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【発明の名称】 可食容器入り手持ちサラダ
【発明者】 【氏名】千葉 由紀子

【要約】 【課題】歩きながら又は自動車の中で、或いは公園のベンチ等で、手軽に容器ごと食べることができ、サラダの味を十分良好に保持し、かつ容器が食べやすさと強度とを保持したものであること。

【解決手段】原料の小麦粉、トウモロコシ粉、植物油脂、砂糖、ベーキングパウダー、乳化剤を各々適量に配合し、適量の水を加えて混練し、可食容器用の生地を作成して、上広がりのカップ状の容器を成形した。該容器の周側には多数の突条による菱形状の模様を形成し、容器内底部には格子状の区画壁を充填して非充填部を構成した。この容器をオーブンで焼き上げて可食容器1とし、その上部にサラダ2としてポテトサラダを盛りつけて可食容器入り手持ちサラダAを得た。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上端開口部に向けて拡大するカップ状で、底部から該上端開口部の近傍までが複数の区画壁によって多数の小空間に区画された非充填部となっており、かつ穀物粉を主原料として握っても潰れない程度の硬度に焼いて構成した可食容器と、その非充填部の上から上端開口部を越えて盛り上げるように配したサラダとからなる可食容器入り手持ちサラダ。
【請求項2】
前記可食容器をビスケット材料又はクッキー材料を原料として焼き上げた請求項1の可食容器入り手持ちサラダ。
【請求項3】
前記可食容器の周側に複数の補強用の突条を膨出させた請求項1又は2の可食容器入り手持ちサラダ。
【請求項4】
前記突条をネット状又は格子状に構成した請求項3の可食容器入り手持ちサラダ。
【請求項5】
前記非充填部に前記可食容器の周側から開口する調味料収納部を構成し、該調味料収納部にサラダ用の調味料を充填した調味料袋を収納させた請求項1、2、3又は4の可食容器入り手持ちサラダ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カップ状の可食容器に盛り付けたサラダであって、該可食容器を手に持って容器ごと食べることができるように構成した可食容器入り手持ちサラダに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、おやつとかお茶のとかと称して食されていた間食としては、各家庭で作成された自家製の種々の食品が利用され、これを主として家庭内で食べると云う形態での軽食事が取られていた。これは、朝昼晩の食事をその中間の時間に補う意味もあったであろうが、嗜好品的なものを取ることを楽しみ、或いは家族や友人若しくは近所の人々と共にお茶を飲みながら軽食を取り、会話を楽しむことにより、親睦を深める意味もあったものと思われる。
【0003】
近年、食生活を含む生活習慣の変化もあり、更に食品形態にも必ずしも家の中で食べるためとは云えず、箸も食器もないことを前提にしたような形態の食品も数多く提供されるようになり、前記のような形態の家庭内での軽食事は、上記のような食品形態の食品を利用することによって、そのような形態だけではなく、道を歩きながら、または自家用車の中で、或いは公園のベンチに座って食べるような形態のそれとしても行われるようになってきている。
【0004】
このような形態の食品としては、例えば、焼きそば、フライドポテト、ドーナツ、サンドイッチ、ソフトクリーム、ホットドッグ、フライドチキン等があり、これらの食品は、24時間若しくはこれに準ずる長い営業時間を持ったコンビニエンスストアやファーストフード店等で自由な時間に容易に入手し得、前記のように、従来は食事をする場とは思えなかった、様々な場で食べられるようになってきている。
【0005】
このような軽食品としては、以上のようなものが提供されているが、ダイエット等に気遣う多くの女性に人気のあるサラダには、そのように手軽に歩きながらも食べられるようなものは提供されていない。勿論、サラダはコンビニエンスストア等で多くの種類のそれが販売されてはいるが、それらはプラスチックケースに充填されているものが普通であり、殆どそれ以上のものではなく、これらはいずれも持ち歩きながら食することが前提にされているものではない。
【0006】
もっとも、可食容器に充填したサラダ類に関してもいくつかの提案はなされている。
【0007】
その第1例としては、卵、小麦粉、バター、膨張剤等を練合わせて焼上げたシュー皮と、前記シュー皮内部に充填されたサラダとを具備するシュー皮に包まれたサラダがある(特許文献1)。
