| 【発明の名称】 |
アロエベラゲル有用成分の濃縮法及び、低甘味度原料使用による新規アロエベラゲル食品の提供 |
| 【発明者】 |
【氏名】高野 克彦
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| 【要約】 |
【課題】新規アロエベラゲル食品の提供
【解決手段】天然のアロエベラゲルを減圧または真空乾燥装置により加工することにより、アロエベラゲルに含まれている有用成分を濃縮し、かつ加熱時間や加熱温度を減らすことにより酵素の破壊を最小限に止め、甘味の弱いモルトエキス、アロエベラの花の蜜もしくは未精製のサトウキビ汁を使用し、食品加工を行う。このようにして有用成分を豊富に含み、低甘味度で多量摂取が可能な天然のアロエベラゲル食品が得られる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 濃縮したアロエベラゲルを主原料とした食品 【請求項2】 モルトエキスを用いて製造した請求項1記載の食品 【請求項3】 アロエベラ花蜜、未精製のサトウキビ汁を用いて製造した請求項1、2記載の食品 【請求項4】 減圧もしくは真空下で濃縮したアロエベラゲルを用いて製造した上記請求項1、2、3記載の食品
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 本発明は野菜としては独特の臭いがあり、食感としてねばねばして食べにくいものであるアロエベラゲルを普段の食習慣の中でふんだんにかつ簡便に摂取しやすくした発明であり、アロエベラゲルを減圧または真空乾燥装置によりアロエベラゲルを濃縮して浸透圧を上昇させた物に更に糖類を加え加熱加工することにより、人体に必要な必須アミノ酸、必須脂肪酸、及び乳酸菌の栄養となる難消化性食物繊維を多く含む食品として優秀なアロエベラゲルの有用成分を濃縮させて効果を高め、なおかつ酵素の活性を失わずして製品加工することによりアロエベラゲルの摂取量を増やして、食事やおやつとしても簡便に食することが出来る方法。かつ通常では日持ちが効かないアロエベラゲル食品の防腐効果を高め、一般的に野菜としての認識が薄かったアロエベラゲルの新たな調理法方として食卓に普及させる方法である。 【0002】 【従来の技術】 従来のアロエベラゲルを利用した食品としてはゲル部分を細の目にして混ぜたヨーグルトや、細の目にしたゲル部分をゼラチンに閉じ込めたゼリーがデザートとしてある。ドリンクとしてはゲル部分を搾汁した100%アロエベラゲルジュースや数%の搾汁を配合した清涼飲料水が飲用されている。 【0003】 またアロエベラは野菜であるので、葉の外皮を剥いでゲル部分のみを取り出し、食べやすいように1口サイズに切り、そのまま、もしくはゴマダレに和えた料理や、食べやすいサイズに切ったゲルをてんぷらにしたもの、ゲルを細の目にしたものを揚げた、かき揚げ料理、ゲル部分を刺身状に引いたものを、もずくと和えるといった料理方法がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、従来のアロエベラゲルには以下のような欠点や問題点があった。 ▲1▼ヨーグルトやゼリーに使用されているアロエベラゲルの摂取方法は簡便であるが、栄養素としての摂取目的は希薄であり、栄養価に富んだアロエベラゲルを食品として簡便に多く摂取することが難しい。 ▲2▼ゲル部分を搾汁してジュースとして飲用されているが、ほとんどが数%ぐらいの配合で栄養素としてのアロエベラゲルはほとんど含まれておらず、100%のジュースも少数生産されているが、独特の腐敗臭のような臭いがあり飲みにくいため上記▲1▼同様に簡便に多く摂取することが難しい。 ▲3▼アロエベラゲルの特徴である、ムコ多糖がアロエベラゲルのねばりの元になり、調理しにくい。 ▲4▼▲3▼のような理由から、アロエベラゲルをメインとした料理のレパートリーが広がりにくく使用しにくいため、食品としての認知度が低い。 ▲5▼アロエベラゲルは他の野菜に比べ腐敗しやすいため、一度、皮を剥いたり、切り口をつけたりすると保存がほとんどきかず、調理したアロエベラ料理や、使用した原料がすぐに腐敗してしまうといった難点がある。 