| 【発明の名称】 |
スポーツ用飲料 |
| 【発明者】 |
【氏名】村上 哲男
【氏名】金銅 俊二
【氏名】長谷川 豪宏
|
| 【要約】 |
【課題】脱塩梅酢液を用い、これにブドウ糖や果糖等の甘味料を加えることにより、梅酢の成分を有効に生かすことができ、飲用時の味覚を向上させると同時にスポーツ時の持久力を向上させる効果に優れ、梅酢の有効利用が図れるスポーツ用飲料を提供する。
【解決手段】梅干の製造過程において生じる梅酢を脱塩処理して得られた脱塩梅酢液に、ブドウ糖や果糖及び砂糖、その他の甘味料、必要に応じて果汁、ゲル化剤、PH 調整剤等を添加し、水で希釈してスポーツ用飲料とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 梅干の製造過程において生じる梅酢を脱塩処理して得られた脱塩梅酢液に甘味料を添加したスポーツ用飲料。 【請求項2】 梅干の製造過程において生じる梅酢を脱塩処理して得られた脱塩梅酢液に甘味料とゲル化剤を添加したスポーツ用飲料。 【請求項3】 上記脱塩梅酢液に水を加え、PH 調整剤でPH を3.8付近に調整した請求項1又は2に記載のスポーツ用飲料。 【請求項4】 上記甘味料が、ブドウ糖や果糖及び砂糖のような甘味料の単一又は複数の組み合わせである請求項1乃至3の何れかに記載のスポーツ用飲料。
|
【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 この発明は、梅干の製造過程において生じる梅酢を使用し、この梅酢を脱塩処理して得られた脱塩梅酢液に甘味料等の他の成分を添加して形成され、味覚がよくて飲用時に持久力の向上を図ることができるスポーツ用飲料に関する。 【0002】 【従来の技術】 近年、スポーツ時には、十分な水分の摂取が必要であると認識され、スポーツ用としての飲料が提案され、スポーツ用飲料(スポーツドリンク)として飲用されているものには、水にクエン酸等の酸味料やその他にミネラルを添加した無果汁のものが多く市販されている。 【0003】 また、スポーツ用ドリンクゼリー等の食品として飲用されているものにも、クエン酸等の酸味料やその他にミネラルを添加したものが市販されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 ところで、上記した従来のスポーツ用飲料は無果汁であり、また、従来のスポーツ用ドリンクゼリー等の食品においては、果汁を主原料とするものがなく、このため、従来のスポーツ用飲料及びスポーツ用ドリンクゼリー等の食品は、何れにおいても、飲用時の味覚がどうしても人工的なものとなり、成分的にもスポーツ時の持久力を向上させる効果の点で十分なものとはいえない。 【0005】 ここで、古来より健康食品として食用されてきた梅干は、青梅を水洗浄した後これを塩漬けすることによって製造されるが、青梅を塩漬けすると、浸透圧によって梅酢が滲出し、この梅酢の利用を図るために飲料の材料として利用することが考えられるが、梅酢は、梅の成分が滲出しているので栄養価が高いにもかかわらず、塩分濃度が高いため有効利用されることが少なく、大半が投棄されているのが現状である。 【0006】 そこで、この発明の課題は、脱塩処理することにより飲用可能とした梅酢を用い、これにブドウ糖や果糖等の甘味料を加えることにより、果汁である梅酢の成分を有効に生かすことができ、飲用時の味覚を向上させると同時にスポーツ時の持久力を向上させる効果に優れ、梅酢の有効利用が図れるスポーツ用飲料を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】 上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、梅干の製造過程において生じる梅酢を脱塩処理して得られた脱塩梅酢液に甘味料を添加した構成を採用したものである。 【0008】 また、請求項2の発明は、梅干の製造過程において生じる梅酢を脱塩処理して得られた脱塩梅酢液に甘味料とゲル化剤を添加した構成を採用したものである。 