第2例としては、中空状をなすシュー皮と、前記シュー皮の内部に詰められたサラダと、前記サラダの種類と同じ数の種類を有し、かつ前記シュー皮上に視認可能に設けられた可食性の添加材料とを具備するシュー皮に包まれたサラダがある(特許文献2)。
また第3例としては、可食皮と、該可食皮の中に詰められたサラダ材料またはサラダとからなる皮つきのサラダがある(特許文献3)。
【0008】
前記第1例のサラダは、前記のような構成であり、シュークリーム用のシュー皮の中にノズルを通じてポテトサラダなどのサラダを充填したもので、シュー皮に包まれたサラダを素手で食べられるようにしたものである。
【0009】
しかしこの例のサラダは、これ自体を手で持って屋外等でも食べられるようにした点で、優れた点は認められるが、シュー皮は、内部のサラダに比して密度が低く軟弱なものであるため、これを掴むと、すぐに潰れて直接サラダを掴むような感じになってしまう傾向があり、加えて、その中に充填したサラダ中の水分がこれに移動し易く、それ故、シュー皮が湿り気により更に脆弱化し、作成した直後しか、これをうまく掴んで食することができないものとなってしまう虞がある。
【0010】
他方で、またこのようにサラダ中の水分がシュー皮に移動する傾向があるため、サラダ自体がパサパサしたものになり、味わいを失ってしまう虞もある。
【0011】
またシュー皮中にサラダが隠れてしまっているため、目視によってサラダを楽しむことはできなくなってしまうものでもある。また外観からサラダの種類を判別することもできない。
【0012】
前記第2例は、前記第1例の改良であって、シュー皮の上部に孔を空けてシュー皮の中に詰められているサラダを目視で判別できるようにしたことと、上部の孔をスライスしたチーズで塞ぐようにし、その上にサラダの種類と同じ数の種類の添加材料を載せたものである。
【0013】
確かにシュー皮をこのような構造したことによって、シュー皮の中にどのようなサラダが入っているのかを目で確認することはできるが、目視によってサラダを楽しむことができないのには変わりがない。更に、シュー皮はその密度が小さく軟弱であるため、サラダを直接掴むような感じになること、忽ちサラダの水分がこれに移動して脆弱になり、作成直後しかこれをうまく掴んで食することができないこと等の問題は解消されていない。サラダの水分が失われやすい問題も解消されていない。
【0014】
前記第3例は、シュー皮を上皮と下皮との二つに分け、その下皮の中にサラダ材料又はサラダを詰めたもので、食べる時には、前者の場合には、上皮を外してマヨネーズやソースなどをかけて、再び上皮を被せて手づかみで食べられるようにし、後者の場合は、そのまま食べられるようにしたものである。
【0015】
この例のサラダは、予めサラダをシュー皮等の可食皮に充填した場合は、前記第1例及び第2例について述べたとのと全く同様の問題があり、サラダ材料を充填し、食べる直前にソース等をかけることとした場合は、乾燥材料を更に水分が移動しやすいシュー皮等の中に充填するため、該サラダ材料がより乾燥して萎れた状態になり、味わいを失いやすい問題がある。
【0016】
【特許文献1】
特開平8−84575号公報
【特許文献2】
特開平10−248537号公報
【特許文献3】
実開昭63−151786号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、サラダを盛り付ける器を用意したり、箸やフオーク等を使用することなく、歩きながら、自動車の中で走行中に、或いは公園のベンチ等で、手軽に食べることができる可食容器入り手持ちサラダであって、サラダの味を十分良好な状態に保持することができ、かつ十分な強度を保持した可食容器入り手持ちサラダを提供することを解決の課題とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の1は、上端開口部に向けて拡大するカップ状で、底部から該上端開口部の近傍までが複数の区画壁によって多数の小空間に区画された非充填部となっており、かつ穀物粉を主原料として握っても潰れない程度の硬度に焼いて構成した可食容器と、その非充填部の上から上端開口部を越えて盛り上げるように配したサラダとからなる可食容器入り手持ちサラダである。
【0019】
本発明の2は、本発明の1の可食容器入り手持ちサラダに於いて、前記可食容器をビスケット材料又はクッキー材料を原料として焼き上げたものである。
【0020】
本発明の3は、本発明の1又は2の可食容器入り手持ちサラダに於いて、前記可食容器の周側に複数の補強用の突条を膨出させたものである。
【0021】