【0005】 【課題を解決するための手段】 そこで本発明者は上記課題を解決すべく、アロエベラゲルに含まれる有用成分を壊さないように減圧乾燥装置または、真空乾燥装置を用いて有用成分を濃縮したアロエベラゲルを食品加工することにより、防腐効果は浸透圧の高さで有効となり合成防腐剤を使用しない意味で、健康効果が高くかつ食卓で安心して扱かわれやすく、簡便に量を多く摂取できるように、アロエベラゲルを主基材とした食品を開発した。またアロエベラゲルに不足している単糖類の補助として、甘味の弱いモルトエキス、アロエベラの花の蜜もしくは未精製のサトウキビ汁を使用し、甘みを抑え食べやすくし、食べ過ぎで起こる、現代社会の問題である生活習慣病(糖尿病や高脂血症)にも配慮した天然のアロエベラゲル食品を開発した。 【0006】 具体的にはアロエベラゲルに含まる酵素などの有用成分は熱に弱く長い時間の加熱により破壊されてしまう。本発明品はアロエベラゲルを50〜70%、他の果物(イチゴやオレンジ等)を50〜30%の割合に配合してあらかじめミキシングしておき、加熱しながら(50〜60度)果肉をよく撹拌する。撹拌後、アロエベラゲルおよび果物の総量の1/2量程度の砂糖を加え加熱しながら(60〜70度)よくかき混ぜる。砂糖がすべて溶け若干粘度がでてきたら、ペースト状にしたビワの果肉、もしくはりんごの芯の部分(適量)、レモンの絞り汁やクエン酸などの有機酸(適量)及び先に加えた砂糖と同量のモルトエキスを加え、加熱しながら(70〜90度)よくかき混ぜる。再び同量のモルトエキスを加え加熱しながら(90〜100度)よくかき混ぜる。十分な粘度がでてきたら容器に入れ完成とする。(りんごの芯を使用した場合、芯を取り除いて容器に入れる)この方法を用いると、この系での総合の加熱時間が17分程度という短時間で食品加工ができるので、アロエベラゲルや他の果物中の酵素やビタミン等の有用成分をあまり破壊せず食品加工できる。 【0007】 また、アロエベラゲル100%で加工する方法として、上記の工程を減圧乾燥装置または、真空乾燥装置で行うことによりできる。アロエベラゲル100%果肉をミキシングしてよく撹拌する。撹拌後、アロエベラゲル果肉を減圧または真空乾燥装置に入れ、アロエベラゲル総量の1/2量程度の砂糖を加え減圧下で加熱しながら(30〜50度)よくかき混ぜる。砂糖がすべて溶け若干粘度がでてきたら、ペースト状にしたビワの果肉、もしくはりんごの芯の部分(適量)、レモンの絞り汁やクエン酸などの有機酸(適量)及び先に加えた砂糖と同量のモルトエキスを加え、加熱しながら(30〜40度)よくかき混ぜる。再び同量のモルトエキスを加え加熱しながら(30〜50度)よくかき混ぜる。十分な粘度がでてきたら、減圧または真空乾燥装置から取り出し容器に入れ完成とする。(りんごの芯を使用した場合、芯を取り除いて容器に入れる) この方法だとより低温かつ短時間で食品加工を行える。そのため酵素やビタミンなどの有効成分をほとんど壊さず、アロエベラゲル食品ができる。 【0008】 上記モルトエキスにアロエベラの花の蜜もしくは未精製のサトウキビ汁を加えても良い。アロエベラの花の蜜は糖度が高く、ビタミン、ミネラルを多く含んでいる。周知の通り糖類を多く含んでいるサトウキビ汁は未精製のものを使用したので、ポリフェノール等の有機酸も多く含んでいる。アロエベラの花の蜜はもちろん、日本有数のアロエベラの産地である沖縄県宮古島ではアロエベラ畑とサトウキビ畑が共存しているので相性もよく、有機酸や天然ミネラル分を多く含む甘味料として人体にとって有用であり食品の浸透圧を上げる手法に使用するに最適の糖を補助する食材である。 【0009】 アロエベラゲルを濃縮し、浸透圧を上げることにより全くと言って保存が効かなかったアロエベラゲルを長期的に保存できることから利便性が増す。さらに今までのデザートやジュース及び料理方法では少量のアロエベラゲルしか摂取できなかったが、本発明品のように加工することによって濃縮したアロエベラゲルを簡便に摂取することにより、少量しか摂取できていなかったアロエベラゲルの有用成分を効率よく、しかも多く摂取でき、サトウキビのポリフェノール等の有機酸も同時に摂取できるようになり栄養価があり健康によい食材を家庭に置くことも可能である。 【0010】 上記のアロエベラゲル100%物にイチゴやブルーベリーなどの果実をまぜることにより、アロエベラゲルのペクチンをベースにしたアロエベラゲル風味の新規な食品の開発も可能である。 