【0009】 上記脱塩梅酢液に水を加え、PH 調整剤でPH を3.8付近に調整したり、上記甘味料に、ブドウ糖や果糖及び砂糖のような甘味料の単一又は複数を組み合わせて選択するようにしてもよい。 【0010】 上記梅酢から脱塩梅酢液を得るための脱塩処理は、電気透析法等を用い、例えば塩分濃度を0.01〜3%程度の飲用可能な範囲に設定すると共に、この脱塩梅酢液に対する各甘味料、ゲル化剤、PH 調整剤、水は、飲用可能な性状と味覚が得られる範囲で適宜選択すればよく、一例として、脱塩梅酢液100mlにブドウ糖5g、果糖5g、砂糖35gを入れ、水で全体を500mlにし、炭酸ナトリウムや塩酸、クエン酸ナトリウム等でPH を3.8付近に調整すれば、飲用によって持久力を向上させるスポーツ用飲料が得られることになる。 【0011】 【発明の実施の形態】 以下、この発明の実施の形態を説明する。 【0012】 この発明のスポーツ用飲料(スポーツドリンク)は、梅干の製造過程において生じる梅酢を脱塩処理して得られた脱塩梅酢液に、甘味料とPH 調整剤、水、必要に応じて果汁やゲル化剤、クエン酸を添加することによって形成されたものである。 【0013】 上記梅酢の脱塩処理は、電気透析法等を用いて行い、脱塩梅酢液の食塩量としては、特に限定されるものではないが、1%付近が好ましく、希釈等の行為もあるため、例えば塩分濃度を0.01〜3%程度の飲用可能な範囲に設定すればよい。 【0014】 なお、梅酢の脱塩処理は、電気透析法以外に減圧法等の手法を採用してもよく、電気透析法と同様の脱塩梅酢液を得ることができるのは言うまでもない。 【0015】 この発明に使用した上記脱塩梅酢液の成分組成を表1と表2に示す。 【0016】 【表1】
【0017】 【表2】
【0018】 上記脱塩梅酢液に添加する甘味料としては、ブドウ糖や果糖、蜂蜜、砂糖等を挙げることができ、PH 調整剤としては、炭酸水素ナトリウム、塩酸、クエン酸ナトリウム等を用いることができる。 【0019】 上記脱塩梅酢液は、表1と表2のように、単独でもクエン酸、ブドウ糖、果糖を含んでいるが、脱塩梅酢液に別途、クエン酸、ブドウ糖、果糖を更に添加補充することにより、飲用可能な味覚の向上と、スポーツドリンクとしての効果の向上を図ることができ、それぞれの添加量としては、完成したスポーツ用飲料において、クエン酸は1.2w/v%付近(0.2〜6w/v%)、ブドウ糖は1w/v%付近(0.2〜10w/v%)、果糖は1w/v%付近(0〜10w/v%)となるように設定するのが好ましい。 【0020】 【実施例1】 梅酢を電気透析法により、塩を析出させて塩分濃度を0.01〜3%程度にまで下げた脱塩梅酢液を製造し、この脱塩梅酢液を100mlとし、これにブドウ糖5g、果糖5g、砂糖35gを加え、水で全体量を500mlにし、さらに、PH 調整剤でPH を3.8付近に調整して梅酢スポーツ用飲料を得た。 【0021】 【実施例2】 梅酢を電気透析法により、塩を析出させて塩分濃度を0.01〜3%程度にまで下げた脱塩梅酢液を製造し、この脱塩梅酢液を60mlとし、これに砂糖35g、レモン果汁等10mlを加え、水で全体量を500mlにし、さらに、PH 調整剤でPH を3.8付近に調整することにより、梅酢と果汁混合のスポーツ用飲料を得た。 【0022】 【実施例3】 梅酢を電気透析法により、塩を析出させて塩分濃度を0.01〜3%程度にまで下げた脱塩梅酢液を製造し、この脱塩梅酢液を100mlとし、これに砂糖70g、ブドウ糖5g、果糖5g及びゲル化剤5gを加え、水で全体量を200mlにし、さらに、PH 調整剤でPH を3.8付近に調整してゼリー状梅酢スポーツ用飲料を得た。 【0023】 【実施例4】 梅酢を電気透析法により、塩を析出させて塩分濃度を0.01〜3%程度にまで下げた脱塩梅酢液を製造し、この脱塩梅酢液を60mlとし、これに砂糖70g、ブドウ糖5g、果糖5g、レモン果汁等10g及びゲル化剤5gを加え、水で全体量を200mlにし、さらに、PH 調整剤でPH を3.8付近に調整することにより、梅酢と果汁混合のゼリー状スポーツ用飲料を得た。 