| 【発明の名称】 |
具材入りスリ身ボール及びその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉田 久剛 【住所又は居所】宮城県仙台市若林区鶴代町6番65号 株式会社鐘崎内
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| 【要約】 |
【課題】魚肉、畜産肉などを混練してスリつぶしたスリ身を外皮とし、内部に具材を内包したスリ身ボールとする。
【解決手段】米飯のおにぎり、または芋類、かぼちゃなどの野菜、カキ、ホタテ、ウニ、イカ、タコなどの魚貝類の具材小片5の外側に魚肉、畜産肉、鶏肉類のスリ身を使用して部分的または全体に包囲被覆してスリ身ボールを作り、これをボイルしたり、蒸したりして加工処理し、更に、これを油で揚げて美味しいスリ身ボールとする構成である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 米飯または野菜、魚介類などの具材小片の外側に魚肉、畜産肉、鶏肉類のスリ身を部分的または全体に包囲被覆してなることを特徴とする具材入りスリ身ボール。 【請求項2】 半球状の型を多数配列した型材の半球型に魚肉、畜産肉、鶏肉類の練状スリ身を注入し、このスリ身の上から米飯または野菜、魚介類の具材小片を投げ入れて、更に、その表面に練状スリ身を被覆し、表面にスリ身層を形成した球状の成型物を前記半球型から型出したことを特徴とする具材入りスリ身ボールの製造方法。 【請求項3】 米飯及び野菜、魚介類の内包食材を移送する内包ホッパーと魚肉、畜産肉、鶏肉類の練状スリ身の外包食材を移送する外包ホッパーとを併設し、夫々の先端の移送スクリューから内包食材及び外包食材を繰り出し、両者の先端に配置した重合ノズルにおいて内包食材を外包食材で包み込んで形成した成型物を外部に移送することを特徴とする具材入りスリ身ボールの製造方法。 【請求項4】 表面に部分的または全体にスリ身を被覆した球状の前記スリ身ボールを加熱した油に浸漬して数分間揚げて加工処理したことを特徴とする請求項1に記載の具材入りスリ身ボール。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】 この発明は、肉類のスリ身を使用した魚・鶏肉または畜産肉の風味と内部の充填食材の風味とを備えたスリ身ボール及びその製造方法に関する。 【0002】 【従来の技術】 揚げボール、薩摩揚げや肉団子など球状の食品はそのおおきさから食べやすさから多くの食品が開発されて市販されている。一般的には板状のものが多いが、球状に形成したものもある。 また、ごぼうまきなど、スリ身の中に海苔、卵、野菜などを入れて巻物下者なども多く販売され、親しまれている。 【0003】 例えば、魚肉スリ身を所定形状に成型して板材に付着させ、これを加熱した油に浸漬して固化させ、表面のみに揚げ面を形成したさつま揚げが知られている(特許文献1)。 また、揚げ物の肉、野菜、餃子、ハム、佃煮などの具材の全部または一部表面に魚肉、畜肉等を擂り潰したスリ身を蛋白衣層として被覆した揚げ物が提案されている(特許文献2)。 【0004】 【特許文献1】特開平7−241183号公報 【特許文献2】特開平1号公報 【0005】 【発明が解決しようとする課題】 従来の揚げボールなどは手のひらで捏ねた手作業によって製造されるものであった。 また、特許文献1に記載のものは表面のみ揚げ色をした揚げ物であって中身の野菜食感が充分に発揮されていなかった。 【0006】 この発明の課題は、魚肉、畜産肉などを混練してスリつぶしたスリ身を加工し、おにぎり風の米飯を中身にしたもの、野菜、貝類等の食感を持つ揚げボールが洋風感覚に適し、子供にも外観から美味しさが伝わるスリ身ボールを提供することである。 この発明の課題は、従来にない米飯を中身に入れたスリ身ボールを提供することである。 この発明の他の課題は、魚風味、肉風味と他の野菜・貝類などの風味を兼ね備えたスリ身ボールを提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】 この発明の前記課題は、米飯または野菜、魚介類などの食材小片の外側に魚肉、畜産肉、鶏肉類のスリ身を部分的または全体に包囲被覆してなる具材入りスリ身ボールの構成によって達成できる。 【0008】 また、この発明の課題は、半球状の型を多数配列した型材の半球型に魚肉、畜産肉、鶏肉類の練状スリ身を注入し、このスリ身の上から米飯または野菜、魚介類の食材の小片を投げ入れて、更に、その表面に練状スリ身を被覆し、表面にスリ身層を形成した球状の成型物を前記半球型から型出する製造方法または、米飯及び野菜、魚介類の内包食材を移送する内包ホッパーと魚肉、畜産肉、鶏肉類の練状スリ身の外包食材を移送する外包ホッパーとを併設し、夫々の先端の移送スクリューからそれそれの食材を繰り出し、両者の先端に配置した重合ノズルにおいて内包食材を外包食材で包み込んだスリ身ボールを外部に移送する製造方法によって達成できる。 【0009】 この発明の前記課題は、表面に部分的または全体にスリ身を被覆した球状の前記スリ身ボールを加熱した油に浸漬して数分間揚げて加工処理したスリ身ボールの製造方法の構成によって達成できる。 【0010】 この発明のスリ身ボールは、米飯または好みの野菜や貝類などで形成したボールの表面の下側半球部分に、魚肉・畜産肉・鶏肉などの擂り潰したスリ身を被覆した型または全体を被覆した形になっているから、内面の米飯または野菜・貝類の食感に加えて魚肉、畜産肉、鶏肉などの肉類の風味があり美味しく食することができる。成型したスリ身ボールを蒸したり、ボイルして製品としても良いが、油で揚げて揚げボールとして製品にしてもよい。 【0011】 また、練状のスリ身を自動的に中空状に押出して、内部に米飯、野菜や貝類などの食材の小片を入れて、適当な大きさに裁断してスリ身ボールを製造し得ることができる。 