【0011】 【実施例1】 葉先と付け根を切り落とし、外皮を取り除いた後、ゲル部分を水洗いした。アロエベラゲルとイチゴをミキシングした。ミキシングしたアロエベラゲルを180ccとミキシングしたイチゴ180ccを鍋に入れ、残った果肉をつぶすように加熱しながら(50〜60度2分程度)よく撹拌した。撹拌後、180gの砂糖を加え加熱しながらよくかき混ぜた(60〜70度5分程度)。砂糖がすべて溶け若干粘度がでてきたら、ペースト状にしたビワの果肉10cc、レモンの絞り汁4cc及び、モルトエキス180gを加え、加熱しながらよく撹拌した。(70〜90度5分程度)。再び180gのモルトエキスを加え加熱しながら(90〜100度5分程度)よくかき混ぜる。十分な粘度がでてきたら保存用の容器に移し完成とした。この系での加熱時間は17分位であった。 【0012】 【実施例2】 葉先と付け根を切り落とし、外皮を取り除いた後、ゲル部分を水洗いし、ゲル部分を適度にミキシングした。減圧乾燥装置にミキシングしたアロエベラゲル360cc、砂糖180gを加え減圧下で加熱しながらよく撹拌した(40〜50度4分程度)。砂糖がすべて溶け若干粘度がでてきたら、りんごの芯の部分2本、クエン酸4cc及び、モルトエキス180gを加え、加熱しながらよく撹拌した。(40〜50度5分程度)。再び180gのモルトエキスを加え加熱しながらよく撹拌した(9〜50度5分程度)。十分な粘度がでてきたら、減圧を止めてりんごの芯を取り除き、保存用の容器に移し完成とした。この系での加熱時間は(40〜50度)で14分位であった。 【0013】 【実施例3】 葉先と付け根を切り落とし、外皮を取り除いた後、ゲル部分を水洗いし、ゲル部分を適度にミキシングした。真空乾燥装置にミキシングしたアロエベラゲル360cc、砂糖180gを加え真空下で加熱しながらよく撹拌した(30〜35度2分程度)。砂糖がすべて溶け若干粘度がでてきたら、りんごの芯の部分2本、クエン酸4cc及び、モルトエキス180gを加え、加熱しながらよく撹拌した(30〜35度1分程度)。再び180gのモルトエキスを加え加熱しながらよく撹拌した(30〜35度1分程度)。十分な粘度がでてきたら、真空を止めてりんごの芯を取り除き、保存用の容器に移し完成とした。この系での加熱時間は(30〜35度)で5分位であった。 【0014】 【発明の効果】 実施例1より得られたイチゴとアロエベラゲルの本発明品は、短時間で加工を行ったので酵素やビタミンの破壊が少なく、アロエベラゲル及びイチゴの有用成分を濃縮した食品が出来上がった。また甘味度の弱いモルトエキスを使用したので、甘さをおさえたヘルシーな食品に仕上がったが、アロエベラゲルがイチゴの味を引き立てたため、実際の砂糖量より甘味を感じる食品に出来上がり、イチゴもアロエベラゲルの味を引き立てて、アロエ臭など気にせず、簡便に食べやすく多量の摂取ができる食品になった。上記実施例2より得られた本発明品は実施例1となんら遜色がなく、実施例1よりも有用成分が破壊されていなく、さらに上記実施例3では有用成分がほとんど破壊されていなく短時間でアロエベラゲルの風味を活かしたさっぱりした食品を作った。 実施例1,2,3とも長期の保存が可能になり、朝食になじみのあるジャムの代用にもなるので、濃縮されたビタミン、ミネラル及びポリフェノールなどの有用成分を多く含み栄養価の高い甘みをおさえた健康的で取り扱いやすい食品をよりいっそう簡便にかつ多量な摂取を可能にした。 本発明により、食品としての種類を増やし、アロエベラゲルの用途を広げることが可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】501471770 【氏名又は名称】有限会社バイオエナジー
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| 【出願日】 |
平成15年6月27日(2003.6.27) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2005−13195(P2005−13195A) |
| 【公開日】 |
平成17年1月20日(2005.1.20) |
| 【出願番号】 |
特願2003−205059(P2003−205059) |
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