【0024】 【実験例】 次に、この発明の梅酢スポーツ用飲料が持久力の向上効果があることを確認するために、ラットを用いて行った実験結果を説明する。 【0025】 〔実験動物と飼育方法〕 実験動物は、自家繁殖させた8週齡の雄性Wistarラットを用いた。これらのラットは、室温23°±1℃、湿度55±5%、明暗が12時間毎(明期7〜19時)に自動的に切り替え飼育室で飼育した。飼料は舟橋SP飼料(舟橋農場)を与え、飼育期間中、飼料と飲料水は自由摂取させた。 【0026】 〔遊泳装置〕 運動能力の評価は、発明者らが開発した水流系を利用した強制遊泳装置のリバープール法を使用した。この遊泳装置の概略を図1に示す。 遊泳装置は、長さ55×幅37×高さ60cmの透明なプラスチック枠を73cm3 の水槽内に固定し、水位55cm、水流28.3cm/secまで水を満たした。 【0027】 水温は28±1℃となるように調節した。装置の底部に送風用のビニール管を配置し、エアポンプにより空気を送った。空気はビニール管に開けた8箇所の噴出口(直径0.55mm)から吹き出し、装置の斜面をつたって矢印の方向に水流を生じる仕組みになっている。 【0028】 装置内は対流が起こっており、ラットは水流に巻き込まれないよう流れに逆らって遊泳し、運動を休止すると対流に巻き込まれて沈む強制遊泳装置となっている。これがリバープール法であり、疲労限界まで遊泳運動をさせた。 【0029】 〔遊泳限界時間の測定〕 遊泳限界時間に至るまでのラットの遊泳行動は、以下のような5段階の変化がみられる。 【0030】 (1)遊泳装置内にラットを入れると、初めは装置外に出ようとして潜ったり、飛び上がったりする探索行動を行う。 【0031】 (2)空気の吹き出し口付近で流れに逆らって泳ぐ。 【0032】 (3)疲労してくると、水流により後部まで押し流されるが、すぐに前進して空気の吹き出し口付近まで戻ってくる行動を繰り返す。 【0033】 (4)疲労の限界に近づくと対流に巻き込まれないように立ち泳ぎをおこなう。このとき、ラットの鼻は水面付近にあり、浮いたり沈んだりを繰り返す。 【0034】 (5)口から大きな泡をだして浮上のためもがき、自力での浮上が困難になった時点を疲労の限界点とし、それまでの時間をそのラットの遊泳限界時間とする。 【0035】 この指標に従い、ラットの遊泳限界までの時間を測定した。 【0036】 〔血中L−乳酸量の測定〕 全血2.0mlを蓋付遠沈管に入れ、氷冷0.6mol過塩素酸溶液4.0mlを加えて混和し、氷水中に静置(10min)した後、遠心分離(2500rpm、15min、2℃)した。 【0037】 上清3.0mlを取り、0.05%メチルオレンジ溶液0.01mlを加えた後、3molKOH溶液0.127mlを加えて中和した。 【0038】 15min氷冷後、0.2μmメンブランフィルター(ADVANTEC)で濾過し、濾液を測定用試料とした。 【0039】 測定は、市販キット(F−キットL−乳酸:ベーリンガー・マンハイム(株))で行った。 【0040】 〔組織グリコーゲン量の測定〕 組織に30%KOH溶液3mlを加え、沸騰水浴中で攪拌しながら加熱(100℃、20min)した。氷中で冷却後、飽和硫酸ナトリウム溶液0.3mlを加え、よく混和した。 【0041】 95%エタノール5mlを加えてグリコーゲンを抽出し、遠心分離(3000rpm、5min)を行った。 【0042】 沈殿物に蒸留水3mlを加え、これを加温(37℃)して溶解し、再び95%エタノール5mlを加え、遠心分離(3000rpm、5min)を行い、グリコーゲンを沈殿させた。 【0043】 沈殿物に1.2N−HCIlmlを加え、試験管をガラス玉で蓋をし、沸騰水浴中で加水分解した(100℃、2hrs)。 【0044】 氷中で冷却し、0.4N−NaOH3mlを加えて中和した後、遠心分離(3000rpm、5min)を行った。