本発明の4は、本発明の3の可食容器入り手持ちサラダに於いて、前記突条をネット状又は格子状に構成したものである。
【0022】
本発明の5は、本発明の可食容器入り手持ちサラダに於いて、前記非充填部に前記可食容器の周側から開口する調味料収納部を構成し、該調味料収納部にサラダ用の調味料を充填した調味料袋を収納させたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明は、基本的に、上端開口部に向けて拡大するカップ状の可食容器と、その上部開口部から盛り上がった状態に盛り付けたサラダとからなる可食容器入り手持ちサラダである。
【0024】
前記可食容器は、前記のように、上端開口部に向けて拡大する上広がりの容器であるが、更にその底部から前記上端開口部の近傍までが複数の区画壁によって多数の小空間に区画された非充填部となっているものでもあり、加えて、これ自体を小麦粉その他の穀物粉を主原料として握っても潰れない程度の硬度に焼いて構成したものである。
【0025】
前記可食容器は、その形状を、前記のように、上広がりに形成するべきであるが、これは、これによってその上部にサラダの盛り付け領域を確保する趣旨であり、その下部は手で握るのに適当な径とする趣旨である。
【0026】
前記非充填部は、これに盛るサラダがその中に充填されにくくなっている部分であるとの意味である。例えば、前記区画壁は平面から見て縦横にいわゆる格子状に構成することが可能であり、格子の隙間が若干あっても通常のサラダはその中に殆ど入り込まない。この非充填部は、前記可食容器を上げ底に構成して、一食分以上のサラダがその中に充填できないように、充填量を調整する役割と、該可食容器を物理的に補強する役割とを持つものである。
【0027】
前記穀物粉は、サラダと一緒に食べて違和感を感じない殆どのものを採用可能である。例えば、小麦粉、米粉、大豆粉、トウモロコシ粉等を自由に採用することができる。これらは、対応する若干の調味料等及び水を加えて混練し、前記形状に成形した上で焼き上げ、前記のように、握っても潰れない程度の硬度に構成することができる。
【0028】
前記サラダは、ポテトサラダ、明太子ポテトサラダ、ツナサラダ、アーモンドサラダ、カニサラダ、ハムサラダ、タマゴサラダ、マカロニサラダ、ゴボウサラダ、コーンサラダ、生野菜サラダ等、サラダ等を自由に採用することができる。前記可食容器の非充填部の上から上端開口部を越えて盛り上げるように配した際に流動したり、容易にこぼれ落ちたりしない程度の粘度乃至水分量に設定する。
【0029】
従って本発明の可食容器入り手持ちサラダによれば、その下部を握って野外で歩きながら、或いは公園のベンチで、または自動車その他の車両の中で、食器類や箸又はスプーン等を用意することなく、手軽にサラダを食べることができる、おしゃれでスマートな物となるものである
【0030】
しかもその容器は可食容器であるため、その全部が食べられるものであり、これを食べる際にゴミを発生させることもない。
【0031】
また前記可食容器は、適度な硬度を持っているため、これを握ってサラダを食べる際に、容易にこれが損傷を生じることもないので、安心して食べることができる。
【0032】
更にこの可食容器入り手持ちサラダによれば、サラダが上部に突出しているので、その種別が容易に認識し得、自分の希望のサラダを容易に選択できる。またサラダの様子を見て楽しみながら食べることもできる。
【0033】
前記可食容器を、穀物粉を主材とするビスケット材料又はクッキー材料を原料として焼き上げることも可能であり、この場合は、より具体的には、例えば、小麦粉、トウモロコシ粉、植物油脂、砂糖、ベーキングパウダー及び乳化剤等を適量ずつ合わせて混練し、得られた生地をその可食容器の形状に成形した上で焼き上げることができる。このように構成すると、サクサク感を有する可食性の容器とすることができ、多くのサラダは、このような容器で美味しく食べることができる。該可食容器には、その原材料に、サラダの味を引き立たせるための調味料や香料などを添加して焼き上げてもよい。
【0034】
前記可食容器の周側に複数の補強用の突条を膨出させると、外観的にも興味深いものになると共にその補強を図ることができ、サラダを保持したそれが一層損傷を生じにくいものとなる。該突条は、例えば、ネット状又は格子状に構成することが可能であり、このように構成すれば、全体が均一に補強され、外観もより一層興味深いものとなる。
【0035】
