| 【発明の名称】 |
微粉末化硬質繊維の飼料添加物およびその使用方法、ならびにそれらを使った製品とその製造方法。 |
| 【発明者】 |
【氏名】竹内 良直
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| 【要約】 |
【課題】ドッグフードにおいて、固い糞便が出るようにすることで、糞便量、便臭を低減。
【解決手段】100μm以下、好ましくは30μmの硬質食物繊維微粉末を、0.5%以上好ましくは、2%以上10%未満の割合でえさに添加し、または粉末をえさにふりかけて、犬に与える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 100μm以下に微粉化された硬質食物繊維によって、生体に固い糞便を排出させ、糞便量、便臭を低減させる、飼料および食品用添加物。 【請求項2】 100μm以下に微粉化された、硬質食物繊維を、飼料および食品に添加することで、硬い糞便を排出させ、糞便量、便臭を低減させる使用方法。 【請求項3】 100μm以下に微粉化された、硬質食物繊維を使用して作られた、ドッグフード、キャットフードなどの飼料やダイエット食品などの製品およびその製造方法。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、畜産、ペットフード分野における、便量、便臭の低減や、便質の改善などの技術に関する。 【発明の背景】 【0002】 犬やその他雑食獣の糞便は、本来ソフトクリーム位の固さが、健康上最良とされているが、例えばペット用の犬の場合、散歩中、路上に糞便をしてしまった場合等、便がやわらかいと地面に、こびりついてしまい、ふき取りに手間がかかるため、飼い主は、固い便を好む傾向にある。 したがって、便を固めることは、製品の販売上、非常に重要な問題であり、色々な試行錯誤がなされている。 ドッグフードに原料として、麦ふすま、籾殻、牧草など硬質の食物繊維を、一般に飼料用として農協等で販売されている粉末の状態で、すなわち、通常の製粉機や粉砕機で製粉し、添加した場合、犬の便は、軟らかくなる。 人において、便秘対策に食物繊維が使われるのと、同じ原理である。山羊やウサギなどの一部の草食動物は、硬質繊維を常食とするにもかかわらず、摂食量に対して糞便量が少なく、糞便は固い。 このことは、食物繊維の消化に関係し、すなわち、細胞壁を分解できるか否かにかかっていると考え、ならば、機械的に細胞壁を粉砕すれば一部の草食動物のように、便を固く出来るのではと考えた。 本発明者は、硬質繊維を、30μmの微粉末にしたものを添加した場合、便が固まり、便量、便臭が低減することを発見し、本発明に至った。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 ドッグフードにおいて、固い糞便が出るようにすることで、糞便量、便臭を低減。 【課題を解決するための手段】 【0004】 100μm以下、好ましくは30μmの硬質食物繊維微粉末を、原料に添加するか、または粉末をえさにふりかけて、0.5%以上好ましくは、2%以上8%未満の割合で添加し、犬に与える。 【発明の効果】 【0005】 便は、顕著に固まり、便量、便臭ともに低減する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0006】 繊維は、非常に微粉末化しづらいので、通常の製粉機では不可能であるため、30μmには、ホソカワミクロン(株)製 超微粉砕機パルベライザ− ACM−10A 、70μmには、MEINO製高速粉砕機 HS−10 等を使い微粉末にする。 【0007】 添加量は、質量比0.5%位から効果が出始めるが、2%を超えるあたりから、顕著になる、便を固める機序は、水分、油分、菌類の吸着と考えられ、また、自重の5から10倍も吸着するので、一定(約10%)以上の添加では、効果は変わらない。 【0008】 栄養分が吸着されることにより、栄養失調を起こす可能性もあるので、ドッグフード自体を、通常より高栄養にする必要がある。 特に油分は、15%くらいまで増やすことが望ましい。 【0009】 小麦等を製粉する通常の粉砕機では、ふすまなどの硬質繊維を、微粉砕できない、通常農協等でふすま粉末として販売されているものがそれであるが、粒子が500μmから数mmのものであり、100μm以下の微粉末にするには、高速粉砕機が必要で、さらに30μm以下にするには、上記のパルベライザーような特殊な装置を必要とする。 【実施例】 【0010】 20頭の犬を対象に飼養テストを行った。 添加材料は、農協で一般に小売されている大麦ふすま粉末を使用し、200μm、100μm、70μm、30μmの4種類の粉末に加工した。 犬に与えるドッグフードは、以下の成分と工程でドライフードを作成した。 成分:生肉28%、魚粉20%、玄米粉18%、生魚10%、蒸しさつまいも10%、大麦粉5%、コーングルテンミール3%、きな粉3%、ラード3% 工程:生肉、生魚は、ミートチョッパーで粗引きし、上記成分の材料全部と共にミキサーで混合する。 この際、4段階の粉末と売られているままの粉末の、計5種類を添加し、入っていないものとあわせて、6種類を製造した。 造粒するため、再度、ミートチョッパーで2mm穴、4mm穴の順に1回ずつ通し、うどん状に出てきたものを、105℃で4時間、数回攪拌しながら乾燥することで、乾燥粒(ドライフード)にした。 【0011】 1ヶ月間にわたって、各3%を添加した上記ドライフードを与え続けた場合の観察をした。 添加なし、および農協で販売状態の粉を添加したもの、200μm、100μm、70μm、30μmを添加の6種類を各2頭で実行。 添加なし、農協で販売状態の粉、200μmのグループでは、便の状態に大差はなく、ソフトクリームくらいの固さの便になった。 100μmのグループでは、少し水分が減ってボソッとしたような便になり、70μmのグループでは、より固くなり、30μmのグループでは、床に便の痕がほとんどつかないくらい固まった。添加翌日から変化が見られ、添加中1カ月間ずつと安定した効果が得らた。 【0012】 3日間毎に農協で販売状態の粉と30μmを3%添加したものとを、交互に与え、様子を観察した。 切り替えの効果は、翌朝には現れ、1カ月間軟硬を3日おきに繰り返した。 1回の便の途中から、固くなったり逆にやわらかくなったりすることから、作用機序は、直接的なものであり、体調をコントロールするものではない。 【0013】 30μmのものを、0から10.0%まで0.5%きざみで、2日毎に添加量を上げてゆき、糞便を観察した。 0.5%から効果が出始め、4%まで顕著に固まってゆく、その後8%くらいまで、より固く乾燥した感じにゆっくり変化し9%以上では、ほとんど変化しない。 3%から4%が、実用的な範囲と考えられる。 5頭のイングリッシュコッカーでテストしたが、どの犬も効果は見られたものの、固さや、便の艶など個体差があった為、犬種や元になるフードの種類によっては、添加量を調整する必要がある。 【0014】 粉末を犬に、そのまま与えた場合も、原料に添加した場合と全く効果は、変わらない。 【0015】 効果は、小麦ふすま、籾殻、牧草、わら、木屑等、雑食獣に消化できない硬質繊維であれば、同様の効果が得られる。 【0016】 上記以外でも、猫、ブタ、人においても効果があることを確かめており、他の雑食獣においても転用が可能である。 【0017】 油分を吸着するので、人において、ダイエット食品として、使用できる可能性がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】504254253 【氏名又は名称】有限会社スパット
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| 【出願日】 |
平成16年6月4日(2004.6.4) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2005−341949(P2005−341949A) |
| 【公開日】 |
平成17年12月15日(2005.12.15) |
| 【出願番号】 |
特願2004−196109(P2004−196109) |
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