上清を2.0μmメンブランフィルター(ADVANTEC)で濾過し、試料とした。 【0045】 測定は、市販キット(グルコースCIIテストワコー:和光純薬工業(株))で測定した。 【0046】 〔統計処理〕 実験データは、平均値±標準偏差(mean±S.D.)で表した。結果は全て数値の等分散性を測定後、student’st ̄testによって、また、等分散性で示さなかったものについては、Welcch’st ̄testにより有意差を測定した。 【0047】 また、測定には、MUSCOT統計解析プログラム(YUKMS Co.)を使用し、p<0.05を有意差とした。 【0048】 〔ラットの運動能力に対する梅酢の影響1(クロスオーバー試験)〕 8週齢の雄性ラットを使用し、予備遊泳させたラットを疲労限界まで遊泳させた。遊泳限界時間により両群の運動能力を均等化させ、対照群と梅酢群の2群(n=5)に分けた。 【0049】 飼料は舟橋SP飼料を用い、飲用水は対照群に水道水、梅酢群には脱塩梅酢液を水道水で5倍に希釈したものを用いた。投与開始5週間目からは両群の飲料水を入れ替え、更に、5週間飼育した。 【0050】 実験期間中、1週間に1回遊泳限界まで遊泳させた。遊泳直後に尾静脈採血して乳酸量を測定した。 【0051】 試験終了後の9週間目に遊泳(10min)させた後、直ちにエーテル麻酔下で腹部大動脈から全血採血を行った。その後、肝臓、腓腹筋、長指伸筋、ヒラメ筋を摘出した。 【0052】 〔結果〕 梅酢を投与する前の遊泳時間は、30min前後であったが、対照群の遊泳時間は、1、2、3、4週間後も変動はみられなかったが、実験群では投与1週間目に遊泳時間が49.9±15.1minになり、有意な延長(p<0.05)がみられた。 【0053】 5週目で両群の飲料水を入れ替えると、遊泳時間の逆転がみられた(p<0.05)。この結果を図2に示す。 【0054】 運動後における血中乳酸量は、遊泳により著しく増加したが、梅酢投与2、4週間目のラットの遊泳後の乳酸値は、対照群に比べ梅酢群では低値であり、クロスオーバーを行った5週目でも有意に低値を示した(p<0.05)。この結果を図3に示す。 【0055】 クロスオーバー試験終了後の9週目に10minの遊泳を行い、その直後の血中乳酸量は対照群に比べ、梅酢群では有意に低値を示した。組織グリコーゲン量は、肝臓では梅酢群が対照群に比べ有意に高値であった(p<0.05)。この結果を図4に示す。 【0056】 〔運動負荷後の血中乳酸量及び組織グリコーゲン量に対する梅酢の影響〕 11週齢の雄性ラットを使用し、予備遊泳(10min)を2回行い、遊泳能力が均等になるように4群(n=3)に分けた。 【0057】 本遊泳(10min)させた直後、試料(梅酢原液、水、5%クエン酸、糖液(1%グリコース、フラクトース混液)をゾンゼで胃内投与3ml)し、2時間後の乳酸量の値は、対照群に比べ5%クエン酸群、糖群、梅酢群で低値を示し、特に、梅酢群は有意な差がみられた(p<0.05)。この結果を図5に示す。 【0058】 筋肉グリコーゲン量は、速筋の腓腹筋、長指伸筋で対照群に比べ梅酢群が高値を示した(p<0.05)。この結果を図6に示す。 【0059】 上記のように、梅酢ドリンクの投与により、ラットの遊泳時間は著しく延長し、血中の乳酸量は低値を示し、肝臓グリコーゲン量は高値を示した。 【0060】 また、遊泳直後の脱塩梅酢の投与により、血中乳酸量は減少し、速筋でのグリコーゲン回復が早まった。 【0061】 以上のことから、脱塩梅酢ドリンクによる運動能力の増進効果は、体内での乳酸の分解促進及び組織でのグリコーゲン合成効果の上昇によるものと考えられ、脱塩梅酢の投与により、遊泳時間は約2倍まで延長し、クロスオーバー試験でもこれを確認することができ、脱塩梅酢が運動能力の向上に有効であることがより確実なものとなった。 【0062】 〔ラットの運動能力に対する梅酢の影響2〕 8週齢の雄性ラットを使用し、1週間予備飼育した後、予備遊泳(10分間/2日)させた。