また前記非充填部に前記可食容器の周側から開口する調味料収納部を構成し、該調味料収納部にサラダ用の調味料、例えば、各種ソース、マヨネーズ又は香辛料等を充填した調味料袋を収納させることも可能であり、このように構成した場合には、これを食べようとする者が、その際に、該可食容器の周側から調味料袋を取り出し、これを必要に応じてサラダに添加して食べることができる。添加量を食べる者の好みに応じて決めることができるし、また食べる直前に添加することにより、新鮮さを維持することができる。
【0036】
この場合には、該可食容器の周側には同様の形状の薄紙を被覆しておき、これによって周側の開口部を閉じておくように構成するか、または周側の開口部を小さく容易に調味料袋が飛び出さないように構成しておくのが適当である。
【0037】
なお前記可食容器には、前記サラダの他に、おやつ等としてコーヒーや日本茶などと一緒に、手軽に食べる軽い食べ物(軽食品)を盛りつけて食べるようにすることも可能である。このような食べ物としては、比較的含有水分の少ない、例えば、焼きそば、パスタ、スパゲティ、フライドポテト、ボールドーナッツ等が挙げられる。
【0038】
またこの前記可食容器入り手持ちサラダは、これを持ち運ぶ際にはゴミや埃が付着しないように専用のケースの中に入れて安定した状態で運ぶようにすることが望ましい。例えば、透明なプラスチックス材料で蓋付きの箱体を構成し、その内部空間に保持棚を配し、該保持棚に前記手持ちサラダの可食容器の上部外径より小さめの受穴を適度の間隔で複数個開口しておき、該可食容器入り手持ちサラダを該箱体の保持棚に配して運ぶようにするのがよい。該手持ちサラダの可食容器を上記受穴に挿入配置して保持することにより、安定した状態とし、この状態で箱体ごとに運ぶようにするわけである。このようにすると持ち運ぶ際にケースの中を確認することができると共に、可食容器入り手持ちサラダが移動したり転倒したりする心配がなく、見た目の美しさを維持することができるので商品価値が低下しない。
【0039】
【実施例】
以下、本発明を実施例によって詳細に説明する。
【0040】
<実施例1>
原料の小麦粉、トウモロコシ粉、植物油脂、砂糖、ベーキングパウダー、乳化剤を各々適量に配合し、これに適量の水を加えて練り合わせ、可食容器用の生地を作成した。
【0041】
次いでこの生地を用いて、図1に示すように、上端開口部から下方に向けて途中まで僅かに下細りとなり、途中で段差をつけて急激に細くなると共に、更にその部位から僅かに下細りとなって底部に至るカップ状の容器に成形した。またその周側には幅1mm、高さ1mmの多数の突条を斜め交差状に形成して、菱形状の模様を形成し、容器内底部には、平面から見て格子状に形成した区画壁を充填結合した。相互の区画壁間の間隔は3mmとした。また該容器の上端開口部の外径は60mmとし、その全高は70mmとした。このように構成した容器をオーブンで焼き上げて可食容器1とした。
【0042】
この可食容器1に、図1に示すように、サラダ2としてポテトサラダを盛りつけて可食容器入り手持ちサラダAを得た。なお前記区画壁を充填した可食容器1の底部はサラダ2が充填されない非充填部となっている。
【0043】
<実施例2>
実施例1と同じ可食容器用の生地を用いて、図2に示すように、上端開口部から下端まで下細りとなるカップ状の容器に成形した。その側壁には幅1mm、高さ1mmの多数の突条を斜め交差状に形成して、菱形状の模様を形成し、容器内底部には、実施例1と同様の平面から見て格子状の区画壁を充填結合した。上端開口部の外径は70mmとし、高さは70mとした。このように構成した容器をオーブンで焼き上げて可食容器1とした。
【0044】
この可食容器1に、図2に示すように、サラダ2としてツナサラダを盛りつけて可食容器入り手持ちサラダBを得た。なお前記区画壁を充填した可食容器1の底部はサラダ2が充填されない非充填部となっている。
【0045】
<実施例3>
実施例1と同じ可食容器用の生地を用いて、図3に示すように、上端開口部は繰り返す波形3の形状に開くように構成し、該上端開口部から下方に向けて途中まで僅かに下細りとなり、途中で段差をつけて急激に細くなると共に、更にその部位から僅かに下細りとなって底部に至るカップ状の容器に成形した。またその周側には幅2mm、高さ2mmの多数の突条を縦横交差状に形成して、格子状の模様を形成し、容器内底部には、平面から見て格子状に形成した区画壁を充填結合した。相互の区画壁間の間隔は3mmとした。また該容器の上端開口部の外径は60mmとし、その全高は70mmとした。このように構成した容器をオーブンで焼き上げて可食容器1とした。
【0046】
この可食容器1に、図3に示すように、サラダ2としてアーモンドサラダを盛りつけて可食容器入り手持ちサラダCを得た。なお前記区画壁を充填した可食容器1の底部はサラダ2が充填されない非充填部となっている。
