異ならせて使用しても良い。また、一つの押す寿司Sにおいてもコンビネーションとすることもある。 【0021】 豆の葉については、熱湯で茹でてあく抜きをしてから、白醤油などの調味液に一晩漬けて味付けしたものを使用する。これは食物繊維が多くダイエットなどに適している。また、シソの葉については生のままで使用する。これは血液浄化作用がある。なお、豆の葉やシソの葉は、従来、唐がらし漬け、ニンニク漬けにして、酒の肴として食べていたので、このような調理を採り入れても良い。 【図面の簡単な説明】 【0022】 【図1】この発明の一実施の形態を示す一部切欠した輪っぱ寿司の斜視図である。 【図2】同輪っぱ寿司を開封して一部中身を取り出して示す斜視図である。 【図3】同輪っぱ寿司を開封して各押す寿司について切欠して示す平面図である。 【符号の説明】 【0023】 P 包装容器 S 押す寿司 1 輪っぱ 2 蓋 3 締め棒 4 ゴム輪 5 押し桟 7 すし飯 9,9a,9b,9c,9d,9e、9f 具 11 葉っぱ 13 生姜 15 実
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| 【出願人】 |
【識別番号】392013637 【氏名又は名称】桐谷 邦門
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| 【出願日】 |
平成15年7月30日(2003.7.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083127 【弁理士】 【氏名又は名称】恒田 勇
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| 【公開番号】 |
特開2005−46078(P2005−46078A) |
| 【公開日】 |
平成17年2月24日(2005.2.24) |
| 【出願番号】 |
特願2003−282295(P2003−282295) |
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