3日後に疲労限界まで遊泳させ、遊泳限界時間により各群の運動能力を均しくなるように4群(n=6)に分けた。 【0063】 飼料は、対照群と梅酢群には舟橋SP飼料を、飲料水は対照群に水道水を、梅酢群は、脱塩梅酢試料を水道水で5倍に希釈したものを与え、10週齢からの5週間飼育した。その間、1週間に1回遊泳限界時間を測定した。 【0064】 投与7週目において、疲労限界まで遊泳させ、15分間休憩させた後、再び疲労限界まで遊泳させる操作を5回繰り返した。 【0065】 1回目に対する2、3、4、5回目の遊泳時間の割合を算出し、疲労困憊の指標とした。 【0066】 〔結果〕 体重は対照群、梅酢群とも正常な発育をした。梅酢を投与したラットの遊泳限界時間を図7と図8に示した。実験開始時の各群の遊泳時間は8.5minであったが、対照群の遊泳時間は1、2、3、4、5週間後も変動がみられなかった。 【0067】 梅酢群において、投与5週目において、15.3±6.2minになり、有意な延長(p<0.05)がみられた。 【0068】 反復遊泳時間の結果を図9と図10に示した。投与7週目において行った遊泳反復実験において、対照群では初回の遊泳時間に対し、2回目の遊泳時間は30%まで減少し、その後も徐々に低下した。 【0069】 ここで、脱塩梅酢液そのものは、味が濃密で直接人間の飲料として向かないが、この脱塩梅酢液をベースにして、各種甘味料やクエン酸、ゲル化剤、PH 調整剤、水等を添加し、味や風味を調整して飲用可能としたスポーツ用飲料とすれば、上記脱塩梅酢液の動物実験から明らかなように、脱塩梅酢液の使用でラットの持久力が向上したことは、当然ながら人間のスポーツ時における持久力向上に効果があることが判る。 【0070】 【発明の効果】 以上のように、この発明によると、脱塩梅酢液に甘味料を添加してスポーツ用飲料としたので、直接飲用が困難な脱塩梅酢液が飲用可能となり、脱塩梅酢液に含有されている成分が、エネルギー代謝に関与し、血中乳酸量を有意に低値にし、グリコーゲン合成効率の向上により、運動能力を増進してスポーツ時における持久力を向上させることができる。 【0071】 また、脱塩梅酢液に甘味料、ゲル化剤、PH 調整剤等を選択して添加することにより、味や風味、性状を自由に調整して飲用時の味覚を向上させることができ、梅干の製造過程において生じる梅酢をスポーツ用飲料の材料として有効利用が図れることになる。 【図面の簡単な説明】 【図1】水流系を利用した強制遊泳装置の構造を示す概略図 【図2】ラットの運動能力に対する梅酢の影響1における遊泳限界時間の推移を示す測定図 【図3】同梅酢投与ラットの乳酸量の変動を示す測定図 【図4】同運動後の代謝による梅酢投与の影響を示す測定図 【図5】同運動負荷後の乳酸に対する梅酢投与の影響を示す測定図 【図6】同運動負荷後の組織グリコーゲン量に対する梅酢の影響を示す測定図 【図7】ラットの運動能力に対する梅酢の影響2におけるラットの対照群と梅酢群の遊泳限界時間を示す測定図 【図8】同じくラットの対照群と梅酢群の遊泳限界時間を示す測定図 【図9】同じくラットの対照群と梅酢群の反復遊泳時間の変化を示す測定図 【図10】同じくラットの対照群と梅酢群の反復遊泳時間の変化を示す測定図
|
| 【出願人】 |
【識別番号】394015246 【氏名又は名称】チョーヤ梅酒株式会社
|
| 【出願日】 |
平成15年7月9日(2003.7.9) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074206 【弁理士】 【氏名又は名称】鎌田 文二
【識別番号】100084858 【弁理士】 【氏名又は名称】東尾 正博
【識別番号】100087538 【弁理士】 【氏名又は名称】鳥居 和久
|
| 【公開番号】 |
特開2005−27539(P2005−27539A) |
| 【公開日】 |
平成17年2月3日(2005.2.3) |
| 【出願番号】 |
特願2003−194528(P2003−194528) |
|