【0047】
<実施例4>
実施例1と同じ可食容器用の生地を用いて、図4に示すように、上端開口部は繰り返す波形3の形状に開くように構成し、該上端開口部から下方に向けて途中まで僅かに下細りとなり、途中で段差をつけて急激に細くなると共に、更にその部位から僅かに下細りとなって底部に至るカップ状の容器に成形した。またその周側には幅2mm、高さ2mmの多数の突条を縦横交差状に形成して、格子状の模様を形成し、容器内底部には、平面から見て格子状に形成した区画壁を充填結合した。相互の区画壁間の間隔は3mmとした。またこの区画壁には下部の一部に切欠を形成し、これを充填した容器内底部の一部に空隙を生じさせるようにし、この空隙に対応させて容器の周側部に小開口部5を形成した。該容器の上端開口部の外径は60mmとし、その全高は70mmとした。このように構成した容器をオーブンで焼き上げて可食容器1とした。
【0048】
その容器内底部の空隙に、図4に示すように、からしマヨネーズが入った調味料袋4を収納して可食容器入り手持ちサラダDを得た。なお前記区画壁を充填した可食容器1の底部はサラダ2が充填されない非充填部となっている。
【0049】
<実施例1〜実施例4で得た可食容器入りサラダの試食結果>
実施例1〜実施例3で得た可食容器入り手持ちサラダA〜Cを、それぞれ10人の20代の女性に公園を散歩しながら試食して貰ったところ、いずれの手持ちサラダについても全員が可食容器1の保持に不安を感じる等の問題はなく、かつ美味しく食べられたと云う回答があった。
【0050】
また実施例4の可食容器入り手持ちサラダDについても、10人の女性に公園を歩きながら試食して貰ったところ、可食容器の持ちやすさ等に関しては、全く同様の結果を得たが、底部の空隙に収納してあった調味料袋4については、これを取り出して、からしマヨネーズを自分の好みで添加することができたため、非常に好ましいという結論であった。
【0051】
【発明の効果】
本発明の1の可食容器入り手持ちサラダによれば、見た目の美しさを目視しながら、手に持ってかつ手を汚さずに容器ごと手軽に食べることができる。またおしゃれでスマートな感覚を保持しているので、道を散歩しながら食べたり、ドライブの途中で車の中で食べてたり、或いは公園のベンチに座って食べるなど好適な軽食品となる。
【0052】
また可食容器の底部内に区画壁による非充填部を構成したので、サラダを盛りつけた時に容器として適度の強度を維持すると共に、外観的には大きく盛り上げたように見えながらも盛り付け量を一食分に調整することができる。
【0053】
また盛り付ける器を用意したり、箸やフオークなどを使う必要がないので、手間がかからず、食べた後にゴミが出ないので好都合である。
【0054】
本発明の2の可食容器入り手持ちサラダによれば、サクサク感を有する可食性の容器とすることができ、多くのサラダは、このような容器で美味しく食べることができる。
【0055】
本発明の3の可食容器入り手持ちサラダによれば、可食容器の周側を十分補強することができたものである。
【0056】
本発明の4の可食容器入り手持ちサラダによれば、可食容器の周側を十分補強しながら美しい外観を獲得することができたものでもある。
【0057】
本発明の5の可食容器入り手持ちサラダによれば、各種ソース、マヨネーズ、香辛料等が入ったいずれかの調味料袋を収納できるので、利用者は好みに応じた調味料袋を提供者から得て、自分の好みにあったバラエティに富んだ味付けができるようになり、満足度が一層増すようにもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の可食容器入り手持ちサラダの斜視図。
【図2】実施例2の可食容器入り手持ちサラダの斜視図。
【図3】実施例3の可食容器入り手持ちサラダの斜視図。
【図4】実施例4の可食容器入り手持ちサラダの斜視図。
【符号の説明】
1 可食容器
2 サラダ
3 波形
4 調味料袋
5 小開口部
A 可食容器入り手持ちサラダ
B 可食容器入り手持ちサラダ
C 可食容器入り手持ちサラダ
D 可食容器入り手持ちサラダ
【出願人】 【識別番号】503230944
【氏名又は名称】千葉 由紀子
【出願日】 平成15年6月25日(2003.6.25)
【代理人】 【識別番号】100078879
【弁理士】
【氏名又は名称】木幡 行雄

【公開番号】 特開2005−13051(P2005−13051A)
【公開日】 平成17年1月20日(2005.1.20)
【出願番号】 特願2003−180434(P2003−180434)