更に、簡易なたこ焼き鍋のような鉄製の器にスリ身を流し込んで製造することができる。 【0012】 この発明の魚肉、畜産肉、鶏肉類の練状スリ身からなるスリ身ボールは、この成型したボールを加熱した油に浸漬して揚げ物風に形成して製造することができるので、美味しい米飯または野菜貝類入りの具材入りスリ身ボールを簡易に製造することができる。 【0013】 【発明の実施の形態】 以下、この発明に係る具材入りスリ身ボールについて図面に示す実施形態に基づいて説明する。 図1はこの発明具材入りスリ身ボールの製造方法の工程図である。図2はこの発明具材入りスリ身ボールのスリ身注入工程の説明図である。図3はこの発明半球型に食材を投入した状態の斜視図である。図4は本発明の具材として米飯を使用したスリ身ボールの断面図である。図5はスリ身ボールの実施の形態の揚げ工程の説明図である。図6は本発明スリ身ボールの製造に使用する実施形態の製造装置の概略図である。図7は図6の要部を示す概略説明図である。 【0014】 この発明の具材入りスリ身ボールに使用するスリ身について説明する。 エイ、鮫、たら、スケソウだら、グチ、ホッケ、鯛などの原料魚のスリ身またはこれらから製造された冷凍のスリ身を混練機により混練する。また、牛・豚の合挽きを混練りしてスリ身を製造する。 このようなスリ身に食塩などの調味料や甘味料、香辛料、品質改良材、増粘多糖類などを適当に添加して味付けを行なうことができる。 【0015】 この発明の具材入りスリ身ボールの製造方法について説明する。 魚肉などのスリ身1は液状ではなく、練り状にして、外包食材として外包ホッパーまたは絞り注入器2に入れる。他方、内包食材として、米飯、やかぼちゃ、芋などの野菜類、カキ、ホタテ、イカ、タコ、鮭の切身などの魚介類などを内包ホッパーに入れる。 【0016】 例えば、前述のスリ身1を成型器3の半球型4内に絞り注入器2により流し込む。次に、米飯、表面を洗浄した野菜や外側の殻を取り除いた貝類の中身の具材5の適当な大きさに裁断した半球型4のスリ身1内に投入し、更に、具材5の表面にスリ身1を被覆してこの成型器3の半球型4より型出しを行って具材入りスリ身1の被覆層が形成されスリ身ボールを製造する。 【0017】 また、特開2001−352960号公報に記載されるような内包材を外包材によって包み込む包あん機を使用して製造することができる。 例えば、図6に示すような内包材ホッパー6と外包材ホッパー7にそれぞれ具材5及びスリ身1を充填し、これらホッパーの下方に配置したスクリュー装置8,9から繰出し、重合ノズル10において具材5をスリ身1で被覆したスリ身ボールを製造する。 【0018】 このように形成した具材入りスリ身ボールを図5に示すように搬送用チェーン12に吊下げたかご器11にスリ身ボール1を入れて150〜180℃位の温度の揚げ油内を通過させてスリ身ボールの揚げ物を製造することができる。 【0019】 【実施例】 おにぎり製造機(商品名シャリロボット)によって米飯で、17gのおにぎりを作り、前記包あん機に外包ホッパーにスリ身を入れ、ノズルより送出しながらポケット状の袋を作り、この袋内に円盤型の凹部内に載置した前記おにぎりを落とし込み、包あんされた球状のスリ身ボールが作られる。これを温度80℃以上のお湯に入れてツラズヶをする。これを170℃の油で揚げて取り出し、油を切り、冷凍して包装する。 このようにして製造したスリ身ボールは、お稲荷のような食感で美味しく食することができる。 【0020】 この発明に使用するスリ身は魚肉に限ることなく、原料肉としては畜産肉、鶏肉などを使用することができる。これら原料肉のスリ身に調味料などの味付けにより内部の食材の風味を生かした揚げボールを製造できる。 【0021】 【発明の効果】 この発明の具材入りスリ身ボールは、中身の具材にマッチしたスリ身ボールであり、栄養価も高く、油で揚げることにより、食しやすい食品である。 また、スリ身の型を簡易に製造することができるばかりでなく、表面に貝類の中身が露出したものは、食感をそそる外観を呈する。 【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の具材入りスリ身ボールの製造方法の工程図である。 【図2】この発明のスリ身ボールのスリ身注入工程の説明図である。 【図3】この発明半球型に具材を投入した状態の斜視図である。 【図4】本発明の具材として米飯を使用したスリ身ボールの断面図である。 【図5】この発明具材入りスリ身ボールの揚げ工程説明図である。 【図6】本発明スリ身ボールの製造に使用する実施形態の製造装置の概略図である。 【図7】図6の製造装置の要部を示す概略説明図である。 【符号の説明】 1 スリ身 2 絞り注入器 3 成型器 4 半球型 5 貝材 6 内包材ホッパー 7 外包材ホッパー
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| 【出願人】 |
【識別番号】595018592 【氏名又は名称】株式会社鐘崎 【住所又は居所】仙台市若林区鶴代町6番65号
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| 【出願日】 |
平成15年6月25日(2003.6.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080698 【弁理士】 【氏名又は名称】小田 治親
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| 【公開番号】 |
特開2005−13064(P2005−13064A) |
| 【公開日】 |
平成17年1月20日(2005.1.20) |
| 【出願番号】 |
特願2003−181286(P2003−181286) |
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